第３７回「高橋尚子さんが登場！！」
今日は、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストで
スポーツキャスターの高橋尚子さんをゲストにお迎えしました！
高橋さんが陸上競技を始めたきっかけは、意外にも“珍しいものへの好奇心”。
中学の部活動を決める際、仮入部で訪れた陸上部には目新しい物が沢山！
靴には釘の様なものが付いているし、スタートはそれまでのスタンディングから、
ブロックに足を載せるクラウチングに変わり、決め手は雷管と呼ばれるスターターピストル！
刑事ドラマでしか見たことがなかった鉄砲のようなものを同世代が鳴らす姿を見て、
「あれを鳴らしたい！」と思ったのが一番の理由だったんだそう。
その後、97年の大阪国際女子マラソンでの7位入賞を皮切りに、
翌年の名古屋国際女子マラソンとバンコク・アジア大会で
当時の日本記録を樹立し優勝！以降、6連勝を飾られます。
この頃を振り返り、
「全ての日を後悔無く練習してきたのでスタートに立った時は金メダルしか見えてなかった」
と仰っていました。
そして2000年、シドニー・オリンピックのマラソン代表に選ばれ見事金メダルを獲得！
オリンピック特有のピリピリした雰囲気の中、
結構淡々と、平然としていたという高橋さん。
実は、このオリンピックの3年前に出場した
世界陸上5000mの時の方がド緊張していたんだそう。
「スタート前カチコチで、観客席から
小出監督が「Qちゃん、動けー！」って言うんですけど、
無理！無理！って思って」
そんな経験からの3年で、“練習以上のことは出ない、自分に期待をしないでおこう”
と切り替え、オリンピックの時には、
試合前なのに踊っていられるくらい普通でいられたんだそう。
2001年のベルリン・マラソンでは、
当時の女性で初となる2時間20分を切り、
再び世界記録を塗り替える2時間19分46秒で優勝！
数々の記録を前に、どんなに苦しいのだろうと想像してしまいますが、
「試合はそんなに苦しくはないんです。普段から、多いときには一日80km走ったり、
朝食前に50kmの練習をこなしたりと、練習の方が何倍もきついので、試合は割と楽。
世界記録で走っていても、（今と同じ）このくらいでずっと喋ってられる感じです（笑）」
そう言って、中村さんや私達をびっくりさせた高橋さんのエナジー・ミュージックはこちら！
「LOVE 2000 / hitomi」
シドニー・オリンピックで、スタート直前まで繰り返し何回も聴いていて、
テーマソングのようになっていたとのこと。
・座右の名は？
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
陸上を始めた時は本当に弱くて、
オリンピックの金メダルに辿り着くまで凄く長かった。
結果は目に見えても、成長は目に見えない部分があるので、
今やってることは全然繋がらないかもしれない。
でもそんなことはないんだ、いつかの花に備えているんだと、
この言葉を何千回も繰り返してました。
・市民ランナーや、マラソンを始めようと思っている方へのアドバイスをお願いします。
マラソンはやはり継続することで力が付くもの、ですが、
先ずは小学校・中学校の持久走を忘れてください。
「苦しい、一生懸命やらなければいけない、止まっちゃいけない、歩いちゃいけない」を
忘れて、花があったら止まっても良い、ゆっくりでも良い、歩いてもいいんです。
ハードルを低くして、とにかく続けて頂くことが一番です。
体操をしっかりすることでケガをなくして頂いて、
走り始めは喋れるぐらいの速さで走ることが長く続けられる秘訣です。
・マラソン選手あるあるは？
「〇〇mという表示を見ると、走ったら何分かかるか計算してしまう」
特に渋滞の時は、走ればもっと早く着くのに…ともどかしい気持ちになる。
「信号で止まると、無意識に体操してしまう」
マラソン選手は外を走ることが多いので、スーツや私服を着ている時も、
東京の真ん中で信号に止まると、足を伸ばしてストレッチを始めてしまう。
・東京2020に向けて、現在の日本のマラソン界は？
若い選手達が勢いを持っている。また、今までトラックで活躍した選手が多く
マラソンに移行してきてるので、これからどんどん芽が出て来て、
皆が刺激し合って2020年に向かってくれると思う。
最後に、高橋さん自身の今後の夢について伺うと、
練習しか見ていなかった私が、現役を終えてから凄く広い世界を見せてもらって、
同時にそれら一つ一つを極められていないのがもどかしくて仕方ない。
なので、今やっていること一つ一つをしっかりとやれたという充実感や達成感を
上げていきたい。現役時代に本当に一日一日を大切にして、
一つも後悔が無く試合の場に立てたから自分があったように、
その時の自分に教えられるように、一日一日を大切に過ごしたいと仰っていました。
現役時代と変わらぬ素敵な笑顔で、ここに書き切れなかった意外なお話や、
貴重なお話も沢山して頂いた高橋さん、本当にありがとうございました！
さて来週は、リスナーの皆さんが送ってくださったリクエストを集計して、
「ドリカムWinter Song ベスト5」をお送りします！！お楽しみに♪
【OA曲】
OPテーマ : Breezin’ / George Benson
よろこびのうた / DREAMS COME TRUE
LOVE 2000 / hitomi
TRUE, BABY TRUE. / DREAMS COME TRUE
オールドファッション / backnumber
あなたとトゥラッタッタ♪ / DREAMS COME TRUE
EDテーマ : その日は必ず来る - Instrumental Version - / DREAMS COME TRUE
〜・〜・〜・〜・〜
この番組ではリスナーの皆さんからのリクエストや感想もお待ちしています！
ENERGY for ALL番組ホームページからお送りください。
メッセージ・リクエストをいただいた方の中から抽選で毎月１０名様に、
番組グッズとエネオスグッズをセットにしてプレゼントいたします！
どしどし送ってくださいね♪
スポーツキャスターの高橋尚子さんをゲストにお迎えしました！
高橋さんが陸上競技を始めたきっかけは、意外にも“珍しいものへの好奇心”。
中学の部活動を決める際、仮入部で訪れた陸上部には目新しい物が沢山！
靴には釘の様なものが付いているし、スタートはそれまでのスタンディングから、
ブロックに足を載せるクラウチングに変わり、決め手は雷管と呼ばれるスターターピストル！
刑事ドラマでしか見たことがなかった鉄砲のようなものを同世代が鳴らす姿を見て、
「あれを鳴らしたい！」と思ったのが一番の理由だったんだそう。
その後、97年の大阪国際女子マラソンでの7位入賞を皮切りに、
翌年の名古屋国際女子マラソンとバンコク・アジア大会で
当時の日本記録を樹立し優勝！以降、6連勝を飾られます。
この頃を振り返り、
「全ての日を後悔無く練習してきたのでスタートに立った時は金メダルしか見えてなかった」
と仰っていました。
そして2000年、シドニー・オリンピックのマラソン代表に選ばれ見事金メダルを獲得！
オリンピック特有のピリピリした雰囲気の中、
結構淡々と、平然としていたという高橋さん。
実は、このオリンピックの3年前に出場した
世界陸上5000mの時の方がド緊張していたんだそう。
「スタート前カチコチで、観客席から
小出監督が「Qちゃん、動けー！」って言うんですけど、
無理！無理！って思って」
そんな経験からの3年で、“練習以上のことは出ない、自分に期待をしないでおこう”
と切り替え、オリンピックの時には、
試合前なのに踊っていられるくらい普通でいられたんだそう。
2001年のベルリン・マラソンでは、
当時の女性で初となる2時間20分を切り、
再び世界記録を塗り替える2時間19分46秒で優勝！
数々の記録を前に、どんなに苦しいのだろうと想像してしまいますが、
「試合はそんなに苦しくはないんです。普段から、多いときには一日80km走ったり、
朝食前に50kmの練習をこなしたりと、練習の方が何倍もきついので、試合は割と楽。
世界記録で走っていても、（今と同じ）このくらいでずっと喋ってられる感じです（笑）」
そう言って、中村さんや私達をびっくりさせた高橋さんのエナジー・ミュージックはこちら！
「LOVE 2000 / hitomi」
シドニー・オリンピックで、スタート直前まで繰り返し何回も聴いていて、
テーマソングのようになっていたとのこと。
・座右の名は？
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
陸上を始めた時は本当に弱くて、
オリンピックの金メダルに辿り着くまで凄く長かった。
結果は目に見えても、成長は目に見えない部分があるので、
今やってることは全然繋がらないかもしれない。
でもそんなことはないんだ、いつかの花に備えているんだと、
この言葉を何千回も繰り返してました。
・市民ランナーや、マラソンを始めようと思っている方へのアドバイスをお願いします。
マラソンはやはり継続することで力が付くもの、ですが、
先ずは小学校・中学校の持久走を忘れてください。
「苦しい、一生懸命やらなければいけない、止まっちゃいけない、歩いちゃいけない」を
忘れて、花があったら止まっても良い、ゆっくりでも良い、歩いてもいいんです。
ハードルを低くして、とにかく続けて頂くことが一番です。
体操をしっかりすることでケガをなくして頂いて、
走り始めは喋れるぐらいの速さで走ることが長く続けられる秘訣です。
・マラソン選手あるあるは？
「〇〇mという表示を見ると、走ったら何分かかるか計算してしまう」
特に渋滞の時は、走ればもっと早く着くのに…ともどかしい気持ちになる。
「信号で止まると、無意識に体操してしまう」
マラソン選手は外を走ることが多いので、スーツや私服を着ている時も、
東京の真ん中で信号に止まると、足を伸ばしてストレッチを始めてしまう。
・東京2020に向けて、現在の日本のマラソン界は？
若い選手達が勢いを持っている。また、今までトラックで活躍した選手が多く
マラソンに移行してきてるので、これからどんどん芽が出て来て、
皆が刺激し合って2020年に向かってくれると思う。
最後に、高橋さん自身の今後の夢について伺うと、
練習しか見ていなかった私が、現役を終えてから凄く広い世界を見せてもらって、
同時にそれら一つ一つを極められていないのがもどかしくて仕方ない。
なので、今やっていること一つ一つをしっかりとやれたという充実感や達成感を
上げていきたい。現役時代に本当に一日一日を大切にして、
一つも後悔が無く試合の場に立てたから自分があったように、
その時の自分に教えられるように、一日一日を大切に過ごしたいと仰っていました。
現役時代と変わらぬ素敵な笑顔で、ここに書き切れなかった意外なお話や、
貴重なお話も沢山して頂いた高橋さん、本当にありがとうございました！
さて来週は、リスナーの皆さんが送ってくださったリクエストを集計して、
「ドリカムWinter Song ベスト5」をお送りします！！お楽しみに♪
【OA曲】
OPテーマ : Breezin’ / George Benson
よろこびのうた / DREAMS COME TRUE
LOVE 2000 / hitomi
TRUE, BABY TRUE. / DREAMS COME TRUE
オールドファッション / backnumber
あなたとトゥラッタッタ♪ / DREAMS COME TRUE
EDテーマ : その日は必ず来る - Instrumental Version - / DREAMS COME TRUE
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メッセージ・リクエストをいただいた方の中から抽選で毎月１０名様に、
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