2017年09月16日
今週お迎えしたのは、先週に引き続き、コピーライターの佐々木圭一さんです。
佐々木さんは、1972年、神奈川県のご出身。
上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社。
カンヌ広告祭金賞をはじめ、アメリカの広告賞、
「One Show Design」のゴールド賞を日本人で初めて獲得されるなど、数々の広告賞を受賞されました。
博報堂に17年間在籍したのち、現在はコピーライター、作詞家、
株式会社ウゴカス代表として活躍されていらっしゃいます。
また、佐々木さんといえば、ダイヤモンド社から発売されたビジネス書「伝え方が9割」の著者としても知られています。
そんな佐々木圭一さんに、お話を伺いました。
──コミュニケーションは工夫
茂木:佐々木さん、今は失言とかなくなりましたか?
佐々木:失言しまくりですよ(笑)。
茂木:それ聞くと我々も安心します(笑)。
佐々木:2つあるんですけど、1個目が本が出たタイミングで大阪のテレビ局に呼んでいただいて、本を紹介していただく1時間番組だったんですよ。
茂木:すごい!
佐々木:僕はテレビに出たことがないわけですよ、でも、紹介のされ方が芸人の方たちが「すごい人が来ます!」みたいなことで、
番組の初めで煽られてて。
「コピーの天才、伝え方の天才、佐々木圭一さんです、どうぞ!」と呼ばれて、僕は下を向くしかなくて、僕の頭しか映ってなかったっていう(笑)。
茂木:そうだったんですね(笑)
佐々木:帰りの新幹線で、あまりにも落ち込みすぎて出版社の方が「佐々木さん、今日はお疲れだと思うのでグリーン車にします」と変えてくれたんですよ(笑)。
茂木:その番組はどうなったんですか?
佐々木:素敵に編集してくださって、最終的なパッケージを見ると、下を向いてるのは多いけど、お茶目な伝え方のプロの人が来たみたいな感じで出来てて、すごいなと思いましたね(笑)。
茂木:良かったですね(笑)。
佐々木:もう一つが生放送で、「伝え方は、センスではなく技術です!」と言おうと思っていたんですけど、それを逆に言っちゃったんです。「伝え方は、技術ではなくセンスです!」と(笑)。
茂木:それは気付いたんですか?
佐々木:全然気付いてないです、完璧に言えたと思ったんですけど。
隣のアナウンサーさんが焦ってて、VTRに入ってみんなが集まってきて「佐々木さん、逆のこと言ってました」って(笑)。
茂木:失敗しちゃった時も、その後のフォローの仕方によっては上手く伝わったということになったりするんですかね。
佐々木:アナウンサーの方が、”あの時逆だったみたいですね〜”と、うまいこと言ってくれて、なんとかなったんですけどね。
その時も”人生終わった”って思いましたね。僕自身、よく間違えたりしますよ。
茂木:それを聞いて安心しましたけど、そういう人間がコミュニケーションを工夫するって、尊いことのような気がしてきましたね。
──教育の現場に
茂木:佐々木さんのこれからの夢は何ですか?
佐々木:未来のことを考えていて、教育ですね。日本人って伝え方が苦手だと言われていて、損してることがたくさんあると思うんですよね。
それを変えるためには何ができるか考えた時に、本を売ってるだけだとダメだと思って。
茂木:本も大事だと思いますけど、プラス何をされようと?
佐々木:日本の教育にコミュニケーションの授業が入るといいですね、中学校の1学期だけでもいいです、全部で10時間とかまとまった時間さえ取れれば。
彼らの人生を変えることもできるし、もしかしたら日本の将来を変える可能性もあるんじゃないかなと思ってます。
茂木:その技術を身に付ければ一生の宝ですよね。
佐々木:日本では学べないと思われているんですけど、そんななことはなくて明らかに法則があるんですよ。
僕自身、超ダメダメコピーライターだったのが、法則を見つけて、それこそ逆転したように誰だって逆転できるんですよ。
茂木:教育界で出来るようになったら、素晴らしいことなのでぜひやってくださいよ。
佐々木:僕の夢としては、伝え方の教科書を作りたいんですよ。教科書を作れば、まんべんなく多くの人に伝え方の技術を学んでいただくことができるので、それをやりたいんです。
●伝え方が9割 / 佐々木 圭一
(Amazon)
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佐々木さんは、1972年、神奈川県のご出身。
上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社。
カンヌ広告祭金賞をはじめ、アメリカの広告賞、
「One Show Design」のゴールド賞を日本人で初めて獲得されるなど、数々の広告賞を受賞されました。
博報堂に17年間在籍したのち、現在はコピーライター、作詞家、
株式会社ウゴカス代表として活躍されていらっしゃいます。
また、佐々木さんといえば、ダイヤモンド社から発売されたビジネス書「伝え方が9割」の著者としても知られています。
そんな佐々木圭一さんに、お話を伺いました。
──コミュニケーションは工夫
茂木:佐々木さん、今は失言とかなくなりましたか?
佐々木:失言しまくりですよ(笑)。
茂木:それ聞くと我々も安心します(笑)。
佐々木:2つあるんですけど、1個目が本が出たタイミングで大阪のテレビ局に呼んでいただいて、本を紹介していただく1時間番組だったんですよ。
茂木:すごい!
佐々木:僕はテレビに出たことがないわけですよ、でも、紹介のされ方が芸人の方たちが「すごい人が来ます!」みたいなことで、
番組の初めで煽られてて。
「コピーの天才、伝え方の天才、佐々木圭一さんです、どうぞ!」と呼ばれて、僕は下を向くしかなくて、僕の頭しか映ってなかったっていう(笑)。
茂木:そうだったんですね(笑)
佐々木:帰りの新幹線で、あまりにも落ち込みすぎて出版社の方が「佐々木さん、今日はお疲れだと思うのでグリーン車にします」と変えてくれたんですよ(笑)。
茂木:その番組はどうなったんですか?
佐々木:素敵に編集してくださって、最終的なパッケージを見ると、下を向いてるのは多いけど、お茶目な伝え方のプロの人が来たみたいな感じで出来てて、すごいなと思いましたね(笑)。
茂木:良かったですね(笑)。
佐々木:もう一つが生放送で、「伝え方は、センスではなく技術です!」と言おうと思っていたんですけど、それを逆に言っちゃったんです。「伝え方は、技術ではなくセンスです!」と(笑)。
茂木:それは気付いたんですか?
佐々木:全然気付いてないです、完璧に言えたと思ったんですけど。
隣のアナウンサーさんが焦ってて、VTRに入ってみんなが集まってきて「佐々木さん、逆のこと言ってました」って(笑)。
茂木:失敗しちゃった時も、その後のフォローの仕方によっては上手く伝わったということになったりするんですかね。
佐々木:アナウンサーの方が、”あの時逆だったみたいですね〜”と、うまいこと言ってくれて、なんとかなったんですけどね。
その時も”人生終わった”って思いましたね。僕自身、よく間違えたりしますよ。
茂木:それを聞いて安心しましたけど、そういう人間がコミュニケーションを工夫するって、尊いことのような気がしてきましたね。
──教育の現場に
茂木:佐々木さんのこれからの夢は何ですか?
佐々木:未来のことを考えていて、教育ですね。日本人って伝え方が苦手だと言われていて、損してることがたくさんあると思うんですよね。
それを変えるためには何ができるか考えた時に、本を売ってるだけだとダメだと思って。
茂木:本も大事だと思いますけど、プラス何をされようと?
佐々木:日本の教育にコミュニケーションの授業が入るといいですね、中学校の1学期だけでもいいです、全部で10時間とかまとまった時間さえ取れれば。
彼らの人生を変えることもできるし、もしかしたら日本の将来を変える可能性もあるんじゃないかなと思ってます。
茂木:その技術を身に付ければ一生の宝ですよね。
佐々木:日本では学べないと思われているんですけど、そんななことはなくて明らかに法則があるんですよ。
僕自身、超ダメダメコピーライターだったのが、法則を見つけて、それこそ逆転したように誰だって逆転できるんですよ。
茂木:教育界で出来るようになったら、素晴らしいことなのでぜひやってくださいよ。
佐々木:僕の夢としては、伝え方の教科書を作りたいんですよ。教科書を作れば、まんべんなく多くの人に伝え方の技術を学んでいただくことができるので、それをやりたいんです。
●伝え方が9割 / 佐々木 圭一
(Amazon)
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