今年のテーマは 「森に学び、森を創る」。 豊かな森を創るためには、1種類の木だけでなく、多様な木々を混植・密植しなければなりません。
自然も人間も同じです。
多種多様な人が集まるからこそ、素晴らしい文化や音楽が生まれます。
人権問題が世界中で大きな問題になっている今 「性別も年齢も人種も民族も越えて、
みんなが活躍する豊かな世界」を、私たちは豊かな森づくりから学びます。
同じスペルで描かれたこの2つの言葉を掛け合わせると、未来を守るヒントが見えてきます。 性別も年齢も人種も民族も越えて、多種多様な人々が活躍する豊かな世界。 それは、私たちが欲しい未来そのものです。 音楽によって生まれる笑顔によって、私たちは、世界中の人と人をつなげていきます。
このメッセージを集約するコンサート 「EARTH ×HEART LIVE 2018」を、賛同アーティストと共に、 2018年4月9日 (月)にZepp DiverCityにて開催致します。
コンサートの利益の一部は 「JFNアースコンシャス基金」を通じて、私たちの暮らしを災害から守る森を創る「鎮守の森のプロジェクト」に寄付いたします。
「これは、もういちど聴かなきゃ」もしくは、「聴き逃してしまった」という方は、radiko.jpで、放送日から1週間はお楽しみいただけますので是非お楽しみください!
私たちが、初めて 「アースデイコンサート」を開催したのは1990年。当時の日本は経済成長の真っ最中。 あれから、日本は、確実に変わってきました。家にしても、車にしても、今は、だれかとシェアをすることも珍しくありません。シェアリングエコノミーの時代です。 環境のことを考えることは、もはや、常識、という中で、今年は、どんなテーマを掲げるか? 私たちは考えました。そうして掲げたのが 「ROCK THE FOREST!森を創ろう!」です。
日本の国土面積のうち、半分以上は、森で出来ています。 大きな森も小さい森もありますが、東日本大震災の津波にも負けなかった「いのちを守る森」があることを知りました。 「いのちを守る森」は、10種類以上、たくさんの違う木々が混ざり合って出来ています。 どれだけたくさんの木があっても、1種類だけでは、強い森にはなりません。
そう考えると、まるで、森は、ロックバンドのようです。 ギターだけ、ベースだけ、ドラムだけ、もちろん、それでも格好いいんですが、 でも、みんなで集まって、そうして初めて生まれるハーモニーがあります。 そんな想いを込めて、今年の 「EARTH×HEART」のテーマは「ROCK THE FOREST」になりました。 いろんな違いを認め合って、尊敬しあって、それぞれに楽しんでいる世界。 素晴らしい音楽も、未来に残したい文化も、きっと 「いのちを守る森」のような多様性から生まれてきます。 森は、私たちの希望です。