2023年03月25日
ウエストランドは井口浩之さん、河本太さんのお二人で、
岡山県のご出身です。
中学、高校の同級生同士で、2008年11月に、お笑いコンビ「ウエストランド」を結成。
お笑いの養成所には通わず、フリーで活動を開始し、
オーディションライブから預かり期間を経て、爆笑問題などが在籍する事務所、
タイタンの所属となります。
2013年4月に、フジテレビの「笑っていいとも!」のレギュラーに抜擢され、
最終回まで不定期で出演するなど、着実にキャリアを積み、
2012年から3年連続で「THE MANZAI」認定漫才師に選出。
2020年には自身初の「M-1グランプリ」で決勝進出を果たし、
2022年に優勝、見事、18代王者となり、ご活躍中でいらっしゃいます。
──普段から目にする情景を視点に
茂木:僕、お世辞じゃなくて、本当にお二人の漫才のあの世界観が好きなんですけど、例えば、格好つけてるシンガーとか、ああいうのに対する愚痴の視点は、いつ思い付くんですか?
井口:いやでも、基本はやっかみというか、「…なんだよ!」という妬み嫉みの部類なんですけど。本当にちょっとは思うじゃないですか。「本当に格好いいのか?」とか、「格好つけようとしてるよな」というのが。「いつ、そのスタンスにしたんだろうな」とかを、すごく思うじゃないですか。
茂木:あと、YouTuberに対する毒舌も面白いですよね(笑)。
井口:だからあれも、それこそ漠然と「いいな、人気でお金もあって」という意味で言ってたのに、あのネタ以降、なんかぞくぞくと捕まり出しちゃったから、僕が予言者みたいに言われちゃうし(笑)。もはや、「あんなに捕まったら笑えなくなるから、捕まらないでくれ」と思っていますよ。
河本:そう。もうボケにならなくなっちゃってる。
茂木:そうか、ちょっと現実よりも言ってるから。
井口:そうです。「言い過ぎだろ」という…。
河本:偏見だったんですけど。
茂木:でも、お二人から見ると、今の日本は、コンプライアンスとかで言いにくいことが多くなってしまってますけど、どうですか?
井口:いや、どうですかね。僕は全然気にならないんですけどね。めちゃくちゃな方が怖いし、嫌だし、やっぱり“そのルールの中でどれだけやるか”、というものでしかない気がするので。
河本:元々、引っかかるようなことを、そんなに僕らは言わない…。
井口:僕はね。お前はすぐ言うんだから。僕の方じゃないんですよ。こいつは、単純にルールがわかってないので言っちゃう可能性がありますけど。
「これを伝えたいんだ」とか、「絶対これを言いたい」みたいな気持ちは1ミリもないんです。「ウケたい!」っていうだけなんで、ウケるためには、「これ、コンプラ無視してるんじゃない?」というの絶対ウケないので。
茂木:そうか。皆ちょっと引いちゃう感じなんですね。
先輩の爆笑問題さんは、ニュース番組とか情報番組とかの方にも活動の幅を広げてますけど、お二人はそちらの方はどうですか?
井口:いえいえ、無理ですよ。僕が言えるのは、本当にコンビニでの気になること。クリスマスの時期、僕が買い物行った時に、「なんで、この深夜に、1人のおじさんの店員さんでサンタの格好する必要があるのか?」とか、「誰が喜ぶんだよ、これ?」とか、「コンビニのコーヒーのサイズが『Mサイズ』と『メガサイズ』って、どっちも『M』で何なんだよ!」とか、そのぐらいなもので、別に世の中で起きてることなんて何も分からないので、ニュース番組は言えないですよ。
茂木:そうですか。逆に言うと、だから共感する人は多いでしょうね。
井口:まぁ、皆そういう生活をしてるわけですから。普通に生きてたら、やっぱりコンビニとか、電車の改札で急に立ち止まる奴とかの方が、あったりするわけですから。
茂木:これからお二人の活動はどうされます? 持ってみたいレギュラー番組とか、イメージとか、あるんですか?
井口:よく、やってみたい番組とか出てみたい番組を聞かれるんですけど。これも僕は考えすぎかもしれないですけど、例えば、出てみたい番組を聞かれて、言うとするじゃないすか。「言うってことはさぞかしできるんでしょうな」みたいな感じに思われるのがすごく嫌なんです。まぁ言いたくないと言うか、そもそも思わないと言うか、頂いた仕事を一生懸命頑張るしかないので。「あれに出てみたいです」とか言うけど、よく言えるなと思って。「お前そんなにできるのか?」みたいな。
河本:あー、でもわかる。
井口:「わかる」というか、お前結構言うだろ。「サブ番組したいです」とか言うけど、隣で僕は「お前にできるわけないだろ」と、そう思っちゃいますから(笑)。
もちろん、レギュラーとか冠番組とかやりたいですけどね。
河本:何でも、全部出たいですけどね。
茂木:(笑)。でも実は、河本さんも野心家なんですよね。
河本:野心…そうですね、僕こう見えて、性格悪いんですよ。欲深いし、優勝するまでは売れたいと思ってましたよ。もうとにかくちやほやされたいし、いい車に乗りたいとか、そういう人並みの野心はあります。
井口:何が質が悪いって、だからといって何かするわけじゃないですからね。最悪の人間です。
河本:そうなんですよ。井口の陰に隠れて、こっそりテレビに出続けられればいいなと思ってます。
茂木:じゃあ、井口さんのプロデューサー…みたいな感じですか。
河本:その脳みそもないんですよ。
井口:二週に渡って、一応これだけはお伝えしたいんすけど。もう皆に信じて欲しいんですよ! まだ「井口はそう言うけど、実はすごいんでしょう?」と(言う人がいる)。
茂木:「実はすごいんだ」と、僕も何となくそう思っています。
河本:時々いらっしゃるんですけどね。
井口:茂木さんをはじめ、M-1で僕らを知ってくれた方に言っておきますけど…。数年度、恥かくぞ、マジで。「数年後」とは言わないか、もう1年も経てば、「うわぁ、ツイ消ししなきゃ!」、「『河本で持ってる』みたいに言っちゃった!」みたいな(笑)。
河本:僕が、1年いるかどうかわかりませんからね。
井口:(笑)。そうなんだよ。だから1年持たず、恥かく可能性がある。
茂木:でも、今後、例えば映画とか、そういう方向には…?
井口:いやいや、そんなのも絶対できないですね。
茂木:俳優業とかは?
河本:もちろん(仕事の話を)頂けるなら頑張ってやりますけども、絶対できませんからね…。
井口:別に、「どうしてもやりたい」とかは全然ないですね。
茂木:もう、いわゆる自然体なんですね。
井口:いや、そんなにセンスもないし…。だってM-1のネタなんて、もうネタでも何でもないと言えば何でもないと言うか、作品性なんか一つもないし、「なんだこれ?」と僕も思ってるので(笑)。
茂木:謙虚!
井口:いやいや、謙虚と言うか、本当にそうなんですよ。「“〇〇”というネタです」というのもないですし。
河本:そんなことないよ。
茂木:でも逆に、ネタを作り込んでと言うよりも、そのキャラクターと言うか…。
河本:まぁ、もうそのまんまです。
茂木:だから、それはすごく応用が可能な感じがするんですけど。
井口:テレビに呼んで貰った時も、漫才と変わらないんで、テレビでもやりやすいというのはありますよ。
──ウエストランドさんの夢・挑戦
茂木:ということで、いろいろお話を伺ってきたんですけども、この番組は、『夢と挑戦』がテーマなんです。これからお二人の夢・挑戦、なんでしょうか?
井口:やっぱり、M-1優勝させてもらったのはありがたいですけど、全くゴールじゃなく、テレビを見て、テレビに出てる芸人さんに憧れて始めたので、やっぱりずっとテレビに出続けたいですね。ああいう場で、その中心にいれたら、一番嬉しいですね。
河本:僕も一緒ですね。
井口:何か独自のやつ考えろよ!
河本:(笑)。いや、本当に同じことで。去年、本当に井口一人の稼働で結構焦っていて、もう同じ目に遭いたくないので、できることは頑張ってやって、継続的にこの先も、芸人としてご飯が食べれるように頑張りたいです。
茂木:一番すごい人はそれを言う気がします。「ずっと、この現場に立ち続けたい」と、本当に一番すごい大御所の人がそういうこと言うのを何回か聞いたことあるんですが。
井口:いやでもそれと…。
河本:大御所になりますからね。
茂木:やっぱりたけしさんみたいな…。
井口:止めてください!
茂木:(笑)。今後のウエストランドの活動は、公式ホームページをチェックしてください。ライブなんかもまたあるんですよね。
井口:そうですね。事務所のタイタンライブは2ヶ月に1回偶数月に、4月にありますので、ぜひそちらも、新ネタやりますのでお願いします!
河本:お願いします!
●ウエストランド タイタン公式サイト
↑今後のウエストランドさんの活動については、公式サイトでチェックください!
●ウエストランド YouTube「ぶちラジ」
↑ウエストランドさんのYouTubeです!
こちらも、ぜひ、ご覧ください!
●ウエストランド 井口浩之さん Twitter (@westiguchi)
●ウエストランド 河本太さん Twitter (@west_kohmoto)
岡山県のご出身です。
中学、高校の同級生同士で、2008年11月に、お笑いコンビ「ウエストランド」を結成。
お笑いの養成所には通わず、フリーで活動を開始し、
オーディションライブから預かり期間を経て、爆笑問題などが在籍する事務所、
タイタンの所属となります。
2013年4月に、フジテレビの「笑っていいとも!」のレギュラーに抜擢され、
最終回まで不定期で出演するなど、着実にキャリアを積み、
2012年から3年連続で「THE MANZAI」認定漫才師に選出。
2020年には自身初の「M-1グランプリ」で決勝進出を果たし、
2022年に優勝、見事、18代王者となり、ご活躍中でいらっしゃいます。
──普段から目にする情景を視点に
茂木:僕、お世辞じゃなくて、本当にお二人の漫才のあの世界観が好きなんですけど、例えば、格好つけてるシンガーとか、ああいうのに対する愚痴の視点は、いつ思い付くんですか?
井口:いやでも、基本はやっかみというか、「…なんだよ!」という妬み嫉みの部類なんですけど。本当にちょっとは思うじゃないですか。「本当に格好いいのか?」とか、「格好つけようとしてるよな」というのが。「いつ、そのスタンスにしたんだろうな」とかを、すごく思うじゃないですか。
茂木:あと、YouTuberに対する毒舌も面白いですよね(笑)。
井口:だからあれも、それこそ漠然と「いいな、人気でお金もあって」という意味で言ってたのに、あのネタ以降、なんかぞくぞくと捕まり出しちゃったから、僕が予言者みたいに言われちゃうし(笑)。もはや、「あんなに捕まったら笑えなくなるから、捕まらないでくれ」と思っていますよ。
河本:そう。もうボケにならなくなっちゃってる。
茂木:そうか、ちょっと現実よりも言ってるから。
井口:そうです。「言い過ぎだろ」という…。
河本:偏見だったんですけど。
茂木:でも、お二人から見ると、今の日本は、コンプライアンスとかで言いにくいことが多くなってしまってますけど、どうですか?
井口:いや、どうですかね。僕は全然気にならないんですけどね。めちゃくちゃな方が怖いし、嫌だし、やっぱり“そのルールの中でどれだけやるか”、というものでしかない気がするので。
河本:元々、引っかかるようなことを、そんなに僕らは言わない…。
井口:僕はね。お前はすぐ言うんだから。僕の方じゃないんですよ。こいつは、単純にルールがわかってないので言っちゃう可能性がありますけど。
「これを伝えたいんだ」とか、「絶対これを言いたい」みたいな気持ちは1ミリもないんです。「ウケたい!」っていうだけなんで、ウケるためには、「これ、コンプラ無視してるんじゃない?」というの絶対ウケないので。
茂木:そうか。皆ちょっと引いちゃう感じなんですね。
先輩の爆笑問題さんは、ニュース番組とか情報番組とかの方にも活動の幅を広げてますけど、お二人はそちらの方はどうですか?
井口:いえいえ、無理ですよ。僕が言えるのは、本当にコンビニでの気になること。クリスマスの時期、僕が買い物行った時に、「なんで、この深夜に、1人のおじさんの店員さんでサンタの格好する必要があるのか?」とか、「誰が喜ぶんだよ、これ?」とか、「コンビニのコーヒーのサイズが『Mサイズ』と『メガサイズ』って、どっちも『M』で何なんだよ!」とか、そのぐらいなもので、別に世の中で起きてることなんて何も分からないので、ニュース番組は言えないですよ。
茂木:そうですか。逆に言うと、だから共感する人は多いでしょうね。
井口:まぁ、皆そういう生活をしてるわけですから。普通に生きてたら、やっぱりコンビニとか、電車の改札で急に立ち止まる奴とかの方が、あったりするわけですから。
茂木:これからお二人の活動はどうされます? 持ってみたいレギュラー番組とか、イメージとか、あるんですか?
井口:よく、やってみたい番組とか出てみたい番組を聞かれるんですけど。これも僕は考えすぎかもしれないですけど、例えば、出てみたい番組を聞かれて、言うとするじゃないすか。「言うってことはさぞかしできるんでしょうな」みたいな感じに思われるのがすごく嫌なんです。まぁ言いたくないと言うか、そもそも思わないと言うか、頂いた仕事を一生懸命頑張るしかないので。「あれに出てみたいです」とか言うけど、よく言えるなと思って。「お前そんなにできるのか?」みたいな。
河本:あー、でもわかる。
井口:「わかる」というか、お前結構言うだろ。「サブ番組したいです」とか言うけど、隣で僕は「お前にできるわけないだろ」と、そう思っちゃいますから(笑)。
もちろん、レギュラーとか冠番組とかやりたいですけどね。
河本:何でも、全部出たいですけどね。
茂木:(笑)。でも実は、河本さんも野心家なんですよね。
河本:野心…そうですね、僕こう見えて、性格悪いんですよ。欲深いし、優勝するまでは売れたいと思ってましたよ。もうとにかくちやほやされたいし、いい車に乗りたいとか、そういう人並みの野心はあります。
井口:何が質が悪いって、だからといって何かするわけじゃないですからね。最悪の人間です。
河本:そうなんですよ。井口の陰に隠れて、こっそりテレビに出続けられればいいなと思ってます。
茂木:じゃあ、井口さんのプロデューサー…みたいな感じですか。
河本:その脳みそもないんですよ。
井口:二週に渡って、一応これだけはお伝えしたいんすけど。もう皆に信じて欲しいんですよ! まだ「井口はそう言うけど、実はすごいんでしょう?」と(言う人がいる)。
茂木:「実はすごいんだ」と、僕も何となくそう思っています。
河本:時々いらっしゃるんですけどね。
井口:茂木さんをはじめ、M-1で僕らを知ってくれた方に言っておきますけど…。数年度、恥かくぞ、マジで。「数年後」とは言わないか、もう1年も経てば、「うわぁ、ツイ消ししなきゃ!」、「『河本で持ってる』みたいに言っちゃった!」みたいな(笑)。
河本:僕が、1年いるかどうかわかりませんからね。
井口:(笑)。そうなんだよ。だから1年持たず、恥かく可能性がある。
茂木:でも、今後、例えば映画とか、そういう方向には…?
井口:いやいや、そんなのも絶対できないですね。
茂木:俳優業とかは?
河本:もちろん(仕事の話を)頂けるなら頑張ってやりますけども、絶対できませんからね…。
井口:別に、「どうしてもやりたい」とかは全然ないですね。
茂木:もう、いわゆる自然体なんですね。
井口:いや、そんなにセンスもないし…。だってM-1のネタなんて、もうネタでも何でもないと言えば何でもないと言うか、作品性なんか一つもないし、「なんだこれ?」と僕も思ってるので(笑)。
茂木:謙虚!
井口:いやいや、謙虚と言うか、本当にそうなんですよ。「“〇〇”というネタです」というのもないですし。
河本:そんなことないよ。
茂木:でも逆に、ネタを作り込んでと言うよりも、そのキャラクターと言うか…。
河本:まぁ、もうそのまんまです。
茂木:だから、それはすごく応用が可能な感じがするんですけど。
井口:テレビに呼んで貰った時も、漫才と変わらないんで、テレビでもやりやすいというのはありますよ。
──ウエストランドさんの夢・挑戦
茂木:ということで、いろいろお話を伺ってきたんですけども、この番組は、『夢と挑戦』がテーマなんです。これからお二人の夢・挑戦、なんでしょうか?
井口:やっぱり、M-1優勝させてもらったのはありがたいですけど、全くゴールじゃなく、テレビを見て、テレビに出てる芸人さんに憧れて始めたので、やっぱりずっとテレビに出続けたいですね。ああいう場で、その中心にいれたら、一番嬉しいですね。
河本:僕も一緒ですね。
井口:何か独自のやつ考えろよ!
河本:(笑)。いや、本当に同じことで。去年、本当に井口一人の稼働で結構焦っていて、もう同じ目に遭いたくないので、できることは頑張ってやって、継続的にこの先も、芸人としてご飯が食べれるように頑張りたいです。
茂木:一番すごい人はそれを言う気がします。「ずっと、この現場に立ち続けたい」と、本当に一番すごい大御所の人がそういうこと言うのを何回か聞いたことあるんですが。
井口:いやでもそれと…。
河本:大御所になりますからね。
茂木:やっぱりたけしさんみたいな…。
井口:止めてください!
茂木:(笑)。今後のウエストランドの活動は、公式ホームページをチェックしてください。ライブなんかもまたあるんですよね。
井口:そうですね。事務所のタイタンライブは2ヶ月に1回偶数月に、4月にありますので、ぜひそちらも、新ネタやりますのでお願いします!
河本:お願いします!
●ウエストランド タイタン公式サイト
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●ウエストランド 河本太さん Twitter (@west_kohmoto)