本日のゲストは、plentyのお二人でした。
今回のアルバムが「re (construction)」
再構築という意味の昔の曲を作り直すというコンセプトで
作られたアルバムだったのですがどういった経緯で
そのアルバムをつくることになったのか
曲作りはどうだったのかなど…
いろいろなお話が聞けて内容の濃ーいトークでした。

昔の曲を振り返るのがお笑いで言うと、
昔のネタを振り返ることと似ている部分があって
とても興味深かったです。
僕だったら何年も前のネタを作り直すのは
地獄でしかありません。(笑)

今回のplentyのアルバムは、昔の音源と
今の音源を聴き比べたりするのも面白いと思います。
ぜひチェックしてみてね♪

ありがとうございました!



芦沢ムネト





↓ 「plenty」とのトーク内容はコチラ ↓
【12/3 「plenty」 トーク】




芦沢ムネト(以下、芦沢):
今夜のゲスト、「plenty」のお2人です〜!
宜しくお願いします〜!!!

plenty:
お願いします〜!

芦沢:
自己紹介の方、お願い致します!

江沼郁弥(以下、江沼):
ボーカルの江沼です!

新田紀彰(以下、新田):
ベースの新田でーす。

芦沢:
宜しくお願いしますー!
「plenty」、今年は…
2ndアルバム「this」のリリース、
そして全国14カ所15公演のツアーと
ギッシリ詰まった一年だったと思うんですけれども…
振り返ってみてどんな一年でした?

江沼:
いやー、でもずっと音楽漬け。。。
アルバム出して、ツアーやって
で、今回のるアルバム『re(construction)』やって
あともう1個作ったんですよ。
だから…結構あっという間。。。

芦沢:
充実してたといえば充実してた?

江沼:
そうですねー!充実してました。
まぁ、気付いたら1年終わりかぁーみたいな(笑)

芦沢:
なるほどー
その1年を締めくくる1枚が
明日12月4日にリリースされるという事なんですけれども…
最初知らなかったんですけれども、
このアルバム、これまでリリースしてきた楽曲のリアレンジ!
要はもう一回作り直したって事でいいですか?

江沼:
そうですね!ま、そういう事ですね!!!

芦沢:
何故、このタイミングで昔の曲を
作り直すというか、
そういうコンセプトで始まったんでしょうか?

江沼:
何か、スタッフの方にやってみればって言われて。
以前は自分でアレンジしてなかったんですよ。
それで自分でするようになって。
そしたら「やってみたら?」みたいな話をもらって。
そんな事していいんですか!?っていう…(笑)

作り手としては凄い興味あるじゃないですか?

芦沢:
そうですよね!
何か自分であそことか
こういう風にいじったりしたいなみたいな?

江沼:
それで…「やります!」みたいな。

芦沢:
へー、そうなんですね。
新田さんは、その話聞いた時どう思いました?

新田:
あっ…イイっすね!

江沼:
適当だなー!仕事、仕事ー!!!(笑)

芦沢:
元々はどういう感じで曲は作ってたんですか?

江沼:
前は3人の3ピースバンドでやってて、
基本となる弾き語りでメロディがあってっていうのを
スタジオに入って、せーの!みたいな感じで
セッションでやってたんです。

芦沢:
じゃあ割とその場で、これイイねこうしようみたいな。

江沼:
そんな感じでやってたんですけど…
まぁ今、それが出来ないんで、構築するようになって。

芦沢:
見つめ直すところもあったりなんかしてって事ですよね?

江沼:
まぁ、全てにおいてですけどね。歌詞の書き方とか。

芦沢:
昔の作品を振り返るって…
僕、本職がお笑い芸人なんですけど
バンドでいう音楽が僕らにとっては“ネタ”なんですね。
昔のネタを振り返るって、結構恥ずかしかったりするんですけど
例えば、「このボケ…何で俺、入れたんだろ」みたいな
そういうのって音楽でもあるんですか?

江沼:
そういうのの連続ですね。。。

何か本当は、最初は楽しく好き勝手出来るのかなって思ってたら
凄い自分と見つめ直す時間になっちゃって…(笑)

「あぁ…コレ、やめたいなぁ」みたいな(笑)

芦沢:
あっ、意外としんどい所もあって?(笑)

江沼:
ストリングスとかが似合い過ぎてもつまらないし、
「コレ、ちょっと違うなぁ〜」とかもあったりして
「この曲入れたかったけど、ちょっと違うなー」とかもあって
こう…苦戦して、
「何でこういう歌詞書いたんだろう…」とか溜まって
ま、そういうのは1回手をつけたけどやめたりして
わーってやっていって。。。
ま、今振り返れば、凄い楽しかったんですけどね。
アレンジとかに時間かけたんで。
歌詞は変えないでやったんで。
それも結構貴重な経験で、凄い良かったですね。

芦沢:
新田さんとか詩を書かれてない方からするとどうですか?
「俺、こんなベースだったか?」とか。。。

新田:
あー…もう恥ずかしかったですね(笑)

芦沢:
そういうのはあるんですね!
こういうプレイだったけど
何てこの時こういう事したのかなとか。

新田:
あー…コレ、いらないなーとかありましたけどね(笑)

芦沢:
えー、やっぱあるんですね。
逆に、その時しか出来なかった事ってありました?

江沼:
あー…そういうのもありましたよね、発見というか。
音楽が好きで楽しくて
でも何か理論とか何も分からなくて…
感覚だけでやってたんだなっていうのが
今、こういうタイミングで分解してみるとよーく分かる。
何故、このコードなのかが全く意味が分からない(笑)

芦沢:
ははは…あー、なるほどね!(笑)

でも、それが良かったりなんて事も?

江沼:
いや、まぁ…そういう事なんでしょうね。
だからそのコードは生かしましたけど。
けど何でだろうって外してみたら、
何かあんま面白くない曲になっちゃったりとか。
ココとココの音、当たってるんだけど
外したら外したらで何か面白くないんだよなーって。

芦沢:
理論上ではおかしいハズなのに、
なのに、聴くとこっちの方がいいなみたいな。

江沼:
はい、だから…慣れちゃってるのか。。。
何か面白いなーって。

芦沢:
ははは…あ、面白かったんですね!(笑)

江沼:
結果、面白かったですよ(笑)

芦沢:
そもそもゼロから普段は曲を作るワケじゃないですか?
既にある曲に手を加える事に関してはどうでした???

江沼:
この作品を聴いて、元々知ってた人にも
面白いなって思ってもらえたらいいなと思って。
爆笑して欲しいんですよ。

芦沢:
えっえっえっ?爆笑???

江沼:
変な意味じゃなくて、
「あっ、こう来るの!?」っていう
色んなモノをホント無視してるし
こんなにストリングス入れた事もないし
メロディが凄いいっぱい入ってるし
おもしろいなっていう風に聴いてもらえればなって。

芦沢:
「interesting」な方ですね。
「funny」ではなく。

江沼:
あ、でもそれもありつつ(笑)
何か遊園地気分で聴いてくれたら
それがおもしろいんじゃないかなーって。

芦沢:
その当時のお2人の感覚と
今の感覚の違いを楽しむみたいな。
何か両方の楽しみ方が出来るんじゃないかな。

江沼:
歌も歌い直したしね。
前の方が自分の声、低いんですよね。

新田:
今の方が全然高いもんね。

芦沢:
声っていうのは、実際のキーですか?

江沼:
出音が前よりも高くなってる…
前、結構必死で歌ってたところが
割とすんなりパーンって出たり。
声自体、質感変わってるから。

まぁ、そこ気づく人…あんまいないか!(笑)

芦沢:
でもね、ちょっと声の質が前と違うなとは思いました!

実際、このアルバム作ってみて
出来上がり聴いた時どうでした?
想像した通りのアレンジになってた?

江沼:
爆笑しました(笑)

(一同爆笑)

芦沢:
爆笑っていうのは、何じゃこりゃっていう?

江沼:
いや、何かコレをやるのが楽しみだなっていう。
しかも普通にライブをやるってなっても
2パターンあるワケですよ。
コレを変化させてやるって滅茶苦茶楽しみじゃないですか。

芦沢:
ストリングス入れてライブってどうなんでしょうね。
僕何か、凄い緊張ししゃいそうですけどね…

(一同爆笑)

芦沢:
噛んじゃいましたけど(笑)

「じゃ、いきますね!」ってストリングスの人と合わせるって
今までにない感覚なんですもんね?

江沼:
まぁ、でも…1回
ストリングスの方とライブをした事あるんですけど
「いきますよー!」みたいな事はないですけどね(笑)

芦沢:
「ここもっとグワーっといって下さい!」みたいなのは?

江沼:
あ!リハの時はあります。てか、そんなんばっかで。
「ここバーンときたんで、バーンで!」
「バーンでガーンでドーンで!」みたいな(笑)

(一同爆笑)

芦沢:
その風景ちょっと見てみたいですけどね(笑)

今夜のゲスト、「plenty」のお2人でした!
ありがとうございました!



↑濃い音楽トークでしたね!