TAMTAMさん、
ミヤコレで紹介したくせに
ダブというジャンルをうまく説明できなかったので
今日お二人からダブについて、
分かりやすくお話をきけてちゃんと理解できました。
やんちゃな音楽、それがダブなんですね(笑)
ぜひ今度は生でTAMTAMの音を感じてみたいと思いました!
ありがとうございました。

そして、今日冒頭から、RADIO DRAGONが
この3月で終わることを発表しましたが、
正直なところ、「やっと言えたー」でした。
黙っててごめんさなさい。
私も4年間、番組の立ち上げからやってきて、
毎週月曜日にここから発信して、
ラジオの前のみんなと繋がることが生活の一部みたいになっていたので
どれくらい寂しくなるか、まだ分かりません。(笑)
そんなこともあり、今日はだいぶ自由度高めでお送りましたが、
私が担当するあと2回の放送も変わらずこの調子で
リスナーのみなさんの生活の一部になれるような放送をお届けしたいです!
RADIO DRAGONは、残り6回、月曜日は残り2回。
全力投球で余力残さず行く所存なのでよろしくお願いします!!


高山都



↓ 「TAMTAM」とのトーク内容はコチラ 
【3/17 「TAMTAM」 トーク】




高山都(以下、高山):今夜はこの方にお越しいただきました!

kuro:TAMTAMのボーカル・トランペット担当、kuroです。
junet kobayashi(以下、kobayashi):ベース担当、junetです。

高山:今夜のDRAGON GATEは今月のエンディングテーマにもなっているTAMTAMを代表してボーカルのkuroさん、ベースのkobayashiさんお迎えしました。よろしくお願いします。

二人:よろしくお願いします。

高山:以前、エンディングに決まる前から私すごくTAMTAM気になっていて、私が個人的に気になったアーティストの曲を紹介するコーナーがあるんですけど、そこで一度紹介させていただいて。
なんですけど、あんまりDUBのこともわかんないまま、でもめっちゃかっこいいんですよみたいな、自分なりの解釈で紹介しちゃったので、今日はしっかりお2人からDUBについても改めて教えていただけたらな、と思います。

kuro:ありがとうございます。
いやぁもうその感想が一番嬉しいですね。
DUBが好きだからっていうのももちろん嬉しいんですけど。

高山:ただ単に耳で聴いてなにこの曲めっちゃかっこいい!みたいな。
あがるわー!みたいな。

kuro:おー!ありがとうございます。

kobayashi:一番嬉しいよね。

kuro:嬉しいねー。

高山:じゃぁちょっと、お話は戻りますが、TAMTAMのバンド結成は大学時代ということなのですが、結成の経緯はどんなところからだったんですか?

kuro:えーっと、とある音楽好きのサークルというかコミュニティというか、大学生になってから、そこで出会った5人なんですけど、みんなそれぞれ違う音楽が好きだったものの、なんかそのレゲエとかスカとかDUBとか、なんかカリブ海系の音楽が好きですねーみたいな話をしてて、でなんかDUB好きだねっていうことで意気投合した5人、みたいな、感じです。

高山:なんかお2人の見た目はカリブっていう名前と真逆の存在っていうか、しかもkuroさん北海道出身ですよね。色も白くてすごく可憐な女性なんですけど。

kuro:あははははっ!

高山:カリブ!カリブってカリブの海賊だっけ!?
なんかあぁいうイメージの、すごくこう暑いとか、度数の強いお酒とかのイメージの。

kuro:なんだろうね、なんでそんなハマってしまったかね。
私もでもすごいラジオっ子で、北海道地元ですごいラジオ聴いてたんですけど、そのラジオきっかけですごい洋楽聴いてて、洋楽いった結果ひねくれてカリブに行ってしまったみたいな。

高山:なるほどー!おもしろいですね、人のルーツってね。

kuro:ねー。

高山:そしてTAMTAMはルーツのレゲエ、今おっしゃったみたいなDUBの伝統に新たなエッセンスを加え、楽曲を制作していますが、この後にたっぷりDUBについてだったり、みなさんがどんな音楽に影響されたのか、とかもうかがっていきたいなと思うので、まずはRADIO DRAGON今月のエンディングテーマにもなっている、3月5日タワーレコード限定リリースになったプレデビュー盤から、曲を紹介していただけますか。

kobayashi:じゃぁ、僕からで。
TAMTAMで「クライマクス」




高山:お送りしているのはRADIO DRAGON今月のエンディングテーマにもなっています、TAMTAM「クライマクス」。
聴いているリスナーの方に、私みたいにね、DUBってかっこいいのはわかるんだけどどういうものがDUBかわかんないっていう方もきっと多いかと思うのですが、DUBってどういうジャンル?ていうのを。

kuro:ひと言で言うのは難しいんですけど、音楽的な実験ていうか、遊びっていうか。
さくっと言うとそういう感じで。
なんか元々DUBっていうのが生まれたのが、ジャマイカのキング・タビーさんっていう有名なDUBの巨匠がいるんですけど。
その人が、流行歌がその時レゲエがジャマイカで流行ってて、それ当然歌が入ってるわけなんですけど、それを歌の部分を切って、ギター鳴ってるところにディレイっていうエコーみたいなのをかけて、ピアノがせっかく弾いているのに切って、でたまにヒュッって出したりとか、そういうお遊びみたいなのをやってたわけなんですけど。
あとレゲエはベースの部分がけっこうかっこいいから、ベースの部分を増強したりとかやってて。
で、それが結果的にDUBって後から呼ばれるようになりました、みたいな。
でなんか、これには諸説あるっぽいんですけど、リー・ペリーさんっていうもう1人おじさんがいて、その人が歌を切って自分でカラオケやっちゃったみたいな、とかもあって、それがDUBだ、みたいな話もあるし。
だから要は、おっさんの悪ふざけというか。

高山:やんちゃな音楽っていうことですね。
おっさんの悪ふざけっていいですね(笑)
これね、ラジオをお聴きの、残業がんばってるおじさまたちも、悪ふざけしたらこんなかっこいい音楽もしかしたら鳴らせるかもしれない!
夢あるじゃないですか!

kuro:そうなんですよ!
もっと遊んでいいんですよ、音楽は、と。

高山:そっか。
もともと音楽は、音を楽しむと書いて音楽だから、概念にいろいろ捕われないで、切ったり増やしたり、そんな風にして遊べばいいんだってことですね。

kuro:そうですね。
やっぱDUBってレゲエに限らない、もちろんレゲエから出てきたものではあるんですけど、ロックでもできるし、クラブミュージックでもできるなってTAMTAMは考えて、いろいろ自分の好きな音楽とミックスミックスしていってる感じです。

高山:なるほど。
私も全然レゲエとか裏打ちリズムっていうんですか?R&BとかHIPHOPとかそっちを全然通ってこなかったんですけど、でもなぜかすごいささって、このTAMTAMの音楽に。
だから、ロックバンドが好きな人でも、この新しいDUB“新感覚DUBバンド”っていうんですか、TAMTAMさんは。
なんかいろんなジャンルの人を取り込める魅力があるんだろうなっていうのを思いました。

kobayashi:嬉しいね。

kuro:やっぱでもみんな好きな音楽バラバラなんで、本当ロック純粋にめちゃめちゃ好きっていう人も、ギターが特にそうだったりするんですけど。
邦洋問わず聴いてたりもするし、そのへんがいい感じに混ざってて。

kobayashi:ちょうどね、真ん中がDUBだったっていうので、いろんな要素が。
DUBが共通項だったみたいな。

高山:なるほどね。
そして4月23日にミニアルバム「For Bored Dancers」でTAMTAMはメジャーデビューするわけですが、これどんなことを意識した一枚になったんですか?

kuro:やっぱりTAMTAMいろんな音楽が好きなんですけど、それを詰めたというか、単純にレゲエのアーティストっていう感じで聴いていただけるかは、多分、そうではなくなってるかと思うんですけど、DUBとかレゲエとか意識せずに、良い曲だなと思って聴いてもらえるような曲が詰まってると思ってます。

高山:そうなんですよ。
なんか、力強いし、緊張感もあるのに、心地いい脱力感があって、なんかちょっとリラックスしながら聴けるんだけど、ちゃんとエッジが効いてるから、メリハリみたいな。

kuro:いやぁ、褒め上手ですね〜(笑)
嬉しいわぁ〜

高山:いや、だって私めっちゃ好き、ひと耳惚れっていうんですか?
したっていっても過言じゃないぐらい、きゃーなんてかっこいい!と思って。
エンディングに選ばれた時も正直嬉しかったです。

kuro:本当に?ありがとうございます。
そのリラックスはひょっとしたらカリブかもしれない(笑)

高山:そうですね。

kuro:さりげなく入ってるかもしれない。

高山:独特のリラックス感。
夜のリラックス感。
朝のリラックスっていうよりも、ちょっとクラブとかでリラックスとか、お酒飲みながらなんか脱力して気持ちいいなーっていう感覚と似てるのかもしれないですね。
TAMTAMのライブってどんな感じなんですか?

kuro:私がトランペットふいたり、で、やっぱりDUBバンドっていうところで頑張ってるので、DUBのPAさんっていうのがついてるんですよ。
後のほうにPAやってる人がいるんですけど、リアルタイムでディレイを飛ばしたり、リバーブをかけたり、空間的な演出なんかをやってるので、またCDと違う魅力が。

高山:まさに“ライブ”な音楽ですね。

kobayashi:リアルタイムな。

高山:それは生でしか味わえないと思うので。
私もまだTAMTAMさんのライブ観た事ないので、ぜひ!

kuro:ぜひ、来ていただいて、スピーカーの真ん前で。

高山:はい、揺れてみたいと思います。
そろそろお別れの時間になってきたのですが、その前にもう一曲紹介していただきたいのですが、この曲はどんな曲ですか?

kuro:さっき言った通り、私がイントロでトランペットをプップーと吹いてる曲で締めたいと思います。
「For Bored Dancers」の3曲目に入ってます。「シューゲイズ」

高山:今夜のDRAGON GATEはTAMTAMを代表してボーカルのkuroさん、ベースのkobayashiさんお迎えしました。
ありがとうございました〜!

二人:ありがとうございました!