05/27もう中学生さん『メリー・ポピンズ』のオーディションに合格したワケ
2018/5/27 update
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。
今日は大阪公演を記念して、梅田芸術劇場 メインホールの楽屋からスペシャル・バージョンでお届けしました。ゲストは『メリー・ポピンズ』のキャストを代表して、もう中学生さんです。あのイラスト付の段ボールを使ったコントでおなじみのピン芸人でもあり、『メリー・ポピンズ』のロバートソン・アイ役(小野田龍之介さんとダブルキャスト)でミュージカルに初挑戦しています。
ミュージカルをやってみてどうですか?
「ステージの上でお客様の前で歌うのが初めてだったので、もう歌う快感や完成させていくんだという感じを味あわせていただいたのが本当に感動で、日増しに僕、もう一生出たい……というお気持ちになっています。」
以前にテレビでお会いした時に、段ボールをピロッってやるネタをやっていただきましたよね。すごく声がいいなぁと思ったんです。
「ミュージシャンさん’s アイですね。いや、耳ですね(笑)声にその頃から注目してくださったんですね。」
人と違う発声というか、声の密度がすごいなと。絵も上手だし、面白いし、いいなと思っていて、そうしたら、今回、共演することになって。きっとミュージカルに出会うべくして、出会ったのかなと思ったくらい。ネタを見たことがある方はわかるかと思うのですが、一人ミュージカルですよね?
「そこまで壮大にお思いになってくれるのですか?僕のあのネタを!」
東京公演の打ち上げで、コント「お醤油貸して」をやってくださいましたよね。あれを見てね、やっぱりミュージカル向きなんだなと思ったし、ロバートソン・アイがハマり役でしたね。
「わ〜、嬉しいな〜!!」
ロバートソン・アイという役は原作にはなかったんですよね?
「そうなんですよね。映画版をうちの父ちゃんが観たら、“おい、出てねぇぞ!”と大慌てで電話くれたんです。」
オーディションは「受けませんか?」って言われたの?
「ふんわりですけど、もしよろしかったらって。でも、マネージャーさんがいろいろなことを伝えない人で、タイトルもなにも知らなくて。ミュージカルのオーディションがありますよとお話いただいたけど、2016年にお芝居に出た時に、演出家さんに“ダンスもできないし、歌もお芝居もできないし、お笑いもできないし、もう中さんって、何ができるんですか?”って怒られたぐらい、僕、本当になにもできないんです。一番の得意は自転車を速く漕ぐぐらいしかなくて。
ミュージカルに、もし出していただいたとしても、迷惑をかけちゃうなと思ったので、あえて、自分のままで行こうと思ったんですよ。僕はセリフも覚えられない、ダンスもできない、歌もできないから、覚えないで行こうと。覚えるものも覚えられないし、宿題が出てもできない人なんですよというスタンスでオーディションに行ったんですよ。ガチャっと開けたら、30人ぐらいいて。海外の方もうわーっといらっしゃって、通訳の方もうわーっと並んでいて、どえらいところに来ちゃったなと思って。ケイタリングがオーディション会場にあって、とんでもないところに来ちゃった!もし受かったとしてもご迷惑かけるから、ありのまま、さらのままを伝えようと思いました。“なにか歌える曲ないんですか?”とおっしゃっていただいたので、僕、美空ひばりさんの『愛燦燦』が好きでございまして、『愛燦燦』を歌い出したら、ピアノのビリー先生が伴奏してくださったんですけど、“違う!”とその場で、お叱りをいただきました。歌い直しても、“違う!!”と言われてというやりとりを何ラリーもして、結局、テヘペロして、お疲れ様でした〜って帰りました。そうしたら、ありがたいことに…受かったんです。」
たぶん、プロデューサーたちも、生きるロバートソン・アイを見つけた瞬間だったんですね。そのあと、オーディションはなく、1回だけ?
「“覚えることができないんでしたら、その場で読んでください”って言われてやって、何ヶ月後かにマネージャーさんから“ミュージカル受かりましたよ”って連絡もらいました。“すみません、なんのミュージカルかずっと聞くの忘れてました!”って言ったら、“『メリー・ポピンズ』っていうミュージカルですよ”と教えてもらいました。母ちゃんに言ったら、“すごいよ!!!”って言われましたね。それまで、なんのミュージカルのオーディションなのか、知らなかったんです(笑)」
番組恒例の質問なのですが、最後に今後の夢や目標を教えてください。
「是が非でも叶えたい夢は、またこの『メリー・ポピンズ』に出していただいたり、『メリー・ポピンズ』のメンバーとまたご一緒できることが自分の人生の新たな夢です。本当の本当の本当の夢です!一応、仮でもう1個言っておくと、『タモリ倶楽部』の空耳アワーにハガキを送って採用されたいというも夢です。」
平原さん曰く、「ロバートソン・アイがもう中さんっぽいというか、もう中さんをイメージして作ったのかなというぐらいハマり役」とのこと。ぜひバンクス家の使用人、ロバートソン・アイにも注目して、ミュージカル『メリー・ポピンズ』を楽しんでいただければと思います!
もう中学生さんは東京・草月ホールで上演される舞台『ハイスクール!奇面組』の出演も決定しています。そのほかの活動について、詳しくはブログやツイッターでチェックしてくださいね。
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム モヤモヤさん
「平原さん、こんばんは。質問です。僕は、ある街ブラのテレビ番組を見たのがきっかけで喫茶店が好きになりました。いつも仕事に行く前や休みの日等に喫茶店に行ってます。平原さんは、喫茶店に行ったことがありますか?又は喫茶店に興味ありますか?」
平原さん
「カフェではなく、喫茶店ね。喫茶店、大好きですよ。おいしいホットケーキの店って、検索すると喫茶店しか出て来ないよね。喫茶店は最強だよ。わたしは喫茶店から始まったようなものなの!というのは、デビューが決まって、アレンジャーの坂本昌之さんと初めて打ち合わせした場所が街の喫茶店でした。自分の地元の喫茶店で、近所でしたよ。喫茶店のいいところは少人数でやっていらっしゃるから、やさしいんだよね。サンドイッチも一生懸命、作ってくれているような気がするの。どこも一生懸命作っているよ。だけど、おばあちゃん家に行って食べるサンドイッチというか、そんな感じがするんだよね。
ぐるなびに星が5つ付いているお店があって、閉店間際だったのに、“ホットケーキ食べられますか?”って言ったら、“いいよ、今から作るよ”って言ってくれて、“おいしいのできたよ〜”って持ってきてくれたんだって。泣きながら食べたって書いてあった。喫茶店って、そういういいイメージがあります。でも、(初めて入る喫茶店は)カフェとはまた違った緊張感がある。扉を開けたら、自宅って感じの喫茶店はちょっと勇気がいるね。
コーヒーのいい匂いがフワーっとしてくるといいなと思います。カフェはもうたくさんあるから、喫茶店がこれから流行るといいね。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です!曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
今日は大阪公演を記念して、梅田芸術劇場 メインホールの楽屋からスペシャル・バージョンでお届けしました。ゲストは『メリー・ポピンズ』のキャストを代表して、もう中学生さんです。あのイラスト付の段ボールを使ったコントでおなじみのピン芸人でもあり、『メリー・ポピンズ』のロバートソン・アイ役(小野田龍之介さんとダブルキャスト)でミュージカルに初挑戦しています。
ミュージカルをやってみてどうですか?
「ステージの上でお客様の前で歌うのが初めてだったので、もう歌う快感や完成させていくんだという感じを味あわせていただいたのが本当に感動で、日増しに僕、もう一生出たい……というお気持ちになっています。」
以前にテレビでお会いした時に、段ボールをピロッってやるネタをやっていただきましたよね。すごく声がいいなぁと思ったんです。
「ミュージシャンさん’s アイですね。いや、耳ですね(笑)声にその頃から注目してくださったんですね。」
人と違う発声というか、声の密度がすごいなと。絵も上手だし、面白いし、いいなと思っていて、そうしたら、今回、共演することになって。きっとミュージカルに出会うべくして、出会ったのかなと思ったくらい。ネタを見たことがある方はわかるかと思うのですが、一人ミュージカルですよね?
「そこまで壮大にお思いになってくれるのですか?僕のあのネタを!」
東京公演の打ち上げで、コント「お醤油貸して」をやってくださいましたよね。あれを見てね、やっぱりミュージカル向きなんだなと思ったし、ロバートソン・アイがハマり役でしたね。
「わ〜、嬉しいな〜!!」
ロバートソン・アイという役は原作にはなかったんですよね?
「そうなんですよね。映画版をうちの父ちゃんが観たら、“おい、出てねぇぞ!”と大慌てで電話くれたんです。」
オーディションは「受けませんか?」って言われたの?
「ふんわりですけど、もしよろしかったらって。でも、マネージャーさんがいろいろなことを伝えない人で、タイトルもなにも知らなくて。ミュージカルのオーディションがありますよとお話いただいたけど、2016年にお芝居に出た時に、演出家さんに“ダンスもできないし、歌もお芝居もできないし、お笑いもできないし、もう中さんって、何ができるんですか?”って怒られたぐらい、僕、本当になにもできないんです。一番の得意は自転車を速く漕ぐぐらいしかなくて。
ミュージカルに、もし出していただいたとしても、迷惑をかけちゃうなと思ったので、あえて、自分のままで行こうと思ったんですよ。僕はセリフも覚えられない、ダンスもできない、歌もできないから、覚えないで行こうと。覚えるものも覚えられないし、宿題が出てもできない人なんですよというスタンスでオーディションに行ったんですよ。ガチャっと開けたら、30人ぐらいいて。海外の方もうわーっといらっしゃって、通訳の方もうわーっと並んでいて、どえらいところに来ちゃったなと思って。ケイタリングがオーディション会場にあって、とんでもないところに来ちゃった!もし受かったとしてもご迷惑かけるから、ありのまま、さらのままを伝えようと思いました。“なにか歌える曲ないんですか?”とおっしゃっていただいたので、僕、美空ひばりさんの『愛燦燦』が好きでございまして、『愛燦燦』を歌い出したら、ピアノのビリー先生が伴奏してくださったんですけど、“違う!”とその場で、お叱りをいただきました。歌い直しても、“違う!!”と言われてというやりとりを何ラリーもして、結局、テヘペロして、お疲れ様でした〜って帰りました。そうしたら、ありがたいことに…受かったんです。」
たぶん、プロデューサーたちも、生きるロバートソン・アイを見つけた瞬間だったんですね。そのあと、オーディションはなく、1回だけ?
「“覚えることができないんでしたら、その場で読んでください”って言われてやって、何ヶ月後かにマネージャーさんから“ミュージカル受かりましたよ”って連絡もらいました。“すみません、なんのミュージカルかずっと聞くの忘れてました!”って言ったら、“『メリー・ポピンズ』っていうミュージカルですよ”と教えてもらいました。母ちゃんに言ったら、“すごいよ!!!”って言われましたね。それまで、なんのミュージカルのオーディションなのか、知らなかったんです(笑)」
番組恒例の質問なのですが、最後に今後の夢や目標を教えてください。
「是が非でも叶えたい夢は、またこの『メリー・ポピンズ』に出していただいたり、『メリー・ポピンズ』のメンバーとまたご一緒できることが自分の人生の新たな夢です。本当の本当の本当の夢です!一応、仮でもう1個言っておくと、『タモリ倶楽部』の空耳アワーにハガキを送って採用されたいというも夢です。」
平原さん曰く、「ロバートソン・アイがもう中さんっぽいというか、もう中さんをイメージして作ったのかなというぐらいハマり役」とのこと。ぜひバンクス家の使用人、ロバートソン・アイにも注目して、ミュージカル『メリー・ポピンズ』を楽しんでいただければと思います!
もう中学生さんは東京・草月ホールで上演される舞台『ハイスクール!奇面組』の出演も決定しています。そのほかの活動について、詳しくはブログやツイッターでチェックしてくださいね。
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム モヤモヤさん
「平原さん、こんばんは。質問です。僕は、ある街ブラのテレビ番組を見たのがきっかけで喫茶店が好きになりました。いつも仕事に行く前や休みの日等に喫茶店に行ってます。平原さんは、喫茶店に行ったことがありますか?又は喫茶店に興味ありますか?」
平原さん
「カフェではなく、喫茶店ね。喫茶店、大好きですよ。おいしいホットケーキの店って、検索すると喫茶店しか出て来ないよね。喫茶店は最強だよ。わたしは喫茶店から始まったようなものなの!というのは、デビューが決まって、アレンジャーの坂本昌之さんと初めて打ち合わせした場所が街の喫茶店でした。自分の地元の喫茶店で、近所でしたよ。喫茶店のいいところは少人数でやっていらっしゃるから、やさしいんだよね。サンドイッチも一生懸命、作ってくれているような気がするの。どこも一生懸命作っているよ。だけど、おばあちゃん家に行って食べるサンドイッチというか、そんな感じがするんだよね。
ぐるなびに星が5つ付いているお店があって、閉店間際だったのに、“ホットケーキ食べられますか?”って言ったら、“いいよ、今から作るよ”って言ってくれて、“おいしいのできたよ〜”って持ってきてくれたんだって。泣きながら食べたって書いてあった。喫茶店って、そういういいイメージがあります。でも、(初めて入る喫茶店は)カフェとはまた違った緊張感がある。扉を開けたら、自宅って感じの喫茶店はちょっと勇気がいるね。
コーヒーのいい匂いがフワーっとしてくるといいなと思います。カフェはもうたくさんあるから、喫茶店がこれから流行るといいね。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です!曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。