森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

08/01今月はクラシックをPICK UP

2010/8/1 update
平原綾香さん
Wカップは終わっちゃいましたが・・・
ブブセラを吹く平原さん。

今日から8月です。新世界ツアーも前半が終わりました。
「毎回毎回どんどん楽しくなってきて、早く舞台に立ちたいと思っています。ちょっとでも癒される時間になればいいなと思っています。」
平原さん、本当にライブを楽しみにしています。「早く皆に会いたいな〜」って、おっしゃっています。
本番前にカバーしているクラシックの原曲を聴くようにしているそうです。落ち着くし、いつもたくさんの生きるヒントをもらっているとのこと。

サッカーWカップで大活躍を見せた日本の守護神、GKの川島選手も南アフリカで過ごしていた夜、ドビュッシーの曲を聴いていたそうです。あのプレッシャーを支えたクラシック!
実はまだ知られていない、癒し効果があるんです。私たちも参考にして、イライラや不安を解消して、穏やかな気持ちで仕事や勉強を頑張りたいですね。
今月は、皆さんによりクラシックを知ってもらい、平原さんのライブを楽しんでもらえるようにクラシックの魅力をお伝えしていきます。

「ソルヴェイグの歌」
原曲は、グリーグの「ペール・ギュント」組曲より「ソルヴェイグの歌」です。
「ペール・ギュント」は、ノルウェーの伝説に登場する人物で、実在の人物がモデル。ペール・ギュントは奔放な性格で、故郷にソルヴェイグという恋人がいました。彼女に僕のことをずっと待っているんだよと言って、世界を旅してしまいました。いろいろな場所で彼女を作りましたが、無一文になって、帰ってきました。最後は故郷のソルヴェイグの元で息を引き取るという物語。

平原さんコメント
「この曲を聴いた時、すごいインパクトがあって、何度聴いても新しいメロディー、グリーグのメロディーのセンスに圧倒されました。マイナーなのに、急にメジャーコードに行ったり、不思議な曲なんです。
ペールギュントの話も知らないし、歌詞がついているということも知らなかったんですね。ストリングスのオーケストラバージョンを聴いていて、これを歌ったらおもしろいなと調べたら、いろいろな方がカバーしていました。
物語を読んで、大好きな人を待ち続けるという思いが、最初はうまく理解できなくて。
自分を愛してくれる人がいいなと思うのね。ソルヴェイグみたいに待てないと思ったの。私は報われない思いだったら、自分にとって良くないとか、未来を見すぎて怖くなって、その思いを止めてしまうかもしれない。けれど、ソルヴェイグは心に正直で白髪になって、おばあちゃんになっても待ち続けた。
私が男性だったら、こんな自分を思い続けてくれる女性がいたら、幸せだろうなと思ったわけです。
ソルヴェイグの思いを歌詞にしました。私バージョンの『ソルヴェイグの歌』もぜひ聴いて下さい。」

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