SWING-Oさん、
はじめましてでしたが、その素敵なお声と
大きな包容力のある人柄になんだか
すっかり身を任せてしまう程楽しいお話がたくさん聴けました。
SWING-Oさんの音楽には、常にお酒があって
出会いや創作に繋がっているんですね。
気づけば会話中に今までのゲストさんの中で、
お酒というワードが出て来ましたが
私もお酒が大好きなのでとっても共感しました(笑)
今度はぜひ!生でその音楽にも酔いに行きたいと思います。
ありがとうございました。

高山都













↓ 「SWING-O」さんとのトーク内容はコチラ ↓
【10/29 「SWING-O」 トーク】




高山:今夜はこの方にお越しいただきました!

SWING-Oさん(以下、SWING-O):みなさんこんばんは!ソウル大学助教授を自称しております、SWING-Oです!

高山:はい、ということで、45トリオからSWING-Oさん、お迎えしました!よろしくお願いします!

SWING-O:よろしくお願いします。

高山:もうさっそくお話うかがっていきたいのですが、SWING-Oさん、素敵な声ですね。

SWING-O:まぁ、ね、DNAですけどね。

高山:もうなんかこう、うっとりしてしまうほど、思わず「わー素敵な声!」と思ったんですが。
ソウル大学助教授、というプロフィールは?

SWING-O:ちょっと面倒くさくてすいませんね。
准教授ですらないという、よくわかんない感じですけど。
ソウルっていう、なんかもう、哲学ですよね。
僕にとってはね。音楽だけじゃなくて。 
なんかそういうのを伝えていくのに、また俺のしゃべり方がいろんな人から先生、先生って言われるんで、じゃぁもう、助教授を自称してもらおう、というところで、ライブをやるときも、「ソウル大学助教授のSWING-Oです!」みたいなかんじで、ライブもやっているという感じですね。

高山:素敵!じゃぁいつかその講義とか聞けたりする日が来るとね。
まぁ今日もこれ特別講義みたいな感じですよね。

SWING-O:そうですね、出張でね。あの、臨時講師みたいな。

高山:じゃぁ、今日は、助教授、よろしくお願いします(笑)
45って、どんなバンドなんですか?

SWING-O :45という、僕のソロプロジェクトで、アルバムを既に3枚くらい出してるんですけどね。それが、基本トラックものだったんですよ。
で、ライブをやるために作ったのが45トリオですね。
で、ベースとドラムを入れて、いわゆるピアノトリオの編成なんですけど、いろいろヒップホップ的な要素やジャズやいろんなものを入れて、打ち込みもね、混ぜたりしたいので、ちょっと変わったライブをやってるんですけど。
そういう3人編成のバンドが45トリオですね。

高山:はい。そして、最近では、元cutman-boocheのキムウリョンさんとユニットを組まれて、キムウリョンと45トリオというね、ユニット。
かなりこれ、今話題になっていますが。

SWING-O:ですね。いい感じでね。
長崎のほうでも展開してあるよーとか友達から連絡きたりとか、いろんなところで置いてあるのが嬉しい感じですね。今ね。

高山:ユニットを組んだきっかけってどんなタイミングだったんですか?

SWING-O:これはもう一言でいうと“酒”ですね。

高山:酒!

SWING-O:酒を呑む機会はよくあったんですけど、たまにはサシで呑もうぜっていう。お互い興味を持ってたので。
じゃぁ、まぁ、呑むだけじゃあれだから何か作ろうかと。
で、ためしに1曲作ったらそれが2曲3曲4曲となり、あーもうアルバムにしちゃえ、出来ちゃいました!みたいな。

高山:なるほどー。
ちなみに、SWING-Oさんもすごくお酒がお好きと聞いたんですが。

SWING-O:好きですねー。

高山:どんなもの呑まれるんですか?

SWING-O:最近はスピリッツ系をよく呑んでますねー。
テキーラ、ラムや、ジンも呑みますけど、ペルノとかチンザノ、そこらへんはちょっとスピリッツとは違いますけど、そこらへんもね、ちょっと手を出しつつ、ロックで呑みながらうちで楽曲制作、みたいな。ははははっ。

高山:素晴らしい。なんかもう、すごくね、SWING-Oさんから色気だったり、大人の素敵な香りがしてくるんですけど。
じゃぁ、まずは、そのキムウリョンさんとのアルバムから一曲聴かせていただきたいのですが。

SWING-O:はい、では。プロモーションビデオも作っています、ぜひチェックしてみてください。楽曲は、「故郷のうしろ姿」



高山:お送りしたのは、キムウリョンと45トリオで「故郷のうしろ姿」でした。
いやぁ、なんか懐かしさとか日常感があるのに、そのふところにそのまま身を委ねたくなるような安心感があって。

SWING-O:素敵な感想ありがとうございます。

高山:それでいてすっごいオシャレで。

SWING-O:オシャレなね。感じもありますね。

高山:なんていうんですかね、このバランス感。

SWING-O:あの懐かしい感じっていうのも、織り込んではあるんですね。
70年代 の音楽がやっぱ大好きなんで。
この音楽がわかる人には、まぁ、おじさん、おばさんにはね。
あ、あれっぽい!とかね、ザ・バンドっぽいとかね、はっぴいえんどっぽいとかね、いろいろ多分思い浮かぶようなエッセンスはいっぱい入れてあるんです。
でもただ古くさいだけだと嫌なので、なんかその新しい要素や、キムウリョンていうシンガーがやっぱりね、歌、生で見るとまた分かると思うんですけど、めちゃくちゃいいんですよ。
僕はまだ、呑んでもしっかりしてるんですけど、彼はもう呑むとすぐ、財布なくす、いろんなものを。
ジャケットに写ってるようなね、大事なメガネまでこないだなくしちゃってね。

高山:あらー。ロックな方ですね(笑)

SWING-O:そうですね。人格的にはそういう呑まれる人なんですけど、歌わすと、やっぱり素晴らしい。曲も書かすと素晴らしい。
なんかそういうところがソウルだなぁと思ってね。
その彼と僕のセンスが合体して、いいマジックが起きた曲かな、って言う感じですね。

高山:そうですね。ジャンルが違うというか、ソウルなSWING-Oさん、そして45トリオさんと、まぁロックというか、その2組が合わさると、なんかまた全然ちがう可能性が広がった、っていう感じがしますね。

SWING-O:いろいろそういうコラボって、これまでも僕も、たとえば近藤房之助さんのアルバムをプロデュースさせてもらったりとか、そういうのもやったんですけど、ちょっと飛び越えて、傍目には飛び越えてるかもしれないんですけどね、ジャンル・垣根を。
でも、いざ話すとみんなね、通じ合えるんですよね。ミュージシャン同士は。
だからもうちょっと積極的にいろんな垣根を飛び越えるようなコラボレーション、音楽だけじゃなくね、いろいろやりたいなって思ってるところなんですね。

高山:でもほんとに、SWING-Oさんて、CharaさんやZEEBRAさんさかいゆうさんKREVAさんなどなど、もうジャンルを問わず、素晴らしいアーティストさん方に楽曲提供もされていますが、今回のアルバムの制作はどんな感じで行っていったんですか?

SWING-O:まぁ、飲みニケーションで作っていったわけですけど、自分が基本的な土台を彼に投げて、そしたら思わぬ面白い歌詞が帰ってきて、とかね、そういうキャッチボールをして作っていった形なんですけど、
先ほど名前があがったようなChara、ZEEBRA、さかい・・・いろいろね、そういうのは彼らが作るのを手伝うスタンスだったんですけど、今回はアーティスト名として僕の名前が入っているように、僕の提案に、僕がプロデュースするキムウリョンというボーカリスト、という感じですかね。

高山:なるほど。まぁじゃぁまた全然違ったフィールドな感じですかね。

SWING-O:そうですね。
だから、パスを受ける側か出す側かの違いで、今回は俺なりなパスを分かる人に分かると、伝わってくれると嬉しいなというパスを出してみました、という作品ですね。



高山:はい。そして、このアルバムにはカバー曲も3曲入っていますが、この選曲はどんな感じでされたんですか?

SWING-O:これもまた呑んでる時の・・・なんですけど(笑)

高山:もう、このキムウリョンと45トリオには、いつも、酒がね。酒とともに。

SWING-O:欠かせないですね。大事ですよ。
やっぱり、いろんな先輩方と話してても、酒によるつながりでできた作品って実際多いし、なかそういうのって大事に。
まぁ酒だけじゃないですけどね。

高山:なんかそういう場所もね、お酒ですごくお互いに向き合えたりとかね、裸になれたりとかね。

SWING-O:そう、ちょとシャイになりがちなのもね。ちょっと扉が開く瞬間てあるんで、なんかそういう形でね、いい距離感で酒とつき合って。なんか酒のスポンサー欲しくなってきた(笑)

高山:あははははっ!
ぜひ、スポンサーのみなさま、よろしくお願いします。
この(後ろで流れてる)「涙をふいて」もね、アルバムの最後に収録されてるんですけども、たまらなく、お酒冷蔵庫行って開けようかなって思っちゃうくらい・・・

SWING-O:この曲知ってました?

高山:昔聴いたことがあって、この原曲知ってたんですよ。
なんかどこかで聴いたことあるなーと思って、資料を見たら、あ、カバーだったんだ、って。

SWING-O :1982年くらいの曲で。

高山:あ、生まれた年だ。

SWING-O:コマーシャルでね、たしか使われてたと思うんですよ。それもお酒だったと思うんですけど
お酒の話ばっかりだな、今日(笑)

高山:呑みたくなってきますね。

SWING-O:誰か持ってこーい、みたいな(笑)

だから、僕が小学生くらいの時なんですけど、やっぱり小学生ながらに響いたんですよ、この土臭い曲が。テレビでかかってて。
で、アーティスト名は三好鉄生さんていうんですけど、そういう名前は知らないかもしれないけど曲は聴いたことあるっていう人はいると思うんで、それをちょっと、キムウリョンの声でカバーさせたら、この曲の再評価につながるんじゃないかな、なんて思ってセレクトしてみました。

高山:最高です。もう最高です。はい。ぜひ皆さんにもね、しっかりアルバムで聴いてもらいたいのですが、今後の予定なんですが、ツアーも始まるんですよね。

SWING-O:はい。来年の1月末からの予定なんですが、決まってる場所はいくつかあるんですが、まとめて発表しようと思うので、僕のホームページ(http://swing-o.info/)のほうで発表しますので、またそちらをチェックしていただければ、というくらいですかね。

高山:はい。もう絶対ね、これライブもお酒片手に気持ちよく、体揺らしながらね、聴けそうな空間になりそうなので。

SWING-O:はい、お酒呑めない人も酔えるようなライブを。

高山:ぜひね、音楽に酔いにね、来てほしいですね。

SWING-O:ですね。

高山:はい、ということで、お別れにもう一曲紹介していただきたいのですが、この曲はどんな曲ですか?

SWING-O:これは、キムウリョンが昔やっていたcutman-boocheというバンドがあるんですけど、そこでね、上手くアレンジを仕上げられなかったということでお蔵入りになっていたのを、僕がちょっと仕上げてみたという。
前向きなね、もう一度がんばってみようぜというメッセージを込めた曲です。

高山:この曲アルバムの1曲目に収録されていますね。
はい、ということで曲紹介お願いします。

SWING-O:キムウリョンと45トリオ、「Try Again」

高山:今夜のDRAGON GATEはキムウリョンと45トリオからSWING-Oさんお迎えしました。
ありがとうございました!

SWING-O:ありがとうございました!