オンエアレポート

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Tue

2023-01-03 SUGIZOさん

昨日につづいてSUGIZOさんをお迎えしました♪

(※スタジオにはお雑煮が♬)


SUGIZO さんがこれまでにリリースされた
全てのシングルを網羅した3枚組のシングルベスト
『THE COMPLETE SINGLE COLLECTION』が
去年11月にリリースされました!

SUGIZOさん
「いわゆる自分のスタイルや、音楽のアジャストに
悩んでいたのは最初期だけですね
Disc1の6曲目まで。
7曲目以降は完全に振り切って、自分のやり方で
自分の求めているスタイルを提示できている感じがあります。」

美雨さん
「最初の頃は、SUGIZOさんがこういう音楽を聴いて
こういう音楽を愛して育ってきたんだ僕は、
という要素がたくさん入っていて。
そういうミュージシャンの方々も参加している。
それも正直ですし、愛おしい。」

SUGIZOさん
「今となっては20代の自分が愛おしい。
未消化だし、いろんなところが甘いけれど
本当に好きで表現したくてやっていたんだなって。
当時の自分が目の前にいたら一回ぶん殴って
その後にハグをしてやりたい感じですね(笑)
(中略)
暗中模索して挫折して、でも、本当に自分の
できることが見えた。
だから、簡単に成功していたら、多分、音楽に
対する愛情とか、音楽を続けられる感謝とか
尊さがわからないま50代になっていたかもしれない。
だから、こう見えても、すごく失敗してきているので
この作品は、自分の挫折と失敗の歴史なんですよ。
でも、そのあとにつかんできたものがあって
ラッキーなことにこの年になっても忙しく
音楽をさせていただけている。
結果的には感謝しかないです。」

美雨さん
「自分の好きなことを追求してきて
バンドでは求められる姿がちょっと違ったり
あるいは、ほんの一部分だけしか見せられなかったり。
そこのバランスは取れてきたんですか?」

SUGIZOさん
「正直、好きじゃないことも死ぬほどやっています。
やりたいことしかやってこられてない人っていうのは
ごく一部の本当にラッキーな人。
僕の場合は8割はやりたくなくてもやらざるを得ない。
2割は自分が愛することをやっている。
でもそれは、ごほうびでいいんじゃないかな。
音楽が自分の生業になっていることだけで
すごくありがたいことだし
例えば、サントラの作家として仕事をするときに
そこで本当に自分が表現したいスタイルとは
違うことを決定権がある人が要求してくることが
多々ある。サントラや舞台音楽をやってきたけれど
本当にこれでいいの?ということも
要求されたらそれを作らなきゃいけない。
でもそこで、自分が納得できる作品に引き上げられるのか
投げやりになっちゃうのか。
自分が本当に求めたこととは若干違うけれど
音楽として愛せるか、そこがすごく重要。
そういうところで鍛えられてきました。」

美雨さん
「それが自分の栄養になって返ってきますからね。」

SUGIZOさん
「ちゃんと学びになる。だからずっと勉強している。」

美雨さん
「やりたいことだけやっていたら
確かに、知らない世界は知らないままですもんね。」

SUGIZOさん
「疑問を持ったとき、もしくは自分の
キャパシティ外のものを要求されたり
生まなきゃいけない状況のときに踏ん張る。
そこから何か新しい扉が開くし、ケミストリーがうまれる。
それを繰り返してきた25年でしたね。」






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