森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

04/06ヴィーナス・ラウンジのゲスト ヴァイオリニスト NAOTOさん

2014/4/6 update
平原綾香さん&NAOTOさん
日本屈指のヴァイオリニストがゲスト!

桜
TOKYO FMのスタジオから見える千鳥ヶ淵の桜。
今日でお花見も最後ですかね。

平原綾香のヒーリング・ヴィーナスは、この4月で9年目に入りました!
いつも聴いてくださっているリスナーの皆さん、森永乳業さん、本当にありがとうございます!これからも癒しのひとときを盛り上げていきたいと思っていますので、改めましてよろしくお願いいたします。

今月のヴィーナス・ラウンジのゲストはNAOTOさんです。
NAOTOさんはご存知のとおり、日本屈指のヴァイオリニストです。
ヴァイオリンについてはもちろん、4週にわたっていろいろなお話伺っていきます。
1週目はNAOTOさんとは切っても切れないヴァイオリンについて、深く掘り下げてお聞きします。2週目は音楽人生、ヒストリーについて、3週目はプライベート、そして、4週目はまだ詳しいことは言えないんですけど、ぜったい聴かなきゃ損しちゃうような内容になっています!

NAOTOさんにとって、ヴァイオリンはどんな存在になっていますか?
「僕にとってヴァイオリンは白米、白いご飯です。白米が出ない日はないじゃないですか?中華もカレーも、そして、和食も、ご飯におかずっていうパターンですよね。何にでも合うし、いつもあるので、こう聞かれるといつも『白米』って答えるようにしています。」

アメリカで、およそ6億円の価値があるというヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」が盗まれるというニュースがありましたね。自分がそうだったら…?
「そんなのいやです。考えられないです。想像しただけで、たぶん僕、死にたくなる(笑)
ストラディバリウスさんが作ったものがいま、誰が弾いているかというのは、みんな知っていると思います。盗んでも僕、あまり意味ないと思うんですよ。出所がわかっているわけだから、転売できないじゃないですか。転売したら、一発でつかまりますからね。ヴァイオリニストしか喜ばないんですよ。
ストラディバリウスは欠点がないんです。楽器製作者はみんな、ストラディバリウスを目指して作っていると思います。もうひとつガルネリデルジェスという毛色が違った同じぐらいのお値段のものがあるんですけど、どちらかにみんな向かおうとしているんだと思います。」

NAOTOさんとヴァイオリンの出逢いは?
「母親にヴァイオリンの発表会に連れていかれて、僕以外の人たちはヴァイオリンのケースを持っている。僕だけ持っていない。あの鞄みたいなヤツが欲しい!それがきっかけです。
始めたのは3つです。3つの頃から毎日ヴァイオリンを弾いているので、僕にとって、ご飯食べたり、歯を磨いたりするのと変わらないことなんです。ヴァイオリンというものがないイメージがないんです。”子供の頃は何になりたかったんですか?”と聞かれると、ヴァイオリニストとヴァイオリンの先生ぐらいしか出てこないんですよ。」

影響を受けたヴァイオリストは?
「小さい頃から、今でもヒーローなんですけど、イツァーク・パールマンというイスラエルの演奏家です。世界一ですね。甘いんですよ、音が。弾いている姿も顔も幸せいっぱいなんですよ。」

ヴァイオリンを学ぶ上で、これを弾きこなせたら一人前というような登竜門的な曲は?
「有名なのは、サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』がヴァイオリニストになったという感じじゃないですかね。僕、大阪出身なんですが、吉本新喜劇に桑原和男さんという俳優さんがいるんです。おばあさんの役をやる方で、”ごめんください!隣のうどん屋の桑原和子と申します!”というギャグがあって、”神様〜”って神様にものを頼んだ時に『ツィゴイネルワイゼン』が流れるんですよ。
それ以来、僕もう、人前で弾けないんですよ。イントロ聴いただけで、桑原さんの顔が出てくるから、笑って弾けないです。これ、大阪の方は『そうやで!そうやで!』って言うと思います。『ツィゴイネルワイゼン』っていう曲名知らない方、すごく多いと思いますよ。」


NAOTOさんの濃くて、深ーいヴァイオリンのお話、いかがでしたか?
NAOTOさんのライブ等の情報はオフィシャルサイトをご覧ください。来週もお楽しみに!