01/21ヴァイオリニスト 川井郁子さん 和楽器とのコラボレーションの醍醐味とは？
2018/1/21 update
2008年、ニューヨークのカーネギーホール公演で、アメリカデビューされ、
2015年には、パリ・オペラ座での公演が大盛況だった事も話題になっています。日本と海外の反応の違いは感じますか？
「全然違うなと感じますね。ひとりひとりの反応が、ダイレクトな感じ。日本のお客様だと、一体になって反応が返って来る感じがあるんですけど、海外だとひとりひとりの表し方が違う。
ぱっと立ち上がって拍手したり、カップルでいらっしゃっていると、二人で手を握り合ったりされていたり、お客様も個性的。海外でやる時は、和楽器の人たちとのコラボが好きで、その編成で行くんですね。向こうの方にとっても新鮮なヴァイオリンの世界だから、すごく好評で。」
和楽器でどんな曲やるんですか？
「オリジナル曲もあるんですけど、クラシックを和の世界にアレンジするのが好きで、シャコンヌとか白鳥の湖とかをやると、向こうの方は別の景色が見えてきたと言ってくださいます。」
日本と海外で伝え方や心持ちが変わっていくと思うんですけど、こうやると海外の人たちにはより伝わりやすいっていう演奏の仕方ってありますか？
「個性に自信を持つことが大事だと思いますね。ちゃんと弾けるとかちゃんと伝えるとかというよりも、自分にしかできない表現だったり、自分のエネルギーそのものをどれだけ出せるかというところが大事かな。というのは、それを出したところで、お客様からすごくダイレクトな反応がくるから、より自分が高まって弾けるっていうのを感じるのが海外かなと思いますね。」
原田泰造さん主演の映画『ミッドナイト・バス』では、川井さんが音楽を担当されています。メインテーマ『ミッドナイト・ロード』は昨年11月にリリースされたアルバム『LUNA』に収録されています。このアルバムはオリジナルとしてはおよそ7年振りの作品ですよね。わたし、サイトを見た時、ドキッとしました。セクシーで…。お月さまと川井郁子さんの雰囲気がとても合っていて、そういうのも自分でプロデュースされるんですか？
「いやいや、『LUNA』というタイトルは自分でつけたのですが、月をどう表現するかをカメラマンの方に相談して。どういう表紙になるかというのはいろいろ撮ってみて、お任せという感じでした。」
アルバム『LUNA』を中心にしたコンサートツアー『LUNA〜千年の恋がたり〜』がスタートしたばかり。源氏物語をモチーフにひとりがたりをやります。林真理子さんが書かれた『六条御息所 源氏がたり』は嫉妬のあまり生き霊になっちゃうお話で、六条御息所の言葉と一緒に和楽器とヴァイオリンで演奏します。川井さんによると、「女性は共感して泣いちゃったという声が多いけど、男性は怖かったという声が多いです」とのこと。コンサートについて詳しくは川井郁子さんのオフィシャルサイトをご覧ください。
来週は濱田めぐみさんがゲストです。お楽しみに！
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム スヌーさん（34歳）
「未来が真っ暗と表現したほうがいいでしょうか？今が１番どん底です。ポジティブになれるにはどーすればよいのでしょう？」
平原さん
「わたしも33歳だし、ほとんど同い年ですね。気持ちに変化があったり、苦しくなるのはすごくよくわかるな。いつも思うのは自分の心ばっかり見つめすぎちゃうと余計辛くなります。母から“見つめすぎちゃだめよ”と言われたこともあるし、母の友達の主婦の人には“心に大きな穴が空いたと思うかもしれないけど、そこに大根とか突っ込んでおけばいいのよ！みんなそうやってがんばっているんだから！そうやって自分で埋めなさい。”って言われました。わたしもそのぐらい苦しい時期がありますし、そういう時に母の“自分の心ばかり、見つめすぎちゃだめよ”っていうのは、すごく効きましたね。
こうも言われました。“自分が辛い時は人のために生きなさい”って。自分じゃない何かに集中すること。人のために生きることが自分を助けることじゃないかなって思いますね。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしてます！平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。アルバム『LOVE2』にちなんで、あなたのLOVEなモノを教えてください。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です！曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
