2021年10月02日
修一朗さんは、山梨県のお生まれです。
TikTokを、昨年(2020年)の5月21日にスタートし、
わずか5ヶ月で100万のフォロワーを突破したと話題を集めた、
現在23歳のTikTokクリエイターです。
現在のフォロワー数は、200万人を突破しています。
日本では全く新しい『大学生の日常』を紹介する投稿が脚光を浴び、
1投稿の平均再生回数は150万再生を超えています。
さらにTikTok上では、「#修一朗」を付け、
同じスタイルで投稿するTikTokクリエイターが急増するなど、
現在最も旬なTikTokクリエイターのお一人でいらっしゃいます。
──動画の親しみやすさ
茂木:まず、修一朗さんの動画スタイルがバズっていて、真似している人が出てきているんですけど、これについてはどうですか?
修一朗:もう一言、「嬉しい」です。自分のフォーマットと言うか、起承転結を付けたストーリー性のある動画を作るんですけど、それが流行って同じ動画を作ってくれるのは本当に嬉しいです。
茂木:すごく情報密度が濃くて、コンパクトに起承転結がありますよね。
修一朗:そうなんです。そこは意識してます。サーティワンのアイスクリームを限界まで乗せるという動画もあったんですけど、ユーモアもありながらしっかりオチも付けるという完成されたコンテンツだったので、動画として良かったんじゃないかなと思います。
茂木:『TikTok』を一言で言うと、どんな世界ですかね。
修一朗:一言で言うと、『スマホの動画』です。今までのテレビだったりYouTubeは、横の動画で映画と似た類の動画だったんですけど、TikTokはスマホのためだけに作られた動画です。
茂木:TikTokで200万フォロワーを達成した理由は何ですかね?
修一朗:“親しみやすさ”があると思います。コンテンツ的にも『大学生の日常』だったので、『OLの日常』とかよりも学生の日常の方が、多くのみなさんが通って来た道なので、そういう面で親しみやすいコンテンツだと思います。
そして、自分の計画もあって、ここまで来るプランニングもしていたので…。
茂木:それは世界制覇の計画ですか?
修一朗:(笑)。フォロワー100万・200万の計画は最初からできてたんです。今のところ計画通りです。
茂木:今後はどういう計画を立てられてるんですか?
修一朗:次はYouTubeと、その後は海外という感じです。
茂木:今、目がキラッと光ってますね(笑)。
茂木:TikTokは現在のところ課金が出来ていないじゃないですか。どうやって儲けていらっしゃるんですか?
修一朗:皆さんお察しの通り、TikTokはまだ金銭的には裕福な感じじゃないように見えるんですけど…。実は、日本では10〜20人ぐらいTikTokで生計を立てています。それは全員“案件”をやっています。
茂木:“案件”というのは、企業から持ち込まれたことを動画で表現するということですか。
修一朗:そうです。「#PR」というのを付けて、生計を立てている方は月に3本ぐらいやられてるという感じです。その3本が大きいんです。
茂木:なるほど。つまりその“案件”が来ると、自分で広告を作ってTikTokに出すようなスタイルになるんですね。普通広告代理店だと、クライアントが色々「ああしろ」「こうしろ」と言ってくるわけですけど、そこら辺はどうなっているんですか?
修一朗:それは変わらないです。(事前に)相当チェックを受けます。動画を1本作るのに、(動画を作る)稼働日数で言うと3日ぐらいなんですけど、それまで20日間ぐらいミーティングだったり準備をするという感じです。
茂木:苦労するんですね。
修一朗さんのご両親は真面目な仕事をされていらっしゃいますよね。TikTokクリエイターをやると言った時のご両親の反応はどうでしたか?
修一朗:公務員です。やっぱり最初は否定していましたね。自分は最初商社に行きたくて就職活動もしていて、その傍らで動画配信をしていたので、どっちに舵を切るかで迷っていました。やっぱり動画配信、と言った時に、母親も父親もどちらも「じゃあ就職活動どうなったの? 安定した道を行くんじゃなかったの?」という感じで言われました。
けど、それ以上に自分の(動画配信の)結果が出てしまったので、もうその結果を出したら「じゃあもう行って来なさい」と。今はすごい背中を押してもらっています。
茂木:でも多くの大学生が「新卒で会社に入るのが安定した道だ」と思っている中で、そこの見極めはどう考えたらいいと思いますか?
修一朗:僕は行きたい所がなかったら行かなくていいと思うんですよ。大学は何年行ってもいいし、浪人とか留年も何年しても、正直大きな人生の中であまり傷あとにならないと思うので、自分がまだ何も決まっていない時は、その次のステージに行かなくてもいいのかな、と思っています。
僕は就職と動画配信で迷った時に、もしどっちも駄目だったら“大学にステイ”だと考えて、その案を母親に提出したんですよ。そうしたら、「そっか…」と、もう何も言えないという感じでした(笑)。
茂木:NHKに行った時のTikTokもありましたね。こういうことを言うのも変なんですけど、修一朗さんのTikTok動画の編集を観て、ちょっとNHK本局の放送を観ると、少し編集とかの感覚が変わって来てますよね。
修一朗:そうですね。僕は一番“情報に届くまでの速さが大事”だと思うので、クオリティもそうなんですけど、もしかしたら正確さよりも速さの方が今は求められてるんじゃないかなと思います。
●週イチ修一朗 -AuDee
●修一朗(@tuckinshuichiro) 公式TikTok
●修一朗の日常 - YouTube
●修一朗 (@IDESHU1) Twitter
●修一朗 (@shuuuuu125) Instagram
●前だけ向いて生きていく 陰キャ大学生の僕が動画クリエイターになったワケ / 修一朗 (著)
(Amazon)
TikTokを、昨年(2020年)の5月21日にスタートし、
わずか5ヶ月で100万のフォロワーを突破したと話題を集めた、
現在23歳のTikTokクリエイターです。
現在のフォロワー数は、200万人を突破しています。
日本では全く新しい『大学生の日常』を紹介する投稿が脚光を浴び、
1投稿の平均再生回数は150万再生を超えています。
さらにTikTok上では、「#修一朗」を付け、
同じスタイルで投稿するTikTokクリエイターが急増するなど、
現在最も旬なTikTokクリエイターのお一人でいらっしゃいます。
──動画の親しみやすさ
茂木:まず、修一朗さんの動画スタイルがバズっていて、真似している人が出てきているんですけど、これについてはどうですか?
修一朗:もう一言、「嬉しい」です。自分のフォーマットと言うか、起承転結を付けたストーリー性のある動画を作るんですけど、それが流行って同じ動画を作ってくれるのは本当に嬉しいです。
茂木:すごく情報密度が濃くて、コンパクトに起承転結がありますよね。
修一朗:そうなんです。そこは意識してます。サーティワンのアイスクリームを限界まで乗せるという動画もあったんですけど、ユーモアもありながらしっかりオチも付けるという完成されたコンテンツだったので、動画として良かったんじゃないかなと思います。
茂木:『TikTok』を一言で言うと、どんな世界ですかね。
修一朗:一言で言うと、『スマホの動画』です。今までのテレビだったりYouTubeは、横の動画で映画と似た類の動画だったんですけど、TikTokはスマホのためだけに作られた動画です。
茂木:TikTokで200万フォロワーを達成した理由は何ですかね?
修一朗:“親しみやすさ”があると思います。コンテンツ的にも『大学生の日常』だったので、『OLの日常』とかよりも学生の日常の方が、多くのみなさんが通って来た道なので、そういう面で親しみやすいコンテンツだと思います。
そして、自分の計画もあって、ここまで来るプランニングもしていたので…。
茂木:それは世界制覇の計画ですか?
修一朗:(笑)。フォロワー100万・200万の計画は最初からできてたんです。今のところ計画通りです。
茂木:今後はどういう計画を立てられてるんですか?
修一朗:次はYouTubeと、その後は海外という感じです。
茂木:今、目がキラッと光ってますね(笑)。
茂木:TikTokは現在のところ課金が出来ていないじゃないですか。どうやって儲けていらっしゃるんですか?
修一朗:皆さんお察しの通り、TikTokはまだ金銭的には裕福な感じじゃないように見えるんですけど…。実は、日本では10〜20人ぐらいTikTokで生計を立てています。それは全員“案件”をやっています。
茂木:“案件”というのは、企業から持ち込まれたことを動画で表現するということですか。
修一朗:そうです。「#PR」というのを付けて、生計を立てている方は月に3本ぐらいやられてるという感じです。その3本が大きいんです。
茂木:なるほど。つまりその“案件”が来ると、自分で広告を作ってTikTokに出すようなスタイルになるんですね。普通広告代理店だと、クライアントが色々「ああしろ」「こうしろ」と言ってくるわけですけど、そこら辺はどうなっているんですか?
修一朗:それは変わらないです。(事前に)相当チェックを受けます。動画を1本作るのに、(動画を作る)稼働日数で言うと3日ぐらいなんですけど、それまで20日間ぐらいミーティングだったり準備をするという感じです。
茂木:苦労するんですね。
修一朗さんのご両親は真面目な仕事をされていらっしゃいますよね。TikTokクリエイターをやると言った時のご両親の反応はどうでしたか?
修一朗:公務員です。やっぱり最初は否定していましたね。自分は最初商社に行きたくて就職活動もしていて、その傍らで動画配信をしていたので、どっちに舵を切るかで迷っていました。やっぱり動画配信、と言った時に、母親も父親もどちらも「じゃあ就職活動どうなったの? 安定した道を行くんじゃなかったの?」という感じで言われました。
けど、それ以上に自分の(動画配信の)結果が出てしまったので、もうその結果を出したら「じゃあもう行って来なさい」と。今はすごい背中を押してもらっています。
茂木:でも多くの大学生が「新卒で会社に入るのが安定した道だ」と思っている中で、そこの見極めはどう考えたらいいと思いますか?
修一朗:僕は行きたい所がなかったら行かなくていいと思うんですよ。大学は何年行ってもいいし、浪人とか留年も何年しても、正直大きな人生の中であまり傷あとにならないと思うので、自分がまだ何も決まっていない時は、その次のステージに行かなくてもいいのかな、と思っています。
僕は就職と動画配信で迷った時に、もしどっちも駄目だったら“大学にステイ”だと考えて、その案を母親に提出したんですよ。そうしたら、「そっか…」と、もう何も言えないという感じでした(笑)。
茂木:NHKに行った時のTikTokもありましたね。こういうことを言うのも変なんですけど、修一朗さんのTikTok動画の編集を観て、ちょっとNHK本局の放送を観ると、少し編集とかの感覚が変わって来てますよね。
修一朗:そうですね。僕は一番“情報に届くまでの速さが大事”だと思うので、クオリティもそうなんですけど、もしかしたら正確さよりも速さの方が今は求められてるんじゃないかなと思います。
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●前だけ向いて生きていく 陰キャ大学生の僕が動画クリエイターになったワケ / 修一朗 (著)
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