2022年10月08日
小宮山さんは、1973年、東京都のお生まれで、
音楽ユニット「ホフディラン」のボーカルとキーボードを担当されていらっしゃいます。
1996年、「スマイル」でデビューし、98年には、FUJI ROCK FESTIVALへの参加、
日本武道館でのワンマンライブなど、精力的に活動。
2020年、「オロナミンC」のCMにて、森七菜さんによる、
「スマイル」が起用されたことで、若い世代にも、この曲が再び大ブレイク。
今年、2022年には、再びFUJI ROCK FESTIVALへ出演され、
先月、9月14日には“5年ぶり”のニューアルバム「Island CD」をリリースされました。
そのほか、小宮山さんは、ミュージシャンの傍ら、グルメにも精通されており、
雑誌連載やカレーのレシピ本の出版など、食のシーンでも大活躍されていらっしゃいます。
また、2015年から自身が生まれ育った渋谷区の観光大使、
2022年より渋谷区のCEO(Chief Eat Officer)に就任されていらっしゃいます。
──アルバム一枚の流れを大事に
茂木:ホフディランはデビュー26周年ということで、絶好調ですよね。今回のニューアルバムの『Island CD』、これは要するに、「無人島にCDを一枚持って行くんだったら、これだよ!」ということですよね。すごくないですか?
小宮山:この質問は、よく聞かれるんですよ。ミュージシャンは常に、「もし無人島にCDを持って行くなら、どの一枚ですか?」と…デビューから26年も経つと、たぶん100回ぐらい聞かれてるわけですよ。だからそれに終止符を打つためにも、「それは『Island CD』です!」と言える一枚を作ろう、ということで、今回『Island CD』にしました。
茂木:アルバムを聴いてすごいなと思いました。サウンドエフェクトも好きです。二か所出てきますね。
小宮山:そうなんです。昔の、アルバム一枚で聴いた時の流れみたいなものを、ちゃんと作りたくて。SEで始まって、真ん中にもSEがあります。真ん中のSEは“レコードをひっくり返す時間”を想定しているんですよ。レコードであれば、A面が終わってひっくり返すじゃないですか。そのレコードで聴いた時と同じような、盤面をひっくり返す時間という意味で、真ん中に1分ぐらい入れたんですよね。
茂木:今回の『Island CD』には、全12曲収録されていますけれども…この楽曲の流れが本当にいいですね!
小宮山:全部作った時期が違うので、本当に偶然の巡り合わせでこういう形になったんですよね。
茂木:アルバムができるまでは本当に大変だと思うんですけど、どれぐらい大変でしたか?
小宮山:コロナが流行る前、最後に出演したのが、このスタジオ(TOKYO FM)で、松任谷正隆さんの番組だったんですよ。その時に松任谷さんと「アルバムは本当に大変だけど、絶対にできるんだよね」という話をしたんです。それがずっと心にあって。このアルバムもすごく難航したんですけど、できたな、という。
茂木:どういうところに苦労されたんですか?
小宮山:僕の仕事が遅かったんですけども(笑)。なんなら、今年の頭ぐらいに出すぐらいのつもりだったんですけど、伸びて伸びて…。
一回「9月に絶対出す!」と締め切りを決めまして。そこから逆算して…とやったら、やっぱり出来上がるものだな、と(笑)。
茂木:(笑)。音の最後の作り込みなども、雄飛さんがされたんですか。
小宮山:そうです。「締め切りも大事だな」と思いましたね。(凝って)やろうと思ってしまうと、基本的にずっと終わらないじゃないですか。締め切りを決めて目指してやると、逆に、意外と無駄なものが省けたりとか、「本当はそこにこだわらなくて良かった」というようなものが、締め切りがあることで手放せるということもあります。
茂木:全体として、すごくいいアルバムに仕上がったという手応えがあるんじゃないですか?
小宮山:自分で言うのもあれですけど、今回は本当に、一枚のアルバムとして、すごくいいものができたなという気がしています。
茂木:この音のグルーヴと言うか、質感の統一がすごいな、と思いました。そこには何か秘密があるんですか?
小宮山:いえ。常に僕らは、CDになるのは最後だと思っているんですよ。今回、それが特に強かったので、純粋に「いいものを作ろう」と。「今回のアルバムはこの方向性で、次はこうしよう」ということがない、“最後の一枚”というようなつもりで作りましたね。
茂木:そんな中で、ライブもされているということで…。
小宮山:ライブは嬉しいですよね。前は普通でしたけど、今はもう、イベントでもできることがめちゃくちゃ嬉しくて。「お客さんとライブするのって、こんなに大切なものだったんだ」と感じますね。
茂木:今年のFUJI ROCKはいかがでしたか?
小宮山:僕らは、そのステージの最終日のトリだったんですよ。だから、時間も含めて、正直帰っちゃう人は帰っちゃうのはしょうがないと思っていたら、ものすごく残ってくれて。しかも、ちょうど夕暮れからだんだん暗くなっていって、自分でやっていてもちょっと感動的なものがありました。
茂木:ライブの感動は、やっぱりそこにいないと分からないですもんね。
小宮山:はい。だから、是非ライブは来れる範囲で遊びに来てほしいなと思いますね。
茂木:年末に向けて、ラジオを聴いている全国のファンの方にメッセージをお願いできますか。
小宮山:はい。一曲ずつでも配信でも聴けますから、聴き方は自由です。できればアルバムを一回通して聴いてもらって、その後は好きな曲を色んな形で楽しんでほしいなと思います。
●ホフディラン 公式サイト
●ホフディラン - YouTube
●ホフディラン 公式☺genius atwork (@gaw_official) Twitter
●小宮山雄飛 (@yuhikomiyama)Twitter
●ワタナベイビー(@shinwatanababy) Twitter
●Island CD / ホフディラン
(Amazon)
●TOWERRECORDS 公式サイト
音楽ユニット「ホフディラン」のボーカルとキーボードを担当されていらっしゃいます。
1996年、「スマイル」でデビューし、98年には、FUJI ROCK FESTIVALへの参加、
日本武道館でのワンマンライブなど、精力的に活動。
2020年、「オロナミンC」のCMにて、森七菜さんによる、
「スマイル」が起用されたことで、若い世代にも、この曲が再び大ブレイク。
今年、2022年には、再びFUJI ROCK FESTIVALへ出演され、
先月、9月14日には“5年ぶり”のニューアルバム「Island CD」をリリースされました。
そのほか、小宮山さんは、ミュージシャンの傍ら、グルメにも精通されており、
雑誌連載やカレーのレシピ本の出版など、食のシーンでも大活躍されていらっしゃいます。
また、2015年から自身が生まれ育った渋谷区の観光大使、
2022年より渋谷区のCEO(Chief Eat Officer)に就任されていらっしゃいます。
──アルバム一枚の流れを大事に
茂木:ホフディランはデビュー26周年ということで、絶好調ですよね。今回のニューアルバムの『Island CD』、これは要するに、「無人島にCDを一枚持って行くんだったら、これだよ!」ということですよね。すごくないですか?
小宮山:この質問は、よく聞かれるんですよ。ミュージシャンは常に、「もし無人島にCDを持って行くなら、どの一枚ですか?」と…デビューから26年も経つと、たぶん100回ぐらい聞かれてるわけですよ。だからそれに終止符を打つためにも、「それは『Island CD』です!」と言える一枚を作ろう、ということで、今回『Island CD』にしました。
茂木:アルバムを聴いてすごいなと思いました。サウンドエフェクトも好きです。二か所出てきますね。
小宮山:そうなんです。昔の、アルバム一枚で聴いた時の流れみたいなものを、ちゃんと作りたくて。SEで始まって、真ん中にもSEがあります。真ん中のSEは“レコードをひっくり返す時間”を想定しているんですよ。レコードであれば、A面が終わってひっくり返すじゃないですか。そのレコードで聴いた時と同じような、盤面をひっくり返す時間という意味で、真ん中に1分ぐらい入れたんですよね。
茂木:今回の『Island CD』には、全12曲収録されていますけれども…この楽曲の流れが本当にいいですね!
小宮山:全部作った時期が違うので、本当に偶然の巡り合わせでこういう形になったんですよね。
茂木:アルバムができるまでは本当に大変だと思うんですけど、どれぐらい大変でしたか?
小宮山:コロナが流行る前、最後に出演したのが、このスタジオ(TOKYO FM)で、松任谷正隆さんの番組だったんですよ。その時に松任谷さんと「アルバムは本当に大変だけど、絶対にできるんだよね」という話をしたんです。それがずっと心にあって。このアルバムもすごく難航したんですけど、できたな、という。
茂木:どういうところに苦労されたんですか?
小宮山:僕の仕事が遅かったんですけども(笑)。なんなら、今年の頭ぐらいに出すぐらいのつもりだったんですけど、伸びて伸びて…。
一回「9月に絶対出す!」と締め切りを決めまして。そこから逆算して…とやったら、やっぱり出来上がるものだな、と(笑)。
茂木:(笑)。音の最後の作り込みなども、雄飛さんがされたんですか。
小宮山:そうです。「締め切りも大事だな」と思いましたね。(凝って)やろうと思ってしまうと、基本的にずっと終わらないじゃないですか。締め切りを決めて目指してやると、逆に、意外と無駄なものが省けたりとか、「本当はそこにこだわらなくて良かった」というようなものが、締め切りがあることで手放せるということもあります。
茂木:全体として、すごくいいアルバムに仕上がったという手応えがあるんじゃないですか?
小宮山:自分で言うのもあれですけど、今回は本当に、一枚のアルバムとして、すごくいいものができたなという気がしています。
茂木:この音のグルーヴと言うか、質感の統一がすごいな、と思いました。そこには何か秘密があるんですか?
小宮山:いえ。常に僕らは、CDになるのは最後だと思っているんですよ。今回、それが特に強かったので、純粋に「いいものを作ろう」と。「今回のアルバムはこの方向性で、次はこうしよう」ということがない、“最後の一枚”というようなつもりで作りましたね。
茂木:そんな中で、ライブもされているということで…。
小宮山:ライブは嬉しいですよね。前は普通でしたけど、今はもう、イベントでもできることがめちゃくちゃ嬉しくて。「お客さんとライブするのって、こんなに大切なものだったんだ」と感じますね。
茂木:今年のFUJI ROCKはいかがでしたか?
小宮山:僕らは、そのステージの最終日のトリだったんですよ。だから、時間も含めて、正直帰っちゃう人は帰っちゃうのはしょうがないと思っていたら、ものすごく残ってくれて。しかも、ちょうど夕暮れからだんだん暗くなっていって、自分でやっていてもちょっと感動的なものがありました。
茂木:ライブの感動は、やっぱりそこにいないと分からないですもんね。
小宮山:はい。だから、是非ライブは来れる範囲で遊びに来てほしいなと思いますね。
茂木:年末に向けて、ラジオを聴いている全国のファンの方にメッセージをお願いできますか。
小宮山:はい。一曲ずつでも配信でも聴けますから、聴き方は自由です。できればアルバムを一回通して聴いてもらって、その後は好きな曲を色んな形で楽しんでほしいなと思います。
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