11/10マンスリーゲスト “野菜の魔術師”こと、食育シェフ 神保佳永さん
11月25日に行われる公開収録イベントですが、いよいよ本日、11月10日(日)締め切りです。三味線の吉田兄弟をお招きします。コラボも聴けちゃいますよ。まだの方は今すぐエントリーしてくださいね。ご応募お待ちしています!
平原さんとハワイドリームツアーに行った皆さんから、メッセージをたくさんいただきました。
平原さんは「みんなが親戚みたい」と思ったそうですが、ファンの皆さんも同じだったようですね。
ファンの皆さんからサプライズでいただいた、10周年のバースデーケーキ、とっても嬉しかったそうですよ。ハワイならではのお土産話もたくさんしてくれました。ジャンバ・ジュースの大ファンの平原さん。ジャンパ・ジュースは外国には当たり前のようにある、スムージーのチェーン店なんですが、日本には未上陸。あまりにもファンなので、世界中のジャンバ・ジュースのメニューを集め、HAWAIIと書いてある、カップも買って帰ってきたそうです。
平原さんオススメの「チャンキーストロベリートッパー」、海外に行くチャンスがあったら、ぜひトライしてみては?
“野菜の魔術師”こと、食育シェフ 神保佳永さん
今月の「ヴィーナス・ラウンジ」のゲストは、“野菜の魔術師”こと、食育シェフとしても活躍中の神保佳永さんです。平原さん、2008年の国際映画祭で料理を振舞っていた神保さんとお会いしております。
「お久しぶりです!」と和やかに会話が進みます。神保さんがどんなシェフなのか、ご紹介しますね。
調理師専門学校を卒業後、ヨーロッパで修行を積み、2002年に帰国。
その後、ホテルの総料理長などを経て、2010年6月には、東京・南青山にイタリアンレストラン「HATAKE AOYAMA」をオープン。自ら総料理長をされています。
神保さんには、今週から3週にわたって、野菜のこと、食育のこと、そして、東京・青山にある神保さんのお店のことなど、いろいろ伺います。もちろん、平原さんがいつも大好きだと言っているあの野菜についても、いろいろ教えてもらう予定です!
神保さんがシェフになったきっかけは?
「父がずっと料理人をしておりまして、長男に生まれたので、黙っていても家を継がないといけないという状況でした。うちの家系はおじいちゃんが漁師、父はイタリア料理のシェフ、父の弟がパン屋さん、農家、母親の弟が割烹料理、その両家系の長男なので、僕は料理人になるだろうと全員が思っていました。抵抗は散々しました(笑)僕が中学校、高校の頃、親と取っ組み合いになるぐらいの大抵抗をしました。もともとは教員になりたかったですが、長男だからということもあり、神保家というものが代々受け継がれていかないと思ったので、腹をくくり、イヤイヤながら料理人になったのが経緯です・・・。」
野菜にこだわり始めたのは?
「たくさん聞かれるんですが、野菜が好きになったのは20代後半からです。もともと野菜は大嫌いでした。ヨーロッパで高級なフレンチレストランやイタリアンレストランで修行して、高級なものがすべてだとずっと思っていたんですけど、ただ自分でレストランやる時に高級路線はなかなかできない。
おいしさをどう表現していくかってことで、ベースになる素材が大事だと。それが野菜だったんですね。それまではトマトなんて赤けりゃいいとか、ニンジンなんて、FAXで注文して来たものがニンジンだと思っていたんですけど、そうじゃなかったんです。
ちゃんと自分で見極めて、農家さんの顔が見えて、声が聞けるような野菜の方が料理が非常においしくなっていくんですよ。」
シェフとしての活動に留まらず、食育にも力を入れていて、都内の小学校で授業を行ったりしているんですよね?
「教員になりたかった夢がちょっと叶っています。当時、料理人になりたくないという思いは、家に父親や母親がいないんですよ。夏休み、冬休みにどこにも連れてってもらえず、休み明けに友達がくれるお土産、嬉しいんだけど、返せるものがなくて。それが悔しくて料理人になんかなるものか!と反抗としていました。教員になりたい夢を捨て、料理人になった今、食育の現場に携われて、少しながらも夢が叶いました。諦めちゃいけないとそこで感じましたね。」
トマト大好きなんですが、簡単に作れるレシピがあったら、教えてください。
「トマトってたくさん種類があるじゃないですか?甘くておいしいフルーツトマト、一般的に皆さんが食べている桃太郎、ファーストトマトなど中玉のもの、ミニトマト、ミディトマトなど数え切れないほどのトマトが日本全国にあります。一般的に中玉のトマトに関しては、1回湯剥きをしてください。オリーブオイルとお塩、そこにちょっとバルサミコをかけていただくと、簡単イタリアンですね。
僕、トマト大嫌いだったんですが、今は大好きです。おいしくないところを知っているから、おいしいところを見極められる。おいしくないのは、おいしくないとはっきり言っちゃいます。」
来週は旬の野菜を使ったとっておきのレシピを教えていただきます。お楽しみに!