03/09顔晴る(がんばる)〜東日本大震災から、もうすぐ3年
あーやママさんお手製のスパムおにぎり!
実は平原さん、すごい体験をしてきました。『昭憲皇太后百年祭記念 昭憲皇太后基金チャリティ 明治神宮境内奉納演奏』と題しまして、3月5日に明治神宮外拝殿で奉納演奏をしました。外拝殿での歌手としての歌奉納は初となります。カメラが入ったのも初になるそうで、本当に貴重な体験をしました。
神様の前で7曲歌わせていただきました。『明日』、『あいのうた』、『ふるさと』、『I Dreamed a Dream 』、『翼』、『Jupiter 』、『 What I am -未来の私へ- 』を歌いました。5日は冷たい雨が降っていました。いろいろな心配があったんですが、奉納演奏をする頃には月や星空が出ていて、雨が境内を濡らして湖みたいに綺麗でした。拝殿が石畳に反射して映って、とても幻想的でした。特に緊張したのはMCです。歌奉納なので、神様に向かって歌を歌い、MCも神様に向かってお話します。神様にMCするのも初めてのことだったので、とても緊張したそう。歌の終わりに今までに感じたことのない、フワ〜っとした風が吹き抜けました。風となって神様が答えてくれたんだと思っていたら、宮司さんも同じことをおっしゃっていていたとのこと。
この演奏は、次世代カメラ4K対応のカメラで撮影されていました。いつか皆さんに観ていただける機会が作れるように、実行委員会の方が検討してくださっているそうです。楽しみにしていてくださいね!
東日本大震災から、もうすぐ3年
東日本大震災から、もうすぐ3年です。平原さんが石巻の学生の子たちと『Jupiter 』や『威風堂々』、『おひさま〜大切なあなたへ』をコラボした時、絶対にみんなに忘れてほしくないと言っていたそうです。でも、みんな明るく振る舞おうとしていて、そこに強さを感じました。
『あいのうた』という曲は、石巻のあるお母さんと出会って、歌詞が生まれました。そのお母さんは、震災で息子さんを2人亡くされています。コンサートに来てくれて、笑顔で、でも、泣きながら、息子にサインをくださいと、そして、”がんばってね”と励ましの言葉をくださったそうです。今日はこの『あいのうた』をアカペラで歌いました。震災から3年が経とうとしています。3年の想いをぎゅっと歌に込めてお送りしました。
当たり前のことなんてひとつもないんだなということを震災を通して、気づかせてもらいました。ごはんが食べられること、お風呂に入れること、愛する人がそばにいること、ふるさとがあること、そして、心から歌えることも当たり前じゃないんだなと感じました。これからも復興というのが続いて行くと思います。まだふるさとに帰れなくて、悲しんでいる人もたくさんいます。
「歌でできる限りのメッセージを伝えていきたいですし、元気になりたいなという時に、その人が好きな時に聴けるというのが歌のいいところです。みんなが求めた時にすぐに心が温まるような作品を作っていきたいなと思っています。」と今の気持ちを話してくれました。
『がんばる』は、平原さんが恩師から教えてもらった、大切な言葉です。
このがんばるとは『頑張る』ではなく、『顔晴る』と書きます。顔晴れ晴れと、心晴れやかに、がんばろうという意味です。どうか皆さんも笑顔で、顔晴っていただけたらと思います。これからも一緒に歩んでいきましょう。