2024年06月15日
福田淳さんは、1965年、大阪府のお生まれ。
株式会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、バイスプレジデントを経て、
2007年に、株式会社ソニー・デジタルエンタテインメントを起業し、
主に、IT分野のコンテンツのブランディングや知的財産管理の事業を行われました。
2018年、株式会社スピーディを起業され、タレントエージェント事業、
アメリカ・ロサンゼルスでのアートギャラリー経営、
カリフォルニア全域と沖縄におけるリゾート施設展開や、
無農薬農場開発、世界19カ国での出版事業、その他M&Aと出資、
スタートアップ投資など、多岐にわたり、ご活躍中でいらっしゃいます。
──エンタメは生活インフラの一つ
茂木:福田淳さんのご著書『好きな人が、好きなことは、好きになる』の中でも、本当にウルトラポジティブな福田さんなんですが、そんな福田さんだからこそできることがあると思うんです。ただ、世間で言われているように、日本のアイドル文化がこれからどうなるのかな、と。今、模索している時期でもあると思うんですけど、福田さんには明確なビジョンがあるんですよね?
福田:エンタメには、映画とか色んな分野があるじゃないですか。その中で、音楽は非常にマーケットがシュリンクしている分野ですよね。どんどんマーケットが伸びて行き、これが配信に切り替わって行った時に、アメリカの音楽産業は配信が伸びているんですけど、じゃあSpotifyとかApple Musicが伸びているかと言ってもそんなことはなくて。すごい細分化されていて、個人一人の名前だけのサブスクサービスとかがあるんですよ。「私の音楽ばっかりありますよ。月5ドルね」とか。だから、まずは色んな音楽配信の多様性みたいなことが必要なのかな、と。
あともう一つは、色んなヒットが毎月毎月、毎週毎週出ているんですけど、ぱっと見た時に、最近は皆が口ずさむような大ヒット曲がないと思いませんか?
茂木:ないかもしれませんね…。
福田:「最近、皆があれを歌ってるな」とか、「もう絶対、年末にこれを聴きたいな」とか。それがないということは、音楽業界自体ももうちょっと頑張らなきゃいけない。つまり、良いクリエイティブ、良い日本語の歌詞の、良い曲を作るということに集中して、日本国中を盛り上げるようなことができたらいいですよね。
茂木:逆に、ずいぶん爽やかな気がしますね。だから、「グローバル」と言っている中で、逆にローカルの我々の中ではちゃんとした日本語で良い曲を作ろう、と。そういうことをこれからやっていかなくちゃいけないんだな、と思うんですけど…。
先週、「エンタメはアップデートしていかなければいけない。そういう人が人気が出るんだ」と仰っていましたが、これから、福田さんからも何かサプライズとかアップデートとかありますか?
福田:いや、毎日がサプライズなんですけど(笑)。どのサプライズですか(笑)。
茂木:そうか、いっぱいあり過ぎて(笑)。
福田:本当に今、いっぱいあるんです(笑)。
茂木:じゃあ、楽しみに待ってた方がいいですね。
福田:もうね、絶対、毎月楽しいことのお知らせが皆さんにできると思います!
茂木:これはもうね、この梅雨空の中で未来に希望が感じられるような気がします。
福田さんの中に、「こういうものがエンタメの煌びやかな世界だ」とか、何かビジョンみたいなものはありますか?
福田:ちょっとまた地味な話になるかもしれませんけど、東日本大震災だとか色んな震災があった時に、(被災した)皆さんは大変じゃないですか。歌手が(被災地に)行って歌いますと言っても、「食うや食わずで水も出ていないしお風呂も入ってないのに、歌なんていらないよ」と仰る方ももちろんいるわけなんですけど、しばらくして生活が落ち着いてくると、音楽や映画やドラマが必要になってくるんです。僕なんかはずっとエンタメしかやっていませんけど、「生きるのにはエンタメなんかいらない」ってずっと言われていたんですよ。だけど、確実にいることが分かりましたよね。
茂木:そうですよね。
福田:だから、エンタメというのは生活インフラですよ。歌もそうです。生活インフラの仕事をしているので、僕は、これはもう公共事業だと思っています。
だから「ここは奇抜な世界で、特殊な才能の人しかいちゃいけないんだよ」というのは間違っておると感じているんです。なので、普通の人が普通に参入して皆を楽しませることができれば…、例えばクラスの人気者というのも一つのタレントですよね。職場に癒しおじさんがいたとしたら、それだって優れた上司よりかは機能としてあるわけです。人間というのは、そういう多様な中に身を置いて日々暮らしています。しかも、その周りの数人の影響をすごく受けて、学校だったらいじめを苦にしたりするような悲惨なこともあるんでしょうけど、そういうことだって、僕はエンタメの力で直していけると思うんですよね。だから「エンタメが必要なんだ」という観点で、行政も国民の皆も考えていただけるといいなと思います。
茂木:僕、福田さんのお話を二週続けてお聞きして、こういう方が日本のエンタメを引っ張っていってくれるんだったら、安心すると同時に、楽しみだな、嬉しいな、とすごい期待感が湧いてくるんじゃないかなと思います。
福田:淡々と頑張ります(笑)。
茂木:はい。ありがとうございます。
福田さん、色々とお話を伺ってきたんですが、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですね。もう既に色んなことをされていると思うんですけど、今後の『夢、挑戦』は何でしょうか?
福田:思いついたらすぐにやって、嫌と思ったらすぐやめる。これを繰り返すことで、いつの間にか夢が実現できてると思いますね。僕の経験だと、本当にそういうことです。
茂木:それをこれからも淡々とやっていく、と。
福田:観察と言いますか、日々周りを見ていて「これはどうしてだろう?」とたくさん疑問に思うことがいっぱいあると、たくさん好奇心が湧いてくるので、「好き」が増えます。疑問がないと「好き」の量が少ないかもしれません。
茂木:なるほどな。このラジオを聴いてくださっている方も、福田さんのこれからに期待しちゃうという方も多いんじゃないでしょうか。
その福田淳さんのご著書で、今発売中の『好きな人が、好きなことは、好きになる』。この本は本当に福田さんの魅力が更に伝わる素晴らしい本なんですが、福田さん、これから読むという方に、何かメッセージを一言いただけますか?
福田:本当に何にも頑張らなくてよくて、次の瞬間から自分の好きなことを発見する仕方が書いてありますので、ぜひご一読ください。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、現在発売中の
福田淳さんのご著書『好きな人が、好きなことは、好きになる』に、
福田さんの直筆サインを入れて、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●株式会社スピーディ 福田さん 公式サイト
●好きな人が、好きなことは、好きになる / 福田淳 (著)
(Amazon)
株式会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、バイスプレジデントを経て、
2007年に、株式会社ソニー・デジタルエンタテインメントを起業し、
主に、IT分野のコンテンツのブランディングや知的財産管理の事業を行われました。
2018年、株式会社スピーディを起業され、タレントエージェント事業、
アメリカ・ロサンゼルスでのアートギャラリー経営、
カリフォルニア全域と沖縄におけるリゾート施設展開や、
無農薬農場開発、世界19カ国での出版事業、その他M&Aと出資、
スタートアップ投資など、多岐にわたり、ご活躍中でいらっしゃいます。
──エンタメは生活インフラの一つ
茂木:福田淳さんのご著書『好きな人が、好きなことは、好きになる』の中でも、本当にウルトラポジティブな福田さんなんですが、そんな福田さんだからこそできることがあると思うんです。ただ、世間で言われているように、日本のアイドル文化がこれからどうなるのかな、と。今、模索している時期でもあると思うんですけど、福田さんには明確なビジョンがあるんですよね?
福田:エンタメには、映画とか色んな分野があるじゃないですか。その中で、音楽は非常にマーケットがシュリンクしている分野ですよね。どんどんマーケットが伸びて行き、これが配信に切り替わって行った時に、アメリカの音楽産業は配信が伸びているんですけど、じゃあSpotifyとかApple Musicが伸びているかと言ってもそんなことはなくて。すごい細分化されていて、個人一人の名前だけのサブスクサービスとかがあるんですよ。「私の音楽ばっかりありますよ。月5ドルね」とか。だから、まずは色んな音楽配信の多様性みたいなことが必要なのかな、と。
あともう一つは、色んなヒットが毎月毎月、毎週毎週出ているんですけど、ぱっと見た時に、最近は皆が口ずさむような大ヒット曲がないと思いませんか?
茂木:ないかもしれませんね…。
福田:「最近、皆があれを歌ってるな」とか、「もう絶対、年末にこれを聴きたいな」とか。それがないということは、音楽業界自体ももうちょっと頑張らなきゃいけない。つまり、良いクリエイティブ、良い日本語の歌詞の、良い曲を作るということに集中して、日本国中を盛り上げるようなことができたらいいですよね。
茂木:逆に、ずいぶん爽やかな気がしますね。だから、「グローバル」と言っている中で、逆にローカルの我々の中ではちゃんとした日本語で良い曲を作ろう、と。そういうことをこれからやっていかなくちゃいけないんだな、と思うんですけど…。
先週、「エンタメはアップデートしていかなければいけない。そういう人が人気が出るんだ」と仰っていましたが、これから、福田さんからも何かサプライズとかアップデートとかありますか?
福田:いや、毎日がサプライズなんですけど(笑)。どのサプライズですか(笑)。
茂木:そうか、いっぱいあり過ぎて(笑)。
福田:本当に今、いっぱいあるんです(笑)。
茂木:じゃあ、楽しみに待ってた方がいいですね。
福田:もうね、絶対、毎月楽しいことのお知らせが皆さんにできると思います!
茂木:これはもうね、この梅雨空の中で未来に希望が感じられるような気がします。
福田さんの中に、「こういうものがエンタメの煌びやかな世界だ」とか、何かビジョンみたいなものはありますか?
福田:ちょっとまた地味な話になるかもしれませんけど、東日本大震災だとか色んな震災があった時に、(被災した)皆さんは大変じゃないですか。歌手が(被災地に)行って歌いますと言っても、「食うや食わずで水も出ていないしお風呂も入ってないのに、歌なんていらないよ」と仰る方ももちろんいるわけなんですけど、しばらくして生活が落ち着いてくると、音楽や映画やドラマが必要になってくるんです。僕なんかはずっとエンタメしかやっていませんけど、「生きるのにはエンタメなんかいらない」ってずっと言われていたんですよ。だけど、確実にいることが分かりましたよね。
茂木:そうですよね。
福田:だから、エンタメというのは生活インフラですよ。歌もそうです。生活インフラの仕事をしているので、僕は、これはもう公共事業だと思っています。
だから「ここは奇抜な世界で、特殊な才能の人しかいちゃいけないんだよ」というのは間違っておると感じているんです。なので、普通の人が普通に参入して皆を楽しませることができれば…、例えばクラスの人気者というのも一つのタレントですよね。職場に癒しおじさんがいたとしたら、それだって優れた上司よりかは機能としてあるわけです。人間というのは、そういう多様な中に身を置いて日々暮らしています。しかも、その周りの数人の影響をすごく受けて、学校だったらいじめを苦にしたりするような悲惨なこともあるんでしょうけど、そういうことだって、僕はエンタメの力で直していけると思うんですよね。だから「エンタメが必要なんだ」という観点で、行政も国民の皆も考えていただけるといいなと思います。
茂木:僕、福田さんのお話を二週続けてお聞きして、こういう方が日本のエンタメを引っ張っていってくれるんだったら、安心すると同時に、楽しみだな、嬉しいな、とすごい期待感が湧いてくるんじゃないかなと思います。
福田:淡々と頑張ります(笑)。
茂木:はい。ありがとうございます。
福田さん、色々とお話を伺ってきたんですが、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんですね。もう既に色んなことをされていると思うんですけど、今後の『夢、挑戦』は何でしょうか?
福田:思いついたらすぐにやって、嫌と思ったらすぐやめる。これを繰り返すことで、いつの間にか夢が実現できてると思いますね。僕の経験だと、本当にそういうことです。
茂木:それをこれからも淡々とやっていく、と。
福田:観察と言いますか、日々周りを見ていて「これはどうしてだろう?」とたくさん疑問に思うことがいっぱいあると、たくさん好奇心が湧いてくるので、「好き」が増えます。疑問がないと「好き」の量が少ないかもしれません。
茂木:なるほどな。このラジオを聴いてくださっている方も、福田さんのこれからに期待しちゃうという方も多いんじゃないでしょうか。
その福田淳さんのご著書で、今発売中の『好きな人が、好きなことは、好きになる』。この本は本当に福田さんの魅力が更に伝わる素晴らしい本なんですが、福田さん、これから読むという方に、何かメッセージを一言いただけますか?
福田:本当に何にも頑張らなくてよくて、次の瞬間から自分の好きなことを発見する仕方が書いてありますので、ぜひご一読ください。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、現在発売中の
福田淳さんのご著書『好きな人が、好きなことは、好きになる』に、
福田さんの直筆サインを入れて、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●株式会社スピーディ 福田さん 公式サイト
●好きな人が、好きなことは、好きになる / 福田淳 (著)
(Amazon)