2019年04月13日
今週ゲストにお迎えしたのは、10代の若者を中心に、 絶大な人気を誇るカリスマクリエイター・kemioさんです。
1995年10月16日生まれ。
YouTube、Instagram、Twitterなどを含めてフォロワーは約300万人。
女子中高生はもちろん、最近では大人からの支持も厚く、
高校時代に動画アプリ・Vineで発信した投稿で注目を集め、2016年末には生活拠点をアメリカに移し、今もアメリカをベースに活動されています。
卓越したワードセンスで繰り出す「あげみざわ」などの独特な言葉は、kemio語として親しまれていて、
流行語を生み出し続ける世界規模のスターとして、モデルや発信者、歌手として多岐にわたりご活躍中でいらっしゃいます。
そして、4月18日(木)にKADOKAWAより初のエッセイ本『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を発売されます。
今週は、kemioさんの著書『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』についてお話を伺いました。
──誰かではなく、自分
茂木:kemioさんは言葉が面白いですよね!
昨年2018年のJC・JK流行語大賞では、kemioさんが発信した「あげみざわ」「泣いた」がランクインされたということですけど、「あげみざわ」というのはなんですか?
kemio:「あげみざわ」っていうのは、僕の一つくらい前の世代のときに「アゲ」「サゲ」っていうのが流行っていたんです。
個人的にギャルのカルチャーが大好きで、ロンドンで日記みたいな動画を撮っているときに可愛いかもって思って生まれた言葉なんです。
茂木:「アゲ」からの「あげみざわ」なんですね。「泣いた」っていうのはどういうときに使うんですか?
kemio:僕ぐらいの世代の方って何かあるとすぐ「死んだ〜」って言うんですよ。嬉しいことがあっても「え、これマジ死んだ〜」って言うんですけど、死ぬほどでもないけど、涙流れるぐらいじゃない?って思うときに言います(笑)。
「スーパーでセールしてた。泣いた〜」とか、なんでも使えますよ!
茂木:言葉の破壊力がハンパないですね!
そんなkemioさんが初のエッセイを出版されたということで…。タイトルが『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』。カッコ良過ぎません!?
kemio:嬉しいです!タイトルを発表したときは、”どういうこと?”って言われたこともあるんですけど、このタイトルが僕的には一番しっくり来たので。
茂木:表紙がまたカッコ良いですよね。これは渋谷ですか?
kemio:渋谷でございます。僕、渋谷が大好きなので渋谷で撮影したいっていうのはリクエストしたんです。
茂木:kemioさんはずっと本を出したかったということなんですけど、どうしてなんですか?
kemio:人生のどこかのタイミングで自分のことを書いた本を出せたら良いなっていう気持ちはずっとありましたね。
茂木:『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を読んで思ったのは、kemioさんは意外と人生観が成熟してますよね。
kemio:本当ですか!嬉しい!
茂木:倫理観っていうのかな。ちゃんとしている感じがします。
kemio:そうですね。人にやってもらうというよりかは自分でやりたいっていう気持ちが強いですね。バーキンのカバンは自分で買うっていう精神です。
茂木:高いやつでしょ?(笑)
kemio:はい。簡単には買えないんですけど、誰かにポンって与えられるよりかは自分で汗水垂らしてバーキンを勝ち取ったらセレブ〜ってなれると思ってます。
茂木:若い世代の方はkemioさんのことをよくご存知だと思うんですけど、人生をもうちょっと若返らせたい、今の感覚を取り入れたいっていうシニアの方も、絶対にkemioさんを研究した方がいいですよ!
kemio:そうなんです。僕、この本を出すときに自分よりもっと上の世代の人にも読んでほしいってすごい思ってるので、ぜひゲットしていただきたいですね。
水みたいな本なので、水を飲むような感じのテンションで読んで欲しいです。本を読むぞっていうよりかは、スキニータイプの字とか、バカでかい字のページとかもあったりして、水飲んでるみたいなテンションで書いたので。
茂木:カレーは飲み物って言った人もいたけれど。
kemio:本も飲み物でございます!
茂木:本のタイトル『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』のランウェイっていうのは、モデルの人が歩くステージのことですよね。どうしてこのタイトルにしたんですか?
kemio:生きていると辛いこととか嬉しいこととか、いろんなこといっぱいあるじゃないですか。
でも、ランウェイを歩くときってみんな華やかに歩くじゃないですか。それをイメージしてどんな時でもうちらは常に前向きに歩いて行こうっていう意味が込められてますね。
茂木:kemioさんは一つ一つの言葉の裏にちゃんとした感覚があるんですよね。それってボキャブラリーがあるってことだと思うんだけどね。
そして、高校1年生のときに自分は芸能界にあまり向いていないと感じたそうですが…。
kemio:そうなんです。元々、芸能界というかエンターテイメントの世界でお仕事したいという気持ちがあってオーディションを受けまくってたし、
Vineがボーンってなってテレビのお仕事とかをさせていただくきっかけになったんですけど、実際に初めてテレビのお仕事とかをさせていただくときにひな壇に座らせて頂いて。
今まではVineも生放送とかも自分の家で携帯一個で全部自分で出来たじゃないですか。でも、テレビに出させていただくってなったときにディレクターさんから台本を渡されて、ここではこういうことを言って欲しいとか、カンペが出たりとか、他にも出演者の方がいっぱいいたりとかして、何も話せなくなっちゃったんですよ。
で、Twitterで「やっぱり動画でキャラ作ってるね」とか「テレビだと全然違う。面白くない」って書かれて1日に2万人ぐらいフォロワーが減っていったんですよ。
茂木:ええーっ!
kemio:大好きな渋谷とか原宿を歩いてても、懐かしい人みたいな感じで笑われたときとかもあって。そういうことがあって大好きな街が大嫌いになる瞬間で、そのときにアメリカに引越したんです。
茂木:ひょっとしたら、日本のテレビの演出の仕方が合ってなかったんじゃない?
kemio:そうなんですかね。でも、一人でやるのと違って難しいですよね。
今も動画を撮るってなるとお家で一人でやることが多いんですよ。
例えば、企業の人とコラボするってなっても一人で企画を考えて一人で編集して…って感じで全部一人やることが多いんですね。
でも、今はどちらかというと誰かと協力して一つのお仕事をしてみたいなって思っていて。僕の中で今やりたい事の一つでもあるんです。
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kemio - YouTube
●kemio (@mmkemio) Twitter
●kemioさん(@mmkemio)
• Instagram
●ウチら棺桶まで永遠のランウェイ / kemio (著)
(Amazon)
1995年10月16日生まれ。
YouTube、Instagram、Twitterなどを含めてフォロワーは約300万人。
女子中高生はもちろん、最近では大人からの支持も厚く、
高校時代に動画アプリ・Vineで発信した投稿で注目を集め、2016年末には生活拠点をアメリカに移し、今もアメリカをベースに活動されています。
卓越したワードセンスで繰り出す「あげみざわ」などの独特な言葉は、kemio語として親しまれていて、
流行語を生み出し続ける世界規模のスターとして、モデルや発信者、歌手として多岐にわたりご活躍中でいらっしゃいます。
そして、4月18日(木)にKADOKAWAより初のエッセイ本『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を発売されます。
今週は、kemioさんの著書『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』についてお話を伺いました。
──誰かではなく、自分
茂木:kemioさんは言葉が面白いですよね!
昨年2018年のJC・JK流行語大賞では、kemioさんが発信した「あげみざわ」「泣いた」がランクインされたということですけど、「あげみざわ」というのはなんですか?
kemio:「あげみざわ」っていうのは、僕の一つくらい前の世代のときに「アゲ」「サゲ」っていうのが流行っていたんです。
個人的にギャルのカルチャーが大好きで、ロンドンで日記みたいな動画を撮っているときに可愛いかもって思って生まれた言葉なんです。
茂木:「アゲ」からの「あげみざわ」なんですね。「泣いた」っていうのはどういうときに使うんですか?
kemio:僕ぐらいの世代の方って何かあるとすぐ「死んだ〜」って言うんですよ。嬉しいことがあっても「え、これマジ死んだ〜」って言うんですけど、死ぬほどでもないけど、涙流れるぐらいじゃない?って思うときに言います(笑)。
「スーパーでセールしてた。泣いた〜」とか、なんでも使えますよ!
茂木:言葉の破壊力がハンパないですね!
そんなkemioさんが初のエッセイを出版されたということで…。タイトルが『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』。カッコ良過ぎません!?
kemio:嬉しいです!タイトルを発表したときは、”どういうこと?”って言われたこともあるんですけど、このタイトルが僕的には一番しっくり来たので。
茂木:表紙がまたカッコ良いですよね。これは渋谷ですか?
kemio:渋谷でございます。僕、渋谷が大好きなので渋谷で撮影したいっていうのはリクエストしたんです。
茂木:kemioさんはずっと本を出したかったということなんですけど、どうしてなんですか?
kemio:人生のどこかのタイミングで自分のことを書いた本を出せたら良いなっていう気持ちはずっとありましたね。
茂木:『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』を読んで思ったのは、kemioさんは意外と人生観が成熟してますよね。
kemio:本当ですか!嬉しい!
茂木:倫理観っていうのかな。ちゃんとしている感じがします。
kemio:そうですね。人にやってもらうというよりかは自分でやりたいっていう気持ちが強いですね。バーキンのカバンは自分で買うっていう精神です。
茂木:高いやつでしょ?(笑)
kemio:はい。簡単には買えないんですけど、誰かにポンって与えられるよりかは自分で汗水垂らしてバーキンを勝ち取ったらセレブ〜ってなれると思ってます。
茂木:若い世代の方はkemioさんのことをよくご存知だと思うんですけど、人生をもうちょっと若返らせたい、今の感覚を取り入れたいっていうシニアの方も、絶対にkemioさんを研究した方がいいですよ!
kemio:そうなんです。僕、この本を出すときに自分よりもっと上の世代の人にも読んでほしいってすごい思ってるので、ぜひゲットしていただきたいですね。
水みたいな本なので、水を飲むような感じのテンションで読んで欲しいです。本を読むぞっていうよりかは、スキニータイプの字とか、バカでかい字のページとかもあったりして、水飲んでるみたいなテンションで書いたので。
茂木:カレーは飲み物って言った人もいたけれど。
kemio:本も飲み物でございます!
茂木:本のタイトル『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』のランウェイっていうのは、モデルの人が歩くステージのことですよね。どうしてこのタイトルにしたんですか?
kemio:生きていると辛いこととか嬉しいこととか、いろんなこといっぱいあるじゃないですか。
でも、ランウェイを歩くときってみんな華やかに歩くじゃないですか。それをイメージしてどんな時でもうちらは常に前向きに歩いて行こうっていう意味が込められてますね。
茂木:kemioさんは一つ一つの言葉の裏にちゃんとした感覚があるんですよね。それってボキャブラリーがあるってことだと思うんだけどね。
そして、高校1年生のときに自分は芸能界にあまり向いていないと感じたそうですが…。
kemio:そうなんです。元々、芸能界というかエンターテイメントの世界でお仕事したいという気持ちがあってオーディションを受けまくってたし、
Vineがボーンってなってテレビのお仕事とかをさせていただくきっかけになったんですけど、実際に初めてテレビのお仕事とかをさせていただくときにひな壇に座らせて頂いて。
今まではVineも生放送とかも自分の家で携帯一個で全部自分で出来たじゃないですか。でも、テレビに出させていただくってなったときにディレクターさんから台本を渡されて、ここではこういうことを言って欲しいとか、カンペが出たりとか、他にも出演者の方がいっぱいいたりとかして、何も話せなくなっちゃったんですよ。
で、Twitterで「やっぱり動画でキャラ作ってるね」とか「テレビだと全然違う。面白くない」って書かれて1日に2万人ぐらいフォロワーが減っていったんですよ。
茂木:ええーっ!
kemio:大好きな渋谷とか原宿を歩いてても、懐かしい人みたいな感じで笑われたときとかもあって。そういうことがあって大好きな街が大嫌いになる瞬間で、そのときにアメリカに引越したんです。
茂木:ひょっとしたら、日本のテレビの演出の仕方が合ってなかったんじゃない?
kemio:そうなんですかね。でも、一人でやるのと違って難しいですよね。
今も動画を撮るってなるとお家で一人でやることが多いんですよ。
例えば、企業の人とコラボするってなっても一人で企画を考えて一人で編集して…って感じで全部一人やることが多いんですね。
でも、今はどちらかというと誰かと協力して一つのお仕事をしてみたいなって思っていて。僕の中で今やりたい事の一つでもあるんです。
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