2023年05月20日
タカサカモトさんは、1985年、鳥取県のご出身で、
東京大学文学部をご卒業されていらっしゃいます。
東大に進学後、人生に迷い、大学を休学。
大学の恩師の助言で、自分に素直に生きた結果、
メキシコでタコス屋の見習いや、鳥取で学び舎「寺子屋」の運営、
ブラジルの名門サッカークラブの広報、そして、
ブラジルのサッカー選手、ネイマール選手の通訳などをご経験されました。
その後、4か国語を使いこなし、主にプロサッカー選手を対象とした
学習コンサルティングサービス「フットリンガル」を創業し、
国際舞台での活躍を志すプロサッカー選手を中心に、
語学や異文化コミュニケーション等を教えていらっしゃいます。
そんなタカサカモトさんは、徳間書店より、一風変わったご自身の生き方を1冊にまとめた、
『東大8年生 自分時間の歩き方』を刊行されていらっしゃいます。
──日本代表選手のマインド
茂木:タカさん、「フットリンガル」とはどういうサービスなんですか?
タカサカモト:フットリンガルは、基本的にはプロサッカー選手を中心として、海外だったり国際舞台で活躍したい選手たちの為に、語学であるとか、異文化適応・異文化コミュニケーションを指導する、というサービスです。
茂木:サッカー選手にとっては、それは大事ですもんね。
タカサカモト:そう思いますね。
茂木:すごく興味があるんですけど、やっぱりサッカー選手はサッカーの技術だけじゃなくて、語学、生き方、戦略…そこを含めてやらないと、なかなかトップ選手にはなれないんですかね。
タカサカモト:もちろん、例えばリオネル・メッシ選手とか、ああいったクラスの選手であれば、もうサッカーしてるだけでいいとは思うんですね。ただやっぱり、海外のヨーロッパが中心のサッカー界の中で、日本人が生き残っていくと考えた時に、純粋にサッカーで評価されたかったら、サッカー以外で判断されることは排除した方がいいと思うんですよね。
茂木:なるほど。
タカサカモト:やっぱりその中に、語学であったりとか、コミュニケーションというのは含まれたりしますので。実際に、海外移籍する選手の報道なんかでは、以前私が一サッカーファンとして見ていた時に、そういった適用とか語学の部分がきっかけになって、チームや監督の評価を下げてしまう例もあるということを見たこともあったんです。なので、「誰かそこをサポートした方がいいんじゃないかな?」ということで興味があって、それできっかけがあったので始めた、という感じです。
茂木:先日のカタールのワールドカップを現地でご覧になったということですけど、あの遠藤航選手もフットリンガルのクライアントなんですか?
タカサカモト:そうですね。しかも最初の生徒ですね。
茂木:どういうことを、遠藤選手と一緒に取り組んでらっしゃるんですか?
タカサカモト:遠藤選手は、元々は1年前ですかね、海外移籍の時に私と知り合って、まず英語から…。やっぱり「どの国に行くか分からないから、まず英語ができるようになりたい」ということで、英語の指導から始めていったんですけど。
その中で、色んな海外のコミュニケーションの話もしていったりとか、ある時期からはドイツ語であったり、ということもカリキュラムに入れていって。ベルギーに行ったんですけど、ベルギーに行っている時はフランス語もちょっとやってもらったりとか。
…みたいな形で、その時その時で色んなことをやっていますね。
茂木:このフットリンガルのをクライアントとしては、原口元気選手もいるということで。これはどうなんですかね? 遠藤選手、原口選手のようなトップサッカー選手に共通して、何かマインドとかはあるんですか。
タカサカモト:遠藤選手、原口選手、後は本には書いてないんですけど、代表選手を何人か見させてもらってきた中で、やっぱり「自分に何が足りないのか」「自分に何が必要なのか」ということを常に考えて、自分を客観視して、必要だと思ったことはひとまずやってみるという柔軟な思考もそうですし。なので、やっぱり代表まで来る選手というのは、「こういう考え方と行動をするから、代表まで来たのかな」という風に思わせてくれる選手が多いですね。
茂木:だから、もちろんフィジカルの強さとか、スキルとか、そういうこともあるんだけど、マインドも。
タカサカモト:そうですね。当然、もちろんサッカーのセンスだとかフィジカルや技術もあると思うんですけども、プラス、考え方だったりとか、柔軟性だったり、積極性、向上心というところは、やっぱりずば抜けてるなと思いますね。
茂木:タカさんの『東大8年生 自分時間の歩き方』を読むと、ファミリーヒストリーのところも含めて、今まで色々大変なこともあったじゃないですか。
タカサカモト:はい、まぁ人並みに。
茂木:どうですか? このラジオを聴いている方も、それぞれ人生で大変なことがあると思うんですけど、どうしたら大変なことを乗り越えて、前向きに生きられますかね?
タカサカモト:「今が人生の最期の瞬間ではない」というのは、確実にどの方にも言えることだと思うんですよね。
やっぱり、ハッピーエンドのストーリーというものがあるとした時に、大体途中で主人公を虐めるじゃないですか。「そんなに酷い思いをしなくてもいいのに」ということがあると思うので、「ハッピーエンドの途中を生きてる」というつもりで、当時、自分もちょっと思っていたところがありました。
茂木:かっこいいなぁ…!
あと、日本はどうしても今、内向きになってしまうこともあって、「自分のコンフォートゾーンから出られない」と感じている人も多いと思うんですけど、どうしたらコンフォートゾーンから出られますか。
タカサカモト:「コンフォートゾーンは、全部出る必要もない」と思っているので。例えば、私はメキシコに行きましたけど、友人が誘ってくれたから行けたという、その“一緒に行く友人”というコンフォートゾーンはある状態で行ってるんですよね。
茂木:なるほど!
タカサカモト:なので、自分は基本的に「片足はコンフォートゾーンに残して、もう片足だけを外に出す」というスタンスでやっているんです。そっちの方が現実的で、皆さんもできることなのかなと思いますね。
茂木:そうか。背水の陣でいきなり飛び込むというんじゃなく。
タカサカモト:そうですね。それである程度自信がついてきたら(飛び込む)。ブラジルの時は完全に飛び込みましたけど、やっぱりそれはまずメキシコの経験があったからですし。僕の場合は基本的にビビリなので、ちょっとずつ、ちょっとずつ…。
茂木:ビビリなんですか(笑)?
タカサカモト:ビビリです。幼い頃から「気の細い子だ」と言われて育ちました。
茂木:でもそのビビリが、結果として、この『東大8年生 自分時間の歩き方』に書いてあるような、これは他人から見たら冒険にしか見えない生き方をしてますよね。
タカサカモト:そういう風に見ることもできると思うんですけど、ビビリがビビリながらやった冒険の話だと思います。
茂木:『東大8年生 自分時間の歩き方』は、現在徳間書店より発売されていらっしゃいます。ぜひ皆さん、お読みいただきたいと思います。
──タカサカモトさんの夢・挑戦
茂木:タカさん、この番組のテーマは“夢と挑戦”なんですけども、今後の夢・挑戦、なんでしょうか?
タカサカモト:「本を出させて頂く」という、一つ大きな夢と挑戦が形になった瞬間でもあるので、今はそれをより丁寧に、色んな人に届けていく、ということを、まずは地に足つけて、大事にしたいな、という風に思ってるんですけども。でも“今後”ということで言ったら、「家族で世界を旅する」ですとか、「子供向けの物語とかを書いてみたいな」みたいなものは、一つ夢としては持ってますね。
茂木:それはまた楽しみですね。
この本『東大8年生 自分時間の歩き方』を読んで、僕は本当に素晴らしい本だと思ったんですが、この番組を聴いて、これから読んでみようかなと思っている方もいらっしゃると思うので、何かメッセージを一言お願いできますでしょうか?
タカサカモト:本を通じた出会いというのも一つの出会いだと思っていますので、本というものを通じて、まだお会いしてない読者の方と繋がれることを非常に楽しみにしています。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、徳間書店より発売中!
タカサカモトさんのご著書『東大8年生 自分時間の歩き方』に
タカサカモトさんの直筆サインを入れて、
3名の方にプレゼント致します。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●「東大8年生 自分時間の歩き方」/ タカサカモト (著)
(Amazon)
●タカサカモトさん Twitter(@grantottorino)
●フットリンガル 公式サイト
●徳間書店 公式サイト
東京大学文学部をご卒業されていらっしゃいます。
東大に進学後、人生に迷い、大学を休学。
大学の恩師の助言で、自分に素直に生きた結果、
メキシコでタコス屋の見習いや、鳥取で学び舎「寺子屋」の運営、
ブラジルの名門サッカークラブの広報、そして、
ブラジルのサッカー選手、ネイマール選手の通訳などをご経験されました。
その後、4か国語を使いこなし、主にプロサッカー選手を対象とした
学習コンサルティングサービス「フットリンガル」を創業し、
国際舞台での活躍を志すプロサッカー選手を中心に、
語学や異文化コミュニケーション等を教えていらっしゃいます。
そんなタカサカモトさんは、徳間書店より、一風変わったご自身の生き方を1冊にまとめた、
『東大8年生 自分時間の歩き方』を刊行されていらっしゃいます。
──日本代表選手のマインド
茂木:タカさん、「フットリンガル」とはどういうサービスなんですか?
タカサカモト:フットリンガルは、基本的にはプロサッカー選手を中心として、海外だったり国際舞台で活躍したい選手たちの為に、語学であるとか、異文化適応・異文化コミュニケーションを指導する、というサービスです。
茂木:サッカー選手にとっては、それは大事ですもんね。
タカサカモト:そう思いますね。
茂木:すごく興味があるんですけど、やっぱりサッカー選手はサッカーの技術だけじゃなくて、語学、生き方、戦略…そこを含めてやらないと、なかなかトップ選手にはなれないんですかね。
タカサカモト:もちろん、例えばリオネル・メッシ選手とか、ああいったクラスの選手であれば、もうサッカーしてるだけでいいとは思うんですね。ただやっぱり、海外のヨーロッパが中心のサッカー界の中で、日本人が生き残っていくと考えた時に、純粋にサッカーで評価されたかったら、サッカー以外で判断されることは排除した方がいいと思うんですよね。
茂木:なるほど。
タカサカモト:やっぱりその中に、語学であったりとか、コミュニケーションというのは含まれたりしますので。実際に、海外移籍する選手の報道なんかでは、以前私が一サッカーファンとして見ていた時に、そういった適用とか語学の部分がきっかけになって、チームや監督の評価を下げてしまう例もあるということを見たこともあったんです。なので、「誰かそこをサポートした方がいいんじゃないかな?」ということで興味があって、それできっかけがあったので始めた、という感じです。
茂木:先日のカタールのワールドカップを現地でご覧になったということですけど、あの遠藤航選手もフットリンガルのクライアントなんですか?
タカサカモト:そうですね。しかも最初の生徒ですね。
茂木:どういうことを、遠藤選手と一緒に取り組んでらっしゃるんですか?
タカサカモト:遠藤選手は、元々は1年前ですかね、海外移籍の時に私と知り合って、まず英語から…。やっぱり「どの国に行くか分からないから、まず英語ができるようになりたい」ということで、英語の指導から始めていったんですけど。
その中で、色んな海外のコミュニケーションの話もしていったりとか、ある時期からはドイツ語であったり、ということもカリキュラムに入れていって。ベルギーに行ったんですけど、ベルギーに行っている時はフランス語もちょっとやってもらったりとか。
…みたいな形で、その時その時で色んなことをやっていますね。
茂木:このフットリンガルのをクライアントとしては、原口元気選手もいるということで。これはどうなんですかね? 遠藤選手、原口選手のようなトップサッカー選手に共通して、何かマインドとかはあるんですか。
タカサカモト:遠藤選手、原口選手、後は本には書いてないんですけど、代表選手を何人か見させてもらってきた中で、やっぱり「自分に何が足りないのか」「自分に何が必要なのか」ということを常に考えて、自分を客観視して、必要だと思ったことはひとまずやってみるという柔軟な思考もそうですし。なので、やっぱり代表まで来る選手というのは、「こういう考え方と行動をするから、代表まで来たのかな」という風に思わせてくれる選手が多いですね。
茂木:だから、もちろんフィジカルの強さとか、スキルとか、そういうこともあるんだけど、マインドも。
タカサカモト:そうですね。当然、もちろんサッカーのセンスだとかフィジカルや技術もあると思うんですけども、プラス、考え方だったりとか、柔軟性だったり、積極性、向上心というところは、やっぱりずば抜けてるなと思いますね。
茂木:タカさんの『東大8年生 自分時間の歩き方』を読むと、ファミリーヒストリーのところも含めて、今まで色々大変なこともあったじゃないですか。
タカサカモト:はい、まぁ人並みに。
茂木:どうですか? このラジオを聴いている方も、それぞれ人生で大変なことがあると思うんですけど、どうしたら大変なことを乗り越えて、前向きに生きられますかね?
タカサカモト:「今が人生の最期の瞬間ではない」というのは、確実にどの方にも言えることだと思うんですよね。
やっぱり、ハッピーエンドのストーリーというものがあるとした時に、大体途中で主人公を虐めるじゃないですか。「そんなに酷い思いをしなくてもいいのに」ということがあると思うので、「ハッピーエンドの途中を生きてる」というつもりで、当時、自分もちょっと思っていたところがありました。
茂木:かっこいいなぁ…!
あと、日本はどうしても今、内向きになってしまうこともあって、「自分のコンフォートゾーンから出られない」と感じている人も多いと思うんですけど、どうしたらコンフォートゾーンから出られますか。
タカサカモト:「コンフォートゾーンは、全部出る必要もない」と思っているので。例えば、私はメキシコに行きましたけど、友人が誘ってくれたから行けたという、その“一緒に行く友人”というコンフォートゾーンはある状態で行ってるんですよね。
茂木:なるほど!
タカサカモト:なので、自分は基本的に「片足はコンフォートゾーンに残して、もう片足だけを外に出す」というスタンスでやっているんです。そっちの方が現実的で、皆さんもできることなのかなと思いますね。
茂木:そうか。背水の陣でいきなり飛び込むというんじゃなく。
タカサカモト:そうですね。それである程度自信がついてきたら(飛び込む)。ブラジルの時は完全に飛び込みましたけど、やっぱりそれはまずメキシコの経験があったからですし。僕の場合は基本的にビビリなので、ちょっとずつ、ちょっとずつ…。
茂木:ビビリなんですか(笑)?
タカサカモト:ビビリです。幼い頃から「気の細い子だ」と言われて育ちました。
茂木:でもそのビビリが、結果として、この『東大8年生 自分時間の歩き方』に書いてあるような、これは他人から見たら冒険にしか見えない生き方をしてますよね。
タカサカモト:そういう風に見ることもできると思うんですけど、ビビリがビビリながらやった冒険の話だと思います。
茂木:『東大8年生 自分時間の歩き方』は、現在徳間書店より発売されていらっしゃいます。ぜひ皆さん、お読みいただきたいと思います。
──タカサカモトさんの夢・挑戦
茂木:タカさん、この番組のテーマは“夢と挑戦”なんですけども、今後の夢・挑戦、なんでしょうか?
タカサカモト:「本を出させて頂く」という、一つ大きな夢と挑戦が形になった瞬間でもあるので、今はそれをより丁寧に、色んな人に届けていく、ということを、まずは地に足つけて、大事にしたいな、という風に思ってるんですけども。でも“今後”ということで言ったら、「家族で世界を旅する」ですとか、「子供向けの物語とかを書いてみたいな」みたいなものは、一つ夢としては持ってますね。
茂木:それはまた楽しみですね。
この本『東大8年生 自分時間の歩き方』を読んで、僕は本当に素晴らしい本だと思ったんですが、この番組を聴いて、これから読んでみようかなと思っている方もいらっしゃると思うので、何かメッセージを一言お願いできますでしょうか?
タカサカモト:本を通じた出会いというのも一つの出会いだと思っていますので、本というものを通じて、まだお会いしてない読者の方と繋がれることを非常に楽しみにしています。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、徳間書店より発売中!
タカサカモトさんのご著書『東大8年生 自分時間の歩き方』に
タカサカモトさんの直筆サインを入れて、
3名の方にプレゼント致します。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
私、茂木に聞きたい事や相談したい事など、
メッセージを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●「東大8年生 自分時間の歩き方」/ タカサカモト (著)
(Amazon)
●タカサカモトさん Twitter(@grantottorino)
●フットリンガル 公式サイト
●徳間書店 公式サイト