2022年10月15日
小宮山さんは、1973年、東京都のお生まれで、
音楽ユニット「ホフディラン」のボーカルとキーボードを担当されていらっしゃいます。
1996年、「スマイル」でデビューし、98年には、FUJI ROCK FESTIVALへの参加、
日本武道館でのワンマンライブなど、精力的に活動。
2020年、「オロナミンC」のCMにて、森七菜さんによる、
「スマイル」が起用されたことで、若い世代にも、この曲が再び大ブレイク。
今年、2022年には、再びFUJI ROCK FESTIVALへ出演され、
先月、9月14日には“5年ぶり”のニューアルバム『Island CD』をリリースされました。
そのほか、小宮山さんは、ミュージシャンの傍ら、グルメにも精通されており、
雑誌連載やカレーのレシピ本の出版など、食のシーンでも大活躍されていらっしゃいます。
また、2015年から自身が生まれ育った渋谷区の観光大使、
2022年より渋谷区のCEO(Chief Eat Officer)に就任されていらっしゃいます。
──“おひとり〇〇”
茂木:“おひとりディズニー”というのは何ですか?
小宮山:一人でディズニーランドに行くんですよ。それで、ただベンチに座ってたりするんです。別に取り立ててアトラクションに乗ったりしないで…。
茂木:アトラクションに乗らないで、ただディズニーランドに行って、一人で座ってるんですか? 何が面白いんですか?
小宮山:いやだって、ディズニーに一人で行くんですよ? 「何やってるんだろう、あの人?」と思われるのも含めて楽しいです。人が楽しんでると楽しいんですよ。僕が楽しまなくても、周りが幸せそうだったらそれで嬉しいんです。
茂木:(笑)。あと、例えば最近はどんな変わったことをされていますか。
小宮山:変わったことというわけじゃないですけど…。僕は街が好きなんですよ。知らない街に一人で行って、朝から散歩して、昼からお蕎麦屋さんとかに入って、一人で飲んで…とか、そういうのが好きなんです。だから“孤独”とも違うんですけど、“おひとり○○”みたいなのが好きなんですよ。
茂木:そういう時、何か色々考えたりするんですか?
小宮山:たぶん、知らないところに行くので、むしろ考えないでいられるのかもしれないです。海外とかに一人で行くと、知り合いがいるわけでもなく、逆に考えないじゃないですか。だから、一番“無”になれるのかもしれないですね。
──コーラスはワタナベイビー任せ
茂木:ホフディランのニューアルバム『Island CD』の8曲目に入っている、『風の誘いで』という曲の歌詞の「思い出したんだ」、この語尾の“だ”の使い方が凄く好きなんですよね。
小宮山:僕は語尾がちょっと変わっているみたいですね。以前から、語尾に“だ”とか、“〜です”みたいな、他の人と違うという指摘をされました。自分は全然意識していないんですけどね。
茂木:この『風の誘いで』のアレンジは、当然小宮山さんがやってらっしゃるんですけど、この語尾の“だ”のところに、コーラスで補強しているという…ああいう音作りもいいですよね。
小宮山:確かに、“だ”はそうですね。コーラスは逆に、ワタナベイビーに全任せなんですよ。ワタナベイビーはコーラス職人で、パッと歌ったらもうすぐ、その3度上が入れられるんです。
茂木:その場で、もう即興でできてしまう?
小宮山:それこそ、レノン、マッカートニー、ビートルズが大好きだというのがあって、コーラスはもうピタっと入れられるんです。だから、コーラスはもう本当にお任せで。
茂木:そういう意味においては、今回のアルバムは、一曲一曲が少しずつ、音の構成が違うんですね。
小宮山:そうですね。作る時は、アルバムトータルでと言うよりも一曲一曲でやるので、最後にアルバムになって自分達で聴いた時には、「本当に色んなものが入ったな〜」という感じはありましたね。
茂木:『Island CD』という、無人島に一枚持って行くんだったらこの一枚、ということで。しかも初回生産限定盤には、代表曲『スマイル』を含むライブ映像を72分収録したDVDが付属しています。
改めて、このCDの魅力を、ラジオを聴いている全国のファンの方々にお願いします。
小宮山:はい。今の若い人とかは、もうCDというもの自体に馴染みがなかったりするじゃないですか。そういう世代に向けても、「アルバム一枚の単位でCD、という聴き方があるよ」ということが伝わるといいな、と思います。
──小宮山雄飛さんの“夢・挑戦”
茂木:この番組は“夢”や“挑戦”がテーマなんですが、ここからどういうところを目指していかれますか?
小宮山:「音楽が好き」と言っている舌の根も乾かぬうちに何ですが、“蕎麦屋になりたい”という話で(笑)。
茂木:ちょっと待ってください(笑)。どういうことですか?
小宮山:蕎麦が大好きで、家で打ったりもするんです。でも、どうしても蕎麦っていうのは上手く打てないんですよ。
カレーももちろん難しいんですけど、スパイスを足していく作業なので、簡単ではないですが意外とできるんです。でも蕎麦って、言うなればただ蕎麦粉を練って打つだけじゃないですか。これが、実に難しくて。いつか…老後でいいんですけど、蕎麦屋をやりたいなというのは、人生の最後の夢としてありますね。
茂木:お店のイメージとかはあるんですか?
小宮山:ちょっと田舎で、良い蕎麦を出す。作務衣みたいのを着て蕎麦を打って、「1日限定何名までです」みたいなことを言ってる人になりたいんです(笑)。
茂木:でも、「夢は?」と訊かれた時にそういうことをおっしゃるのが小宮山雄飛さんらしいなと思います。
小宮山:いつかこの放送を聴き返した時に「この時言ってた夢が叶っていた」と思えるように。
茂木:是非この番組がそういう歴史的なアーカイブになってくれたらいいなと思います。でも、その前に、まだまだホフディランとして。
小宮山:そうですね。60歳ぐらいまではホフディランでやって、60になったら今度は蕎麦職人としてゲストに呼んでもらえたら(笑)。
茂木:いいですね(笑)。
●ホフディラン 『Island CD』発売記念ライブ&特典会in タワーレコード渋谷店
2022年11月23日(水曜祝日) タワーレコード渋谷店5Fイベントスペース
●ホフディラン Island CD リリース記念ワンマンライブ「花」
2022年12月18日(日) 京都・紫明会館(登録有形文化財)
2022年12月25日(日) Shibuya WWW
詳しくは、ホフディランの公式サイトをご覧下さい!
●ホフディラン 公式サイト
●ホフディラン - YouTube
●ホフディラン 公式☺genius atwork (@gaw_official) Twitter
●小宮山雄飛 (@yuhikomiyama)Twitter
●ワタナベイビー(@shinwatanababy) Twitter
●Island CD / ホフディラン
(Amazon)
●TOWERRECORDS 公式サイト
音楽ユニット「ホフディラン」のボーカルとキーボードを担当されていらっしゃいます。
1996年、「スマイル」でデビューし、98年には、FUJI ROCK FESTIVALへの参加、
日本武道館でのワンマンライブなど、精力的に活動。
2020年、「オロナミンC」のCMにて、森七菜さんによる、
「スマイル」が起用されたことで、若い世代にも、この曲が再び大ブレイク。
今年、2022年には、再びFUJI ROCK FESTIVALへ出演され、
先月、9月14日には“5年ぶり”のニューアルバム『Island CD』をリリースされました。
そのほか、小宮山さんは、ミュージシャンの傍ら、グルメにも精通されており、
雑誌連載やカレーのレシピ本の出版など、食のシーンでも大活躍されていらっしゃいます。
また、2015年から自身が生まれ育った渋谷区の観光大使、
2022年より渋谷区のCEO(Chief Eat Officer)に就任されていらっしゃいます。
──“おひとり〇〇”
茂木:“おひとりディズニー”というのは何ですか?
小宮山:一人でディズニーランドに行くんですよ。それで、ただベンチに座ってたりするんです。別に取り立ててアトラクションに乗ったりしないで…。
茂木:アトラクションに乗らないで、ただディズニーランドに行って、一人で座ってるんですか? 何が面白いんですか?
小宮山:いやだって、ディズニーに一人で行くんですよ? 「何やってるんだろう、あの人?」と思われるのも含めて楽しいです。人が楽しんでると楽しいんですよ。僕が楽しまなくても、周りが幸せそうだったらそれで嬉しいんです。
茂木:(笑)。あと、例えば最近はどんな変わったことをされていますか。
小宮山:変わったことというわけじゃないですけど…。僕は街が好きなんですよ。知らない街に一人で行って、朝から散歩して、昼からお蕎麦屋さんとかに入って、一人で飲んで…とか、そういうのが好きなんです。だから“孤独”とも違うんですけど、“おひとり○○”みたいなのが好きなんですよ。
茂木:そういう時、何か色々考えたりするんですか?
小宮山:たぶん、知らないところに行くので、むしろ考えないでいられるのかもしれないです。海外とかに一人で行くと、知り合いがいるわけでもなく、逆に考えないじゃないですか。だから、一番“無”になれるのかもしれないですね。
──コーラスはワタナベイビー任せ
茂木:ホフディランのニューアルバム『Island CD』の8曲目に入っている、『風の誘いで』という曲の歌詞の「思い出したんだ」、この語尾の“だ”の使い方が凄く好きなんですよね。
小宮山:僕は語尾がちょっと変わっているみたいですね。以前から、語尾に“だ”とか、“〜です”みたいな、他の人と違うという指摘をされました。自分は全然意識していないんですけどね。
茂木:この『風の誘いで』のアレンジは、当然小宮山さんがやってらっしゃるんですけど、この語尾の“だ”のところに、コーラスで補強しているという…ああいう音作りもいいですよね。
小宮山:確かに、“だ”はそうですね。コーラスは逆に、ワタナベイビーに全任せなんですよ。ワタナベイビーはコーラス職人で、パッと歌ったらもうすぐ、その3度上が入れられるんです。
茂木:その場で、もう即興でできてしまう?
小宮山:それこそ、レノン、マッカートニー、ビートルズが大好きだというのがあって、コーラスはもうピタっと入れられるんです。だから、コーラスはもう本当にお任せで。
茂木:そういう意味においては、今回のアルバムは、一曲一曲が少しずつ、音の構成が違うんですね。
小宮山:そうですね。作る時は、アルバムトータルでと言うよりも一曲一曲でやるので、最後にアルバムになって自分達で聴いた時には、「本当に色んなものが入ったな〜」という感じはありましたね。
茂木:『Island CD』という、無人島に一枚持って行くんだったらこの一枚、ということで。しかも初回生産限定盤には、代表曲『スマイル』を含むライブ映像を72分収録したDVDが付属しています。
改めて、このCDの魅力を、ラジオを聴いている全国のファンの方々にお願いします。
小宮山:はい。今の若い人とかは、もうCDというもの自体に馴染みがなかったりするじゃないですか。そういう世代に向けても、「アルバム一枚の単位でCD、という聴き方があるよ」ということが伝わるといいな、と思います。
──小宮山雄飛さんの“夢・挑戦”
茂木:この番組は“夢”や“挑戦”がテーマなんですが、ここからどういうところを目指していかれますか?
小宮山:「音楽が好き」と言っている舌の根も乾かぬうちに何ですが、“蕎麦屋になりたい”という話で(笑)。
茂木:ちょっと待ってください(笑)。どういうことですか?
小宮山:蕎麦が大好きで、家で打ったりもするんです。でも、どうしても蕎麦っていうのは上手く打てないんですよ。
カレーももちろん難しいんですけど、スパイスを足していく作業なので、簡単ではないですが意外とできるんです。でも蕎麦って、言うなればただ蕎麦粉を練って打つだけじゃないですか。これが、実に難しくて。いつか…老後でいいんですけど、蕎麦屋をやりたいなというのは、人生の最後の夢としてありますね。
茂木:お店のイメージとかはあるんですか?
小宮山:ちょっと田舎で、良い蕎麦を出す。作務衣みたいのを着て蕎麦を打って、「1日限定何名までです」みたいなことを言ってる人になりたいんです(笑)。
茂木:でも、「夢は?」と訊かれた時にそういうことをおっしゃるのが小宮山雄飛さんらしいなと思います。
小宮山:いつかこの放送を聴き返した時に「この時言ってた夢が叶っていた」と思えるように。
茂木:是非この番組がそういう歴史的なアーカイブになってくれたらいいなと思います。でも、その前に、まだまだホフディランとして。
小宮山:そうですね。60歳ぐらいまではホフディランでやって、60になったら今度は蕎麦職人としてゲストに呼んでもらえたら(笑)。
茂木:いいですね(笑)。
●ホフディラン 『Island CD』発売記念ライブ&特典会in タワーレコード渋谷店
2022年11月23日(水曜祝日) タワーレコード渋谷店5Fイベントスペース
●ホフディラン Island CD リリース記念ワンマンライブ「花」
2022年12月18日(日) 京都・紫明会館(登録有形文化財)
2022年12月25日(日) Shibuya WWW
詳しくは、ホフディランの公式サイトをご覧下さい!
●ホフディラン 公式サイト
●ホフディラン - YouTube
●ホフディラン 公式☺genius atwork (@gaw_official) Twitter
●小宮山雄飛 (@yuhikomiyama)Twitter
●ワタナベイビー(@shinwatanababy) Twitter
●Island CD / ホフディラン
(Amazon)
●TOWERRECORDS 公式サイト