2021年05月22日
珠川こおりさんは、2002年、東京都のお生まれです。
小学校2年生から物語の創作をはじめられます。
しかし、高校受験で多忙となり、一時執筆をやめるも、
高校入学を機に、執筆活動を再開されます。
そして、講談社より、5月24日発売の『檸檬先生』で、
第15回 小説現代 長編新人賞を受賞。
現在18歳の、今、大注目の新人作家さんでいらっしゃいます。
──せっかく読んでもらうのなら何かを伝えたい
茂木:今はクリエイティブ全体で見ると、どんなところに興味がありますか?
珠川:色んなところに興味があるので、もちろん小説もやっていきたいんですけど、タイポグラフィみたいなのもそうですし、もちろん音楽の方もやりたいですし。決められないです。
茂木:音楽は“作る”という感じですね?
珠川:作ることは得意じゃないんですけど、まずは、今カバーをしている中でも、“この曲はどういう曲なんだろう”ということを考えながら、感情とかで聴いてる人に届ていくというところで言えば、また“自分で想像し直す”というジャンルなのかな、と思います。
バンドを組んでますから、メンバーと一緒に曲を作っていくことはやりますので、“自分らしい曲を作る”ということもそうですし、“表現する”というジャンルが好きですね。
茂木:本当に画期的で新しいと思うんですけど、今までバンドをやっていて小説家になられる方はいらっしゃるんですけど、珠川さんの場合は『バンドも小説もやってて、ちなみに18歳です』みたいな。すごいですね。
珠川:いえ…(笑)。
茂木:今まで18年どうやって生きてきたんだろう? 普通の人より加速している感じしますよね。
珠川:いえ、普通ですよ(笑)。案外平凡な人生だと思います。
茂木:自分は普通の高校生だったと思いますか?
珠川:普通だと思ってます(笑)。
茂木:(笑)。そうですか。本当にすごい時代が来たなぁと思うんですけど。
茂木:いろいろ作っていく中で、アンテナの貼り方と言うか、こういう作品が面白いな、とか、こういう人が面白いなというのはどんなふうに掴んでくるんですか?
珠川:人とか作品とか、なかなか自分の好きなものを見つけるのは難しくて。友達が教えてくれたものとかから入っていくということも多いです。
茂木:バンドメンバーの方が教えてくださったり、とか?
珠川:そうですね。曲とかはそういうことが多いですね。バンドメンバーの好きな曲を聴いたりとか。後は、YouTubeを観てると『関連動画』とか出てきますし、そこから観たりとかはしますね。
茂木:なるほど。
この番組を聴いているリスナーの方でも、「物語を書いてみたいな」とか「小説を書いてみたいな」という方がいらっしゃると思うんですけど。ストーリーとか、登場人物の動かし方とか、自分なりのやり方や方法論はあります?
珠川:小説を書く時に、私はすごく“構造”を大事にしています。その構造と言うのが、まず『テーマ』を決めて…今回は“愛”というテーマにしたんですけど、そのテーマを描く中で、テーマをより強く見せるために何が必要なのか、という『モチーフ・ツール』…それが今回は“共感覚”なんですけど。
それで登場人物を考えて、主要な登場人物の関係性と、性格・容姿・背景というのを考えていって、それを図にします。それができると、登場人物の関係性からテーマを出すというふうになるんですけど、それをやっていく上で何が必要か、というのを考えていきます。例えば、私が重視しているのは風景描写とかになるんですけど、それでテーマを見せていく…という考え方をしていますね。
ただ面白いというのもいいと思うんですけど、私は、「せっかく小説として誰かに読んでもらえるのだったら、何か伝えられたらな」と思うので、そのテーマを考えられるような小説を目指して書いています。
茂木:そうですか。
まだちょっと早いんだけど、大学を卒業して、その後はどうなるんですかね?
珠川:どうでしょうね(笑)? でも小説一本は難しいですよね。デザインとかについても学んでますので、デザイナーの方向というのもありますし。もちろん小説はずっと書いていきたいとは思うんですけど、それを職として一本で固めていくか、と言われると、まだ全然わからない状況にあります。
茂木:本当によく考えてらっしゃいますよね。
今回珠川こおりさんとお話させて頂いて、一番印象に残ったのが、いろいろ物を作ったりするのが楽しそうだな、と。そこに秘密がある気がするんですけど、珠川さんが人生楽しく生きている秘密は何ですかね?
珠川:“やりたいなと思ったことをどんどんやっていこう”という気持ちで挑んではいますね。特に私の中では、『表現分野』と言いますか、『想像分野』と言いますか、そういうものではあるんですけど。気持ちを持って何かにトライしていくことが大事なのかな、と思いますね。
■プレゼントのお知らせ
今夜のゲスト、珠川こおりさんのデビュー作!
『檸檬先生』を、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、
商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
● 講談社 公式ホームページ
●檸檬先生 / 珠川こおり (Promotion Video)
●檸檬先生 / 珠川こおり
(Amazon)
小学校2年生から物語の創作をはじめられます。
しかし、高校受験で多忙となり、一時執筆をやめるも、
高校入学を機に、執筆活動を再開されます。
そして、講談社より、5月24日発売の『檸檬先生』で、
第15回 小説現代 長編新人賞を受賞。
現在18歳の、今、大注目の新人作家さんでいらっしゃいます。
──せっかく読んでもらうのなら何かを伝えたい
茂木:今はクリエイティブ全体で見ると、どんなところに興味がありますか?
珠川:色んなところに興味があるので、もちろん小説もやっていきたいんですけど、タイポグラフィみたいなのもそうですし、もちろん音楽の方もやりたいですし。決められないです。
茂木:音楽は“作る”という感じですね?
珠川:作ることは得意じゃないんですけど、まずは、今カバーをしている中でも、“この曲はどういう曲なんだろう”ということを考えながら、感情とかで聴いてる人に届ていくというところで言えば、また“自分で想像し直す”というジャンルなのかな、と思います。
バンドを組んでますから、メンバーと一緒に曲を作っていくことはやりますので、“自分らしい曲を作る”ということもそうですし、“表現する”というジャンルが好きですね。
茂木:本当に画期的で新しいと思うんですけど、今までバンドをやっていて小説家になられる方はいらっしゃるんですけど、珠川さんの場合は『バンドも小説もやってて、ちなみに18歳です』みたいな。すごいですね。
珠川:いえ…(笑)。
茂木:今まで18年どうやって生きてきたんだろう? 普通の人より加速している感じしますよね。
珠川:いえ、普通ですよ(笑)。案外平凡な人生だと思います。
茂木:自分は普通の高校生だったと思いますか?
珠川:普通だと思ってます(笑)。
茂木:(笑)。そうですか。本当にすごい時代が来たなぁと思うんですけど。
茂木:いろいろ作っていく中で、アンテナの貼り方と言うか、こういう作品が面白いな、とか、こういう人が面白いなというのはどんなふうに掴んでくるんですか?
珠川:人とか作品とか、なかなか自分の好きなものを見つけるのは難しくて。友達が教えてくれたものとかから入っていくということも多いです。
茂木:バンドメンバーの方が教えてくださったり、とか?
珠川:そうですね。曲とかはそういうことが多いですね。バンドメンバーの好きな曲を聴いたりとか。後は、YouTubeを観てると『関連動画』とか出てきますし、そこから観たりとかはしますね。
茂木:なるほど。
この番組を聴いているリスナーの方でも、「物語を書いてみたいな」とか「小説を書いてみたいな」という方がいらっしゃると思うんですけど。ストーリーとか、登場人物の動かし方とか、自分なりのやり方や方法論はあります?
珠川:小説を書く時に、私はすごく“構造”を大事にしています。その構造と言うのが、まず『テーマ』を決めて…今回は“愛”というテーマにしたんですけど、そのテーマを描く中で、テーマをより強く見せるために何が必要なのか、という『モチーフ・ツール』…それが今回は“共感覚”なんですけど。
それで登場人物を考えて、主要な登場人物の関係性と、性格・容姿・背景というのを考えていって、それを図にします。それができると、登場人物の関係性からテーマを出すというふうになるんですけど、それをやっていく上で何が必要か、というのを考えていきます。例えば、私が重視しているのは風景描写とかになるんですけど、それでテーマを見せていく…という考え方をしていますね。
ただ面白いというのもいいと思うんですけど、私は、「せっかく小説として誰かに読んでもらえるのだったら、何か伝えられたらな」と思うので、そのテーマを考えられるような小説を目指して書いています。
茂木:そうですか。
まだちょっと早いんだけど、大学を卒業して、その後はどうなるんですかね?
珠川:どうでしょうね(笑)? でも小説一本は難しいですよね。デザインとかについても学んでますので、デザイナーの方向というのもありますし。もちろん小説はずっと書いていきたいとは思うんですけど、それを職として一本で固めていくか、と言われると、まだ全然わからない状況にあります。
茂木:本当によく考えてらっしゃいますよね。
今回珠川こおりさんとお話させて頂いて、一番印象に残ったのが、いろいろ物を作ったりするのが楽しそうだな、と。そこに秘密がある気がするんですけど、珠川さんが人生楽しく生きている秘密は何ですかね?
珠川:“やりたいなと思ったことをどんどんやっていこう”という気持ちで挑んではいますね。特に私の中では、『表現分野』と言いますか、『想像分野』と言いますか、そういうものではあるんですけど。気持ちを持って何かにトライしていくことが大事なのかな、と思いますね。
■プレゼントのお知らせ
今夜のゲスト、珠川こおりさんのデビュー作!
『檸檬先生』を、3名の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は、お名前やご住所、電話番号など、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、
商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
● 講談社 公式ホームページ
●檸檬先生 / 珠川こおり (Promotion Video)
●檸檬先生 / 珠川こおり
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