2019年10月19日
今週ゲストにお迎えしたのは、シンガーソングライターのヒグチアイさんです。
香川県生まれ、長野県長野市育ち。
大学への進学のために上京。
2歳の頃からピアノを習い、その後、ヴァイオリン、合唱、声楽、ドラム、ギターなどを経験し、様々な音楽に触れます。
18歳より鍵盤の弾き語りをメインとして活動を開始。
その後、2016年11月、「百六十度」でメジャーデビュー。
自身の恋愛体験を基にした赤裸々な歌詞の世界観は、同世代の共感を呼び、人気を集めています。
現在、フルアルバムを2枚リリースされており、
先月、9月25日に、待望の3枚目のアルバム『一声讃歌(いっせいさんか)』をリリースされました。
──みんな戦っている
茂木:もともとはピアノをやってらして、シンガーソングライターになったきっかけがあったんですよね?
ヒグチアイ:歌を歌おうと思い始めたのは昔からでした。人に言えないこと、言ったら誰かを傷つけそうなことがあって、歌にしたら自分もスッキリするし、誰も傷つけないと思って、自分の歌詞を書き始めたのが最初です。
茂木:現実とはワンクッション置いた、楽曲というもので魂が救われるというか…。
ヒグチアイ:そうですね。
茂木:書かれて実際にどうでしたか?
ヒグチアイ:そのせいで残ったこともあります、“残しちゃったな”っていう気持ちにもなりました(笑)。
茂木:楽曲としてずっと歌い継がれて、聴き継がれていくから残っちゃうわけですよね。
ヒグチアイ:その時の気持ちがそのまま残ってしまって、“やっぱり直接言うべきだったかな”と思ったりもするんですけど。
だから曲にしなきゃいけなかったんだなと思うんです。
茂木:相手の方はその楽曲をどう受け止めたんですかね。
ヒグチアイ:分からないと思います。今ほど細かく書いていたわけではなくて、もう少し抽象的な歌詞だったので。
10年ぐらい経ってますけど、未だにその時の気持ちは言えていないですね。
茂木:そこからシンガーソングライターてとしての活動が始まって、今回3枚目のフルアルバム『一声讃歌』ですよね。
ヒグチアイさんのアルバム名はタイトルが凝っているんですけど、今回のタイトルはどういう思いを込めているんですか?
ヒグチアイ:この中に声と歌が入っている。私は歌を歌う人なのに、声も歌も入ってるタイトルってなかなかないような気がしていて。
決意とか覚悟とかを凄く込めたタイトルになっています。私のひとつの声が、いろんな人の耳に伝わって、またその人が一人で歌ったりとか、心の中で歌ったりとかして、それが重なっていろんな人の歌に、大きな歌に変わっていたらいいなって…そういう気持ちを込めて付けたタイトルです。
茂木:最初に入っている曲が『前線』という曲なんですけど、出だしから「深夜3時 ファミレスの ドリンクバーは優しい」と。
ヒグチアイ:生活感がすごく出ているんですけど(笑)。
茂木:実際にこういう事はあるんですか?
ヒグチアイ:私、お酒飲めないんですけど、曲を書く時は朝5時までやってるファミレスでずっと書いています。
茂木:「満員電車 泣き叫ぶ 子供をあやす 母親が 引退して結婚した かつての戦友に似てた」という歌詞もあります。
ヒグチアイ:10年ぐらいシンガーソングライターをやっているんですけど、その間に子供が生まれたりとか、結婚したりとかでやめていったり。
違う道に入っても、また新しい夢を見付けてるわけじゃないですか? すごい進んでる人たち、自分は置いていかれてるような気持ちにもなったりするんですよね。
茂木:『前線』っていうのは、メッセージ性はかなり強いですか。
ヒグチアイ:そうですね、一曲目にしている理由というのは、やっぱり自分がここに取り残されているような気がする……だけど、“この場所にいるっていう事を守ることも、戦ってることだよな”っていうのを伝えたくて。
いろんな所へ行ってしまった、離れていってしまった、かつての戦友たちもみんなその場所でちゃんと戦っている、そこに気付けた一年でもあったので。
その一曲目に「みんな戦っている」という事を言いたかったですね。
スタジオでは、アルバム『一声讃歌』の一曲目に収録されている「前線」を披露していただきました。
■単独ライブ「HIGUCHIAI band one-man live 2019
・11月16日(土)【東京 Veats shibuya】open 17:30 / start 18:00
・11月24日(日) 【大阪 梅田 Banana Hall】open 17:30 / start 18:00
●「ヒグチアイ-Official Web Site-」
●「ヒグチアイ (@HiguchiAi) · Twitter」
●一声讃歌(初回限定盤) / ヒグチアイ
(Amazon)
香川県生まれ、長野県長野市育ち。
大学への進学のために上京。
2歳の頃からピアノを習い、その後、ヴァイオリン、合唱、声楽、ドラム、ギターなどを経験し、様々な音楽に触れます。
18歳より鍵盤の弾き語りをメインとして活動を開始。
その後、2016年11月、「百六十度」でメジャーデビュー。
自身の恋愛体験を基にした赤裸々な歌詞の世界観は、同世代の共感を呼び、人気を集めています。
現在、フルアルバムを2枚リリースされており、
先月、9月25日に、待望の3枚目のアルバム『一声讃歌(いっせいさんか)』をリリースされました。
──みんな戦っている
茂木:もともとはピアノをやってらして、シンガーソングライターになったきっかけがあったんですよね?
ヒグチアイ:歌を歌おうと思い始めたのは昔からでした。人に言えないこと、言ったら誰かを傷つけそうなことがあって、歌にしたら自分もスッキリするし、誰も傷つけないと思って、自分の歌詞を書き始めたのが最初です。
茂木:現実とはワンクッション置いた、楽曲というもので魂が救われるというか…。
ヒグチアイ:そうですね。
茂木:書かれて実際にどうでしたか?
ヒグチアイ:そのせいで残ったこともあります、“残しちゃったな”っていう気持ちにもなりました(笑)。
茂木:楽曲としてずっと歌い継がれて、聴き継がれていくから残っちゃうわけですよね。
ヒグチアイ:その時の気持ちがそのまま残ってしまって、“やっぱり直接言うべきだったかな”と思ったりもするんですけど。
だから曲にしなきゃいけなかったんだなと思うんです。
茂木:相手の方はその楽曲をどう受け止めたんですかね。
ヒグチアイ:分からないと思います。今ほど細かく書いていたわけではなくて、もう少し抽象的な歌詞だったので。
10年ぐらい経ってますけど、未だにその時の気持ちは言えていないですね。
茂木:そこからシンガーソングライターてとしての活動が始まって、今回3枚目のフルアルバム『一声讃歌』ですよね。
ヒグチアイさんのアルバム名はタイトルが凝っているんですけど、今回のタイトルはどういう思いを込めているんですか?
ヒグチアイ:この中に声と歌が入っている。私は歌を歌う人なのに、声も歌も入ってるタイトルってなかなかないような気がしていて。
決意とか覚悟とかを凄く込めたタイトルになっています。私のひとつの声が、いろんな人の耳に伝わって、またその人が一人で歌ったりとか、心の中で歌ったりとかして、それが重なっていろんな人の歌に、大きな歌に変わっていたらいいなって…そういう気持ちを込めて付けたタイトルです。
茂木:最初に入っている曲が『前線』という曲なんですけど、出だしから「深夜3時 ファミレスの ドリンクバーは優しい」と。
ヒグチアイ:生活感がすごく出ているんですけど(笑)。
茂木:実際にこういう事はあるんですか?
ヒグチアイ:私、お酒飲めないんですけど、曲を書く時は朝5時までやってるファミレスでずっと書いています。
茂木:「満員電車 泣き叫ぶ 子供をあやす 母親が 引退して結婚した かつての戦友に似てた」という歌詞もあります。
ヒグチアイ:10年ぐらいシンガーソングライターをやっているんですけど、その間に子供が生まれたりとか、結婚したりとかでやめていったり。
違う道に入っても、また新しい夢を見付けてるわけじゃないですか? すごい進んでる人たち、自分は置いていかれてるような気持ちにもなったりするんですよね。
茂木:『前線』っていうのは、メッセージ性はかなり強いですか。
ヒグチアイ:そうですね、一曲目にしている理由というのは、やっぱり自分がここに取り残されているような気がする……だけど、“この場所にいるっていう事を守ることも、戦ってることだよな”っていうのを伝えたくて。
いろんな所へ行ってしまった、離れていってしまった、かつての戦友たちもみんなその場所でちゃんと戦っている、そこに気付けた一年でもあったので。
その一曲目に「みんな戦っている」という事を言いたかったですね。
スタジオでは、アルバム『一声讃歌』の一曲目に収録されている「前線」を披露していただきました。
■単独ライブ「HIGUCHIAI band one-man live 2019
・11月16日(土)【東京 Veats shibuya】open 17:30 / start 18:00
・11月24日(日) 【大阪 梅田 Banana Hall】open 17:30 / start 18:00
●「ヒグチアイ-Official Web Site-」
●「ヒグチアイ (@HiguchiAi) · Twitter」
●一声讃歌(初回限定盤) / ヒグチアイ
(Amazon)