2025年04月12日
今夜ゲストにお迎えしたのは、「R-1グランプリ2025」で優勝されました、お笑い芸人の友田オレさんです。
友田オレさんは、2001年、福岡県のご出身です。
早稲田大学 文化構想学部をご卒業されていらっしゃいます。
大学1年生の時に、お笑いサークル「早稲田大学お笑い工房LUDO」に加入され、「歌とフリップネタ」を合わせた独特の芸風で、2022年3月にYouTubeにアップした、『私の彼は左きき』が10万回再生されるなど話題を集めました。
また、大学在学中の2023年には、デビュー10カ月で、「第44回 ABCお笑いグランプリ」の決勝戦に進出。
そして、同年に行われました「第18回 M-1グランプリ」では、「Let Me Show You THE まごころ」として、準々決勝に進出。
昨年、2024年の「R-1グランプリ」では、準々決勝に進出し、今年、2025年に、見事、優勝を果たされました。

──ロールモデルを設定せずに自分の道を行く
茂木:友田さんは、中学・高校は久留米大附設ですし、早稲田大ですし、挫折や辛かった時期がないのかな、と思うんですけども。大学時代に苦労されたこととかあったんですか?
友田:はい。大学時代にお笑いサークルに入っていたとお話しましたけど、最初の頃、なかなか結果が出なくて。お笑いサークルというのは、意外と実力主義なんです。学生のお笑いの大会とかで結果を残さないと、なかなか残っていきづらいということがあって、そこで1年半ぐらいはずっと藻掻いていました。
茂木:その頃はどういう芸風だったんですか?
友田:別の方と漫才をやっていました。漫才で、もう無理をしてツッコミを頑張っていましたね。
茂木:では、ピン芸のスタイルはいつ頃に確立したんですか?
友田:ピンを最初にやったのは、大学2年生の夏とかですね。
茂木:意外とそれで、結果が出た、と。
友田:そうですね、割とすぐ。3個目ぐらいに作ったネタが、ちょうど歌ネタでした。それが『私の彼は左きき』という、YouTubeに上げているネタです。
茂木:あれは面白いよね。
友田:ありがとうございます。あれで、「あ、これはいけるかもしれないな」と思ったんです。
茂木:じゃあ、『私の彼は左きき』が、自分のスタイルを確立した大事なネタなんですね。
友田:そうです。
茂木:あれは、どういうふうに出てきたんですか?
友田:あれは、やっぱり、結構お笑いに向いている歌だったと言うか。「〇〇する時も、〇〇する時も、左きき」というのが、オーソドックスなお笑いの型なんです。笑点みたいな、「〇〇するのは~左きき」で必ず落とす、というのがお笑いだなと思って。
茂木:でも、最初は皆「あるある」で入って行きやすいところから、どんどんシュールな方に行きますよね。お客さんの反応としては、あれはきっと快感なんですよね。
友田:そうですね。応援してくれる方からは、「もっともっと言ってくれ」と言われますね。

茂木:今やもうR-1チャンピオンなんですけど、これからどうされていくんですか?
友田:これからの展望ですか。ちょっと今はまだ理解が現状に追いつけていない、というのが正直なところなんですけど。理想は、お笑いをやりつつ、音楽もやりながら、あとは演技とかできたらいいなと思っています。
茂木:そうですよね。演技も上手いですもんね。もうそういうドラマとか映画とかのオファーが来ているんじゃないですか?
友田:いえいえ、まだまだ来ていないです。狙いに行きますよ。
茂木:イギリスでは、オックスフォードとかケンブリッジのお笑いサークルからコメディアンがたくさん出ているんです。彼らは、もちろん脚本も書くし、ドラマも映画もやるし。だから僕は、早稲田のLUDOはちょっとオックスフォード、ケンブリッジのお笑いサークルと似ているな、と思って。
そういう意味においては、これからの日本のお笑いには、色々と新しいムーブが出てくるんじゃないですかね。
友田:そうですね。私かな…。
茂木:だから、これからどういう方向に行かれるのかな、ということに、僕は非常に興味があって。
友田:ロールモデルを設定せずに、自分の道を行けたらな、と思っていますね。
茂木:海外進出などはどうなんですか?
友田:僕の兄がずっと前に留学をしていて、そこで兄も色んなパフォーマンスを見て回った、と言っていたんですけど、でも、やっぱり「もうまるで違う」と(言っていた)。どこで笑うかとか、そもそも取り扱うテーマとか、そういうものがもうまるで違う、ということなので、また難しいところだなと思いますね。
茂木:でも、きっと吉本なども世界を見ているんでしょうし、これから日本のお笑いというのはどういうふうになっていくと思われますか?
友田:よりコンプラ意識がどんどん高まっていくとは思いますけど、そういった中で、「日本語表現をどういうふうに遊んでいくか」というような、そっちが極まっていくんじゃないかな、と思いますね。
日本語で遊ぶというのは、当たり障りがないじゃないですか。そこがもっと先鋭化するのかな、と思います。
茂木:先鋭化していく…。ちょっと芸術的になっていくんでしょうかね。

友田:ちょっとだけ、そんな気がしています。
茂木:きっと、チャンピオンとしての友田オレさんにしか見えない世界があるんでしょうね。引き続き、M-1もチャレンジし続けて、R-1も当然連覇を…。
友田:M-1も行きたいですね。(R-1は)ちょっと検討中みたいな感じです…。
茂木:検討中ですか(笑)。友田さんのネタがすごく好きなので、是非応援させてください! 本当に楽しみにしています。
友田:ありがとうございます!
――友田オレさんの『夢・挑戦』
茂木:この番組は、『夢や挑戦』がテーマなんですが、これからの友田さんの『夢、挑戦』は何でしょうか?
友田:夢、それは…。同世代の芸人とコント番組がしたい。
茂木:これは観たいですね。なかなか、ちゃんとしたストレートなコント番組が…。
友田:そうなんです。最近なかなかなくて。ここからもうひと盛り上がりできたら、と思います。
茂木:最後に、友田さんのファンの方、そしてこれからお笑いを目指す方に、メッセージを頂いてよろしいでしょうか?
友田:まずは、いつもお世話になっております。ファンの方、これからも応援よろしくお願いします。
そして、これからお笑いを目指す方。人と違うことで、1回、逆張りでやってみたらいいんじゃないでしょうか?
茂木:これは深いですね。やっぱりユニークさが大事ということですね。
友田:いやでも、僕もまだ本当に模索中なので、勉強していきたいなと思っています。

●友田オレ (@tomoda_crodango) ・ X(旧Twitter)公式アカウント
●そのほか…友田オレさんの公式は…こちらから!
↑友田さんのYouTubeも…こちらから!
●GATE株式会社 公式サイト
友田オレさんは、2001年、福岡県のご出身です。
早稲田大学 文化構想学部をご卒業されていらっしゃいます。
大学1年生の時に、お笑いサークル「早稲田大学お笑い工房LUDO」に加入され、「歌とフリップネタ」を合わせた独特の芸風で、2022年3月にYouTubeにアップした、『私の彼は左きき』が10万回再生されるなど話題を集めました。
また、大学在学中の2023年には、デビュー10カ月で、「第44回 ABCお笑いグランプリ」の決勝戦に進出。
そして、同年に行われました「第18回 M-1グランプリ」では、「Let Me Show You THE まごころ」として、準々決勝に進出。
昨年、2024年の「R-1グランプリ」では、準々決勝に進出し、今年、2025年に、見事、優勝を果たされました。

──ロールモデルを設定せずに自分の道を行く
茂木:友田さんは、中学・高校は久留米大附設ですし、早稲田大ですし、挫折や辛かった時期がないのかな、と思うんですけども。大学時代に苦労されたこととかあったんですか?
友田:はい。大学時代にお笑いサークルに入っていたとお話しましたけど、最初の頃、なかなか結果が出なくて。お笑いサークルというのは、意外と実力主義なんです。学生のお笑いの大会とかで結果を残さないと、なかなか残っていきづらいということがあって、そこで1年半ぐらいはずっと藻掻いていました。
茂木:その頃はどういう芸風だったんですか?
友田:別の方と漫才をやっていました。漫才で、もう無理をしてツッコミを頑張っていましたね。
茂木:では、ピン芸のスタイルはいつ頃に確立したんですか?
友田:ピンを最初にやったのは、大学2年生の夏とかですね。
茂木:意外とそれで、結果が出た、と。
友田:そうですね、割とすぐ。3個目ぐらいに作ったネタが、ちょうど歌ネタでした。それが『私の彼は左きき』という、YouTubeに上げているネタです。
茂木:あれは面白いよね。
友田:ありがとうございます。あれで、「あ、これはいけるかもしれないな」と思ったんです。
茂木:じゃあ、『私の彼は左きき』が、自分のスタイルを確立した大事なネタなんですね。
友田:そうです。
茂木:あれは、どういうふうに出てきたんですか?
友田:あれは、やっぱり、結構お笑いに向いている歌だったと言うか。「〇〇する時も、〇〇する時も、左きき」というのが、オーソドックスなお笑いの型なんです。笑点みたいな、「〇〇するのは~左きき」で必ず落とす、というのがお笑いだなと思って。
茂木:でも、最初は皆「あるある」で入って行きやすいところから、どんどんシュールな方に行きますよね。お客さんの反応としては、あれはきっと快感なんですよね。
友田:そうですね。応援してくれる方からは、「もっともっと言ってくれ」と言われますね。

茂木:今やもうR-1チャンピオンなんですけど、これからどうされていくんですか?
友田:これからの展望ですか。ちょっと今はまだ理解が現状に追いつけていない、というのが正直なところなんですけど。理想は、お笑いをやりつつ、音楽もやりながら、あとは演技とかできたらいいなと思っています。
茂木:そうですよね。演技も上手いですもんね。もうそういうドラマとか映画とかのオファーが来ているんじゃないですか?
友田:いえいえ、まだまだ来ていないです。狙いに行きますよ。
茂木:イギリスでは、オックスフォードとかケンブリッジのお笑いサークルからコメディアンがたくさん出ているんです。彼らは、もちろん脚本も書くし、ドラマも映画もやるし。だから僕は、早稲田のLUDOはちょっとオックスフォード、ケンブリッジのお笑いサークルと似ているな、と思って。
そういう意味においては、これからの日本のお笑いには、色々と新しいムーブが出てくるんじゃないですかね。
友田:そうですね。私かな…。
茂木:だから、これからどういう方向に行かれるのかな、ということに、僕は非常に興味があって。
友田:ロールモデルを設定せずに、自分の道を行けたらな、と思っていますね。
茂木:海外進出などはどうなんですか?
友田:僕の兄がずっと前に留学をしていて、そこで兄も色んなパフォーマンスを見て回った、と言っていたんですけど、でも、やっぱり「もうまるで違う」と(言っていた)。どこで笑うかとか、そもそも取り扱うテーマとか、そういうものがもうまるで違う、ということなので、また難しいところだなと思いますね。
茂木:でも、きっと吉本なども世界を見ているんでしょうし、これから日本のお笑いというのはどういうふうになっていくと思われますか?
友田:よりコンプラ意識がどんどん高まっていくとは思いますけど、そういった中で、「日本語表現をどういうふうに遊んでいくか」というような、そっちが極まっていくんじゃないかな、と思いますね。
日本語で遊ぶというのは、当たり障りがないじゃないですか。そこがもっと先鋭化するのかな、と思います。
茂木:先鋭化していく…。ちょっと芸術的になっていくんでしょうかね。

友田:ちょっとだけ、そんな気がしています。
茂木:きっと、チャンピオンとしての友田オレさんにしか見えない世界があるんでしょうね。引き続き、M-1もチャレンジし続けて、R-1も当然連覇を…。
友田:M-1も行きたいですね。(R-1は)ちょっと検討中みたいな感じです…。
茂木:検討中ですか(笑)。友田さんのネタがすごく好きなので、是非応援させてください! 本当に楽しみにしています。
友田:ありがとうございます!
――友田オレさんの『夢・挑戦』
茂木:この番組は、『夢や挑戦』がテーマなんですが、これからの友田さんの『夢、挑戦』は何でしょうか?
友田:夢、それは…。同世代の芸人とコント番組がしたい。
茂木:これは観たいですね。なかなか、ちゃんとしたストレートなコント番組が…。
友田:そうなんです。最近なかなかなくて。ここからもうひと盛り上がりできたら、と思います。
茂木:最後に、友田さんのファンの方、そしてこれからお笑いを目指す方に、メッセージを頂いてよろしいでしょうか?
友田:まずは、いつもお世話になっております。ファンの方、これからも応援よろしくお願いします。
そして、これからお笑いを目指す方。人と違うことで、1回、逆張りでやってみたらいいんじゃないでしょうか?
茂木:これは深いですね。やっぱりユニークさが大事ということですね。
友田:いやでも、僕もまだ本当に模索中なので、勉強していきたいなと思っています。

●友田オレ (@tomoda_crodango) ・ X(旧Twitter)公式アカウント
●そのほか…友田オレさんの公式は…こちらから!
↑友田さんのYouTubeも…こちらから!
●GATE株式会社 公式サイト