2020年12月05日
河邉さんは、1988年、兵庫県のお生まれ。
関西学院大学 文学部 文化歴史学科 哲学倫理学専修を
ご卒業されていらっしゃいます。
ピアノ、ドラム、ベースの3ピースピアノロックバンド・WEAVERのドラマーとして、
2009年10月に「白朝夢」でメジャーデビュー。
河邉さんは、バンドでは作詞も担当されていらっしゃいます。
バンド活動のほかに、
2018年には、小説家デビュー作となる、「夢工場ラムレス」を刊行。
2019年には、2作目となる「流星コーリング」を、
そして、先日、3作目となる、「アルヒのシンギュラリティ」を発表され、
作家としても精力的に活動されていらっしゃいます。
──ライブに救われていた
茂木:今、世の中は大変じゃないですか。音楽はやっぱり人に力を与えるものでもありますし、バンドをやっていてライブの持ってる大切さというのは…?
河邉:こういう状況になって、自分が救われていたんだなと思いますね。僕らのアーティストの一番いいところは、ライブをして、目の前でお客さんが幸せになっていく姿を見ることができるということです。
小説は読んでくれているんだろうけどわからないというのがあるけど、音楽は目の前で聴いてくれて笑顔になってくれる人がいる。それは本当に素晴らしいものなので、それが今ちょっとできなくなって、逆にあれに救われていたんだな、と自分は思います。
何とかして取り戻さなきゃいけないなと思うのと、「この次の新しい世界に、どういうふうに届けて行くんだろう?」というのはみんな今悩んでいるところですね。
茂木:WEAVERは今年デビュー10周年ということですが、この10年はどうですか?
河邉:よくある言葉で言うと「一瞬でしたね」という感じなんですけど…。
10年前とは違って“ちゃんと目の前の人に伝える”ということをもっと大事にできているなと思うので、「悪くないな」とは思いますね。
茂木:WEAVERというのは『紡ぐ人』という意味ですよね? バンド名はどうしてこれになったんですか?
河邉:最初は適当でしたよ。『WEAVER』じゃなくて『WAVER』で、『波』とかそういう意味だったりしたんです。なんですけど、たまたまライブハウスの人が間違えて『E』を付けたとかそんなんで(笑)。
茂木:え!? 『WAVER』だったのが『WEAVER』と、誰かが入れちゃったんですか?
河邉:そうなんです。それで意味を調べたら、「あーええやん」と言ってそのまま『WEAVER』になりました(笑)。
茂木:今やものすごく印象的な意味のあるバンド名が、最初は偶然と言うか…。
河邉:はい。
茂木:作詞する時は厳選して研ぎ澄ませていく感覚じゃないですか。で、小説は逆に膨らましていく感覚じゃないですか。両方やってらっしゃると言うのは、河邉さんとしてはどうですか?
河邉:どっちも言葉は言葉なので、お互いにいいインスピレーションを受け合っています。小説は1日に何千字と書く作業をしてるので、ある種、言葉を出す筋肉みたいなものが鍛えられてると思うんです。だから歌詞を書く時も、いっぱい出てきてその中で一番いいものを選ぶ…みたいなことができてきているのかな、とは思います。
今も歌詞を書いたりとかしている中で、「楽しいな」と思います。
茂木:どちらも同じように「楽しい」という…。
河邉:でも、実は、歌詞の方がしんどいんですよ。
不思議なんですよ。小説は10万字とか書かないと一作にならないから苦労する一方で、歌詞は何百字とかで済むはず。だから、大変さで言うと小説の方が上のはずなんだけど、歌詞は精神が疲れると言うか…(笑)。
本当にいいものを選ばないと意味が伝わらないし、良し悪しも自分で最後まで説明できない…言葉にするのは難しいな。でも、歌詞は本当に大変です。
茂木:じゃあこの厳選した言葉を並べていく作業というのは、苦しいんですね。
河邉:苦しいですね。その日書き終わったら、小説よりも「うわ、疲れたな」という感じがあるので。自分の中のもっと奥底にあるものを頑張って書き出している感じがあるので、それが大変なんだと思いますね。
でも、作詞している人はみんなそうだと思いますけどね。
■プレゼントのお知らせ
本日のゲスト、WEAVERの河邉 徹さんのご著書
「アルヒのシンギュラリティ」に、河邉さんの直筆サインを入れて、
3名の方にプレゼントします!
ご希望の方は、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、
商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●アルヒのシンギュラリティ / 河邉 徹
(Amazon)
●河邉徹(かわべとおる) (@kwb_wvr) Twitter
●小説家 河邉徹 - WEAVER オフィシャルサイト
● WEAVER オフィシャルサイト
↑WEAVERのLIVE情報はオフィシャルサイトをご覧ください!
関西学院大学 文学部 文化歴史学科 哲学倫理学専修を
ご卒業されていらっしゃいます。
ピアノ、ドラム、ベースの3ピースピアノロックバンド・WEAVERのドラマーとして、
2009年10月に「白朝夢」でメジャーデビュー。
河邉さんは、バンドでは作詞も担当されていらっしゃいます。
バンド活動のほかに、
2018年には、小説家デビュー作となる、「夢工場ラムレス」を刊行。
2019年には、2作目となる「流星コーリング」を、
そして、先日、3作目となる、「アルヒのシンギュラリティ」を発表され、
作家としても精力的に活動されていらっしゃいます。
──ライブに救われていた
茂木:今、世の中は大変じゃないですか。音楽はやっぱり人に力を与えるものでもありますし、バンドをやっていてライブの持ってる大切さというのは…?
河邉:こういう状況になって、自分が救われていたんだなと思いますね。僕らのアーティストの一番いいところは、ライブをして、目の前でお客さんが幸せになっていく姿を見ることができるということです。
小説は読んでくれているんだろうけどわからないというのがあるけど、音楽は目の前で聴いてくれて笑顔になってくれる人がいる。それは本当に素晴らしいものなので、それが今ちょっとできなくなって、逆にあれに救われていたんだな、と自分は思います。
何とかして取り戻さなきゃいけないなと思うのと、「この次の新しい世界に、どういうふうに届けて行くんだろう?」というのはみんな今悩んでいるところですね。
茂木:WEAVERは今年デビュー10周年ということですが、この10年はどうですか?
河邉:よくある言葉で言うと「一瞬でしたね」という感じなんですけど…。
10年前とは違って“ちゃんと目の前の人に伝える”ということをもっと大事にできているなと思うので、「悪くないな」とは思いますね。
茂木:WEAVERというのは『紡ぐ人』という意味ですよね? バンド名はどうしてこれになったんですか?
河邉:最初は適当でしたよ。『WEAVER』じゃなくて『WAVER』で、『波』とかそういう意味だったりしたんです。なんですけど、たまたまライブハウスの人が間違えて『E』を付けたとかそんなんで(笑)。
茂木:え!? 『WAVER』だったのが『WEAVER』と、誰かが入れちゃったんですか?
河邉:そうなんです。それで意味を調べたら、「あーええやん」と言ってそのまま『WEAVER』になりました(笑)。
茂木:今やものすごく印象的な意味のあるバンド名が、最初は偶然と言うか…。
河邉:はい。
茂木:作詞する時は厳選して研ぎ澄ませていく感覚じゃないですか。で、小説は逆に膨らましていく感覚じゃないですか。両方やってらっしゃると言うのは、河邉さんとしてはどうですか?
河邉:どっちも言葉は言葉なので、お互いにいいインスピレーションを受け合っています。小説は1日に何千字と書く作業をしてるので、ある種、言葉を出す筋肉みたいなものが鍛えられてると思うんです。だから歌詞を書く時も、いっぱい出てきてその中で一番いいものを選ぶ…みたいなことができてきているのかな、とは思います。
今も歌詞を書いたりとかしている中で、「楽しいな」と思います。
茂木:どちらも同じように「楽しい」という…。
河邉:でも、実は、歌詞の方がしんどいんですよ。
不思議なんですよ。小説は10万字とか書かないと一作にならないから苦労する一方で、歌詞は何百字とかで済むはず。だから、大変さで言うと小説の方が上のはずなんだけど、歌詞は精神が疲れると言うか…(笑)。
本当にいいものを選ばないと意味が伝わらないし、良し悪しも自分で最後まで説明できない…言葉にするのは難しいな。でも、歌詞は本当に大変です。
茂木:じゃあこの厳選した言葉を並べていく作業というのは、苦しいんですね。
河邉:苦しいですね。その日書き終わったら、小説よりも「うわ、疲れたな」という感じがあるので。自分の中のもっと奥底にあるものを頑張って書き出している感じがあるので、それが大変なんだと思いますね。
でも、作詞している人はみんなそうだと思いますけどね。
■プレゼントのお知らせ
本日のゲスト、WEAVERの河邉 徹さんのご著書
「アルヒのシンギュラリティ」に、河邉さんの直筆サインを入れて、
3名の方にプレゼントします!
ご希望の方は、必要事項を明記の上、
メッセージフォームより、ご応募ください。
茂木さんに聞きたい事や相談したい事など、
一緒にを添えていただけると嬉しいです。
尚、当選者の発表は、
商品の発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしております。
●アルヒのシンギュラリティ / 河邉 徹
(Amazon)
●河邉徹(かわべとおる) (@kwb_wvr) Twitter
●小説家 河邉徹 - WEAVER オフィシャルサイト
● WEAVER オフィシャルサイト
↑WEAVERのLIVE情報はオフィシャルサイトをご覧ください!