オンエアレポート

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2024-07-11 久野遥子さん&山下敦弘さん

映画『化け猫あんずちゃん』で、監督をつとめた久野遥子さんと山下敦弘さんが初登場!

「久野遥子」さんは、2013年に多摩美術大学を卒業。
在学中に制作された短編アニメが、数々の賞を受賞。
アニメーション作家、イラストレーター、漫画家としてご活躍!

これまでに、岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」への参加や
Eテレ「おかあさんといっしょ」の人形劇「ガラピコぷ〜」
などを手がけています。

「山下敦弘」さんは、映画「リンダリンダリンダ」
「天然コケッコー」最近では「カラオケ行こ!」など
多くの映画作品のほかに、山田孝之さんのモキュメンタリー
「山田孝之の東京都北区赤羽」も話題になりました。

そんな、お二人が監督をつとめた
長編アニメーション映画『化け猫あんずちゃん』が
7月19日から公開されます!

原作は、いましろたかしさんの漫画。

映画は、今年5月の「カンヌ国際映画祭 監督週間」で
公式上映されたことでも話題になりました。

監督が二人?と思われたかもしれませんが…
この映画は、実写で撮影した映像からトレースをして
アニメーションにする「ロトスコープ」という手法で作られた作品。

日仏合作で、山下監督が、先に実写で映画を撮影し
久野さんがアニメーションを制作されました。



お寺のおしょーさんに拾われた子猫の「あんず」が大事に育てられ、気づけば30年以上も生き、37歳に!
いつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす、化け猫に…

そこに、喧嘩別れをしたままだった、おしょーさんの息子の哲也が11歳のひとり娘「かりん」を連れて帰ってきます。
が、またもや喧嘩をしてしまい、娘の「かりん」を寺に置いたまま去ってしまいます。 
淋しいかりんは、貧乏神に頼んで、死んだお母さんに会いに行くことに…


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化け猫の「あんずちゃん」の声と動きを
担当したのは森山未來さん。
「かりん」を演じたのは、13歳の五藤希愛さん。
「おしょーさん」を、音楽家・鈴木慶一さん!
慶一さんは映画の音楽も担当されました。

そして、かりんの父で、おしょーさんの息子の
「哲也」を青木崇高さん。
かりんの母の「柚季」を、市川実和子さんが演じています。

美雨さん
「アニメーションなんですけれど、動きや表情が元の映像が人間だから、当たり前なのかもしれないんですけど(アニメの動きが)本当に人間らしくて、これが実写とアニメの融合なんだなと。」

山下敦弘さん
「いつか実写とアニメを見比べてほしい。ちゃんと森山くんの芝居がアニメになっているので面白いと思います。」

美雨さん
「表情もそうですし、声が同じだからその人(役者さん)に見える。声が印象的な方々ばかりですね。」

山下敦弘さん
「アフレコじゃなくて現場の芝居の声を使っているので、普通のアニメとはちょっと違ったニュアンスにはなったと思います。」

美雨さん
「比べるのはどうなのかなとは思いますが、どちらの方法がアニメーションを作りやすいんですか?」

久野遥子さん
「私も今回、長編が初めてなので普通のアニメの作り方を知らないところはあるんですけれど、役者さんが演じていて、リアルタイムの声があると、動きとシンクロしたときに、すごく伝わる。お芝居がよく見えるなと、思いました。」

美雨さん
「独特な間合いがありますよね。それが元の演技の生きているところなのかと。」

山下敦弘さん
「そうですね。極力、お芝居の間合いはそんなに変えずに、そのままアニメにしているので、他のアニメとは少し違ったトーンになっているかな。」

美雨さん
「元の実写映像を特別に見せていただいたんですけれども、森山未来さんはネコ耳をつけて演じていらっしゃいましたね(笑)」


この作品を作るにあたって
ネコちゃんをお迎えしたという久野さん♬


◎7月14日から、いましろたかしさんの漫画の続編
『化け猫あんずちゃん 風雲編』がコミックDAYS で連載スタート!

◎「化け猫あんずちゃん展」
7月19日〜8月12日
東京・有楽町マルイで開催!

◎映画主題歌は佐藤千亜妃さんの『またたび』
7月19日に配信リリース♬

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