2017年05月27日
先週に引き続きお迎えしたのは、女優で歌手の島田歌穂さんです。
島田さんは、1974年にテレビドラマ「がんばれ!!ロボコン」で子役としてデビューし、
1982年には「シンデレラ」でミュージカルの初舞台を踏んで以来
「レ・ミゼラブル」、「ロミオとジュリエット」、「ウエスト・サイド・ストーリー」など数々のミュージカルに出演されてきました。
また、「飢餓海峡」など数多くの舞台にも出演され、1988年に「レ・ミゼラブル」で、第38回芸術選奨文部大臣新人賞を、
2007年には「飢餓海峡」で、第41回紀伊國屋演劇賞個人賞など、多くの賞を受けるなど、現在もご活躍中でいらっしゃいます。
一方で、コンサートライブなどの音楽活動も精力的に行っており、
1990年には、「レ・ミゼラブル」の世界選抜キャストとしてレコーディングに参加したアルバム
『レ・ミゼラブル/インターナショナル・キャスト盤』がグラミー賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ていらっしゃいます。
今週は、島田さんご自身にスポットを当てて、お話を伺いました。
──すべてが夢の中の出来事のよう
茂木:「レ・ミゼラブル」のロングラン公演をして、そして世界選抜キャストとしてレコーディングした「レ・ミゼラブル」がグラミー賞ですからね。
島田:世界中のキャストを集めたアルバムで、”日本代表として参加してくれ”と言っていただいて。
全編英語で、どの国の人もみんな共通の英語で録音して。この時はシドニーで録音したんですけど、2泊3日のスケジュールでした(笑)。
茂木:もうちょっと何とかしてほしいですけどね(笑)。
島田:マネージャーもなしで、一人だけ心細い思いで飛行機に乗って。
ディレクターに言われるまま、英語も片言な感じで、ドキドキしながらレコーディングして、グラミー賞のベストキャストアルバム賞をいただきました。
茂木:さりげなく言ってますけど、すごくないですか!?ということは、2泊3日でグラミー賞をとったということですか?
島田:そういう言い方もできますかね(笑)。
茂木:僕はイギリスに留学してたから分かるんですけど。
エリザベス女王も臨席なさって、一番格式の高いザ・ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス、あれに出ちゃったわけですよね。
島田:これも夢のような経験だったんですけど、「レ・ミゼラブル」のロングランが始まって間もない頃に、自宅に白い封書が届いて。
”『ロイヤル』って書いてあるよ?なんだ?”と思って調べていったら、「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」への招待状だったんですね(笑)。
茂木:いきなり個人に来たんですか?
島田:そうなんですよ、ビックリしました。「レ・ミゼラブル」が世界中でロングランが始まって間もない頃だったので、せっかくなので色んな国のキャストで女王陛下にお見せしたいということで、私は日本代表としてそこに出演をしてくださいっていう、ご招待をいただいたんですね。
茂木:どうでしたか?
島田:何をどう歌ったか覚えてないくらい、すべてが緊張の中で終わってしまったという感じでしたが。”エリザベス女王陛下が聴いてくださっている〜”と、すべてが夢の中の出来事のようでした。
──芸術の大きな使命
茂木:世界でも評価される、そういうところに連れて行ってくれたのもミュージカルですよね。
ミュージカルって、何なんですかね?
島田:何なんでしょうね〜(笑)。歌と踊りとお芝居と、好きなことが一辺にできる、それが一番至福の時間ですね。
茂木:演じてる側も幸せなんですね。
島田:時にはゼーゼーしながら、”なんでこんな大変なことやってるんだろう?”って思う時もありますけど(笑)。
舞台をやっている時は母を思い出しますし、歌っている時は父を思い出しますね。
茂木:ご両親に対して感謝の気持ちがあるんですね。
島田:それは本当にいつも感じています。
茂木:「レ・ミゼラブル」も「ビリー・エリオット」もそうなんですけど、逆境とか苦しいことがあった人間たちが、力を合わせたり、夢に向かって頑張ることで乗り越えていくという姿を描いていますよね。それを見た人も、そこで勇気をもらうし。
島田さんもそういう作品に関わってきて、自分の人生でそういうものがあったからこそ出来たこととか?
島田:作品を通して、役柄を通して、生き方とか”この人はこんな中でも、こういう風に生きていくんだな”とか、役とか物語に教えられてきたこともあると思いますし。いろんなものを私自身も見て、勇気や元気をもらってきたこともあります。
芸術の力って大きな使命があるなって思いますし、その中で私自身も、夢とか希望とか、ちょっとでも届けられる人であれたらなと、そういう思いもありますね。
●「島田歌穂 公式サイト」
映画「美女と野獣」公式サイト
ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」 公式サイト
来週は、ピアニストの反田恭平さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。
島田さんは、1974年にテレビドラマ「がんばれ!!ロボコン」で子役としてデビューし、
1982年には「シンデレラ」でミュージカルの初舞台を踏んで以来
「レ・ミゼラブル」、「ロミオとジュリエット」、「ウエスト・サイド・ストーリー」など数々のミュージカルに出演されてきました。
また、「飢餓海峡」など数多くの舞台にも出演され、1988年に「レ・ミゼラブル」で、第38回芸術選奨文部大臣新人賞を、
2007年には「飢餓海峡」で、第41回紀伊國屋演劇賞個人賞など、多くの賞を受けるなど、現在もご活躍中でいらっしゃいます。
一方で、コンサートライブなどの音楽活動も精力的に行っており、
1990年には、「レ・ミゼラブル」の世界選抜キャストとしてレコーディングに参加したアルバム
『レ・ミゼラブル/インターナショナル・キャスト盤』がグラミー賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ていらっしゃいます。
今週は、島田さんご自身にスポットを当てて、お話を伺いました。
──すべてが夢の中の出来事のよう
茂木:「レ・ミゼラブル」のロングラン公演をして、そして世界選抜キャストとしてレコーディングした「レ・ミゼラブル」がグラミー賞ですからね。
島田:世界中のキャストを集めたアルバムで、”日本代表として参加してくれ”と言っていただいて。
全編英語で、どの国の人もみんな共通の英語で録音して。この時はシドニーで録音したんですけど、2泊3日のスケジュールでした(笑)。
茂木:もうちょっと何とかしてほしいですけどね(笑)。
島田:マネージャーもなしで、一人だけ心細い思いで飛行機に乗って。
ディレクターに言われるまま、英語も片言な感じで、ドキドキしながらレコーディングして、グラミー賞のベストキャストアルバム賞をいただきました。
茂木:さりげなく言ってますけど、すごくないですか!?ということは、2泊3日でグラミー賞をとったということですか?
島田:そういう言い方もできますかね(笑)。
茂木:僕はイギリスに留学してたから分かるんですけど。
エリザベス女王も臨席なさって、一番格式の高いザ・ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス、あれに出ちゃったわけですよね。
島田:これも夢のような経験だったんですけど、「レ・ミゼラブル」のロングランが始まって間もない頃に、自宅に白い封書が届いて。
”『ロイヤル』って書いてあるよ?なんだ?”と思って調べていったら、「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」への招待状だったんですね(笑)。
茂木:いきなり個人に来たんですか?
島田:そうなんですよ、ビックリしました。「レ・ミゼラブル」が世界中でロングランが始まって間もない頃だったので、せっかくなので色んな国のキャストで女王陛下にお見せしたいということで、私は日本代表としてそこに出演をしてくださいっていう、ご招待をいただいたんですね。
茂木:どうでしたか?
島田:何をどう歌ったか覚えてないくらい、すべてが緊張の中で終わってしまったという感じでしたが。”エリザベス女王陛下が聴いてくださっている〜”と、すべてが夢の中の出来事のようでした。
──芸術の大きな使命
茂木:世界でも評価される、そういうところに連れて行ってくれたのもミュージカルですよね。
ミュージカルって、何なんですかね?
島田:何なんでしょうね〜(笑)。歌と踊りとお芝居と、好きなことが一辺にできる、それが一番至福の時間ですね。
茂木:演じてる側も幸せなんですね。
島田:時にはゼーゼーしながら、”なんでこんな大変なことやってるんだろう?”って思う時もありますけど(笑)。
舞台をやっている時は母を思い出しますし、歌っている時は父を思い出しますね。
茂木:ご両親に対して感謝の気持ちがあるんですね。
島田:それは本当にいつも感じています。
茂木:「レ・ミゼラブル」も「ビリー・エリオット」もそうなんですけど、逆境とか苦しいことがあった人間たちが、力を合わせたり、夢に向かって頑張ることで乗り越えていくという姿を描いていますよね。それを見た人も、そこで勇気をもらうし。
島田さんもそういう作品に関わってきて、自分の人生でそういうものがあったからこそ出来たこととか?
島田:作品を通して、役柄を通して、生き方とか”この人はこんな中でも、こういう風に生きていくんだな”とか、役とか物語に教えられてきたこともあると思いますし。いろんなものを私自身も見て、勇気や元気をもらってきたこともあります。
芸術の力って大きな使命があるなって思いますし、その中で私自身も、夢とか希望とか、ちょっとでも届けられる人であれたらなと、そういう思いもありますね。
●「島田歌穂 公式サイト」
映画「美女と野獣」公式サイト
ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」 公式サイト
来週は、ピアニストの反田恭平さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。