森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

07/067月のヴィーナスラウンジはゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さん

2014/7/6 update
平原綾香さん&ゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さん

今日は、7月最初のヒーリング・ヴィーナスです。上半期の印象深い出来事はなんでしたか?平原さんにとって、印象深い出来事はやはり、ミュージカルに挑戦したことです。
『クリスティーヌ』からたくさん大事なことを教えてもらったと話してくれました。
下半期は、ヒーリング・ヴィーナスの公開収録を行いたいと思っています。リスナーの皆さんに直接会いたいと平原さんも張り切っていますので、楽しみに待っていてくださいね。

ヴィーナス・ラウンジのゲストはゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さん
今月のゲストはゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さんです。ゴスペラーズは今年、デビュー20周年を迎えるアニバーサリーイヤー!4週にわたって、根掘り葉掘り質問させていただく予定です!今日はゴスペラーズのヒストリーについてお伺いしました。

お2人にとって、どんな20年でしたか?
黒沢さん「あまり実感がないというか。メンバーチェンジして、すぐデビューだったんで、とにかくやることが多くて。最近やっとグループっぽくなってきたなという感じだよね。同じメンバーでアマチュアで何年もやっていて、満を持してメジャーデビューではなかったんです。学生時代、やってたメンバーが3人抜けちゃって、僕と村上しか残んなくて。一緒に歌ってたり、仲が良かった後輩を入れてという形だったんで。そうするとグループとしてはゼロなんですよ。いくら仲が良くて、セッションとかで歌ってたとしても。だから、これどうしよう、デビューしていいのかなというところぐらいからスタートなんです。」

安岡さん「グループ力というかお互いを知るというかですね、自分がどうだというのが基本にないといけないし、その上で相手がどうだというのがないといけない。自分がどうだというのを出せる力と相手がこうだから任せるという力は全く違う力で。相手がこうだから100%投げちゃうというのに時間がかかるよね。」

黒沢さん「こう来たからこう歌うかというのを考えずに出来るようになったのは、ここ1年くらい。はじめから完成してデビューしてたら、今の感じっていうのは絶対思わないで、思ったとしても微々たるところで本当、わかんないぐらいだったと思うんだけど、未完成だったことが良かったんだと思う。」

デビュー当時と20年後の今、変わったことは?この人変わったなというのはありますか?
黒沢さん「うちのリーダーはそんなにファルセッターじゃなかったんです。割とハイテナーだったんですよ。僕とそんなに変わらないぐらいのところをソウルフルに出すというタイプだったんです。高3のときから一緒に歌ってるけど、高いところはファルセットも何も俺が歌ってたから。あんなにファルセットが達者になるとは、デビューした時は思ってなかった。
もちろん、俺より地声がちょっと下で、ファルセットが俺よりうまいと思っていたんだけど。
彼はもともと野太いソウルミュージックが好きだったの。それがだんだんファルセットが好きになって、自分でも歌うようになり、今じゃもう、ゴスペラーズの裏声のサングラスの人になっちゃった。
そこは歌い手としてすごく変わったと思いますね。」

当時、みんなでこの人、このグループを目指そうというのは一致してたんですか?
安岡さん「それはなかったのが、大変だったし、良かったのかなと思いますね。大先輩にはラッツ&スターがいらっしゃったり、日本にもボーカルグループの歴史があることはわかったんだけど、時間が空きすぎてて、僕らの時代という意味だと、アメリカではBoyz II Menを筆頭として、雨後の竹の子という感じで、何十組いたんだろうね。」

黒沢さん「みんなうまかったね。毎週末、教会で歌っている人たちがいっぱい出てきたので」

安岡さん「グループ力って意味で、5年もすると10分の1ぐらいになっちゃった。うまい人はソロになって、今でも大歌手で、それはそれでいいと思うんだけど。僕らがデビューした頃、Boyz II MenがアメリカでNO1で、年も近いのに受け入れられ方が違った。僕らは5人いて、何で楽器持ってないんですか?全員ボーカルって意味を説明しなきゃいけなったから。そうすると、次のシングルはこうなんですっていう、曲ごとの話をする時間がもう残されてないわけ。説明するために、雑誌の取材なのに、路上で目の前で歌って、聴かせたことが何度もありました。僕らが5人歌っているというのを見てもらわないと、その人の中で、どうやって僕らが歌っているかわからないと。」

黒沢さん「苦悩もなにも、POPSグループのインタビューではなかったよね。今は楽になったよね。」

安岡さん「日本のボーカルグループ歴史として、リードボーカル担当は誰で、低い声が誰でっていうのがあるけど、僕らはそれさえもないから。」

20周年第一弾シングルとして『SING!!!!!』をリリースします。(ヒャダインさんプロデュース)詳しくはゴスペラーズのオフィシャルサイトをご覧ください。
来週はゴスペラーズにとって、切っては切れないアカペラについてお伺いします。
お楽しみに!

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