九州
定期観光バス、さつま特産ぐるめぐり号で行く、いちき串木野市の旅
バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。
12月30日のオンエアでは、JR九州バスの定期観光バスで行く、鹿児島の旅の後半をお届けしました。
近代日本の礎を築いた人たちに思いをはせる薩摩藩英国留学生記念館
12月30日のオンエアでは、JR九州バスの定期観光バスで行く、鹿児島の旅の後半をお届けしました。
今回の旅も前回に引き続き定期観光バスに乗車します。今回乗車するのは、“さつま特産ぐるめぐり号”。鹿児島市内を離れ、ちょっとだけディープな鹿児島を訪ねる旅です。
朝9時に鹿児島中央駅を出発したバスは南九州西回り自動車道を走って、いちき串木野市に向かいます。
朝9時に鹿児島中央駅を出発したバスは南九州西回り自動車道を走って、いちき串木野市に向かいます。
最初に訪れたのは、薩摩藩英国留学生記念館。東シナ海に面した小さな海辺の街にたたずむこの洋館は、幕末にこの場所から英国に渡った薩摩藩の留学生たちを記念して建てられました。
鎖国の時代に、いわば密航という形をとって英国に渡った留学生たち。苦労して渡ったからこそたくさんのものが得られ、実際に彼らの中から後世に名を残す人物が大勢輩出しています。
鎖国の時代に、いわば密航という形をとって英国に渡った留学生たち。苦労して渡ったからこそたくさんのものが得られ、実際に彼らの中から後世に名を残す人物が大勢輩出しています。
たとえば、近代大阪経済の父と言われる五代友厚、初代文部大臣であり一橋大学の創設にも携わった教育家・森有礼、カリフォルニアワインの発展に大きく寄与した実業家・長澤鼎、札幌の地で日本人による初めてのビール作りを手がけた村橋久成など、錚々たるメンバーが名を連ねています。
記念館を後にして、同じいちき串木野市にある濱田酒造の金山蔵へ。もともとは国内第4位の金の産出量を誇った串木野鉱山の坑道でしたが、現在はこちらの施設で焼酎や日本酒を醸造しています。
金を掘っていた坑道の奥にある、焼酎の仕込み蔵と熟成蔵を見学するためにはトロッコ列車に乗車します。この蔵では、坑道内で作られる芋焼酎、麦焼酎のほか、鹿児島県ではおよそ40年間作られてこなかった日本酒の醸造も始めました。
遠洋マグロ漁で栄えた街、いちき串木野市で昼食
昼食は、金山蔵からほど近い、海鮮マグロ家でいただきましょう。いちき串木野市は昔から遠洋マグロ漁で栄えた街です。現在も遠洋マグロ延縄漁船の在籍数は日本一。ふるさと納税の返礼品でもマグロがあるほどです。
昼食のあとは、近くにあるさつま揚げの工場、高浜蒲鉾へ。鹿児島では「つけあげ」と呼ばれています。このつけあげも鹿児島の言葉ではなく、元を正せば沖縄でチキアギーといわれる魚のすり身揚げが鹿児島に伝わり、「チキアギー」「ツキアギー」で、「つけあげ」になったと言われています。
そして、このツアーの最後の目的地は沈壽官窯。沈壽官とは、陶磁器の薩摩焼の名工のこと。秀吉の朝鮮出兵、つまり慶長の役のときに、島津義弘により陶工として朝鮮から連れてこられた沈氏の末裔で、今日に至るまで鹿児島の地で代々焼き物を続けてきた名家です。
【今回のバス旅で利用したのは?】
さつま特産ぐるめぐり号
さつま特産ぐるめぐり号
【バス旅の乗り方&乗り換え方法】
?鹿児島 周遊
◆乗車バス・・・定期観光バス「さつま特産ぐるめぐりコース」
◆のりば・・・・「鹿児島中央駅(東口9番のりば)」
※上記情報は2018年12月現在のものです。また、曜日・日程等により異なる場合があります。最新情報(ダイヤ、乗り場等)は各バス会社のWEBページをご確認ください。
?鹿児島 周遊
◆乗車バス・・・定期観光バス「さつま特産ぐるめぐりコース」
◆のりば・・・・「鹿児島中央駅(東口9番のりば)」
※上記情報は2018年12月現在のものです。また、曜日・日程等により異なる場合があります。最新情報(ダイヤ、乗り場等)は各バス会社のWEBページをご確認ください。
【オンエア楽曲一覧】
「カセットテープ」上白石萌音
「12/26以降の年末ソング」[ALEXANDROS]
「人生の扉」竹内まりや
「カセットテープ」上白石萌音
「12/26以降の年末ソング」[ALEXANDROS]
「人生の扉」竹内まりや
【高速バスはアプリで買える! スマホアプリ“バスもり!”とは】
http://www.busmori.jp/Concierge/lp/
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