Dream Heart(ドリームハート)

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REPORT 最新のオンエアレポート

Dream HEART vol.159 株式会社AMF 代表取締役社長・椎木里佳さん

2016年04月17日

今夜は、株式会社AMFの代表取締役社長 椎木里佳さんをお迎えしました。

椎木さんは、1997年生まれの現在18歳になる、女性起業家です。
今年の3月までは、”女子高生社長”として知られ、東京都内の高校に通いながらAMFを経営し、一躍ネットやメディアで注目を浴びました。

この春から、慶應義塾大学文学部に進学され、これからの活動が気になるところです。

今夜は、この10代の起業家である椎木さんが、”今、どんな事に興味を持っているのか?”
そして、”椎木さんが見据える日本の未来とは何か?”お話を伺いました。






──普通にキャンパスライフを楽しみたい

茂木:いままで、”女子高生社長”と言われてきたけど、今度は大学生になったそうですね。
女子高生社長というのは、どうですか?

椎木:最初、自分から言い始めたんですね。女子高生社長と言うと注目を集めるかなと思って。
それがぴったりハマって、メディアで使われるようになって、今ではそのブランドをいかに取るかが大変ですね。

茂木:女子大生社長はダメなんですか?

椎木:ちょっと響きがダサいんですよね(笑)。

茂木:マーケットというか……日本の状況を見つつやって来られたということだと思うんですけど。
高校生をやりながら、大変だったんじゃないですか?

椎木:学校に8時に行って、15時に学校が終わって。
16時くらいからずっとお仕事で、月曜日から土曜日まであったので大変は大変でした。

茂木:慶應の文学部を選ばれたの理由は?

椎木:数学が苦手で、そうすると文系の学部しかとれなくて……。

茂木:好きな作家とかはいる?

椎木:作家とかじゃなくて、言語なんですよ。英語と中国語ですね。

茂木:大学生活に、どういうことを期待していますか?

椎木:勉強はもちろんなんですけど、普通にキャンパスライフを楽しみたいですね(笑)。

茂木:AMFという会社名には由来があるそうですね?

椎木:椎木家の家訓なんですけど、「Appreciation=感謝」「Modesty=謙虚」「Full power=全力」です。

茂木:子供の頃から言われてきたんですか?

椎木:6歳の頃から、毎日、「今日の夢はなに?」と聞かれていて、毎日聞かないじゃないですか(笑)。
「今日はお花屋さんかな?」とか言って、だんだん自分の夢が固まってきて、中1くらいのときに、起業したいと思いました。

茂木:そうなるか(笑)。お父さんの影響もありつつ、椎木さんご自身の個性が大きいと思うんですけど。
最終的なきっかけは何だったんですか?

椎木:中学3年のときに、男子をとっかえひっかえしていて(笑)。

茂木:ん?(笑) なんですか?

椎木:付き合ってから、次に付き合うまでの期間が1ヶ月無いくらいだったんですよ。
すると、男子達から「ふざけんじゃねーよ!」みたいなのがきちゃって、Facebookとかで叩かれてしまったんですよ。

茂木:やっかみもあったんだろうけどね。

椎木:いろいろ言われて、”なんで、こんな人たちに言われなきゃいけないの?”って思って。
見返すにはどうしたらいいかな?と考えたときに、手じゃ勝てないから、頭で返そうと思って。
自分が今までやりたかった起業をすれば、いいんじゃないかと思いました。

茂木:そこにいくのがすごいですね。最初のお金とかはどうしたんですか?

椎木:最初は、それまで自分が貯めてきた貯金を切り崩して、プラス、父に借用書を書いて借りました。

茂木:AMFっていうのは、どういう業務内容なんですか?

椎木:マーケティングサポートを主に行っていて、企業さんで「女子高生にアプローチしたいんだけど」と言ってくださる方に対して、座談会やアンケート調査を行っています。

茂木:その女子高生はどこから集めてくるの?

椎木:Twitterで募集はするんですけど、メアドに送ってもらって、学生証とか、高校生であるかという証明をもらって。ちゃんとスカイプで審査して、親御さんの許可証をもらいます。

茂木:すごい、ちゃんとしてますね。




──父からの言葉「経営者はいつも孤独」

茂木:今後の会社の方向はどうしていくんですか?

椎木:今まで、マーケティングサポートの女子高生に依存していた部分もあったので、自社でアプリ開発や、サービスとか、どんどん出していきたいと思っています。

茂木:アプリも競争激しいと思いますけど、どんな感じですか?

椎木:いろいろ考えているんですけど、アプリではないけど、インターンシップサイトとかですね。

茂木:企業と若い子を繋ぐと、これは大きいですよね。

椎木:そこのビジネスモデルは変わらないですね。

茂木:お父さんからアドバイスはあったんですか?

椎木:ちょいちょいありますけど、会社の内容的なことではなくて人生観とかのほうが(笑)。

茂木:どんな名言がありますか?

椎木:「経営者はいつも孤独」というのは、一番最初に言われましたね。




──アジアの若者世代と、企業の結びつき

茂木:世間の見方だと、”女子高生だから目線”ってあるじゃないですか。
「女子高生なのに、やってる」とか、そういうのはどうでしたか?

椎木:日本はロリコン文化なので、しょうがないと思います(笑)。
セーラー服とかはメディアに出るときに着ていましたね。

茂木:慶應女子はセーラー服?

椎木:全然、セーラー服じゃないです。ドンキで買ったやつを着てました(笑)。

茂木:ドンキで買うの(笑)。
逆に、それを嫌とは思わず利用していました?

椎木:利用するところはしていました。だんだん事業が本格化してくると、”それはどうなんだろう?”っていう風には思っていましたけどね。

茂木:大学に進んで、女子高生社長とは違ったブランディングをしないといけないと思っているということは、ここからモデルチェンジをするんですか?

椎木:そうですね。自分は、特別にプログラミングができるとか、秀でた才能があるわけじゃないので、今まで自分がやってきた進化版みたいなのができたらいいなと思っているんですよ。
例えば、アジアとかも考えいてるので。

茂木:アジアの若者世代と、企業の間との結びつきをどうするかということですね。

椎木:そうですね。

茂木:忙しいですね、これからの大学生活、大丈夫ですかね(笑)。

椎木:大丈夫じゃないんです(笑)。



『株式会社「AMF」公式ウェブサイト』

来週も引き続き、椎木里佳さんをお迎えしてお話を伺っていきます。
どうぞお楽しみに。