オンエアレポート

05
28
Tue

2024-05-28 高田漣さん

シンガーソングライターでギタリストの
高田漣さんをお迎えしました!


リアルフレンドでもある高田漣さんと美雨さん。
ふたりも参加した「あの素晴しい愛をもう一度 2024ver.」が
現在、配信されています!


この曲は5月31日から全国公開される
音楽ドキュメンタリー映画
『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』の
エンディングテーマ。

映画『トノバン』は日本の音楽史を変えた
人物とも言われる音楽家・加藤和彦さんに
フォーカスしたドキュメンタリー作品。

監督は「音響ハウス」でメガホンをとった
相原裕美さん。

映画では、ザ・フォーク・クルセダーズの
メンバーでもある、きたやまおさむさんをはじめ
サディスティック・ミカ・バンドの
高中正義さん、小原礼さん。
そして、高橋幸宏さん、坂本龍一さんら
加藤和彦さんと親交のあった音楽仲間や
関係者の目線で加藤和彦さんについて語られています。



美雨さん
「あの素晴しい愛をもう一度が
こんなにいい曲だったんだと(感じて)
耳なじみはあったけれど、歌ったら涙が出そうになって
不思議な感覚でしたね。
ずっと昔から知っていた曲に、出会い直したような
感覚がありました。
漣くんはどのように曲と向き合ったんですか?」

高田漣さん
「この曲に限らず、加藤さんの曲はシンプルで
それこそ美雨ちゃんが言うように耳なじみがあるけれど
演奏していて思うのは、所々にちょっとだけ
スパイスが入っている。
加藤さんは料理を作るのも好きだったから
その塩梅が絶妙で、いろんな要素を入れるわけじゃなく
ちょっとだけスパイスが効いていることによって
耳に引っかかるし、ずっと聴いていられるし
弾いていて楽しいと毎回思う。
そういう曲を、いつか書けたらいいなって
後輩として思う曲です。」

美雨さん
「例えば“あの素晴しい愛をもう一度”の
スパイスの部分はどの辺でしたか?」

高田漣さん
「一番はリズムとギターの絡みの面白さ。
すごくシンプルだけど、当時の加藤さんの
サウンドの肝になっていて、それが今の若者の
ある種のヒップホップを聴いたときのグルーヴ感と
同じような。何か転がっていくようなリズム感がある。
それが演奏していると心地いいんですよ。
決して早すぎず、決して遅すぎず。
ちょうどいい乗り物に乗っているような感じ。
その楽曲のリズムのことや、肝みたいなことは
映画の中でもちらっと言っているので、よろしければ
ご覧いただければ、その種明かしはあると思う。」

美雨さん
「ということは、やはりトノバンさんと
高橋幸宏さんの相性が本当に大事だったし
この曲の中でも重要な存在だったんだろうなと。
高橋幸宏さんが叩かれたドラムの音も
“素晴しい愛をもう一度2024 ver.”に入っていて
1971年のライブ音源から加藤和彦さんご自身の
ボーカルもミックスされています。
時代を超えて一曲になりましたね。」

高田漣さん
「レコーディングしているときに
幸宏さんのドラムだと高野寛さんから聞いて
なんていうのかな…
時空を超えてセッションしているような感じが
すごく嬉しかったですね。
久しぶりに共演した気がしました。」





◎ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家加藤和彦とその時代』の公開に先駆けて、5月22日には2枚組CD『The Works Of TONOBAN 〜加藤和彦作品集〜』がリリース!

◎7月には高田漣さんがバンマスをつとめる
加藤和彦さんのトリビュートコンサートも開催!

7月10日(水)
京都府・ロームシアター京都 メインホール 

7月15日(月)
東京都・Bunkamuraオーチャードホール

バンドメンバーは、漣さんのほかに
Drum 白根賢一さん
Bass伊賀航さん
Pfハタヤテツヤさん

そして、ゲストは小原礼さん、奥田民生さん
田島貴男さん、高野寛さん、ハンバートハンバート
GLIM SPANKY…そして、美雨さんも出演します!

◆音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家加藤和彦とその時代』公式サイト◆


<高田漣 LIVE>
5月31日(金)
東京都・吉祥寺 スターパインズカフェ

◆◆◆高田漣さん オフィシャルサイト◆◆◆