森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

01/14大橋エリさん グラスハープはとても身近な楽器です!

2018/1/14 update
平原綾香さん・大橋エリさん
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。今週のゲストは、グラスハープ奏者 大橋エリさんです。
グラスハープはグラスをこすって演奏します。スタジオにはさまざまな形の5個のグラスが並んでおり、大橋さんはこのグラスを使って演奏くださいました。

楽器用の特別なものではなく、皆さんのお家の戸棚に入っているような普通のグラスを使います。グラスハープにはお椀型をしたグラスが適しています。カクテルグラスや金銀が縁取ってあるものは鳴りませんが、足付きのお椀型のグラスだったら、だいたい音が鳴ります。水で指を濡らして、上の縁のところをこすって演奏します。

グラスハープは、紀元前に土器をたたくことから始まって、中世ヨーロッパでは貴族の間で流行ったと言われ、マリーアントワネットの映画にもそんなシーンが出てくるんですが、そういう遊びから発展していった楽器です。モーツァルトもグラスハープのために作品を書いたぐらいなんですが、不思議な音がするのと同時に悪魔の楽器とも言われ、あまりに倍音が多くて身体に来るので、魔法が強すぎるということで一時期禁止になってしまったという、まぼろしの楽器なんです。

平原さんもグラスハープに初挑戦しました。大橋さんと一緒に『Jupiter』を演奏したのですが、「楽器もやっていらっしゃったので、ファースト・グラスハープなのに、さすがです!」と褒められていました。
でも、平原さんは「全然できなかったね。こんなにできないものなんだね。」とちょっぴり、悔しそうでした…。大橋さんによると、100円のグラスでも音が鳴るということで、珍しいけれども一番身近ですぐ音が楽しめる楽器なんだそうですよ。リスナーの皆さんの中には、チャレンジしたくなった方もいらっしゃるのでは?

打楽器をやっていた時、グラスハープをやってみて、面白いなと思って始めたのがきっかけなんですよね?
「そうですね。打楽器奏者って何でも屋じゃないですか?効果音や擬音もやることが多いので、お芝居や舞台の音楽をやらせてもらうこともあって、雷や雨を自作で楽器を作って表現することがあったのと、音が鳴るものは何でも楽器だという意識があります。」

ちなみに、今までどんな楽器をあみだしたんですか?
「竹で何十種類もの楽器を作りました。日本の素材で音楽を作りたいなというのがありました。ワイングラスもそうなんですけれど、身近なもので音楽をするというものが昔から好きでした。」

グラスハープをオーケストラとか、自分のお仕事現場に持って行ったことはあるんですか?
「わたしの場合、グラスハープは一芸というか、かくし芸だったので、グラスハープ奏者としてやっていこうとは全然思っていなくて。きっかけは父が単身赴任をしていた時に、何か最後の晩にびっくりさせてやろうと思って、7つグラスを持って行って、『エーデルワイス』を披露したんですね。恥ずかしいんですけど(笑)その演奏が下手くそだったんですよ。それで、火がついて、さっきの平原さんと同じです。
もっと上手くできるはずだ、このグラスハープはもっといい音が鳴る素材だから、いい音を鳴らせてあげないと、かわいそうだと思って、本気になりました。」

外国にもグラスハープ奏者っていらっしゃるんですか?
「いっぱいいらっしゃいますね。逆に日本に全くいらっしゃらないのが現状で、グラスハープは身近な楽器なので、わたしはひとりでも多くの方に楽しんでいただきたいなと思って、ワークショップやコンサートにあちこち行かせていただいているところなんです。
海外だとグラスメーカーもたくさんありますし、ワインがいっぱいあるので、それだけグラスの種類も多いんですよね。なので、グラスハープを特注して、演奏されている方もたくさんいらっしゃいます。」

特注ってちょっとずるい感じがしない?あるものでやるからこその凄さみたいなものを感じます。
「やっぱり、わたしは工夫する楽しみをグラスハープで教えてもらったので、便利になっている世の中だからこそ、こういう不器用な楽器で工夫する喜びを皆さんと共有したいなと思っています。」

今回、大橋さんが持ってきてくださったのは100円とかの市販のグラスです。そんな身近なものから、何とも言えない神々しい音がするなんて、不思議ですよね。
ニューアルバム『星と花と・・・〜グラスハープ・ヒーリング〜』を聴くと、とても癒されますよ。ぜひチェックしてくださいね。ワークショップやコンサートの情報は大橋エリさんのオフィシャルサイトツイッターをご覧ください。

来週はヴァイオリニスト 川井郁子さんがゲストです。お楽しみに!

皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム 湘南っ子さん
「私は寒いのが苦手で冬の朝は起きれません。冬の朝うまく起きることができる、そんな曲はないでしょうか?よかったら教えてください!」

平原さん
「曲で起きようとしていると思うけど、おすすめしないよ。わたしの曲を目覚ましにしない方がいいと思う。というのは、わたしの声ってあまり、起きるのに適してないと思う。
知り合いでここ何年か『Jupiter』で起きている人がいるの。よく起きられるなと思うの。もうひとつおすすめしない理由が、目覚ましにしている曲を普段、日中、たまたま聴いた時に、すごく嫌な気持ちになるの。起きたくないのに起こされている音だから、イメージが悪いのよ!自分の曲を使われてね、“嫌だな、眠いな”という風に頭が理解しないかなという不安はあるかな。できればわたしの曲以外にしてほしいなと思いますけど(笑)ヴァン・ヘイレンの『Dreams』がいいんじゃない?あれはもうさ、名曲だから!好きとか嫌いとかじゃなくて、パワフルでテンションが上がっていいと思う!

湘南っ子さんって、湘南だよね?冬って、湘南も寒いのか〜。え?イメージで語り過ぎ?スタッフに怒られました(笑)」

番組では皆さんからのメッセージをお待ちしてます!平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。アルバム『LOVE2』にちなんで、あなたのLOVEなモノを教えてください。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です!曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
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