07/03ヴィーナス・ラウンジ 覚 和歌子さん【1】
覚さんと平原さんのお洋服が
二人ともビタミンカラー!
見ているだけで元気が出ますね。
暑くなってきましたね!休みが取れたらハワイに行きたい!という平原さん。
皆さんはどういう夏を過ごす予定ですか?
本日のヴィーナス・ラウンジは詩人であり、作詞家の覚 和歌子さん
覚さんとは約2年ぶりの再会です。
実は、平原さんはデビュー前から覚さんのファンでした。
「いのちの名前」という作品が大好き。「千と千尋の神隠し」の中で流れている
「あの夏へ」という曲があり、探してみたら歌詞付のものがありました。
歌詞を見たら、すごく良くて、カラオケでも時々歌っているくらい、大のお気に入り!
その曲の作詞を手がけたのが、覚さんでした。
平原さんと覚さんとの直接の出会いは、2008年1月にリリースしたシングル「星つむぎの歌」がきっかけです。宇宙飛行士の土井隆雄さんが、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」打ち上げの
1便目に搭乗するのに合わせ、その応援歌として贈った曲です。
覚さんがつむいだ最初の句に、一般公募したフレーズをつむいでいく、
“宇宙連詩 山梨版”というスタイルで完成したものです。
覚さんが選定・補作しながら大切につむいだ詩に、財津和夫さんが曲をつけてくださいました。たくさんの人の想いが詰まったこの曲、ライブでも定番になっていますよね。
改めて、覚さんにとって、「星つむぎの歌」はどんな存在なんでしょうか?
「作ってから一人歩きしてくれる、長いスパンで歌っていただける曲になったかなと思います。人間ってご縁とかめぐり合わせとか、見えないところで結びついている生命体なんだけど、そのこと普段、意識してないじゃないですか。歌を一行ずつ、空の星を見ながらつなげていくといくことで、つながっているということを意識していただくという企画だったんですよね。」
印象に残っているエピソードは?
「3行目のフレーズかな?いいなと思っていたら、綾香ちゃんもその感じわかると言ってくれたんだよね。星を見上げるという姿勢と歌を歌うっていう心持ちがとても似ているって指摘してくれて、やっぱりそうなんだと思ったのを覚えています。」
2行目のフレーズもいいですよね。
「空を見ていると、遠い故郷を見ているような懐かしい感じがする人は多いと思うんだけど、それはなぜでしょう?ってみんなに問いかけたんだよね。
僕らの昨日があるっていうことは、何万年、何億光年分の時間をかけて、今、私たちに届いている。発した時はすごく昔なんだよね。だから、私たちの過去がちゃんとあるから、そこで懐かしいんだというひとつの答えをいただいた気がして、素敵なフレーズだなと思って、2行目に選んだの。中学1年生の女の子がくれたフレーズだったと思う。その後、自分で詩集を出したんだって。そういう風に発展していってくれるのは嬉しいよね。」
「東日本大震災の後に、この番組宛に『被災地の皆さんにぜひ届けてください』とリクエストがたくさんあって、改めてこの歌を歌うとみんなひとりじゃない、つながっているし、悲しい時にこの歌を思い出して、今だからこそ、聞きたい、歌いたいとそんなふうに思いました。」
と平原さんもおっしゃっていて、「星つむぎの歌」のパワーを改めて感じていらっしゃるようでした。
「癒し」「ヒーリング」について、伺ってみたいと思います。
覚さんはどんなふうに癒されていますか?
「小さく疲れた時はお香をたいて、私、地下室で寝ているんですが、地下室で呼吸法を延々とやる。ダメかもという時は、森の中に逃げます。仕事場から離れるって大事だと思うんですね。特急電車に乗って、1時間半とか2時間かけてそこに森があるっていうことがとても大事だと思うんです。そこで3日ダラダラしているとたいてい、元気になります。」
歌詞を書いていて、煮詰まったときどうしたらいいですか?
「大抵煮詰まるよね。煮詰まることは大事だと思う。煮詰まって、乗り越えたところに永遠が待っているという感じなんだよね。とことんまで煮詰まることも大事だけど、ストレスも溜まってくるから、ちょっと気分転換に散歩します。駅前まで行って帰ってくる15分で気分転換ができたりします。」
詩を書くときに、必要なものは?
「たったひとつ!それは締め切りです!締め切りはね、私に詩を書かせてくれるんですよ。締め切りと手に手を取り合って、生きていくのが人生。」
まだまだお伺いしたいことたくさんあるのですが、
この続きはまた来週!お楽しみに!