02/03谷原章介さんと映画『メリー・ポピンズ リターンズ』について語り合いました!
2019/2/3 update
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな音楽の世界を辿らせていただきます。今週のゲストは谷原章介さんです。
谷原さんには、MCをされている『うたコン』という音楽番組で、お世話になっているそうです。俳優、司会など、多岐にわたってご活躍されていますが、今回は、日本版の吹き替えでご一緒させていただいた映画『メリー・ポピンズ リターンズ』についてを中心にお話を伺いました。
まずは、チェックしそびれている方のために、ストーリーなど、おさらいです。
この作品は、魔法の使える家庭教師メリー・ポピンズと、ロンドンに住むバンクス家の人々の交流を描いたパメラ・L・トラヴァースの小説を基にした1964年公開の映画『メリー・ポピンズ』の続編。
『リターンズ』では、前作から25年後の世界で大人になったバンクス家の長男マイケルの前に再び、メリー・ポピンズが現れ、ちょっと“上から目線”でエレガントな彼女の魔法によって、ピンチに陥っていた家族が希望を取り戻し、更なる困難に立ち向かって行く様子が描かれています。平原さんは、エミリー・ブラントさん演じる魔法使いのメリー・ポピンズを、谷原さんは、ベン・ウィショーさん演じるマイケル・バンクスを担当しています。
「メリーと一緒のシーンは楽しいところたくさんあるじゃないですか?海に潜ったり、舞台を観に行ったり。本当に夢の世界のようですが、マイケルは現実。しかも狼のように、自分たちが住んでいる家を狙っている人たちと相対する。マイケルって、悩んでいたり、苦しんでいたり、辛いシーンばかりなんです。メリーから大事なものをたくさんもらって、元気になっている子供たちと時々会うと、マイケルはペースを乱さないでくれ、そんなことやめてくれと諌めたりするシーンがあります。」
「本当にそうです。もっとはっきりしゃべった方がよかったかなと思うくらい。マイケルというキャラクターは柔らかくて、ちょっと控えめな感じなんですけど、メリーと再会して、子供たちのことで、いろんなことで意見がぶつかり、だんだん強くなっていって、自信を持っていく。昔、メリーが教えてくれた大事なものを思い出すんです。」
「実際に採用になったバージョンと、練習でいろんなバージョンがありまして。もっと台詞っぽさが強いものもあったり。でも、それをもっと歌にしようかとやっていくと、だんだん音がわからなくなってきて。日本語のはめ方で、英語だと音が違うんだけど、日本語だとこう変えないと単語としておかしくなっちゃうとか。英語だとだいたいワンワードで行けるじゃないですか?日本語だと、言葉が2音に別れるが難しいですよね。」
「いっぱいありますけどね〜。子供たちと家族愛を確かめ合うシーンがあるんですけど、自分でやりながら、僕はちょっとウルっときてしまいましたね。あと、ずっと後半の方なんですが、メリーがすごく寂しそうな顔をするんですよ。マイケルもジェーンもそれぞれパートナーを見つけ、マイケルは子供たちと絆を確かめ合うというのがあるんですけど、結局1人のメリーが寂しそうな顔をするシーンがあるんですよ。あそこいい!メリーは強い女性で、みんなのためにいろいろやっている人じゃないですか?それがあの瞬間だけ、自分自身の女の顔になったんです。そこのね、平原さんの声、素晴らしかった。全体、いいですけど!歌が素晴らしいのはもちろん、わかっていたんですけど、お芝居の台詞があんなに素敵だなんて思わなくて。舞台のメリー・ポピンズをやっていたからというのもあると思うんですけど、素晴らしい!」
「すでにやっている人に合わせるって、ミュージカルやっているだけに逆に難しい面もあったんですか?」
「決してキンキンしてなくて、すごく落ち着いた聴きやすい声ですね。平原さんも上も出ますが、下も幅広く出るじゃないですか?とても素敵でした。」
平原さんも谷原さんも、「吹き替え版、ぜひ観ていただきたいですね」とおっしゃっていました。谷原さん曰く、「吹き替え版は言葉がすっと入ってくるじゃないですか?細かな表情もしっかり見られるので、物語の世界に入っていきやすいと思います。お子様だけでなく、僕ら大人でもそうなので、吹き替え版も楽しんでいただけたら」とのこと。ぜひ映画館に足を運んでくださいね。
来週も谷原章介さんをお迎えして、『メリー・ポピンズ リターンズ』について、語っていただきます。お楽しみに。
(今日のゲスト、谷原章介さんのその他の活動情報については、オフィシャルサイトをご覧ください。)
皆さんからのメッセージをご紹介♪
たくさんのリスナーの皆さんから現在公演中のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』の感想をいただいています。ありがとうございます!
その一部をご紹介いたします。
「以前公開収録の時に読んでもらったメールに、“今ならあの頃より心を強くもって観劇できそう”と書きました。20歳の頃より少し大人になったということですかね?終わってからも余韻がすごくて観劇できてよかった…!と思いました。」
平原さん
「毎日、クリスティーヌを脱いでいるの。終わった後に、“今日も1日ありがとうございました”って、リラックマみたいなイメージ。まるでチャックがついた全身タイツを脱ぐようにして、お空に返すの(笑)“はい、ありがとう”みたいな。そうじゃないと感情移入しちゃうんだよね。息子のグスタフを顔を撫でるシーンがあるじゃない?私より背の低い人と会ったりすると、初対面の人でも、顔を触っちゃうの。“あ〜!すみませんでした〜!”って感じになっちゃうの。誰に対しても母の愛?ちょっと変だよね。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!「アナタにとって○○な曲」のリクエストも大歓迎です。例えば・・・、大切な曲や癒される曲、元気が出る曲や泣ける曲、初めてCDを買った曲、カラオケで良く歌う曲、結婚式でかけたい曲など、○○に当てはまるキーワードは、何でもOKです!
谷原さんには、MCをされている『うたコン』という音楽番組で、お世話になっているそうです。俳優、司会など、多岐にわたってご活躍されていますが、今回は、日本版の吹き替えでご一緒させていただいた映画『メリー・ポピンズ リターンズ』についてを中心にお話を伺いました。
まずは、チェックしそびれている方のために、ストーリーなど、おさらいです。
この作品は、魔法の使える家庭教師メリー・ポピンズと、ロンドンに住むバンクス家の人々の交流を描いたパメラ・L・トラヴァースの小説を基にした1964年公開の映画『メリー・ポピンズ』の続編。
『リターンズ』では、前作から25年後の世界で大人になったバンクス家の長男マイケルの前に再び、メリー・ポピンズが現れ、ちょっと“上から目線”でエレガントな彼女の魔法によって、ピンチに陥っていた家族が希望を取り戻し、更なる困難に立ち向かって行く様子が描かれています。平原さんは、エミリー・ブラントさん演じる魔法使いのメリー・ポピンズを、谷原さんは、ベン・ウィショーさん演じるマイケル・バンクスを担当しています。
前作の魅力を引き継いで、また新たな作品が生まれたような気がしたんですが、マイケル・バンクスを演じてどうでしたか?
「メリーと一緒のシーンは楽しいところたくさんあるじゃないですか?海に潜ったり、舞台を観に行ったり。本当に夢の世界のようですが、マイケルは現実。しかも狼のように、自分たちが住んでいる家を狙っている人たちと相対する。マイケルって、悩んでいたり、苦しんでいたり、辛いシーンばかりなんです。メリーから大事なものをたくさんもらって、元気になっている子供たちと時々会うと、マイケルはペースを乱さないでくれ、そんなことやめてくれと諌めたりするシーンがあります。」
いつもの谷原さんじゃないですね。
「本当にそうです。もっとはっきりしゃべった方がよかったかなと思うくらい。マイケルというキャラクターは柔らかくて、ちょっと控えめな感じなんですけど、メリーと再会して、子供たちのことで、いろんなことで意見がぶつかり、だんだん強くなっていって、自信を持っていく。昔、メリーが教えてくれた大事なものを思い出すんです。」
最初に聴いた時、谷原さんっぽくないなと思いました。マイケル自身が本当にしゃべっている感じで。吹き替えなんだけど、吹き替えじゃないような感覚で観ちゃいまいた。『君はどこへ』を歌われていますが、私、あの歌が一番難しいと思うんです。語りでもあるし、歌でもあるし。でも、歌いすぎちゃダメで。歌っていて、いかがでしたか?
「実際に採用になったバージョンと、練習でいろんなバージョンがありまして。もっと台詞っぽさが強いものもあったり。でも、それをもっと歌にしようかとやっていくと、だんだん音がわからなくなってきて。日本語のはめ方で、英語だと音が違うんだけど、日本語だとこう変えないと単語としておかしくなっちゃうとか。英語だとだいたいワンワードで行けるじゃないですか?日本語だと、言葉が2音に別れるが難しいですよね。」
この映画で一番グッときたシーンは?ネタバレにならない程度で教えてください。
「いっぱいありますけどね〜。子供たちと家族愛を確かめ合うシーンがあるんですけど、自分でやりながら、僕はちょっとウルっときてしまいましたね。あと、ずっと後半の方なんですが、メリーがすごく寂しそうな顔をするんですよ。マイケルもジェーンもそれぞれパートナーを見つけ、マイケルは子供たちと絆を確かめ合うというのがあるんですけど、結局1人のメリーが寂しそうな顔をするシーンがあるんですよ。あそこいい!メリーは強い女性で、みんなのためにいろいろやっている人じゃないですか?それがあの瞬間だけ、自分自身の女の顔になったんです。そこのね、平原さんの声、素晴らしかった。全体、いいですけど!歌が素晴らしいのはもちろん、わかっていたんですけど、お芝居の台詞があんなに素敵だなんて思わなくて。舞台のメリー・ポピンズをやっていたからというのもあると思うんですけど、素晴らしい!」
ありがとうございます!メリーという役はとても難しくてね。ミュージカルの時も、メリーとはなんぞやというのを叩き込まれました。今作もエミリーさんのしぐさとか、表情に合うような声を作るのが難しかったですね。
「すでにやっている人に合わせるって、ミュージカルやっているだけに逆に難しい面もあったんですか?」
そうなんです。エミリーさんって低い声ですよね。
「決してキンキンしてなくて、すごく落ち着いた聴きやすい声ですね。平原さんも上も出ますが、下も幅広く出るじゃないですか?とても素敵でした。」
平原さんも谷原さんも、「吹き替え版、ぜひ観ていただきたいですね」とおっしゃっていました。谷原さん曰く、「吹き替え版は言葉がすっと入ってくるじゃないですか?細かな表情もしっかり見られるので、物語の世界に入っていきやすいと思います。お子様だけでなく、僕ら大人でもそうなので、吹き替え版も楽しんでいただけたら」とのこと。ぜひ映画館に足を運んでくださいね。
来週も谷原章介さんをお迎えして、『メリー・ポピンズ リターンズ』について、語っていただきます。お楽しみに。
(今日のゲスト、谷原章介さんのその他の活動情報については、オフィシャルサイトをご覧ください。)
皆さんからのメッセージをご紹介♪
たくさんのリスナーの皆さんから現在公演中のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』の感想をいただいています。ありがとうございます!
その一部をご紹介いたします。
ラジオネーム ダンボーさん
「以前公開収録の時に読んでもらったメールに、“今ならあの頃より心を強くもって観劇できそう”と書きました。20歳の頃より少し大人になったということですかね?終わってからも余韻がすごくて観劇できてよかった…!と思いました。」
平原さん
「毎日、クリスティーヌを脱いでいるの。終わった後に、“今日も1日ありがとうございました”って、リラックマみたいなイメージ。まるでチャックがついた全身タイツを脱ぐようにして、お空に返すの(笑)“はい、ありがとう”みたいな。そうじゃないと感情移入しちゃうんだよね。息子のグスタフを顔を撫でるシーンがあるじゃない?私より背の低い人と会ったりすると、初対面の人でも、顔を触っちゃうの。“あ〜!すみませんでした〜!”って感じになっちゃうの。誰に対しても母の愛?ちょっと変だよね。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!「アナタにとって○○な曲」のリクエストも大歓迎です。例えば・・・、大切な曲や癒される曲、元気が出る曲や泣ける曲、初めてCDを買った曲、カラオケで良く歌う曲、結婚式でかけたい曲など、○○に当てはまるキーワードは、何でもOKです!