2022年08月13日
河野さんは、1987年、神奈川県のお生まれです。
法政大学をご卒業後、介護職やアルバイト、
日本大学通信教育部で教員免許取得などを経て、
不動産会社で採用などを担当されていらっしゃいました。
2018年2月、起業家でいらっしゃるご主人とともにケニアに移住。
アフリカ布のアパレルブランド『RAHA KENYA』を立ち上げ、
ご活躍中でいらっしゃいます。
──もっと自分の幸せに図々しくなっていい
茂木:河野さんは、今回、ライブパブリッシングより、ご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を発売中なんですけど…。
会社がどんどん発展していく途中で、理恵さん自身はすごく落ち込んだり、「私なんか駄目だ」となったりしちゃうじゃないですか。あの時は本当に暗い感じになるんですか?
河野:暗いです。結構寝込んだりもしますし。最初は何かうまくいかなくて失敗したら、もう1日何もできずに寝込む、みたいな感じになる時もありましたし。もちろんたくさん泣きましたし(笑)。何かやるせない気持ちになって、たくさん泣いて、「でも進まなきゃいけない。進もう」みたいに奮い立たせてきたな、というのはありますけど、ちゃんと落ち込んでいます(笑)。
茂木:リスナーの方もそうだと思うんですけど、ましてや異国の地で会社を作って経営するとなると、ポジティブで前向きな性格じゃないと無理なんじゃないか、と思うけど…。この『踏み出す一歩は小さくていい』を読むと、全然そうじゃないですよね。
河野:そうですね。大変で落ち込むことはあるんですけども…。私の場合はケニアの環境に助けられたな、というのをすごく感じています。ケニアの人たちは割りと前向きだし、私が問題だと思っていることを問題だと思っていないんですよね(笑)。
例えば、最初の失敗で言うと、パスポートカバーを作った時に、サンプルまで作って「この通りに作って欲しい」と指示をしたんですが、仕上がってきたのが、ステッチラインを変えたデザインだったんです。1ミリのステッチラインが、5センチぐらいになっていて、それだと印象が全然違う(笑)。そうなった時に、「なんでこれ変えちゃったの?」と聞いたら、「いや、そっちの方がクールでしょ? いいじゃん! なんで? 使いなよ!」みたいな感じで言われちゃったりしたんです。そんな時に、「あ、そういうことか」と、割りと楽観的な感じがします。
茂木:きっと、ケニアでは、皆それで済むんですね。
河野:そうですね。「問題も大したことじゃない。問題が起こったら解決すればいいし、前向きに捉えよう」という感じなので、そのマインドは結構入るようになったのかなと思います。
茂木:そうなんですね(笑)。
ケニアと日本を行き来しながらビジネスをやっている、そういう視点から見ると、日本の社会はどうですか? こういうところを変えた方がいいんじゃないかとかありますか?
河野:日本はよくストレス社会とか言われてますけど、「もうちょっと自分の幸せを大事にしていいのかな」とは思うようになりました。
これは自分自身がそうだったから言えるんですけど、日本にいる時には“誰かのために頑張りすぎている自分がいる”というのがあって。「何のためにやっているんだろう?」と思ったら、“会社のため”“人のため”“誰かのため”に一生懸命やってきたけど、ケニアに行ったら、本当に“自分を楽しませる”ことがすごく上手なんです。自分が楽しく仕事をする、とか、自分のためになることをとても大事にしてやっているんですね。
そういう姿を見ると「もっと自分の幸せに図々しく考えていいんだ」とか、「図々しく生きていいんだ」という風に思うことができたので、その考えが日本でも根付いてきたら嬉しいな、と。そういう、「明るく・楽しく・働ける社会になったらいいな」とは、感じる時があります。
茂木:そういう姿勢が、『RAHA KENYA』のブランドのコンセプトにも繋がっていく感じがしますね。
河野:そうですね。
茂木:このラジオを聴いているリスナーの中には、学生とか若者で、海外で起業したり働いたりしたいなと思っている人もいると思うんですけど。何かアドバイスとかありますか?
河野:やりたいと思ったら、やればいいと思います(笑)。やることが大事。行動することが大事。
私がお伝えしたいのは、本の中でも言っているんですけど、“踏み出す一歩は大きく取らないで、自分にできる小さなことから始めることが大事だな”と思っているので、「海外で働きたい」「企業家になりたい」と、すごく大きいスケールで考える方が多いんですけども、それよりは、いきなり海外に就職しようということではなく、「今自分にできることは何だろう?」とか、「今自分にできるのは英語だ」と思ったら「海外の人と触れあってみるか」とか、そういうことでいいんです。
大きな一歩を踏み出そうとしないで、“将来なりたいと思う像に対して、今の自分にどういうアクションができるか”を考えて、歩んでいくことが大事かな、と、今感じています。
茂木:皆さん、嘘だと思ったら、理恵さんのご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を読んでください!
本当に理恵さんは、最初はポンコツなんですよ。もうそれは間違いないですよね(笑)。
河野:はい(笑)。ポンコツです(笑)。
茂木:それが、小さな一歩からどんどん逞しくなっていって。後は、色んな人との出会いで、今やこんなに輝かしい方になって…。それでもまだ落ち込むところもある、という。
河野:ありますね。でも本当に、その都度周りに助けられています。
茂木:そういうことも含めて、すごく心に残る素晴らしい本ですので、ぜひ、皆さん手に取ってください。読み終わった後に元気になりますね。
河野:ありがとうございます。そう思って頂けるように書いたものなんです。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、ライブパブリッシングより発売中!
河野理恵さんのご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、
ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を、
直筆サイン入りで3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●河野理恵さん (@KawanoYOME)Twitter
●アパレルブランド『RAHA KENYA』 公式オンラインストア
●RAHA KENYA (@RAHA_KENYA) 公式Twitter
●踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由 / 河野理恵 (著)
(Amazon)
●Live Publishing 公式サイト
法政大学をご卒業後、介護職やアルバイト、
日本大学通信教育部で教員免許取得などを経て、
不動産会社で採用などを担当されていらっしゃいました。
2018年2月、起業家でいらっしゃるご主人とともにケニアに移住。
アフリカ布のアパレルブランド『RAHA KENYA』を立ち上げ、
ご活躍中でいらっしゃいます。
──もっと自分の幸せに図々しくなっていい
茂木:河野さんは、今回、ライブパブリッシングより、ご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を発売中なんですけど…。
会社がどんどん発展していく途中で、理恵さん自身はすごく落ち込んだり、「私なんか駄目だ」となったりしちゃうじゃないですか。あの時は本当に暗い感じになるんですか?
河野:暗いです。結構寝込んだりもしますし。最初は何かうまくいかなくて失敗したら、もう1日何もできずに寝込む、みたいな感じになる時もありましたし。もちろんたくさん泣きましたし(笑)。何かやるせない気持ちになって、たくさん泣いて、「でも進まなきゃいけない。進もう」みたいに奮い立たせてきたな、というのはありますけど、ちゃんと落ち込んでいます(笑)。
茂木:リスナーの方もそうだと思うんですけど、ましてや異国の地で会社を作って経営するとなると、ポジティブで前向きな性格じゃないと無理なんじゃないか、と思うけど…。この『踏み出す一歩は小さくていい』を読むと、全然そうじゃないですよね。
河野:そうですね。大変で落ち込むことはあるんですけども…。私の場合はケニアの環境に助けられたな、というのをすごく感じています。ケニアの人たちは割りと前向きだし、私が問題だと思っていることを問題だと思っていないんですよね(笑)。
例えば、最初の失敗で言うと、パスポートカバーを作った時に、サンプルまで作って「この通りに作って欲しい」と指示をしたんですが、仕上がってきたのが、ステッチラインを変えたデザインだったんです。1ミリのステッチラインが、5センチぐらいになっていて、それだと印象が全然違う(笑)。そうなった時に、「なんでこれ変えちゃったの?」と聞いたら、「いや、そっちの方がクールでしょ? いいじゃん! なんで? 使いなよ!」みたいな感じで言われちゃったりしたんです。そんな時に、「あ、そういうことか」と、割りと楽観的な感じがします。
茂木:きっと、ケニアでは、皆それで済むんですね。
河野:そうですね。「問題も大したことじゃない。問題が起こったら解決すればいいし、前向きに捉えよう」という感じなので、そのマインドは結構入るようになったのかなと思います。
茂木:そうなんですね(笑)。
ケニアと日本を行き来しながらビジネスをやっている、そういう視点から見ると、日本の社会はどうですか? こういうところを変えた方がいいんじゃないかとかありますか?
河野:日本はよくストレス社会とか言われてますけど、「もうちょっと自分の幸せを大事にしていいのかな」とは思うようになりました。
これは自分自身がそうだったから言えるんですけど、日本にいる時には“誰かのために頑張りすぎている自分がいる”というのがあって。「何のためにやっているんだろう?」と思ったら、“会社のため”“人のため”“誰かのため”に一生懸命やってきたけど、ケニアに行ったら、本当に“自分を楽しませる”ことがすごく上手なんです。自分が楽しく仕事をする、とか、自分のためになることをとても大事にしてやっているんですね。
そういう姿を見ると「もっと自分の幸せに図々しく考えていいんだ」とか、「図々しく生きていいんだ」という風に思うことができたので、その考えが日本でも根付いてきたら嬉しいな、と。そういう、「明るく・楽しく・働ける社会になったらいいな」とは、感じる時があります。
茂木:そういう姿勢が、『RAHA KENYA』のブランドのコンセプトにも繋がっていく感じがしますね。
河野:そうですね。
茂木:このラジオを聴いているリスナーの中には、学生とか若者で、海外で起業したり働いたりしたいなと思っている人もいると思うんですけど。何かアドバイスとかありますか?
河野:やりたいと思ったら、やればいいと思います(笑)。やることが大事。行動することが大事。
私がお伝えしたいのは、本の中でも言っているんですけど、“踏み出す一歩は大きく取らないで、自分にできる小さなことから始めることが大事だな”と思っているので、「海外で働きたい」「企業家になりたい」と、すごく大きいスケールで考える方が多いんですけども、それよりは、いきなり海外に就職しようということではなく、「今自分にできることは何だろう?」とか、「今自分にできるのは英語だ」と思ったら「海外の人と触れあってみるか」とか、そういうことでいいんです。
大きな一歩を踏み出そうとしないで、“将来なりたいと思う像に対して、今の自分にどういうアクションができるか”を考えて、歩んでいくことが大事かな、と、今感じています。
茂木:皆さん、嘘だと思ったら、理恵さんのご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を読んでください!
本当に理恵さんは、最初はポンコツなんですよ。もうそれは間違いないですよね(笑)。
河野:はい(笑)。ポンコツです(笑)。
茂木:それが、小さな一歩からどんどん逞しくなっていって。後は、色んな人との出会いで、今やこんなに輝かしい方になって…。それでもまだ落ち込むところもある、という。
河野:ありますね。でも本当に、その都度周りに助けられています。
茂木:そういうことも含めて、すごく心に残る素晴らしい本ですので、ぜひ、皆さん手に取ってください。読み終わった後に元気になりますね。
河野:ありがとうございます。そう思って頂けるように書いたものなんです。
■プレゼントのお知らせ
番組でご紹介してきました、ライブパブリッシングより発売中!
河野理恵さんのご著書『踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、
ケニアでアパレルブランドをはじめた理由』を、
直筆サイン入りで3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●河野理恵さん (@KawanoYOME)Twitter
●アパレルブランド『RAHA KENYA』 公式オンラインストア
●RAHA KENYA (@RAHA_KENYA) 公式Twitter
●踏み出す一歩は小さくていい 就活60社"全落ち"が、ケニアでアパレルブランドをはじめた理由 / 河野理恵 (著)
(Amazon)
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