オンエアレポート

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02
Mon

2023-10-02 ドレスコーズ 志磨遼平さん

志磨遼平さんをお迎えしました。

前作「戀愛大全」から1年と経たずに
ニューアルバム『式日散花』が9月にリリース♬



9枚目となるオリジナル・アルバムのタイトルは
「式日」と「散花」をくっつけた志磨さんによる造語。

“お別れのセレモニー”という意味が込められているそうです。

志磨遼平さん
「今年、アートディレクターの信藤三雄さんが亡くなられて。
ドレスコーズの前にやっていた毛皮のマリーズの
デビューのときから信藤さんにアートディレクションを
ずっとお願いしていて。
美雨さんと初めて会ったのも
信藤さんが紹介してくれたんだよね。」

美雨さん
「毛皮のマリーズの最後のライブも
信藤さんと並んで観ました。」

志磨遼平さん
「“信藤さんっこ”だったから(笑)
こんなにお仕事でご一緒するなんて
昔は思っていなかった。
自分が好きだったアーティストのアルバムは
大体、信藤さんのデザイン。
自分は会う前からそういうクリエーションに
影響を受けていて、毎回アルバムができる度に
信藤さんのところに行って、今回どうしようかなって
いろんな写真集や画集、古いレコードとかを
引っ張り出してきながら、これいいねって
信藤さんに色んなことを教えてもらいながら
作っていました。
だから、亡くなったと聞いて、すぐに受け止められなくて。
その時に“最低なともだち”という曲ができて
その曲を取っ掛かりに、アルバムが徐々に
出来上がっていきました。」



美雨さん
「今年は、身近なところでお別れが沢山あって
逆にすぐに曲にするのが難しく感じているんですけど
志磨くんは、素直にそれが出てきましたか?」

志磨遼平さん
「なんだろう…悲しい感情もあるけれど
それを受け止められない、なぜお別れをしないといけないのか
すぐに理解できない、そういう曲ならできた。
だから、この感情はなんだろうと思ってびっくりした。
お悔やみの言葉や、偉大な人だったねとか
作品は残るねとか、そんなことを言っても…
なんか嫌なんだよね(笑)」

美雨さん
「そう、嫌なんだよ〜!って子どもに戻っちゃう(笑)
わかるなぁ。その気持ちを、曲にするのが
生きているアーティストだなって思います。」

志磨遼平さん
「去年末ぐらいから、好きなアーティストが
国内外問わず亡くなられて。
その人たちがいなくなるってことは
僕だけじゃなく、たくさんの人の胸に
ぽっかり穴が開いて、きっと喪失感がある。」

美雨さん
「深く影響を受けて、自分のルーツになっている存在が
亡くなっていく年代に差し掛かっているのかなと思う。
だから今まで経験してきた、身近な方が亡くなった感覚と
最近は、ちょっと違うんですよね。」

志磨遼平さん
「これが、もしかしたら初めて、大事な人を
亡くしたという経験だったかもしれない…
と思って、こんなアルバムができました。」




<LIVE>
◎the dresscodes TOUR2023『散花奏奏』

10月9日(月・祝)宮城・ SENDAI CLUB JUNK BOX からスタート!

福岡、岡山、愛知、大阪、北海道と続いて…

10月31日(火)東京・Zepp DiverCity

◆◆◆ドレスコーズ オフィシャルサイト◆◆◆



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2011年10月から美雨さんがディアフレンズの
パーソナリティを担当して12年が経ちました!

干支をひと回りしたことに、美雨さん本人も
スタッフも驚いております(笑)
これも聴いてくれているリスナーさんのおかげです。
ありがとうございます!

13年目の「坂本美雨のディアフレンズ」
引き続き、どうぞよろしくお願いします♪