2021年11月27日
松浦さんは、1993年、北海道札幌市のお生まれ。
札幌厚別高等学校をご卒業後に上京。
アーティスト活動をやる傍ら、ソロでは、複数の歌まねアカペラを多画面にした動画を、
YouTubeやSNSにアップしたことを切っ掛けに話題となり、数多くのテレビ番組に出演。
松浦さんのYouTubeチャンネルは、収録時点で登録者数65万人以上、
総再生回数も1億回を突破するなど、人気を集めていらっしゃいます。
また、今年6月より、ソロアーティストとして活動をスタートされ、
現在までに、オリジナル楽曲を3曲、リリース中でいらっしゃいます。
──誰かの真似をしたっていい
茂木:オリジナル楽曲が『オリジナリティ』『七色』『アホウドリ』、これからどんどん出て来そうですけど、アーティストのトリビュートの歌を歌っていたことが、自分の音楽性を育む上で役に立ったと思われますか?
松浦:そうですね。これは別に僕じゃなくても、普通に皆が聴いているアーティスト誰でもそうだと思うんですけど…。たくさんのインプットを通って、“好き”とか“憧れ”とかを突き詰めて、その先に“自分”というものを確立して、その楽曲を世に出して皆が聴いていると思うんですよ。
茂木:そこは同じですよね。
松浦:はい。全く一緒なんですけど、それを僕は大っぴらにしていて、それ自体をテーマにして音楽活動をしていってる、という感じですね。
茂木:『オリジナリティ』が1stシングルということなんですけど、僕はこの曲もすごく好きです。ベテランアーティストみたいな風格がありますよね。
松浦:風格(笑)。本当ですか?
茂木:やっぱり凄いな、と。今までかなり書き溜めて来てはいるんですか?
松浦:書き溜めてはないんです。書いてきたんですけど、“ものまねを通った松浦航大”として楽曲を出すとなった時に、今まで書いた曲ではコンセプトが合わないから全部封印しました。
茂木:封印!? そうなんですね。この『オリジナリティ』なんですけど、まさに世に出た経緯がものまねということで、それを凄く突き詰めた歌詞になってますもんね。
松浦:そうですね(笑)。もう「自分のこと書いたんじゃないか」と言われるぐらいピッタリな曲なんじゃないかな、という(笑)。
茂木:そうですよね。僕が脳科学をやっている立場として凄く痺れちゃったのが、「人を固めると書いた個性ってやつに 縛られてちゃ元も子もなくて」。“個性は大事”と言うんだけど、確かに『人を固める』と書きますもんね。これはどういう想いがあったんですか?
松浦:それこそ、僕は「個性がないね」ということを、ものまねを始める前に滅茶苦茶言われてたんですよ。「個性がないっていうことは、音楽業界で戦っていけないのかな?」と思って、それだったらこのままだと自分はヤバイな、と感じました。その時に「個性って何だろう?」と考えちゃうじゃないですか。その中で、「違う!」と。「僕の武器は個性・固い方じゃなくて、柔らかい・柔軟性の方なんだ」ということに気づいて、「じゃあものまねとかそう言う武器を出して行った方がいいんじゃないのかな」と気づいたんですよね。
そのことを思い出した時の、歌詞ですね。
茂木:これが最初のシングルになったわけですけど、ご自身としてはどんな想いがありますか?
松浦:「誰の真似をしたっていいじゃないか」ということを僕が発信することは、すごく説得力があるんじゃないかな、と思ったんですよね。ものまねをたくさん通って、今自分の声で発信しているよ、という。
さっきもちょっと触れたんですけど、“好き”とか“憧れ”とかを突き詰めることによって、“洗練された自分”というのをアウトプットできるんじゃないのかな、ということを(伝えたい)。実は皆もそうで、ヘアスタイルや服の趣味とかも、たぶん皆誰かの真似で。でも、色んな組み合わせをインプットするからこそ、今きっとあなたは自分らしいんじゃないの? ということをちゃんとメッセージとして伝えたかったんです。
だから、「誰かの真似をしてることは全然いいことなんだよ」というのを伝える、というのが、一発目のメッセージ性としていいんじゃないかなと思いましたね。
茂木:松浦さんは「ものまねは格好いい」と若者が憧れるような存在にしたい、と。ものまね出身でミュージックステーションに出たり、国際フォーラムに行きたい、と。だから、ある意味ではものまねは深いですよね。僕は、各アーティストに対する愛とかリスペクトを感じるんです。
松浦:はい。そうですね。好きなアーティストばっかりやらせてもらっているんで(笑)。
やっぱりものまねは、今までの人たちがたまたま芸人さんが多くて。僕も大好きなんですけど、ただ世間のイメージ的にお笑いのイメージがあって、もうちょっとアーティスティックなイメージを付けたいなという…。
最初から「ものまね芸人になりたい」という人とか「ものまねシンガーになりたい」という人は、普通のお笑い芸人さんや歌手に比べて、少ないんですよね。
茂木:あ、確かに…!
松浦:はい。これはやっぱり、「将来ものまねをやりたい」というイメージが付いてないということだと思うんですよ。だから、僕が最初にそういうモデルになりたい。“ものまねを通った先にどういう夢があるのか”というのを、僕がモデルになって伝えていくのがそのイメージを変えることになるんじゃないのかな、と。
茂木:アーティストとして成功する、と言うことですよね。
松浦:はい、そうです。
●大物アーティストが『ひまわりの約束』をハモった時のことを妄想してみた。
●松浦航大 - YouTube
●松浦航大 Twitter (@kodaibot)
●松浦航大 公式サイト
札幌厚別高等学校をご卒業後に上京。
アーティスト活動をやる傍ら、ソロでは、複数の歌まねアカペラを多画面にした動画を、
YouTubeやSNSにアップしたことを切っ掛けに話題となり、数多くのテレビ番組に出演。
松浦さんのYouTubeチャンネルは、収録時点で登録者数65万人以上、
総再生回数も1億回を突破するなど、人気を集めていらっしゃいます。
また、今年6月より、ソロアーティストとして活動をスタートされ、
現在までに、オリジナル楽曲を3曲、リリース中でいらっしゃいます。
──誰かの真似をしたっていい
茂木:オリジナル楽曲が『オリジナリティ』『七色』『アホウドリ』、これからどんどん出て来そうですけど、アーティストのトリビュートの歌を歌っていたことが、自分の音楽性を育む上で役に立ったと思われますか?
松浦:そうですね。これは別に僕じゃなくても、普通に皆が聴いているアーティスト誰でもそうだと思うんですけど…。たくさんのインプットを通って、“好き”とか“憧れ”とかを突き詰めて、その先に“自分”というものを確立して、その楽曲を世に出して皆が聴いていると思うんですよ。
茂木:そこは同じですよね。
松浦:はい。全く一緒なんですけど、それを僕は大っぴらにしていて、それ自体をテーマにして音楽活動をしていってる、という感じですね。
茂木:『オリジナリティ』が1stシングルということなんですけど、僕はこの曲もすごく好きです。ベテランアーティストみたいな風格がありますよね。
松浦:風格(笑)。本当ですか?
茂木:やっぱり凄いな、と。今までかなり書き溜めて来てはいるんですか?
松浦:書き溜めてはないんです。書いてきたんですけど、“ものまねを通った松浦航大”として楽曲を出すとなった時に、今まで書いた曲ではコンセプトが合わないから全部封印しました。
茂木:封印!? そうなんですね。この『オリジナリティ』なんですけど、まさに世に出た経緯がものまねということで、それを凄く突き詰めた歌詞になってますもんね。
松浦:そうですね(笑)。もう「自分のこと書いたんじゃないか」と言われるぐらいピッタリな曲なんじゃないかな、という(笑)。
茂木:そうですよね。僕が脳科学をやっている立場として凄く痺れちゃったのが、「人を固めると書いた個性ってやつに 縛られてちゃ元も子もなくて」。“個性は大事”と言うんだけど、確かに『人を固める』と書きますもんね。これはどういう想いがあったんですか?
松浦:それこそ、僕は「個性がないね」ということを、ものまねを始める前に滅茶苦茶言われてたんですよ。「個性がないっていうことは、音楽業界で戦っていけないのかな?」と思って、それだったらこのままだと自分はヤバイな、と感じました。その時に「個性って何だろう?」と考えちゃうじゃないですか。その中で、「違う!」と。「僕の武器は個性・固い方じゃなくて、柔らかい・柔軟性の方なんだ」ということに気づいて、「じゃあものまねとかそう言う武器を出して行った方がいいんじゃないのかな」と気づいたんですよね。
そのことを思い出した時の、歌詞ですね。
茂木:これが最初のシングルになったわけですけど、ご自身としてはどんな想いがありますか?
松浦:「誰の真似をしたっていいじゃないか」ということを僕が発信することは、すごく説得力があるんじゃないかな、と思ったんですよね。ものまねをたくさん通って、今自分の声で発信しているよ、という。
さっきもちょっと触れたんですけど、“好き”とか“憧れ”とかを突き詰めることによって、“洗練された自分”というのをアウトプットできるんじゃないのかな、ということを(伝えたい)。実は皆もそうで、ヘアスタイルや服の趣味とかも、たぶん皆誰かの真似で。でも、色んな組み合わせをインプットするからこそ、今きっとあなたは自分らしいんじゃないの? ということをちゃんとメッセージとして伝えたかったんです。
だから、「誰かの真似をしてることは全然いいことなんだよ」というのを伝える、というのが、一発目のメッセージ性としていいんじゃないかなと思いましたね。
茂木:松浦さんは「ものまねは格好いい」と若者が憧れるような存在にしたい、と。ものまね出身でミュージックステーションに出たり、国際フォーラムに行きたい、と。だから、ある意味ではものまねは深いですよね。僕は、各アーティストに対する愛とかリスペクトを感じるんです。
松浦:はい。そうですね。好きなアーティストばっかりやらせてもらっているんで(笑)。
やっぱりものまねは、今までの人たちがたまたま芸人さんが多くて。僕も大好きなんですけど、ただ世間のイメージ的にお笑いのイメージがあって、もうちょっとアーティスティックなイメージを付けたいなという…。
最初から「ものまね芸人になりたい」という人とか「ものまねシンガーになりたい」という人は、普通のお笑い芸人さんや歌手に比べて、少ないんですよね。
茂木:あ、確かに…!
松浦:はい。これはやっぱり、「将来ものまねをやりたい」というイメージが付いてないということだと思うんですよ。だから、僕が最初にそういうモデルになりたい。“ものまねを通った先にどういう夢があるのか”というのを、僕がモデルになって伝えていくのがそのイメージを変えることになるんじゃないのかな、と。
茂木:アーティストとして成功する、と言うことですよね。
松浦:はい、そうです。
●大物アーティストが『ひまわりの約束』をハモった時のことを妄想してみた。
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