2023年07月01日
太田さんは、1965年、埼玉県のお生まれです。
日本大学芸術学部の同級生だった田中裕二さんと、1988年に「爆笑問題」を結成。
政治から芸能界まで、様々な社会現象を斬る漫才は、
幅広い年齢層に支持されています。
また、執筆活動もされており、2010年、初の小説『マボロシの鳥』を上梓。
2作目の『文明の子』に続く、11年ぶりの書き下ろし長編小説『笑って人類!』が
今年の3月に幻冬舎より発売され、話題を集めていらっしゃいます。
──太田光さんの夢・挑戦
茂木:太田さんは本当に文学の魂を持っていて創作力があるわけですから、この後はどうされるんですか?
太田:いやだから、まず「この『笑って人類!』をどう転がすか」が今のメインで、これがどうにも自分の納得いく決着つかなかったら、その時はまた次へ、という感じになると思います。だからしばらくはこの本にこだわっていくとは思いますけどね。
茂木:ですから、映画かNetflixかもしれないし、あるいはもうこれを英訳して、アメリカで…とかですね。
太田:あ、そうだ。茂木さんが前にも「英訳するべきだ」というのは言ってくれましたよね。でも、その辺の事はもう全部社長に任せてるんで。村上春樹とかが英訳してくれたら売れるんですよ(笑)。
茂木:(笑)。でも本当に、スケール感、あとは皮肉とか残酷さとかそういうことも含めて、素晴らしいなと思います。ぜひこれがからNetflixも…。
太田:100億ぐらいかけたい(笑)。
茂木:100億もかけるんですか(笑)。
太田:これを映画にするとなったら、「俺こんなの書いちゃってどんだけ金かかるんだろう?」って思ったら…。だって、役者を全部外国でオーディションして、俺英語喋れないから、もうどういう演出すればいいのかもなかなか難しいんですよ(笑)。
茂木:一部ネタバレですが、アメリカ首脳…まあ大統領になっちゃうと言っていいかな? アンの役を誰がやるかというのは。
太田:アンは、たぶんネイティブで喋れる女優さんを探すんでしょうけど。
茂木:今我々がイメージしてる中だと、アンはどんな人が合うんでしょう。
太田:どうだろう? それは本当に困ってます。周りは、桜が自分だったり、あと田辺という新聞記者が出るんですけど、あれは田中で当て書きしてるんです。そうすると爆笑問題のツーショットもあるし、いいなと思ってて。あと富士見という総理大臣には怖〜い奥さんがいるじゃないですか。あれはうちの社長なんです(笑)。
茂木:(笑)。ええ? 社長出るんですか!
太田:出るんです。
茂木:それ、本人は知ってるんですか?
太田:もちろん。で、和服を着せて。
茂木:でも合ってるかも。
太田:合ってるでしょ(笑)? ただ、そのメインどころのアンと富士見というのは、ちょっとどうしようかなと思ってますね。
茂木:本当に色んな楽しみがあるんですけども…。
色々お話ができたんですが、この番組は『夢や挑戦』がテーマなんですけども、今後の『夢・挑戦』は何でしょうか? 特にこの小説周りとか、映画周りとか…。
太田:本当にどんな形にせよ“映像化”というのはもう一つの夢ではありますけど。ただ僕は、本当にこれだけ、35年ぐらい、茂木さんの言うところの日本の“オワコン”のテレビの中でやってるんですけど…。
茂木:いやいや、そんなことないです! それを言ってるのは僕じゃないです! 違う人だと思います。
太田:(笑)。ただ、そう仰る意味も分からなくはないし、日本のバラエティーというのがもうちょっと俺がやりたかったものをやりたいなという夢は、すごくあります。
茂木:それいいですね。太田さんがやりたいような番組をやると。
太田:そうなんです。何度も企画書出してるけど、もうなかなか通らないんです。これは何でかと言うと、やっぱり時代の流れがあって。『夢であいましょう』とか『シャボン玉ホリデー』とか、あそこからすごくヒット曲が出たり、洒落たコントがあったり、トークがあったり…。つまり『バラエティー』という言葉の通り、何でもありのバラエティー番組というのが、やっぱり数字を取れなくなっちゃったんですよ。
というのは、情報だったり、生活に役立つ知識だったり、そういうのを入れなきゃ数字取れないから。そうするとスポンサーがつかないからという、まぁ、それはもうしょうがないと思うんだけど。
日本の映画界もそうじゃないですか。昔は『寅さん』があって、『社長シリーズ』があって、『無責任シリーズ』があって、喜劇がいっぱいあったのに、今はないじゃないですか。恐らく、ハリウッドもその状況になってると思うんです。
茂木:確かに世界的かも知れないですね。
太田:ジェリー・ルイスの喜劇があったり、ジャック・レモンがいたり、という時代は、もうとっくに終わっちゃったじゃないですか。でも、昔はああいううっとりするような映画がたくさんあって、だからこれは時代と抗うことになるけど、もう1回そっちに引き戻したいという気持ちは、常にありますね。
茂木:もう本当に我々もすごい全面的に楽しみにして、また応援したいなと思うので、リスナーの皆さんも是非、そういう番組を実現するように太田光さんを応援しましょう。まずはこの『笑って人類!』を買うことからですね。
太田:(笑)。本当にこれからですね。本当に別に大仰な文学というつもりで書いてないので、暇つぶしに読もうという感じで。今は皆漫画を読むじゃないですか。だから僕の本が厚いと言ったって、『ONE PIECE』には敵わないでしょ(笑)。そんな感じで気軽に、漫画だと思って読んで頂ければなと思います。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、幻冬舎より発売中!
爆笑問題・太田光さんのご著書『笑って人類!』に
太田さんの直筆サインを入れて3名の方にプレゼント致します。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●爆笑問題 公式サイト
●TITAN(タイタン)公式Twitter(@titanhappy)
●「笑って人類!」 / 太田光(著)
(Amazon)
●幻冬舎 公式サイト
●幻冬舎 Twitter(@gentoshap)
●幻冬舎plus公式サイト
●幻冬舎plus Twitter(@gentoshap)
日本大学芸術学部の同級生だった田中裕二さんと、1988年に「爆笑問題」を結成。
政治から芸能界まで、様々な社会現象を斬る漫才は、
幅広い年齢層に支持されています。
また、執筆活動もされており、2010年、初の小説『マボロシの鳥』を上梓。
2作目の『文明の子』に続く、11年ぶりの書き下ろし長編小説『笑って人類!』が
今年の3月に幻冬舎より発売され、話題を集めていらっしゃいます。
──太田光さんの夢・挑戦
茂木:太田さんは本当に文学の魂を持っていて創作力があるわけですから、この後はどうされるんですか?
太田:いやだから、まず「この『笑って人類!』をどう転がすか」が今のメインで、これがどうにも自分の納得いく決着つかなかったら、その時はまた次へ、という感じになると思います。だからしばらくはこの本にこだわっていくとは思いますけどね。
茂木:ですから、映画かNetflixかもしれないし、あるいはもうこれを英訳して、アメリカで…とかですね。
太田:あ、そうだ。茂木さんが前にも「英訳するべきだ」というのは言ってくれましたよね。でも、その辺の事はもう全部社長に任せてるんで。村上春樹とかが英訳してくれたら売れるんですよ(笑)。
茂木:(笑)。でも本当に、スケール感、あとは皮肉とか残酷さとかそういうことも含めて、素晴らしいなと思います。ぜひこれがからNetflixも…。
太田:100億ぐらいかけたい(笑)。
茂木:100億もかけるんですか(笑)。
太田:これを映画にするとなったら、「俺こんなの書いちゃってどんだけ金かかるんだろう?」って思ったら…。だって、役者を全部外国でオーディションして、俺英語喋れないから、もうどういう演出すればいいのかもなかなか難しいんですよ(笑)。
茂木:一部ネタバレですが、アメリカ首脳…まあ大統領になっちゃうと言っていいかな? アンの役を誰がやるかというのは。
太田:アンは、たぶんネイティブで喋れる女優さんを探すんでしょうけど。
茂木:今我々がイメージしてる中だと、アンはどんな人が合うんでしょう。
太田:どうだろう? それは本当に困ってます。周りは、桜が自分だったり、あと田辺という新聞記者が出るんですけど、あれは田中で当て書きしてるんです。そうすると爆笑問題のツーショットもあるし、いいなと思ってて。あと富士見という総理大臣には怖〜い奥さんがいるじゃないですか。あれはうちの社長なんです(笑)。
茂木:(笑)。ええ? 社長出るんですか!
太田:出るんです。
茂木:それ、本人は知ってるんですか?
太田:もちろん。で、和服を着せて。
茂木:でも合ってるかも。
太田:合ってるでしょ(笑)? ただ、そのメインどころのアンと富士見というのは、ちょっとどうしようかなと思ってますね。
茂木:本当に色んな楽しみがあるんですけども…。
色々お話ができたんですが、この番組は『夢や挑戦』がテーマなんですけども、今後の『夢・挑戦』は何でしょうか? 特にこの小説周りとか、映画周りとか…。
太田:本当にどんな形にせよ“映像化”というのはもう一つの夢ではありますけど。ただ僕は、本当にこれだけ、35年ぐらい、茂木さんの言うところの日本の“オワコン”のテレビの中でやってるんですけど…。
茂木:いやいや、そんなことないです! それを言ってるのは僕じゃないです! 違う人だと思います。
太田:(笑)。ただ、そう仰る意味も分からなくはないし、日本のバラエティーというのがもうちょっと俺がやりたかったものをやりたいなという夢は、すごくあります。
茂木:それいいですね。太田さんがやりたいような番組をやると。
太田:そうなんです。何度も企画書出してるけど、もうなかなか通らないんです。これは何でかと言うと、やっぱり時代の流れがあって。『夢であいましょう』とか『シャボン玉ホリデー』とか、あそこからすごくヒット曲が出たり、洒落たコントがあったり、トークがあったり…。つまり『バラエティー』という言葉の通り、何でもありのバラエティー番組というのが、やっぱり数字を取れなくなっちゃったんですよ。
というのは、情報だったり、生活に役立つ知識だったり、そういうのを入れなきゃ数字取れないから。そうするとスポンサーがつかないからという、まぁ、それはもうしょうがないと思うんだけど。
日本の映画界もそうじゃないですか。昔は『寅さん』があって、『社長シリーズ』があって、『無責任シリーズ』があって、喜劇がいっぱいあったのに、今はないじゃないですか。恐らく、ハリウッドもその状況になってると思うんです。
茂木:確かに世界的かも知れないですね。
太田:ジェリー・ルイスの喜劇があったり、ジャック・レモンがいたり、という時代は、もうとっくに終わっちゃったじゃないですか。でも、昔はああいううっとりするような映画がたくさんあって、だからこれは時代と抗うことになるけど、もう1回そっちに引き戻したいという気持ちは、常にありますね。
茂木:もう本当に我々もすごい全面的に楽しみにして、また応援したいなと思うので、リスナーの皆さんも是非、そういう番組を実現するように太田光さんを応援しましょう。まずはこの『笑って人類!』を買うことからですね。
太田:(笑)。本当にこれからですね。本当に別に大仰な文学というつもりで書いてないので、暇つぶしに読もうという感じで。今は皆漫画を読むじゃないですか。だから僕の本が厚いと言ったって、『ONE PIECE』には敵わないでしょ(笑)。そんな感じで気軽に、漫画だと思って読んで頂ければなと思います。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、幻冬舎より発売中!
爆笑問題・太田光さんのご著書『笑って人類!』に
太田さんの直筆サインを入れて3名の方にプレゼント致します。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●爆笑問題 公式サイト
●TITAN(タイタン)公式Twitter(@titanhappy)
●「笑って人類!」 / 太田光(著)
(Amazon)
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