Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.238 AYAさん

2017年10月21日

今週お迎えしたのは、今、「筋トレ女子」といわれる女性たちをはじめ、
男女問わず大人気のクロスフィットトレーナー、AYAさんです。

1984年生まれ。学生時代から陸上、水泳、バレーボールに取り組む。
体育大学を卒業後、フィットネスの世界に入り、インストラクターとなり、同時にモデルとしても活動されます。

その後、運動強度の高いアメリカ発祥のトレーニング、「クロスフィット」と出会い、独自のプログラムを考案。

現在、「Reebok CrossFit Heart & Beauty」でトレーナーとして、モデルや女優をはじめ、男女を問わず、
身体への意識の高い多くのボディメイキングを担当されていらっしゃいます。


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──トレーニングはお遊びじゃない

茂木:クロスフィットを発案されたのがグレッグ・グラスマンですね。
AYAさんは、かなり長くやってこられてるみたいですね?

AYA:クロスフィット自体は歴史が古くて、日本に入ってきたのが8年前くらいですかね。

茂木:どういうプログラムなんですか?

AYA:そんなに難しいものではなくて、日常生活で使う筋肉を鍛えていくという内容なんですよ。
見せる体というよりは動かせる筋肉を作っていく。人間の身体能力をすべて引き出すトレーニングですね。
人間って、日常生活に一旦戻ると物を持ち上げて歩くっていうこと…例えばスーパーで買いすぎると、重いじゃないですか?

茂木:日常の身体運動を突き詰めていく感じですか?

AYA:そうですね。知らず知らずのうちに使っている筋肉っていうのがあるんですよ。
そこから応用させていくというものなんですね。

茂木:動画を拝見したんですけど、みんなでワイワイやってますよね。

AYA:そうなんです。グループレッスンになってまして、面白いのが、アスリートからおじいちゃん、おばあちゃんまで同じ環境でできちゃうんです。
例えば、イチロー選手はすごいアスリートじゃないですか?

茂木:そうですね。

AYA:そんなアスリートさんが、おじいちゃん、おばあちゃんと同じような内容は足りないに決まってるじゃないですか?
スクワットひとつにしても、50回やります、おじいちゃん、おばあちゃんは50回もできないので、20回壁を掴みながらやりましょうとか。
どこまでも、スケールダウン、スケールアップが可能なんですよ。

茂木:それはOKなんですね。

AYA:そうです、一緒の空間の中でそれぞれの限界があるじゃないですか?
その限界をしっかりと越えていく、でも、それぞれ違うので、同じ環境でみんなしんどいわけです。

茂木:お互いに、トレーニングをする姿を見て励まされたりとか?

AYA:もし自分がワークアウトするのが一番遅くて、タイムとかも遅くても、みんな応援してくれる感じなので。
みんなしんどいのは共有しているってことですよね。

茂木:クロスフィットは、感覚としてはどれくらいきついんですか?

AYA:毎日、必ず筋肉痛になります。
筋肉痛になることは、体を使えてる証拠なので良いことじゃないですか?
体を追い込んでいくということなので、自分が人生で”これ以上できない!”っていうところまでやった経験のある人って、アスリート以外一般の人でなかなかいないじゃないですか?

茂木:そうですね。

AYA:トレーニングってお遊びじゃないので、そこまでやらないと体って変わらないんですよ。

茂木:名言続出というか(笑)、「トレーニングはお遊びじゃない!」そこまでやらないと体は変わらないんですね。

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──体を動かすことが楽しい

茂木:クロスフィットのプログラムで面白いと思ったのが、”毎日違うメニューをする”これ面白いですよね。

AYA:毎日同じ事をさせられるとか、人間って飽きちゃうじゃないですか?
トレーニングの種類が無数にあるので、その組み合わせもたくさん出てくるので。
たとえば、今日やったメニューが3年後とかに当たるかもしれないんですよ。

茂木:え!?そんなにレアなんですか?

AYA:エクササイズ内容としては、決まっているものがいくつかあるんですけど。それの組み合わせ、たとえば懸垂を20回やって、スクワットを20回やって、逆立ちで歩くのを10メートルやって……というメニューがあるとするじゃないですか?
その組み合わせは一回やりましたけど、逆立ちの部分に違うものが入ってきたり。

茂木:さりげなくすごいこと言ってたんですけど、懸垂20回とかやるんですか?(笑)

AYA:普通にやります、ただ、思ってるような”ギュギュギュ!”っと上げるような懸垂ではなくて、反動を使ったりとか体を上手に使ってやるので。体を上手に使えることを覚えてくると、力が半分で済むんですよね。
そういう体の上手な使い方を繰り返していきながら、少しずつ体が上手に使えてくると挑戦をしたりとか、最初から全員高度な技が出来るわけではないので。

茂木:うんうん。

AYA:懸垂ひとつにしても、自分の体を持ち上げる力がないんだったら、体を斜めにして紐がついたリングを持ちながら、体を斜めに引き上げる動作から始めて。
それから少しずつ、低めのバーからジャンプして、ジャンプと腕の力を使って自分を引き上げるという動きにステップアップしていって…最終的に懸垂が上手にできるようになっていくというように、ちゃんと段階を追っていくので。

茂木:非常に、そこがうまく設計されていますよね。

AYA:そうですね、どんな人でもできるようになってます。

茂木:インターネットみたいに、分散的に、それぞれの人が、それぞれのトレーニングのやり方を工夫し合ってやるとか、広がる理由があると思いましたね。

AYA:体を使うって面白くて、”人間ってここまでできるんだ”って、今でも毎日感じてるんですよ。

茂木:AYAさん自身が、自分の体の新しい可能性を感じてるんですね。

AYA:それが、お客さんとかにも伝わっていたりすると、”体を動かすことが楽しい、楽しいからやる、自然と体が引き締まってきました、やったー!”じゃないですか?楽しくないと続かないんですよ。

茂木:ご著書の中で、「体重は気にするな」っておっしゃっているじゃないですか?
でも、痩せたいと思ってくる方もいらっしゃるじゃないですか?

AYA:体を動かすので痩せます、脂肪も落ちていきますし。ただ、筋肉の方が重いので体重は上がるんですよ。

茂木:そうなんですね。

AYA:体重が重くて見た目が引き締まっているのと、体重は軽いけど脂肪でブヨブヨどっちがいいの?っていう話じゃないですか。

茂木:それは引き締まってる方がいいですよね。

AYA:数字で一喜一憂するような人生はイヤじゃないですか?
いちいち体重計に乗らずに、毎日鏡を見て、自分を見て、少し引き締まったなと感じていく方がいいじゃないですか?
私は、基本的に体重計に乗らないですから。

茂木:え!?体重計乗らない?

AYA:乗っても意味ないですからね、見た目がすっきりしてる方がいいじゃないですか?
筋肉の方が重いし脂肪の方が軽いから、脂肪で包まれた体で体重軽いよりは、ちゃんと筋肉ついて体重が重い方が全然いいですし。

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リーボック クロスフィット ハート&ビューティー

来週も引き続き、クロスフィットトレーナーのAYAさんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。