2017年11月11日
今週お迎えしたのは、先週に引き続き、アーティストの井上涼さんです。
井上さんは、1983年、兵庫県生まれ。
金沢美術工芸大学デザイン学科をご卒業されていらっしゃいます。
金沢美術工芸大学の卒業制作作品「赤ずきんと健康」が
若手クリエーターの登竜門的コンテスト、BACA-JAの映像コンテンツ部門で佳作を受賞。
また、トロントジャパニーズショートフィルムフェスティバルで、映画祭賞も受賞され、注目を集めます。
大学卒業後は、アートディレクターとして広告代理店に就職されますが、その後、独立。
2013年から、NHK Eテレで、 世界の「びじゅつ」を、
自作の歌とアニメで紹介する、「びじゅチューン!」の放映が開始され、現在に至ります。
そんな井上涼さんに、お話を伺いました。
──「やる気あり美」
茂木:井上さん、いま着ているTシャツの「やる気あり美」というのは何ですか?
井上:これは僕が参加しているチームの名前なんですけど。
いわゆるLGBTと呼ばれる人たちと、世間のグっとくる接点を作っていこうという取り組みみたいなものです。
茂木:なんで、「やる気あり美」っていうんですか?
井上:当時、語尾に「美」ってつけるのがチームで流行っていて、ノリでつけました(笑)。
茂木:たとえばどんな活動をされているんですか?
井上:主にwebサイトを通じて、エンタメコンテンツを作っているんですけど。
たとえば、ノンケと呼ばれるLGBTじゃない人たちの「思わせぶり劇場」というのをGIFアニメにしたりとか。
茂木:拝見してて、感性の細やかさっていうのが、こういう一言が”なんだ!”みたいな、面白いですね。
井上:そういう細やかさに気付いていただけて良かったです。
茂木:LGBTについてカミングアウトしようと思ったきっかけって、何かあったんですか?
井上:大学の授業で、自分自身をテーマに何か好きなことをやりなさいっていうのがあって、その時にまだカミングアウトしてなかったんですけど。
その作品を作りきるためには、”カミングアウトしないとできないだろうな”と思ったので、その作品を通じてカミングアウトしたのがきっかけです。
──より深く、正確に
茂木:カミングアウトしたあと、周りの反応はどうでしたか?
井上:美大というのもあって、拍手喝采で迎えてもらえました。
茂木:いつぐらいから、自分はそういう感じかなと気づいたんですか?
井上:小学生高学年くらいですかね。
茂木:アニメ見てて面白かったんですけど、ノンケかSそうじゃないかっていうのは、分かりにくいことがあるっていうことなんですね。
井上:”この人も仲間なのか?”っていう時って、よくありますね(笑)。
茂木:日本の社会は少しずつ理解が深まってきてるんですけど、そのこととアーティストとしての活動って、これからはどういう感じでやっていくんですか?
井上:アーティストとして広がっていく過程で、クオリティというのか……より深く正確に理解してもらえるようになればいいなと思っています。
茂木:大事なことですもんね、その人らしく生きるっていうことですから。
井上:それはLGBTと呼ばれる人じゃなくても、誰でも自分らしく生きれたらいいねっていう世界になればいいなと思うんですけど。
それに自分のアーティスト活動が役に立てば一番いいなと思っています。
●「井上涼 オフィシャルサイト」
●「びじゅチューン!オフィシャルサイト」
●「井上さんの作品「赤ずきんと健康」」
●「やる気あり美」
来週は、ポストデジタルアーティストでNPO法人Jomonism(ジョウモニズム)の代表・小林武人さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。
井上さんは、1983年、兵庫県生まれ。
金沢美術工芸大学デザイン学科をご卒業されていらっしゃいます。
金沢美術工芸大学の卒業制作作品「赤ずきんと健康」が
若手クリエーターの登竜門的コンテスト、BACA-JAの映像コンテンツ部門で佳作を受賞。
また、トロントジャパニーズショートフィルムフェスティバルで、映画祭賞も受賞され、注目を集めます。
大学卒業後は、アートディレクターとして広告代理店に就職されますが、その後、独立。
2013年から、NHK Eテレで、 世界の「びじゅつ」を、
自作の歌とアニメで紹介する、「びじゅチューン!」の放映が開始され、現在に至ります。
そんな井上涼さんに、お話を伺いました。
──「やる気あり美」
茂木:井上さん、いま着ているTシャツの「やる気あり美」というのは何ですか?
井上:これは僕が参加しているチームの名前なんですけど。
いわゆるLGBTと呼ばれる人たちと、世間のグっとくる接点を作っていこうという取り組みみたいなものです。
茂木:なんで、「やる気あり美」っていうんですか?
井上:当時、語尾に「美」ってつけるのがチームで流行っていて、ノリでつけました(笑)。
茂木:たとえばどんな活動をされているんですか?
井上:主にwebサイトを通じて、エンタメコンテンツを作っているんですけど。
たとえば、ノンケと呼ばれるLGBTじゃない人たちの「思わせぶり劇場」というのをGIFアニメにしたりとか。
茂木:拝見してて、感性の細やかさっていうのが、こういう一言が”なんだ!”みたいな、面白いですね。
井上:そういう細やかさに気付いていただけて良かったです。
茂木:LGBTについてカミングアウトしようと思ったきっかけって、何かあったんですか?
井上:大学の授業で、自分自身をテーマに何か好きなことをやりなさいっていうのがあって、その時にまだカミングアウトしてなかったんですけど。
その作品を作りきるためには、”カミングアウトしないとできないだろうな”と思ったので、その作品を通じてカミングアウトしたのがきっかけです。
──より深く、正確に
茂木:カミングアウトしたあと、周りの反応はどうでしたか?
井上:美大というのもあって、拍手喝采で迎えてもらえました。
茂木:いつぐらいから、自分はそういう感じかなと気づいたんですか?
井上:小学生高学年くらいですかね。
茂木:アニメ見てて面白かったんですけど、ノンケかSそうじゃないかっていうのは、分かりにくいことがあるっていうことなんですね。
井上:”この人も仲間なのか?”っていう時って、よくありますね(笑)。
茂木:日本の社会は少しずつ理解が深まってきてるんですけど、そのこととアーティストとしての活動って、これからはどういう感じでやっていくんですか?
井上:アーティストとして広がっていく過程で、クオリティというのか……より深く正確に理解してもらえるようになればいいなと思っています。
茂木:大事なことですもんね、その人らしく生きるっていうことですから。
井上:それはLGBTと呼ばれる人じゃなくても、誰でも自分らしく生きれたらいいねっていう世界になればいいなと思うんですけど。
それに自分のアーティスト活動が役に立てば一番いいなと思っています。
●「井上涼 オフィシャルサイト」
●「びじゅチューン!オフィシャルサイト」
●「井上さんの作品「赤ずきんと健康」」
●「やる気あり美」
来週は、ポストデジタルアーティストでNPO法人Jomonism(ジョウモニズム)の代表・小林武人さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。