06/14宇宙の専門家 阪本成一先生ゲスト!
ゲストは阪本成一先生!
さまざまな宇宙の疑問に答えて下さいました。
リスナーの皆さんの中から5名様にプレゼント!
平原さんとも縁が深い、宇宙。宇宙について、あれこれ不思議なこと、知りたいこと、たくさんありますよね!そんな疑問、質問にJAXA 宇宙航空開発機構 教授 阪本成一先生をゲストにお迎えし、お答えいただきました。
阪本先生は、天文学者で宇宙の研究をしているのですが、わかったことを皆さんに、できるだけわかりやすくお伝えする仕事もなさっているそう。テレビやラジオに出たり、子供向けの講演会などもしています。
さっそく平原さんから、阪本先生に質問
■「宇宙の広がりはどこまで続いているのでしょうか?限りはあるんですか?」
―「天文学者を殺す3の質問というのがあって、これはそのひとつなんですね。実は。(笑)
果てがあるかと言われると、果てがない。広がっているんですよね。僕らから見ることができる範囲というのは果てがある。137億光年です。何でこれが果てになっているかというと、僕らが目にしているのは光です。光のスピードは、無限に速く飛べるのではなくて、ある1秒間に30万キロという、決まったスピードで飛んでますから、遠くの方を見ようとすると、昔、出た光が、ようやく、僕らのところに辿りついているということなんですよ。太陽から出た光は、8分間かけて、僕らのところに辿りつくわけです。
太陽の場合は近いですけど、もっと遠くの銀河からだと、それがもう少し長くかかるんです。
僕らが一番遠くまで見られるとしたら、宇宙が出来た時の光が、宇宙が出来てから137億年経っている、そこが、僕らが見ることができる、果てなんですよね。その先にはまだ宇宙がある。
宇宙が光のスピードより早く広がったので、これまで見えなかった光がようやく見えるようになっているんです。逆に、なくなってしまった星の光を見ている可能性もあり得ますね。
一種のタイムマシーンで、遠くの宇宙を見ることで、宇宙の昔を知ることができる。それが、天文学者の仕事です。」
■「地球上から見る月は同じ場所しか見てないんですよね?」
―「僕らが見ている月の面って、ウサギに見えたり、カニに見えたり、いろいろしますよね。
裏側は地球上からは見えないんです。月が地球の周りを回っている間に月自体も、一回転しちゃうので、月の下側しか見ることができないんです。
逆側は自分の目でないけれども、月周回衛星「かぐや」のハイビジョンカメラで見ることが、できます。
何の模様があると思いますか?(平原さんのお答え「・・・カメ?」)
逆側はなんの模様もないんですよ。重力で地球にひっぱられていることで、偏りができたのか、それとも、もともと偏りがあったのか、よくわからないんですよ。」
■「皆既日食について教えてください!」
―「日食というのは、どういうものかというと、太陽と地球の間に月が入り込んでしまって、太陽が隠れてしまうことです。
それがすっぽり隠れてしまって、真っ暗になる、これが、皆既日食です。
月は小さく、場所を選ぶので、たまたま、今年の7月22日、日本の国内、鹿児島県の南の方の島で見られます。こういったことはそうあることではなくて、日本国内の陸地で見られるのは、実は46年ぶりなんです。見逃してしまうと、次は、26年後です。」
「先生の言葉って、深くて、面白くて、楽しかったよね。どうやら火星への移住は不可能らしい。」
平原さんもますます興味津々です。みんなが考えているのとちょっと違うよ。って話をして下さるそうですよ。
聞けば聞くほど、知りたくなる宇宙の世界。来週も阪本成一先生にお越しいただき、より深〜く、平原さんとトークして下さいます。お楽しみに!!
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