2020年01月18日
今週ゲストにお迎えしたのは、日本を代表する歌手の夏川りみさんです。
夏川りみさんは、昨年デビュー20周年を迎えました。
5年ぶりとなるアルバム『美らさ愛さ』は、第61回日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞されました。
夏川りみさんに、お話を伺いました。
──美しく愛おしい
茂木:5年ぶりとなる最新アルバム『美らさ愛さ』、どの楽曲も好きなんですけど、アルバムのタイトルになっている「美らさ愛さ」は
最初に入っている曲で、作詞もされているんですか?
夏川:そうなんです(笑)。あまり詞を書かないんですけど、今回のアルバムが全部で9曲入りになっています。
全曲、自分で作詞・作曲ができればいいんですけど、できないので。いろんな方々にお願いしながら作り上げたという感じなんです。
私が歌詞を手がけた曲が一番最後の作品になって、それまでアルバムのタイトルが決まっていなくて、“どういうタイトルにしようかな?”と、ずっと悩んでいたというのもあるんですけど。
茂木:はい。
夏川:私が歌詞を書いた内容なんですけども、もともと曲を先にいただいてて、曲を聴いた時にサビのイメージはできたんですけども、それが日本語の歌詞ではなくて、うちなーぐち、沖縄の方言で伝えた方がしっくりくるんじゃないかなと思いました。
“愛をテーマにしてみたいな”という思いだったり、島への思い、沖縄への思い、人への思い、家族への思い…というのが全部ひとつになって「美らさ愛さ」という言葉が出てきて、「美しく愛おしい」という意味なんですね。
これしかないなと思って、全部の思いを一つにしちゃえ、ということでアルバムのタイトルにしました。
茂木:我々も沖縄に行く機会が増えて、だんだん、うちなーぐちにも親しんで…本当に柔らかくて良い言葉ですね。
夏川:私が石垣島出身で両親とも方言をあまり使わなかったので、実は方言は分からないんですけども。
今回、もともとある曲を聴いて、作詞をしようと思ったときに、初めて“うちなーぐちで挑戦したい”と思って。
茂木:初めてうちなーぐちの歌詞を書かれたんですね。
沖縄の音楽や言葉って、とっても魅力的で、子供の頃からそういう響きに包まれて育ったていったところはあるんですか?
夏川:私の場合は石垣島の八重山の民謡だったので、小さい頃から耳にはしていたんですけど、やっぱり難しいというイメージが強くて。
小さい頃は、“今はまだできない、オジーとかオバーがやるんじゃないかな”って思っていたんですけど。
今は逆に、島唄のひとつも歌えないととても恥ずかしいなっていう思いの方が大きいですね。
茂木:いい楽曲が多いですよね。
夏川:最近はみなさん、「この曲聴いたことあるよ」っていう方が多いですね。
茂木:八重山のいろんな響きが、今回の「美らさ愛さ」に入っている気がしていて、琉歌という独特の歌が入っているんですよね。
夏川:入っていますね。これが新たなチャレンジなんですけど。
挑戦してみたいなと思い、自分で言葉を作り、歌わせてもらったんですが、はっきり言ってまだ出来ていないです(笑)。
茂木:夏川さんでさえ、自分が満足できるものにいっていないということですか?
夏川:そうなんです。
茂木:すごい深い話ですね。
夏川:この琉歌をちゃんと歌えるようになるには何年かかるのか、私もまだまだ分からないです。
茂木:沖縄の音楽界の奥行き、深さってすごいですね。
夏川:本当にありすぎて。どこからいっていいか分からないし、まだまだ謎が多いです(笑)。
●夏川りみ オフィシャルサイト
●美らさ愛さ(通常盤) / 夏川りみ
(Amazon)
●夏川りみ |
ビクターエンタテインメント
夏川りみさんは、昨年デビュー20周年を迎えました。
5年ぶりとなるアルバム『美らさ愛さ』は、第61回日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞されました。
夏川りみさんに、お話を伺いました。
──美しく愛おしい
茂木:5年ぶりとなる最新アルバム『美らさ愛さ』、どの楽曲も好きなんですけど、アルバムのタイトルになっている「美らさ愛さ」は
最初に入っている曲で、作詞もされているんですか?
夏川:そうなんです(笑)。あまり詞を書かないんですけど、今回のアルバムが全部で9曲入りになっています。
全曲、自分で作詞・作曲ができればいいんですけど、できないので。いろんな方々にお願いしながら作り上げたという感じなんです。
私が歌詞を手がけた曲が一番最後の作品になって、それまでアルバムのタイトルが決まっていなくて、“どういうタイトルにしようかな?”と、ずっと悩んでいたというのもあるんですけど。
茂木:はい。
夏川:私が歌詞を書いた内容なんですけども、もともと曲を先にいただいてて、曲を聴いた時にサビのイメージはできたんですけども、それが日本語の歌詞ではなくて、うちなーぐち、沖縄の方言で伝えた方がしっくりくるんじゃないかなと思いました。
“愛をテーマにしてみたいな”という思いだったり、島への思い、沖縄への思い、人への思い、家族への思い…というのが全部ひとつになって「美らさ愛さ」という言葉が出てきて、「美しく愛おしい」という意味なんですね。
これしかないなと思って、全部の思いを一つにしちゃえ、ということでアルバムのタイトルにしました。
茂木:我々も沖縄に行く機会が増えて、だんだん、うちなーぐちにも親しんで…本当に柔らかくて良い言葉ですね。
夏川:私が石垣島出身で両親とも方言をあまり使わなかったので、実は方言は分からないんですけども。
今回、もともとある曲を聴いて、作詞をしようと思ったときに、初めて“うちなーぐちで挑戦したい”と思って。
茂木:初めてうちなーぐちの歌詞を書かれたんですね。
沖縄の音楽や言葉って、とっても魅力的で、子供の頃からそういう響きに包まれて育ったていったところはあるんですか?
夏川:私の場合は石垣島の八重山の民謡だったので、小さい頃から耳にはしていたんですけど、やっぱり難しいというイメージが強くて。
小さい頃は、“今はまだできない、オジーとかオバーがやるんじゃないかな”って思っていたんですけど。
今は逆に、島唄のひとつも歌えないととても恥ずかしいなっていう思いの方が大きいですね。
茂木:いい楽曲が多いですよね。
夏川:最近はみなさん、「この曲聴いたことあるよ」っていう方が多いですね。
茂木:八重山のいろんな響きが、今回の「美らさ愛さ」に入っている気がしていて、琉歌という独特の歌が入っているんですよね。
夏川:入っていますね。これが新たなチャレンジなんですけど。
挑戦してみたいなと思い、自分で言葉を作り、歌わせてもらったんですが、はっきり言ってまだ出来ていないです(笑)。
茂木:夏川さんでさえ、自分が満足できるものにいっていないということですか?
夏川:そうなんです。
茂木:すごい深い話ですね。
夏川:この琉歌をちゃんと歌えるようになるには何年かかるのか、私もまだまだ分からないです。
茂木:沖縄の音楽界の奥行き、深さってすごいですね。
夏川:本当にありすぎて。どこからいっていいか分からないし、まだまだ謎が多いです(笑)。
●夏川りみ オフィシャルサイト
●美らさ愛さ(通常盤) / 夏川りみ
(Amazon)
●夏川りみ |
ビクターエンタテインメント