オンエアレポート

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2022-09-28 渡辺貞夫さん

“世界のナベサダ” こと サックス奏者の渡辺貞夫さんを
お迎えしました!

現在、89歳の渡辺貞夫さん!
2021年には音楽活動70周年を迎えられました♬

渡辺貞夫さん
「高校を卒業する前に宇都宮でクラリネットを
吹いていたんですが、卒業してすぐに上京をしまして。
そこから70年みたいですね(笑)」

美雨さん
「サックスはいつから吹いていたんですか?」

渡辺貞夫さん
「上京したときには、日本製のタナベという
サキソフォンを親父に買ってもらいまして。
ただ僕が上京した当時はスイングジャズが
すごい人気で、ベニー・グッドマンが
クラリネットじゃないですか。
だから、クラリネットのほうが、仕事があったわけです。
そして上京して1年ぐらいで、サキソフォンを
吹くチャンスがあったんですけど、その前に
クラリネットが盗まれたこともあって。
それでサックスにうつったという感じでも
あるんですけれど(笑)」

美雨さん
「その頃のお仕事はライブが中心ですか?」

渡辺貞夫さん
「ライブばかりですね。当時は米軍に接収されて
いましたから、米軍キャンプとか
都内のクラブとか。あとはキャバレーもありました。
上京してすぐのときは、銀座・松坂屋の地下に
オアシスというダンスホールがありまして
そこで昼間はクラリネットでダンスミュージック。
そして、夜は銀座の並木通りのファンタジアという
キャバレーで演奏をして、結構忙しかったんです。」

美雨さん
「上京した当時は昼も夜も仕事だったんですね。」

渡辺貞夫さん
「仕事がオフの日は、夕方に東京駅の乗車口に行くと
仕事がほしいミュージシャンが集まっていて
そこにマネージャーが来て“クラリネット!”
“ピアノ!” “ドラム!”って即席のバンドができて。
トラックに乗せられて立川だとか厚木にある
米軍のキャンプに仕事に行きました。
東京駅と新宿駅南口は、仕事がほしいミュージシャンの
たまり場だったんです。」



1980年には、日本人ジャズミュージシャンとして
初めて日本武道館でコンサートを開催。

そして、日本だけではなく、海外のフェスやライブへの出演
海外ミュージシャンとの共演など
「世界のナベサダ」として、今なお多くのステージに
立たれています!

2021年11月には音楽生活70周年を記念して
開催されたコンサートのライブアルバム
『JAZZ & BOSSA – LIVE AT SUNTORY HALL』が発売。

そんな渡辺貞夫さんが率いるビッグバンドのライブが
12月4日に東京・Bunkamura オーチャードホールで
開催されます!

SHISEIDO presents
Christmas Gift vol.29
Sadao Watanabe Orchestra 「PEACE」

1995年に結成された渡辺貞夫のライフワークとも
言えるビッグバンド・プロジェクト。
今年は結成当初のレパートリーに加えて
昨年のコンサートで初めて披露した楽曲の中から
ベスト・セレクションを集めたコンサート!

2022年12月4日(日)17:00
Bunkamura オーチャードホール

渡辺貞夫 (alto sax)
Trumpet Section:西村浩二、奥村 晶、佐久間勲、岡崎好朗
Trombone Section:村田陽一、辻 冬樹、大浦時生、山城純子
Sax Section:吉田 治、近藤和彦、小池 修、竹野昌邦、竹村直哉
小野塚 晃(piano)
須川崇志(bass)
竹村一哲(drums)

※チケット発売中※
詳しくは→https://t-onkyo.co.jp/ticket/watanabesadao-xmasgift-vol29



◇◇◇渡辺貞夫さん オフィシャルサイト◇◇◇