バス旅の魅力を“音”で感じる番組「バス旅スト」。“バス旅スト”とは、普段住み慣れた街から遠く離れたあの場所へ、バスに揺られて自由気ままな旅をする人のことです。

7月22日のオンエアでは、北陸鉄道と新潟交通が共同運行する「金沢〜新潟線」で行く、金沢の旅の後編をお届けしました。

金沢の旅の後編では、金沢市内の中心部から北陸鉄道の路線バスに約30分ほど乗り、古い町並みの残る大野町にやってきました。お目当ては1911年創業の株式会社ヤマト醤油味噌が運営する「発酵食美人食堂」です。

全ての料理に発酵調味料を使っているという発酵食美人食堂。塩糀、醤油糀、甘酒などが調味料として使われています。発酵食品を摂り入れることで身体の腸内環境を整えて、体を腸から健康に、そしてお肌もキレイにというコンセプトで“美人食堂”という名前が付けられました。

糀由来の調味料で味付けされた発酵食美人ランチは、毎日限定50食（要予約）。
寝かせ玄米ご飯と味噌汁、地元食材を活かしたプレート7〜9品のランチは、季節に合わせて月替わりでメニューが変わるので何度来ても楽しめます。

魅力は食事だけではありません。糀蔵ガイド付きツアーや生味噌を使った即席お味噌汁づくりなどの体験プログラムも充実していますし、甘酒、ドレッシング、醤油など様々な商品のショッピングを楽しむことも出来ます。

ランチの後は市内中心部に戻り、金沢蓄音器館を訪問。

こちらには貴重な蓄音器およそ600台、SPレコードおよそ3万枚が収蔵されていて、日本でもトップクラスのコレクションといわれています。さらに毎日3回開催される「蓄音器聴き比べ」の時間に行けば、エジソンが発明した蝋管式蓄音器から昭和初期に活躍した大型高級蓄音器まで、実際にその音色を聴き比べることができます。

様々な形の蓄音機から聞こえてくる音は思いのほか大きくて、実にバラエティ豊か。まるでタイムスリップしたかのようです。

そして、番組では貴重な音源を紹介しましたが、金沢蓄音器館には普段は一般には公開していない歴史的音源も所蔵されています。肉声の入ったレコードは、政治家だけでも大隈重信、犬養毅、田中義一、井上準之助、若槻礼次郎、永井柳太郎、斉藤実など、軍人では東郷平八郎、東条英機、乃木希典など。それらのレコードは歴史的人物の人となりを伝えてくれるのです。

【今回のバス旅で利用したのは？】
金沢〜新潟線

【バス旅の乗り方＆乗り換え方法】
?香林坊 → 発酵美人食堂
◆乗車バス・・・「北鉄バス 路線バス」
◆のりば・・・・「香林坊 ?のりば」
◆おりば・・・・「大野」

?発酵美人食堂 → 金沢蓄音器館
◆乗車バス・・・「北鉄バス 路線バス」
◆のりば・・・・「大野」
◆おりば・・・・「武蔵ヶ辻」
※金沢蓄音器館まで徒歩700m程

※上記情報は2018年7月現在のものです。また、曜日・日程等により異なる場合があります。最新情報（ダイヤ、乗り場等）は各バス会社のWEBページをご確認ください。

●「北鉄バス」・・・北陸鉄道

【オンエア楽曲一覧】
「ありがとう」井上陽水奥田民生
「Stand Alone」久石 譲×麻衣
「虹」福山雅治

【高速バスはアプリで買える！　スマホアプリ“バスもり！”とは】
http://www.busmori.jp/Concierge/lp/