2023年04月08日
宅見将典さんは、1978年、大阪府のお生まれです。
2001年、ロックバンド「siren」でメジャーデビュー。
2004年、バンド解散後は、作曲家・プロデューサーとして活動をスタートされ、
第53回日本レコード大賞にて、AAAの『CALL』で、優秀作品賞を受賞。
また、2014年から3年間、バンドメンバーとして参加された、ジャマイカのバンド
「Sly and Robbie」のアルバムが、グラミー賞にノミネートされるなど、
作曲・編曲家、プロデューサー、マルチ・インストゥルメンタル・アーティストとして、
国内外でグローバルな音楽活動を続けて来られました。
2019年には、第61回日本レコード大賞にて、DA PUMPの
『P.A.R.T.Y 〜ユニバースフェスティバル〜』の作曲、編曲にて優秀作品賞を受賞。
そして、2022年、Masa Takumi名義でリリースしたアルバム『Sakura』が、
第65回グラミー賞の最優秀グローバル・ミュージックアルバム賞を受賞され、
話題を集めていらっしゃいます。
──尊敬するアーティスト、X JAPANのYOSHIKIさん
茂木:宅見さんは、最初、音楽にはどういうふうに出会ったんですか?
宅見:縦笛を小学校2年生の時に支給されまして、それが楽しくて、アニメソングとかを吹いていたんですよ。先生が「吹奏楽部に入りなさい」ということで、小学校4年生から本格的にトランペットを始めて、50人ぐらいのブラスバンド部で合奏したのが、やっぱり一番、自分の音楽の影響を与えてくれた最初の経験でしたね。
茂木:どこで、自分は音楽のプロになろうと思われたんですか。
宅見:小学生は子供なんで、分からずに言われた通り吹いてるんですけど、「なんか楽しいな」と言うか、「迫力がすごいな」と。それで、中学校一年生になってバンドを始めた時に、X JAPANのYOSHIKIさんの『Silent Jealousy』という曲を聴いて衝撃を受けて、その時にもう「僕はミュージシャンなる」と決めました。まぁ、その時はもうトランペットは止めてるんですけどね。
茂木:海外のアーティストのインタビューとかを聞いて、よく「インフルエンスを受けたアーティストは?」と聞かれていますけど、やっぱり宅見さんの場合、間違いなくX JAPANのYOSHIKIさんは、そのうちの一人ですか。
宅見:もう“神”ですね。僕もドラム少年だったので、最初YOSHIKIさんを見て衝撃を受けて。「自分はミュージシャンになる」と決めたのは、YOSHIKIさんに出会えたからです。
茂木:あえて言葉にすると、どういうところが?
宅見:もちろん最初は、音楽と、あんなに速いドラムなのにあんな美しいリズムという。それもブレンド術ですよね。聴いたことのない、見たことのないものに衝撃を受けたということと…。
あとは、大人になって、YOSHIKIさんのファンとして色んなインタビュー見たり、お話を聞いていると、あの方は発想の転換力がすごくて。僕がYOSHIKIさんを愛してるのは、音楽以外の部分もたくさんあるんですよね。
茂木:我々は作品でしか、なかなか接することないので、そういう人間としての力を知ると、ますますびっくりしますよね。
宅見:そうなんです。不思議な方なんですよね。
茂木:本当に“神”なんですね。
宅見:大好きです。人としても、音楽家としても、大尊敬してるという(笑)。
茂木:そうなんですか…!
お話を伺えば伺うほど思いますが、今回の『Sakura』は、かなり画期的だったかもしれないですね。これから、音楽としてはどういう方向が見えていますか。
宅見:自分の音楽ですか。やっぱり「こういう作品を継承しながら、日本人として、和楽器、ないし、日本の文化というものを世界に広める」という、その使命を持たせて頂いたと思っているので、和楽器を広めつつ、そして西洋の、自分が大好きなグランドピアノという楽器を上手く使いながら、色んな楽器を演奏して、新しい自分のスタイルを確立したいなと思っています。あとは、和楽器は一つ入ってくるんだろうなと考えています。
茂木:グローバルミュージックとして、これがこういう形で出てきたということは、何かの始まりなんじゃないですか。
宅見:そう思いたいですね。だから、自分がそういう使命を持たせていただいたという、運命的な作品だと思って。また、その作品に自分が変えられるというか。だからこれからも、どこの国の人にも日本の良さを伝えたい。特に精神性ですよね。「耐え忍ぶ」という部分もそうですし…。向こうはそういうのがないので、「楽しければいいじゃん」みたいな(笑)。
茂木:そうですね(笑)。
宅見:皆「自分はすごいんだ!」と言うけど、結構それに落とし穴があって。「いや、中ではそう思っててもいいけど、世間から見られた時、人から見た時、君のポジションってあるよね?」という。日本の人は、それを考え過ぎるほど考えられるので。
逆に、日本の人にはもっと励ましてもいい(笑)。「もうちょっと自分を卑下せずに、いいものと思っていいんじゃないですか?」という。そういうバランスを取る役目にもなりたいな、と思います。音楽のみならず、そういう世界に出る人たちを応援する、そんな風にもなりたいなと思います。
茂木:宅見さんの音楽、そして活動が、これから日本を良い方向に変えていってくれるような気がしてきました。
宅見:ありがとうございます。
──宅見さんの夢・挑戦
茂木:宅見さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんです。グラミー賞を獲ったばかりですけど、今後の夢・挑戦は何でしょうか?
宅見:やっぱり諦めないこと。自分は諦めずに頑張れたからこういう賞を頂けたので、とにかく皆さんにも、「諦めなければ、負けを認めなければ負けじゃないし、終わりは来ない」ということを信じて、頑張ってほしいですね。
茂木:力強いお言葉を頂きました。
そして、僕はお話伺っていて、本当にすごく謙虚で控えめで、お人柄が素晴らしいなと思いました。これからもこの『Sakura』をヘビーローテーションで聴いて、夜桜を見たいなと思います。
宅見:ありがとうございます(笑)。
茂木:今回ご紹介してきました、グラミー賞受賞作品『Sakura』のCDは、ボーナストラック2曲入りで、全国のCDショップやオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
また、宅見さんの今後の活動は、『グラミー賞 "最優秀グローバルミュージックアルバム賞" 受賞記念ライブ』が、ビルボードライブ東京で来月5月13日(土)に行われます。2ステージありまして、2ndステージでは生配信も行うということで、詳しくは宅見さんの公式サイトやSNSなどでご確認ください。
●Sakura / Masa_Takumi(宅見将典)
(Amazon)
●宅見将典(Masa Takumi)さん 公式サイト
↑グラミー賞 「最優秀グローバル・ミュージックアルバム賞」
受賞記念ライブが、Billboard Live TOKYOで、5/13(土)に行われます。
2ステージありますが、2ndステージでは生配信も行われます。
ご興味ある方は、ぜひ!!
詳しくは、宅見将典さんの公式サイトでチェックください!
●宅見将典(Masa Takumi)さん Twitter (@masanoritakumi)
●フジパシフィックミュージック 公式サイト
2001年、ロックバンド「siren」でメジャーデビュー。
2004年、バンド解散後は、作曲家・プロデューサーとして活動をスタートされ、
第53回日本レコード大賞にて、AAAの『CALL』で、優秀作品賞を受賞。
また、2014年から3年間、バンドメンバーとして参加された、ジャマイカのバンド
「Sly and Robbie」のアルバムが、グラミー賞にノミネートされるなど、
作曲・編曲家、プロデューサー、マルチ・インストゥルメンタル・アーティストとして、
国内外でグローバルな音楽活動を続けて来られました。
2019年には、第61回日本レコード大賞にて、DA PUMPの
『P.A.R.T.Y 〜ユニバースフェスティバル〜』の作曲、編曲にて優秀作品賞を受賞。
そして、2022年、Masa Takumi名義でリリースしたアルバム『Sakura』が、
第65回グラミー賞の最優秀グローバル・ミュージックアルバム賞を受賞され、
話題を集めていらっしゃいます。
──尊敬するアーティスト、X JAPANのYOSHIKIさん
茂木:宅見さんは、最初、音楽にはどういうふうに出会ったんですか?
宅見:縦笛を小学校2年生の時に支給されまして、それが楽しくて、アニメソングとかを吹いていたんですよ。先生が「吹奏楽部に入りなさい」ということで、小学校4年生から本格的にトランペットを始めて、50人ぐらいのブラスバンド部で合奏したのが、やっぱり一番、自分の音楽の影響を与えてくれた最初の経験でしたね。
茂木:どこで、自分は音楽のプロになろうと思われたんですか。
宅見:小学生は子供なんで、分からずに言われた通り吹いてるんですけど、「なんか楽しいな」と言うか、「迫力がすごいな」と。それで、中学校一年生になってバンドを始めた時に、X JAPANのYOSHIKIさんの『Silent Jealousy』という曲を聴いて衝撃を受けて、その時にもう「僕はミュージシャンなる」と決めました。まぁ、その時はもうトランペットは止めてるんですけどね。
茂木:海外のアーティストのインタビューとかを聞いて、よく「インフルエンスを受けたアーティストは?」と聞かれていますけど、やっぱり宅見さんの場合、間違いなくX JAPANのYOSHIKIさんは、そのうちの一人ですか。
宅見:もう“神”ですね。僕もドラム少年だったので、最初YOSHIKIさんを見て衝撃を受けて。「自分はミュージシャンになる」と決めたのは、YOSHIKIさんに出会えたからです。
茂木:あえて言葉にすると、どういうところが?
宅見:もちろん最初は、音楽と、あんなに速いドラムなのにあんな美しいリズムという。それもブレンド術ですよね。聴いたことのない、見たことのないものに衝撃を受けたということと…。
あとは、大人になって、YOSHIKIさんのファンとして色んなインタビュー見たり、お話を聞いていると、あの方は発想の転換力がすごくて。僕がYOSHIKIさんを愛してるのは、音楽以外の部分もたくさんあるんですよね。
茂木:我々は作品でしか、なかなか接することないので、そういう人間としての力を知ると、ますますびっくりしますよね。
宅見:そうなんです。不思議な方なんですよね。
茂木:本当に“神”なんですね。
宅見:大好きです。人としても、音楽家としても、大尊敬してるという(笑)。
茂木:そうなんですか…!
お話を伺えば伺うほど思いますが、今回の『Sakura』は、かなり画期的だったかもしれないですね。これから、音楽としてはどういう方向が見えていますか。
宅見:自分の音楽ですか。やっぱり「こういう作品を継承しながら、日本人として、和楽器、ないし、日本の文化というものを世界に広める」という、その使命を持たせて頂いたと思っているので、和楽器を広めつつ、そして西洋の、自分が大好きなグランドピアノという楽器を上手く使いながら、色んな楽器を演奏して、新しい自分のスタイルを確立したいなと思っています。あとは、和楽器は一つ入ってくるんだろうなと考えています。
茂木:グローバルミュージックとして、これがこういう形で出てきたということは、何かの始まりなんじゃないですか。
宅見:そう思いたいですね。だから、自分がそういう使命を持たせていただいたという、運命的な作品だと思って。また、その作品に自分が変えられるというか。だからこれからも、どこの国の人にも日本の良さを伝えたい。特に精神性ですよね。「耐え忍ぶ」という部分もそうですし…。向こうはそういうのがないので、「楽しければいいじゃん」みたいな(笑)。
茂木:そうですね(笑)。
宅見:皆「自分はすごいんだ!」と言うけど、結構それに落とし穴があって。「いや、中ではそう思っててもいいけど、世間から見られた時、人から見た時、君のポジションってあるよね?」という。日本の人は、それを考え過ぎるほど考えられるので。
逆に、日本の人にはもっと励ましてもいい(笑)。「もうちょっと自分を卑下せずに、いいものと思っていいんじゃないですか?」という。そういうバランスを取る役目にもなりたいな、と思います。音楽のみならず、そういう世界に出る人たちを応援する、そんな風にもなりたいなと思います。
茂木:宅見さんの音楽、そして活動が、これから日本を良い方向に変えていってくれるような気がしてきました。
宅見:ありがとうございます。
──宅見さんの夢・挑戦
茂木:宅見さん、この番組のテーマは『夢と挑戦』なんです。グラミー賞を獲ったばかりですけど、今後の夢・挑戦は何でしょうか?
宅見:やっぱり諦めないこと。自分は諦めずに頑張れたからこういう賞を頂けたので、とにかく皆さんにも、「諦めなければ、負けを認めなければ負けじゃないし、終わりは来ない」ということを信じて、頑張ってほしいですね。
茂木:力強いお言葉を頂きました。
そして、僕はお話伺っていて、本当にすごく謙虚で控えめで、お人柄が素晴らしいなと思いました。これからもこの『Sakura』をヘビーローテーションで聴いて、夜桜を見たいなと思います。
宅見:ありがとうございます(笑)。
茂木:今回ご紹介してきました、グラミー賞受賞作品『Sakura』のCDは、ボーナストラック2曲入りで、全国のCDショップやオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
また、宅見さんの今後の活動は、『グラミー賞 "最優秀グローバルミュージックアルバム賞" 受賞記念ライブ』が、ビルボードライブ東京で来月5月13日(土)に行われます。2ステージありまして、2ndステージでは生配信も行うということで、詳しくは宅見さんの公式サイトやSNSなどでご確認ください。
●Sakura / Masa_Takumi(宅見将典)
(Amazon)
●宅見将典(Masa Takumi)さん 公式サイト
↑グラミー賞 「最優秀グローバル・ミュージックアルバム賞」
受賞記念ライブが、Billboard Live TOKYOで、5/13(土)に行われます。
2ステージありますが、2ndステージでは生配信も行われます。
ご興味ある方は、ぜひ!!
詳しくは、宅見将典さんの公式サイトでチェックください!
●宅見将典(Masa Takumi)さん Twitter (@masanoritakumi)
●フジパシフィックミュージック 公式サイト