2017年03月19日
今週お迎えしたのは、日本に2人しかいないという、
ブロック玩具「LEGO」の達人、”マスター・ビルダー“の大澤よしひろさんです。
大澤さんは、大阪府のご出身で現在31歳。
幼稚園の頃からレゴブロックを遊び始め、大学の課題や卒業制作も、
レゴブロックを使って制作するほどのレゴブロック好き。
これまで作った作品の数は100以上で、今まで3回の個展を開催しています。
また、大澤さんの「大人のレゴ教室」は大人気で話題を集めています。
今年の4月1日には、日本で初となる、レゴの大型屋外施設、
「レゴランド・ジャパン」が名古屋にオープンするなど、ますます注目される「LEGOの世界」です。
大澤さんに「LEGO」の魅力や、”マスター・ビルダー“という仕事について伺いました。
──好きこそものの上手なれ
茂木:レゴブロックは、2015年の7月の段階で出荷したブロック数が6000億個だそうです。
2015年には、ある調査会社の調査でフェラーリを抜いて一番影響力のあるブランドになったそうですね。
あと、2×4のブロックっていうのは標準的なブロックなんですか?
大澤:そうですね、よくあるブロックですね。
茂木:2×4のブロックが6ピースあると、その組み合わせの数が九億一千五百十万三千七百六十四通りあるそうです。
いかに、このレゴブロックが表現力があるかっていうことなんですけど。
新作って、どうやって思い付くんですか?
大澤:作りたいものがあって、それを作るのにどんなパーツが必要だろう?というのを考えながら、実際に手を取って作成してみるんです。
茂木:設計図とかは書くんですか?
大澤:基本的には書かないです。
茂木:いきなり作り始めるんですか?
大澤:はい、そうですね。
茂木:へ〜!(笑)
”マスター・ビルダー“っていう称号なんですけど、これはどういう風になるんですか?
大澤:僕はコンテストで選ばれて、毎回、”マスター・ビルダー“っていう人を1人決めるコンテストが開催されるんですね。
その場に用意されたブロックがカゴの中にあって、その場でテーマを出されるんです。
茂木:どんなテーマだったんですか?
大澤:その時は動物で、制限時間15分でした。
茂木:大澤さんは何を作ったんですか?
大澤:僕は蝶々を作りました。
茂木:それで優勝したということですか?
大澤:そうですね。予選があって、決勝があって、即興で組み立てて…審査されてという。
茂木:かなりレゴに精通してないと無理ですね。
大澤:用意されたブロックというのも、細長いブロックばかりで使いずらいものになってたりするんですよ(笑)。
茂木:どういうブロックが出てくるか分からないんですね。
子供の頃からレゴをやってらしたんですか?
大澤:幼稚園くらいからですね、気付いたら遊んでましたね。
茂木:レゴをやる子供はいるけど、ここまで技術が上がっていく人ってなかなかいないと思うんですけど。
大澤:もちろん、僕も小さい時はみんなと同じだったと思うんですけど。
中学生くらいでも僕は続けていて、当時、レゴの展覧会とか見に行って。すごく巨大なレゴブロックの作品が置いてあって、”こういうのを作りたい!”と思ったんですね。
茂木:どんな作品だったか覚えていますか?
大澤:印象的だったのは、スターウォーズのシリーズがレゴブロックでリリースされたんですけど、それの巨大な戦艦のレゴブロックのモデルが置いてあって。
茂木:帝国軍の戦艦ですね。
大澤:”こういうものを作れるようになりたい”と思ったんですね。
茂木:ある意味では、夢を実現してるわけですもんね。
──遊び尽くす
茂木:レゴという名前はデンマーク語の”Leg Godt”「よく遊ぶ」という意味だということですが、そういう意味で言うと、大澤さんはよく遊んでいるということですね?
大澤:そうですね、遊び尽くしている(笑)。
茂木:飽きないですか?
大澤:飽きないですね。
茂木:子供達と「レゴランド・ディスカバリー・センター」でやってるときは、自分の作品も作って見せたりするんですか?
大澤:はい、作って見える場所があって、僕が作ってる横に窓があってその窓から見れるんです。
茂木:大澤さん、最初にレゴブロックをやった時って記憶にある限り何歳くらいですか?
大澤:4、5歳くらいですかね。
茂木:当時から、基本的にデザインは変わってないということですが、どれが最初のブロックだったかって分かるんですか?
大澤:だいたいは混ざってしまっているんですけど、その頃のお気に入りだったセットとかはそのままで残したりしてますね。
茂木:レゴブロックは何色くらいあるんですか?
大澤:増えたり減ったりするんですが、今は63色くらいですね。
茂木:それだけで表現できるものも、すごく多いんでしょうね。
世界各国のマスタービルダー同士の交流とかあるんですか?
大澤:いま16箇所にあって、そこに1人ずついるんですけど、実際に会ったことはないですかね。
茂木:お互いに作品とか意識してるんですか?
大澤:その人の持ち味と言うんですかね、作品にも現れるので。みんな面白いなという感じで、僕は僕でという感じですね(笑)。
●「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」公式サイト
「LEGOLAND® Japan名古屋」公式サイト
来週も引き続き、LEGOマスター・ビルダーの大澤よしひろさんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。
ブロック玩具「LEGO」の達人、”マスター・ビルダー“の大澤よしひろさんです。
大澤さんは、大阪府のご出身で現在31歳。
幼稚園の頃からレゴブロックを遊び始め、大学の課題や卒業制作も、
レゴブロックを使って制作するほどのレゴブロック好き。
これまで作った作品の数は100以上で、今まで3回の個展を開催しています。
また、大澤さんの「大人のレゴ教室」は大人気で話題を集めています。
今年の4月1日には、日本で初となる、レゴの大型屋外施設、
「レゴランド・ジャパン」が名古屋にオープンするなど、ますます注目される「LEGOの世界」です。
大澤さんに「LEGO」の魅力や、”マスター・ビルダー“という仕事について伺いました。
──好きこそものの上手なれ
茂木:レゴブロックは、2015年の7月の段階で出荷したブロック数が6000億個だそうです。
2015年には、ある調査会社の調査でフェラーリを抜いて一番影響力のあるブランドになったそうですね。
あと、2×4のブロックっていうのは標準的なブロックなんですか?
大澤:そうですね、よくあるブロックですね。
茂木:2×4のブロックが6ピースあると、その組み合わせの数が九億一千五百十万三千七百六十四通りあるそうです。
いかに、このレゴブロックが表現力があるかっていうことなんですけど。
新作って、どうやって思い付くんですか?
大澤:作りたいものがあって、それを作るのにどんなパーツが必要だろう?というのを考えながら、実際に手を取って作成してみるんです。
茂木:設計図とかは書くんですか?
大澤:基本的には書かないです。
茂木:いきなり作り始めるんですか?
大澤:はい、そうですね。
茂木:へ〜!(笑)
”マスター・ビルダー“っていう称号なんですけど、これはどういう風になるんですか?
大澤:僕はコンテストで選ばれて、毎回、”マスター・ビルダー“っていう人を1人決めるコンテストが開催されるんですね。
その場に用意されたブロックがカゴの中にあって、その場でテーマを出されるんです。
茂木:どんなテーマだったんですか?
大澤:その時は動物で、制限時間15分でした。
茂木:大澤さんは何を作ったんですか?
大澤:僕は蝶々を作りました。
茂木:それで優勝したということですか?
大澤:そうですね。予選があって、決勝があって、即興で組み立てて…審査されてという。
茂木:かなりレゴに精通してないと無理ですね。
大澤:用意されたブロックというのも、細長いブロックばかりで使いずらいものになってたりするんですよ(笑)。
茂木:どういうブロックが出てくるか分からないんですね。
子供の頃からレゴをやってらしたんですか?
大澤:幼稚園くらいからですね、気付いたら遊んでましたね。
茂木:レゴをやる子供はいるけど、ここまで技術が上がっていく人ってなかなかいないと思うんですけど。
大澤:もちろん、僕も小さい時はみんなと同じだったと思うんですけど。
中学生くらいでも僕は続けていて、当時、レゴの展覧会とか見に行って。すごく巨大なレゴブロックの作品が置いてあって、”こういうのを作りたい!”と思ったんですね。
茂木:どんな作品だったか覚えていますか?
大澤:印象的だったのは、スターウォーズのシリーズがレゴブロックでリリースされたんですけど、それの巨大な戦艦のレゴブロックのモデルが置いてあって。
茂木:帝国軍の戦艦ですね。
大澤:”こういうものを作れるようになりたい”と思ったんですね。
茂木:ある意味では、夢を実現してるわけですもんね。
──遊び尽くす
茂木:レゴという名前はデンマーク語の”Leg Godt”「よく遊ぶ」という意味だということですが、そういう意味で言うと、大澤さんはよく遊んでいるということですね?
大澤:そうですね、遊び尽くしている(笑)。
茂木:飽きないですか?
大澤:飽きないですね。
茂木:子供達と「レゴランド・ディスカバリー・センター」でやってるときは、自分の作品も作って見せたりするんですか?
大澤:はい、作って見える場所があって、僕が作ってる横に窓があってその窓から見れるんです。
茂木:大澤さん、最初にレゴブロックをやった時って記憶にある限り何歳くらいですか?
大澤:4、5歳くらいですかね。
茂木:当時から、基本的にデザインは変わってないということですが、どれが最初のブロックだったかって分かるんですか?
大澤:だいたいは混ざってしまっているんですけど、その頃のお気に入りだったセットとかはそのままで残したりしてますね。
茂木:レゴブロックは何色くらいあるんですか?
大澤:増えたり減ったりするんですが、今は63色くらいですね。
茂木:それだけで表現できるものも、すごく多いんでしょうね。
世界各国のマスタービルダー同士の交流とかあるんですか?
大澤:いま16箇所にあって、そこに1人ずついるんですけど、実際に会ったことはないですかね。
茂木:お互いに作品とか意識してるんですか?
大澤:その人の持ち味と言うんですかね、作品にも現れるので。みんな面白いなという感じで、僕は僕でという感じですね(笑)。
●「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」公式サイト
「LEGOLAND® Japan名古屋」公式サイト
来週も引き続き、LEGOマスター・ビルダーの大澤よしひろさんをお迎えしてお話をうかがっていきます。
どうぞお楽しみに。