オンエアレポート

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08
Thu

ゲストは…東儀秀樹さん


今日は、1年半ぶりの再来ディア!
東儀秀樹さんをお迎えしました〜!

東儀秀樹さんのNEW ALBUM「世界の歌」がリリースされました!
今作は、海外の名曲、誰もが知っている曲を東儀さんが雅楽の楽器で演奏されたアルバムです。
「前回は日本の歌だったじゃないですか。それで、内側を見たから外側を見てみようと思って。世界の歌って漠然としてるけど、時代に関係なく誰もが耳にしている定番中の定番であって。それってどんな人にも耳心地がいいから定番になるんだろうなと。その中でも篳篥で演奏したらきっと素敵だろうなというのを選びました。とにかく良い曲って無限にあるから、それを探してしまうと悩むだけなんだけど、結局あまり悩むことなく、ふっと身近に思いついたものをやればいいかなと。思いついたものは僕の中の旬なんじゃないかなと思って選んだのが14曲ですね。
ただ、篳篥という楽器は音域がすごく狭いからそれでこのメロディを表現しようと思うと、かなり限定されてきますね。あと篳篥に向いている曲っていうのを自然に僕は選んじゃいますね。」とお話されていました。

雅楽だけではなく、ピアノやチェロなど、様々な楽器をおひとりで演奏されている東儀さん。今回、初めて使った楽器があったそうで…
「Water is wideとか、アイリッシュの曲だからティンホイッスルっていう笛をやってみようかなと思って。ネットで買って、届いたその日に収録したんです(笑)やってみてできちゃったら楽しいじゃないって、あんまり悩まないで。篳篥って音をフイーンって上げ下げするんですけど、ティンホイッスルもそれが特徴なんですよ。口とか指の加減でそれをやるっていうのは僕には篳篥を吹いていたから、そういう味を出せたのかなと思って、録音は楽しかったですね。」とおっしゃっていました。

そして、後半では子育てのお話も伺いました。
「息子は今小学校4年生で、音楽大好きで、特に楽器はやってないんですけど。僕も雅楽師になりなさいって言うつもりもないし。好きなことをして充実して光ってもらいたいから。雅楽は代々やってきたものなんですけど、それだからっていう理由でやると、例えば音楽に向いていない人間がそれだけのためにやるのはすごく辛いと思うんですよね。他に向いているものがあるのに我慢しなければいけないのはもったいないから、僕が生きている間に決着つけようとは思わないんですよね。知識さえ残しておけば、例えば僕が死んでから10代くらいあとに、雅楽やってみようっていう人が現れたらいいんですよね。
子育てにあたっては、特にテーマ性はないんだけど、例えば大人の価値判断っていうのは既成概念でがちがちじゃないですか。子どもに委ねてみると、例えば絵を描いてみるのでも、像をピンクで描いてみたり。そこはこの色じゃないかとか、言っちゃうことがすごくもったいないんですね。子どもはちゃんと理由があってそうしたいんであって、ああピンクの像って素晴らしいなって大人がワクワクしてるだけで、子どもはワクワクできるんだなと。子どもの目線って、大人が忘れている物を思い出させてくれるんですよね。」とお話いただきました。

東儀秀樹さんのNEW ALBUM「世界の歌」は、
8月31日にリリースされています。

そして、現在古澤巌さん、cobaさんとのツアー中です。
詳しい情報は、
公式HPをご覧ください。