オンエアレポート

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Wed

2023-01-25 森山開次さん

ダンサー・振付家・演出家の森山開次さんが登場!

東京・半蔵門のスタジオを飛び出して
美雨さんも出演している舞台
『星の王子さま サン=テクジュペリからの手紙』が上演中の
KAAT神奈川芸術劇場の楽屋からお届けしました!

この舞台は、選りすぐりのダンサーとアーティストが
ダンスで紡ぐ『星の王子さま』
セリフのない身体表現での内容となっています。

舞台の演出・振付をされたのが森山開次さん。

開次さんといえばTOKYO2020パラリンピックの
演出・チーフ振付を担当されるなど
世界的に活躍されています。

昨年の年末に行われた布袋寅泰さんのライブにも出演し
開次さんいわく“暴れまくった”そうです(笑)

2020年の公演の再演となる舞台
『星の王子さま サン=テクジュペリからの手紙』は
1月21日からKAAT神奈川芸術劇場で上演。

今回は再演ということで、新たに5人のダンサーが加わり
パワーアップした内容になっています。

森山開次さん
「星の王子さまは多くの人が知っている物語ですけれど
飛行士とはサン・テグジュペリの投影であるのは間違いない。
彼は元々飛行士であって、小説家でもあった。
飛行士の視点から生まれた物語なので
サン・テグジュペリの人生を、よりクロスさせながら
この舞台のなかでお届けしたかった。
“手紙”としているのは、彼自身が小説家で文章を
書いていたし、郵便飛行という手紙を届ける役割をしていた。
そういった意味ではサン・テグジュペリを語るなかで
“手紙”という要素がとても重要なワードだと
思って取り入れています。」


そして、美雨さんの役柄・コンスエロについてのお話も…

美雨さん
「前回の初演を作っていくなかで
段々と自分の立場とか、場面によって変わっていくけれど
このシーンでは母のようだったり
このシーンではすごく俯瞰で見守る存在だったり
もしくは、飛行士の妻として恋焦がれる気持ちだったり
コロコロ存在が変わっていくのが
とても面白かったし、思っていたよりも
自然になったんですよね。」

森山開次さん
「今回の再演で、美雨さんの存在の仕方が
圧倒的に変わったなと僕も感じていて。
包み込み方、入り方、声の広さ、豊かを体現してくださっている。
僕たちはダンサーは、たまに声を発するけれど
美雨さんの声に乗って踊っている。」

美雨さん
「この物語の中で観客や、今の現実の人間、社会と
この物語をつなげる役目でもあるなと
勝手に思っていたので、行き来ができるのはすごく面白い。
ファンタジーとしてだけ受け止めるのではなく
自分も皆さんにも体があって、自分の人生を生きていて
自分も関係があるんだと、感じてほしい。
それを、繋げられるのは、声かな…って。」

森山開次さん
「歌がうまければ、できるわけではなくて
美雨さんは歌の中でも体が踊っている。
そういうことができる人なんだと思います。」


1月29日までKAAT 神奈川芸術劇場で上演中!

2月4日・5日 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(中ホール)
2月 8日    広島・JMSアステールプラザホール
2月12日   熊本県立劇場 演劇ホール 

阿部海太郎さんが手がけた舞台の
オリジナル・サウンドトラックが2月15日に発売!
現在公演中の会場で先行発売中です♬