オンエアレポート

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Thu

2022-08-25 いしわたり淳治さん

作詞家・音楽プロデューサーの
いしわたり淳治さんをお迎えしました!

番組には初登場ですが…いしわたりさんと
美雨さんは20年来のお付き合い。

お会いするのは久しぶりということで
話が尽きません!

1997年、ロックバンド「SUPERCAR」の
メンバーとしてデビュー。
楽曲のすべての作詞を担当。

2005年バンド解散後は、作詞家・音楽プロデューサーとして
Superfly「愛を込めて花束を」をはじめ
「Little Glee Monster」「矢沢永吉」さん
「布袋寅泰」さん、「JUJU」などなど
これまでに手がけられたのは700曲以上!

そんな、いしわたりさんがスーパーカー以来となる
音楽ユニット『THE BLACKBAND』を
去年、結成されました!

バンドメンバーは、いしわたりさんと同じ音楽職人!

「二千花」でデビューされ、今は日向坂46などに
楽曲提供もしている「野村陽一郎」さん

そして、乃木坂46やmiletさんなどに楽曲提供をしている
作曲家でシンガーソングライターの「中村泰輔」さん。

結成からまもなく1年半!
7月1日には5作品目となるデジタルシングル
『なぞなぞ』が配信されました!

いしわたり淳治さん
「世の中の音楽の9割以上は、曲が先にあって
詞が先にある音楽は、歌心という意味では
仕上がりが全く別物。だから、詞を先に作った
音楽を作りたいと思っていたけれど
なかなかチャンスがなくて。
それなら自分でやるのはどうだろうと
2人に声をかけて、3人で組んで頑張って
バンド名を付けました(笑)

あとは、自分たちも45歳になって。
サブスクでなんでも聴けるのに同世代の話を
聞いていても、何を聴いたらわからないと。
(中略)
もちろん若者にも聴いてほしいけれど
同世代の人たちが背伸びをしなくても聴ける
新しい音楽。しかも、歌心と共にあったらいい。
僕は、口ずさんでもらったときが、音楽の最終形として
一番美しいと思っていて、誰かが暮らしの中で
ふとフレーズを口ずさんだときに
フレーズとシチュエーションが合致していたり
BGMになるような感じ。
最後は他人の口からこぼれて欲しい。
そういう瞬間を探し求めています。」



そして、2010年にリリースされた美雨さんの楽曲
いしわたりさん作詞、織田哲郎さん作曲の
「はじまりはじまり」についても♬

いしわたり淳治さん
「(当時のこと)すっごい覚えている!
OKが出なくて、7回ぐらい書いて。
でも、このときに初めてJ-POPを理解した。
それまでは若気もあったし
勢いでやれていたけれど
J-POPの洗礼を浴びたというか。
頭では、わかっているんだけど、できない
みたいなところをウロウロしているときに
モヤの向こう側まで行ったんだよね。
この曲のときに、もがいたから行けた。
人生のターニングポイントと言ってもいい。」




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ゲストのプライベートな一面にせまります!

Q.おうちにあるカセットテープは?

「ないです(笑)
CDプレイヤーもないし、レコードもない
全部データです。
(中略)
バンドを始めた頃は、まだアナログで
レコーディングもしていたから、もちろん
聴いていたのはカセットテープ。
バンドの曲に作詞するときは、左手で
巻き戻し・再生をして、右手でペンを持って
書いていました。だからiTunesがこの世に
出たときに頭出しがラク〜!と思いました(笑)」


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◎朝日新聞のデジタルマガジン「&M」
『いしわたり淳治のWORD HUNT』で連載中

去年12月には、連載をまとめたコラム集
【言葉にできない想いは本当にあるのか】
筑摩書房から発売!
https://www.chikumashobo.co.jp/special/ishiwatari/



『大人が嗜むヒットソング』雑誌『UOMO』で連載中

◇◇◇いしわたり淳治 オフィシャルサイト◇◇◇