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2017.01.17
18:30 Skyrocket Company放送 LEVEL ー42
ここは地下42メートルに位置する地下鉄の駅。
複数の路線が乗り入れ、人の流れが絶えることはありません。
あなたも帰宅のため、ホームに入ってきた満員電車に乗り込もうとしています。
そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL −42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スカイロケットカンパニーでは、地下にいるときに災害に遭遇したら
どんな状態になって、どうすれば命を守ることができるのかを考えました。
地下42メートル。
実は、都営大江戸線の六本木駅の深さ。
地下およそ14階に相当し、
私達が普通に訪れることができる場所として東京で一番深いんです!
実は、地下は地震の揺れに対して比較的安全だとは言われています。
国土交通省の発表によると、きょうで発生から丸22年となった
震度7を観測した阪神淡路大震災では、神戸市内の3つの地下街が
いずれもほとんど被害なし。
東日本大震災でも、仙台駅前の地下通路は少しひび割れがあったものの
大きな被害はありませんでした。
ただ、落ちてくるもの・倒れてくるものには注意が必要なので
地下にいる時に限らず、大きな揺れを感じたときはとにかく
周りを一度見まわしましょう。
この時のポイントは【頭を守りながら】。
手首を内側にして、バッグや新聞雑誌で頭をしっかりと守って下さい。
手首を内側にするのは、落下物で血管を切らないようにするためです。
一方で、地下での大地震。
実は、揺れよりも怖いものが3つあります。
それが、【パニック】【火災】【水】。
それゆえに実は、地下からも速やかに避難した方が良いとされます。
まずは【パニック】。
閉じ込められる、逃げなくては!と、パニック状態で地上への出口に
殺到すると、同じような人達で将棋倒しになる恐れがあります。
また、地下は揺れが小さいと言うことを知っている地上の人達が
なだれ込んできて、巻き込まれると最悪の場合、圧死することも。
そして最もダメなのが、パニックになって、線路に降りて逃げること。
鉄道によっては、線路のすぐそばに高圧電流が流れていますし、
地下鉄の駅と駅の間に非常出口はありません。
まずは、落ち着いて、揺れが収まるのを待ちましょう。
2つ目に怖いものが【火災】。
地下鉄の駅にもいま飲食店などが入っていますね。
出火すると炎と共に、有害なガスが発生する可能性があります。
実はこの煙が危ない・・・一酸化炭素はごくわずかでも頭痛やめまい、
けいれんを引き起こします。
地下に排煙装置は設置されていますが、
停電や損傷で動かないことも考えられます。
ちなみに、『地下街』には法律上、60m間隔で非常口があります。
停電や断線で非常灯すら点かない場合は、スマホや携帯電話を
懐中電灯の代わりにして逃げましょう。
この時のポイントは、手で常に壁を触って、壁づたいに避難すること。
広くて暗い地下でも脱出できる可能性が高まります。
地下で火災に巻き込まれてしまった時に
知っておきたい避難の方法やコツについてご紹介しましょう。
女性は、火災が発生した際、
真っ先にストッキングやタイツを、破ってでも脱ぎましょう。
火が迫ったときにストッキングやタイツは一気に燃え広がるほか、
溶けて肌に密着して酷いやけどの原因となるそうです。
それから、ヒールの靴は素早い避難行動ができない。
覚悟を決めてヒールは折ります。
そして、煙を吸わないことが何より大切なポイント。
よく避難訓練でもおこないますが、タオルやハンカチ、
出来れば濡れたもので鼻と口を覆うこと。
そして、煙は空気より軽いので、なるべく姿勢を低くして避難する。
煙で周囲が見えない時は床や壁に手を当てて、這うように避難。
煙の充満する場所が短い距離であれば、
息を止めて一気に走り抜けます。
そして最後に、究極のサバイバル術です。
煙に巻かれてしまった!息が苦しい!こんな時は。
床から壁が立ち上がる「すみっこ」、または階段の「すみっこ」の空気を吸う。
実はここに、新鮮な空気が残っている場合があります。
そして最後が、【水】
首都直下地震での地下鉄や地下街では、出入り口だけでなく換気口などから
津波などによる水が入ってくることが考えられるんです。
津波の高さそのものはそんなに高くなかったとしても、
地震の揺れで堤防などが決壊して、辺り一面に水が流れ込んで来たら
当然、地下にも一気に浸水してきます。
また、東京は暗渠=地下にある川や水路が
多いですが、この水路などから水が流れ出してくることもあります。
そして、防災危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによると、
東京ではかつて地下水をくみ上げすぎて地盤沈下したので、
その後に取水制限をかけたんですが、
その結果いま、場所によっては地下水が
およそ40年前に比べて最大60mも上がってきているそうです。
そして地下水は普段、ポンプで排水していますが、
停電したら排水できなくなる。つまり地震の時に水没する恐れがあるんです。
さて、LEVEL −42=都営大江戸線・六本木駅の
災害対応についてもご紹介します。
東京都 交通局 総務部 安全対策推進課長の
酒井和則さんに伺いました。
六本木駅は2つの改札口があるので、2つの方向に分かれ、
揺れがおさまったことを確認したら、お客様を改札口までご案内する。
地震でエスカレーターやエレベーターが止まってしまう可能性があるので、
その場合は階段で約200段くらい、改札口まで上がって頂く。
災害なのでどこに危険箇所があるか分からないし、余震の可能性もあるが、
通常だと5〜6分で改札口のところまで行ける。
まずは落ち着いて行動して頂くのが大前提。
ただ階段での避難となると、高齢者や障害のある方には不安が残りますね。
高齢者や障害のある方は、
駅係員が救護しながら、場合によっては担架などで運ぶ形になります。
ただ係員の数も担架などの数も限られるため、
周囲の乗客の協力も得ながら進めたいとのこと。
だからこそ、自分自身が落ち着いて行動することがやはり大切ですね。
そして、都営大江戸線六本木駅の火災対策。
駅、列車も含めて燃えにくい構造、もしくは不燃性の
構造になっていて、自動火災報知器やスプリンクラーも設置されています。
万が一火災を発見した場合は、火元から離れて、火災報知器や
車両に備え付けられているインターホンで通報をしてくだい。
そして駅員の誘導に従って安全な場所に避難します。
電車の中で火災が発生したときは、できるだけ最寄り駅まで走行して、
駅の到着後に避難することに。
また電車の最も前の部分と最も後ろの部分には扉がついていて、
万が一の時は車外に避難することが出来ます。
そして都営大江戸線六本木駅の浸水対策ですが・・・
実は、海抜に表すと六本木自体がプラス30メートル、
そのため駅の一番深いところでもマイナス10メートルなんです。
地形からすると、非常に浸水のリスクは低くなっています。
ただ、万が一に備えて出入り口には止水版が用意されていて
浸水時には構内に水が入らないように設置されます。
トンネル内にも防水扉があり、最小限の浸水被害となるよう工夫されています。
そして駅では帰宅困難者対策も進められています。
地下鉄の駅構内の安全が確認された場合、
自治体での一時滞在施設の開設までの間、駅の構内にとどまることができるよう、
都営地下鉄では全ての駅に飲料水や防寒用ブランケット、
簡易マットなどが用意されています。
あくまでも一時的ではありますが、
万が一の時に駅にも備えがあると思うと安心ですね。
都営大江戸線六本木駅で首都直下地震に見舞われたら・・・
?係員の指示に従って、二手に分かれて改札まで避難。
?エレベーターやエスカレーターがとまっていたら階段で避難。
?何よりも、まず落ち着いて行動!
この三点、是非覚えておいてくださいね。
放送後一週間は、番組はこちらからもお聴きいただけます。
複数の路線が乗り入れ、人の流れが絶えることはありません。
あなたも帰宅のため、ホームに入ってきた満員電車に乗り込もうとしています。
そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL −42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スカイロケットカンパニーでは、地下にいるときに災害に遭遇したら
どんな状態になって、どうすれば命を守ることができるのかを考えました。
地下42メートル。
実は、都営大江戸線の六本木駅の深さ。
地下およそ14階に相当し、
私達が普通に訪れることができる場所として東京で一番深いんです!
実は、地下は地震の揺れに対して比較的安全だとは言われています。
国土交通省の発表によると、きょうで発生から丸22年となった
震度7を観測した阪神淡路大震災では、神戸市内の3つの地下街が
いずれもほとんど被害なし。
東日本大震災でも、仙台駅前の地下通路は少しひび割れがあったものの
大きな被害はありませんでした。
ただ、落ちてくるもの・倒れてくるものには注意が必要なので
地下にいる時に限らず、大きな揺れを感じたときはとにかく
周りを一度見まわしましょう。
この時のポイントは【頭を守りながら】。
手首を内側にして、バッグや新聞雑誌で頭をしっかりと守って下さい。
手首を内側にするのは、落下物で血管を切らないようにするためです。
一方で、地下での大地震。
実は、揺れよりも怖いものが3つあります。
それが、【パニック】【火災】【水】。
それゆえに実は、地下からも速やかに避難した方が良いとされます。
まずは【パニック】。
閉じ込められる、逃げなくては!と、パニック状態で地上への出口に
殺到すると、同じような人達で将棋倒しになる恐れがあります。
また、地下は揺れが小さいと言うことを知っている地上の人達が
なだれ込んできて、巻き込まれると最悪の場合、圧死することも。
そして最もダメなのが、パニックになって、線路に降りて逃げること。
鉄道によっては、線路のすぐそばに高圧電流が流れていますし、
地下鉄の駅と駅の間に非常出口はありません。
まずは、落ち着いて、揺れが収まるのを待ちましょう。
2つ目に怖いものが【火災】。
地下鉄の駅にもいま飲食店などが入っていますね。
出火すると炎と共に、有害なガスが発生する可能性があります。
実はこの煙が危ない・・・一酸化炭素はごくわずかでも頭痛やめまい、
けいれんを引き起こします。
地下に排煙装置は設置されていますが、
停電や損傷で動かないことも考えられます。
ちなみに、『地下街』には法律上、60m間隔で非常口があります。
停電や断線で非常灯すら点かない場合は、スマホや携帯電話を
懐中電灯の代わりにして逃げましょう。
この時のポイントは、手で常に壁を触って、壁づたいに避難すること。
広くて暗い地下でも脱出できる可能性が高まります。
地下で火災に巻き込まれてしまった時に
知っておきたい避難の方法やコツについてご紹介しましょう。
女性は、火災が発生した際、
真っ先にストッキングやタイツを、破ってでも脱ぎましょう。
火が迫ったときにストッキングやタイツは一気に燃え広がるほか、
溶けて肌に密着して酷いやけどの原因となるそうです。
それから、ヒールの靴は素早い避難行動ができない。
覚悟を決めてヒールは折ります。
そして、煙を吸わないことが何より大切なポイント。
よく避難訓練でもおこないますが、タオルやハンカチ、
出来れば濡れたもので鼻と口を覆うこと。
そして、煙は空気より軽いので、なるべく姿勢を低くして避難する。
煙で周囲が見えない時は床や壁に手を当てて、這うように避難。
煙の充満する場所が短い距離であれば、
息を止めて一気に走り抜けます。
そして最後に、究極のサバイバル術です。
煙に巻かれてしまった!息が苦しい!こんな時は。
床から壁が立ち上がる「すみっこ」、または階段の「すみっこ」の空気を吸う。
実はここに、新鮮な空気が残っている場合があります。
そして最後が、【水】
首都直下地震での地下鉄や地下街では、出入り口だけでなく換気口などから
津波などによる水が入ってくることが考えられるんです。
津波の高さそのものはそんなに高くなかったとしても、
地震の揺れで堤防などが決壊して、辺り一面に水が流れ込んで来たら
当然、地下にも一気に浸水してきます。
また、東京は暗渠=地下にある川や水路が
多いですが、この水路などから水が流れ出してくることもあります。
そして、防災危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによると、
東京ではかつて地下水をくみ上げすぎて地盤沈下したので、
その後に取水制限をかけたんですが、
その結果いま、場所によっては地下水が
およそ40年前に比べて最大60mも上がってきているそうです。
そして地下水は普段、ポンプで排水していますが、
停電したら排水できなくなる。つまり地震の時に水没する恐れがあるんです。
さて、LEVEL −42=都営大江戸線・六本木駅の
災害対応についてもご紹介します。
東京都 交通局 総務部 安全対策推進課長の
酒井和則さんに伺いました。
六本木駅は2つの改札口があるので、2つの方向に分かれ、
揺れがおさまったことを確認したら、お客様を改札口までご案内する。
地震でエスカレーターやエレベーターが止まってしまう可能性があるので、
その場合は階段で約200段くらい、改札口まで上がって頂く。
災害なのでどこに危険箇所があるか分からないし、余震の可能性もあるが、
通常だと5〜6分で改札口のところまで行ける。
まずは落ち着いて行動して頂くのが大前提。
ただ階段での避難となると、高齢者や障害のある方には不安が残りますね。
高齢者や障害のある方は、
駅係員が救護しながら、場合によっては担架などで運ぶ形になります。
ただ係員の数も担架などの数も限られるため、
周囲の乗客の協力も得ながら進めたいとのこと。
だからこそ、自分自身が落ち着いて行動することがやはり大切ですね。
そして、都営大江戸線六本木駅の火災対策。
駅、列車も含めて燃えにくい構造、もしくは不燃性の
構造になっていて、自動火災報知器やスプリンクラーも設置されています。
万が一火災を発見した場合は、火元から離れて、火災報知器や
車両に備え付けられているインターホンで通報をしてくだい。
そして駅員の誘導に従って安全な場所に避難します。
電車の中で火災が発生したときは、できるだけ最寄り駅まで走行して、
駅の到着後に避難することに。
また電車の最も前の部分と最も後ろの部分には扉がついていて、
万が一の時は車外に避難することが出来ます。
そして都営大江戸線六本木駅の浸水対策ですが・・・
実は、海抜に表すと六本木自体がプラス30メートル、
そのため駅の一番深いところでもマイナス10メートルなんです。
地形からすると、非常に浸水のリスクは低くなっています。
ただ、万が一に備えて出入り口には止水版が用意されていて
浸水時には構内に水が入らないように設置されます。
トンネル内にも防水扉があり、最小限の浸水被害となるよう工夫されています。
そして駅では帰宅困難者対策も進められています。
地下鉄の駅構内の安全が確認された場合、
自治体での一時滞在施設の開設までの間、駅の構内にとどまることができるよう、
都営地下鉄では全ての駅に飲料水や防寒用ブランケット、
簡易マットなどが用意されています。
あくまでも一時的ではありますが、
万が一の時に駅にも備えがあると思うと安心ですね。
都営大江戸線六本木駅で首都直下地震に見舞われたら・・・
?係員の指示に従って、二手に分かれて改札まで避難。
?エレベーターやエスカレーターがとまっていたら階段で避難。
?何よりも、まず落ち着いて行動!
この三点、是非覚えておいてくださいね。
放送後一週間は、番組はこちらからもお聴きいただけます。
2017.01.17
16:30 シンクロのシティ放送 LEVEL 1
ここは海抜1mの湾岸埋め立て地区。
東京オリンピック・パラリンピックを前に建設ラッシュに沸き、
大型商業施設には家族連れの姿も目立ちます。
あなたも大切な人と買い物に来ました。そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンクロのシティでは、高さ1m、海面とほぼ変わらない
高さの地区や、海面よりも低い地区での災害を考えます。
いま東京で満潮の時に海水面より低い土地【海抜ゼロメートル地帯】が
危ないと言われています。
まずは、首都直下地震の最新の被害想定からおさらいしておきましょう。
■そもそも首都直下地震と言うのは、ひとつの地震のことではない
関東地方で発生する可能性のある、震源や地震の規模が異なる
複数の地震の総称
■主に被害想定が発表されているのが、首都機能への影響が最大の
【都心南部直下でM7クラスの地震】が起きた場合
■政府の中央防災会議の想定では、発生する確率が30年間で70%
■東京都区部のほとんどが震度6強、一部では震度7。
■犠牲者は2万3000人、その7割が火災で命を落とす
(阪神淡路大震災の死者行方不明者6437人、8割が圧死)
■東京湾で津波が発生する可能性あり、東京都想定によると、
最も高い場合ではおよそ3m程度。
ただ東京では実は津波よりも、
台風や低気圧による【高潮】の方が、
波自体の高さは高いと想定されています。
高潮被害は昔から起きているので、
東京都では5mくらいまでを想定して堤防整備をおこなっています。
また東日本大震災を受けて、
堤防をより上部に、厚くする整備なども実施しているんです。
とはいえ地震の揺れで堤防や防潮堤が決壊したり、
津波が川を遡上するのを防ぐ水門が閉じないことも考えられます。
その時に甚大な被害を受けるのが、【海抜ゼロメートル地帯】。
例えば東京で最も被害が大きいとされるのが荒川沿いの江戸川区や
江東区、墨田区、葛飾区。中でも江戸川区は7割が海抜ゼロメートル。
これらの荒川沿いで浸水が想定されるエリア内には
およそ150万人が生活しています。
もし、堤防や護岸が決壊した場合・・・
茨城県の常総市で起きたような洪水が発生して、
場所によっては深さ2mも水没することに。
地下街や地下鉄にも当然、大量の水が流れ込んでいきます。
防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによると、
例えば東西線の東陽町駅近く地上車庫への出入り口や、
南砂町駅の東にある出入り口など、地下鉄が地上に出る場所から
水が入ってくる危険も。
津波が来なかったとしても、
満潮の時に堤防が地震の揺れで崩れたりしたら、
防水扉はあったとしても地下に簡単に
水が入ってきてしまうと言うことなんです。
その水は、地下鉄を水路として、
都内のあちこちに流れ込んでいくことも考えられます。
そこで特に海抜が低いエリアで
生活する人達が知っておく・備えておくべきことのひとつが、
浸水が想定される範囲から離れたところに避難する=広域避難。
家族と近くの避難場所で落ち合う約束をしている方もいるでしょうが、
そこがもしかしたら海抜ゼロメートル地帯で、浸水するかもしれない。
避難場所を事前に複数、家族と決めておくといいでしょう。
浸水した地区には水が引くまで10日以上など、長く帰れない可能性も。
海抜ゼロメートル地帯で生活している方は、
それも含めて備えを見直した方が良さそうです。
さて、LEVEL 1=湾岸エリアの東雲にあるショッピングセンター、
イオン東雲店の災害時の対応もご紹介します。
イオン東雲店は30代から40代のファミリー層を中心に、
1日1万人以上のお客さんが訪れる大型店舗。
イオン東雲店の防災上のリスクと、いざという時の対応について、
イオンリテール株式会社 南関東カンパニー
人事総務部 総務グループ 塙 智明さんに伺いました。
東雲店では海に近く、海抜1メートルほど。埋め立て地も多く、液状化の懸念も。
近隣の高層ビル等では大きな横揺れが続くことが予想される。
特に近隣はオフィスや工場も多く、帰宅困難者も多く発生すると思われる。
東雲店では店舗で液状化の懸念もあり、屋上への避難を第一に考えている。
店内放送を実施して、揺れがおさまった段階で被害状況を確認し、
そのあと避難誘導を行う。
イオン東雲店は2階建てで、屋上の駐車場は高さ約12メートル。
店舗にはオートスロープが設置されているので、
お年寄りや高齢者の方も階段を利用せず屋上まで避難することができます。
また車いすも用意されていますし、
従業員も定期的に避難誘導訓練を行っているそうです。
そして東雲店では、
帰宅困難者の一時避難場所にも屋上を活用することも想定していると
塙さんはお話しされています。
イオングループでは全国29カ所に、
避難用大型テントのバルーンシェルターを配備している。
例えば、熊本地震の際も社会問題化した車中泊に対して、
店舗の駐車場などにバルーンシェルターを拡張させ、
地域の皆様の一時的な避難場所を提供した。
東雲店でも帰宅困難者が十分考えられるので、
バルーンシェルターを避難場所の屋上に設置することが考えられる。
そして、イオンといえば食料品から生活用品まで揃いますから、
被災して物資がなくなってしまった際に、
一刻も早い営業の再開が求められますよね。
首都圏で大規模地震が発生した際には、
全国のイオンのネットワークを活用して、
物資を集中的に首都圏に流れるように調整するそうです。
実際、熊本地震が発生した際には、
多くの店舗で営業見合わせとなってしまったのですが、
店舗の駐車場を使って店頭販売を行うなど
いち早く営業を再開する取組が進められました。
ちなみに、TOKYO FMをはじめとするJFNグループと
イオンでは災害時の防災協定を結んでいます。
大規模災害が発生した時は、店舗の営業状況やバルーンシェルターの
開設状況などについて、TOKYO FMの放送でお伝えしていくことにも
なっています。店内でもTOKYO FMの放送を聞くこともできます。
是非覚えておいてくださいね。
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
東京オリンピック・パラリンピックを前に建設ラッシュに沸き、
大型商業施設には家族連れの姿も目立ちます。
あなたも大切な人と買い物に来ました。そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンクロのシティでは、高さ1m、海面とほぼ変わらない
高さの地区や、海面よりも低い地区での災害を考えます。
いま東京で満潮の時に海水面より低い土地【海抜ゼロメートル地帯】が
危ないと言われています。
まずは、首都直下地震の最新の被害想定からおさらいしておきましょう。
■そもそも首都直下地震と言うのは、ひとつの地震のことではない
関東地方で発生する可能性のある、震源や地震の規模が異なる
複数の地震の総称
■主に被害想定が発表されているのが、首都機能への影響が最大の
【都心南部直下でM7クラスの地震】が起きた場合
■政府の中央防災会議の想定では、発生する確率が30年間で70%
■東京都区部のほとんどが震度6強、一部では震度7。
■犠牲者は2万3000人、その7割が火災で命を落とす
(阪神淡路大震災の死者行方不明者6437人、8割が圧死)
■東京湾で津波が発生する可能性あり、東京都想定によると、
最も高い場合ではおよそ3m程度。
ただ東京では実は津波よりも、
台風や低気圧による【高潮】の方が、
波自体の高さは高いと想定されています。
高潮被害は昔から起きているので、
東京都では5mくらいまでを想定して堤防整備をおこなっています。
また東日本大震災を受けて、
堤防をより上部に、厚くする整備なども実施しているんです。
とはいえ地震の揺れで堤防や防潮堤が決壊したり、
津波が川を遡上するのを防ぐ水門が閉じないことも考えられます。
その時に甚大な被害を受けるのが、【海抜ゼロメートル地帯】。
例えば東京で最も被害が大きいとされるのが荒川沿いの江戸川区や
江東区、墨田区、葛飾区。中でも江戸川区は7割が海抜ゼロメートル。
これらの荒川沿いで浸水が想定されるエリア内には
およそ150万人が生活しています。
もし、堤防や護岸が決壊した場合・・・
茨城県の常総市で起きたような洪水が発生して、
場所によっては深さ2mも水没することに。
地下街や地下鉄にも当然、大量の水が流れ込んでいきます。
防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによると、
例えば東西線の東陽町駅近く地上車庫への出入り口や、
南砂町駅の東にある出入り口など、地下鉄が地上に出る場所から
水が入ってくる危険も。
津波が来なかったとしても、
満潮の時に堤防が地震の揺れで崩れたりしたら、
防水扉はあったとしても地下に簡単に
水が入ってきてしまうと言うことなんです。
その水は、地下鉄を水路として、
都内のあちこちに流れ込んでいくことも考えられます。
そこで特に海抜が低いエリアで
生活する人達が知っておく・備えておくべきことのひとつが、
浸水が想定される範囲から離れたところに避難する=広域避難。
家族と近くの避難場所で落ち合う約束をしている方もいるでしょうが、
そこがもしかしたら海抜ゼロメートル地帯で、浸水するかもしれない。
避難場所を事前に複数、家族と決めておくといいでしょう。
浸水した地区には水が引くまで10日以上など、長く帰れない可能性も。
海抜ゼロメートル地帯で生活している方は、
それも含めて備えを見直した方が良さそうです。
さて、LEVEL 1=湾岸エリアの東雲にあるショッピングセンター、
イオン東雲店の災害時の対応もご紹介します。
イオン東雲店は30代から40代のファミリー層を中心に、
1日1万人以上のお客さんが訪れる大型店舗。
イオン東雲店の防災上のリスクと、いざという時の対応について、
イオンリテール株式会社 南関東カンパニー
人事総務部 総務グループ 塙 智明さんに伺いました。
東雲店では海に近く、海抜1メートルほど。埋め立て地も多く、液状化の懸念も。
近隣の高層ビル等では大きな横揺れが続くことが予想される。
特に近隣はオフィスや工場も多く、帰宅困難者も多く発生すると思われる。
東雲店では店舗で液状化の懸念もあり、屋上への避難を第一に考えている。
店内放送を実施して、揺れがおさまった段階で被害状況を確認し、
そのあと避難誘導を行う。
イオン東雲店は2階建てで、屋上の駐車場は高さ約12メートル。
店舗にはオートスロープが設置されているので、
お年寄りや高齢者の方も階段を利用せず屋上まで避難することができます。
また車いすも用意されていますし、
従業員も定期的に避難誘導訓練を行っているそうです。
そして東雲店では、
帰宅困難者の一時避難場所にも屋上を活用することも想定していると
塙さんはお話しされています。
イオングループでは全国29カ所に、
避難用大型テントのバルーンシェルターを配備している。
例えば、熊本地震の際も社会問題化した車中泊に対して、
店舗の駐車場などにバルーンシェルターを拡張させ、
地域の皆様の一時的な避難場所を提供した。
東雲店でも帰宅困難者が十分考えられるので、
バルーンシェルターを避難場所の屋上に設置することが考えられる。
そして、イオンといえば食料品から生活用品まで揃いますから、
被災して物資がなくなってしまった際に、
一刻も早い営業の再開が求められますよね。
首都圏で大規模地震が発生した際には、
全国のイオンのネットワークを活用して、
物資を集中的に首都圏に流れるように調整するそうです。
実際、熊本地震が発生した際には、
多くの店舗で営業見合わせとなってしまったのですが、
店舗の駐車場を使って店頭販売を行うなど
いち早く営業を再開する取組が進められました。
ちなみに、TOKYO FMをはじめとするJFNグループと
イオンでは災害時の防災協定を結んでいます。
大規模災害が発生した時は、店舗の営業状況やバルーンシェルターの
開設状況などについて、TOKYO FMの放送でお伝えしていくことにも
なっています。店内でもTOKYO FMの放送を聞くこともできます。
是非覚えておいてくださいね。
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
2017.01.17
13:30 これから何する?放送 LEVEL68
ここは地上68メートルに位置する首都高台場線のレインボーブリッジ。
湾岸のビル群に少し目を奪われながらも、あなたは空を駆けるような気分で
車を走らせています。そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL 68
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これから、何する?」では、高さ68m=レインボーブリッジの高さ、
つまり運転中の地震について考えました。
一般的に、運転中は震度4で揺れに気が付いて、
震度5強以上で運転が困難になると言われています。
ハンドルが取られるような感覚になるので、
揺れを感じたら、まずはハザードランプを点けて、
車をゆっくりと道路の左側に停めましょう。
急ブレーキは絶対に踏まないで下さいね。
揺れが収まるまでは待機です。
その後は、走っている場所が一般道か高速かで対応が違います。
まずは、一般道の場合。
周りの状況を確認して、
もし車を動かせる場合は、空いている駐車場や
空き地に移動することがポイントです!
東日本大震災の時、都内の幹線道路が酷い渋滞で麻痺しましたが、
ああなると救急や消防も駆けつけることが出来ません。
幹線道路や大通りを空けておくことが、本当に大切です。
車を安全な所に停めたら、ラジオなどで情報収集を行なってください。
車は雨や風、寒さをしのげるので、落ち着いて次の行動を考えます。
ただし火災が迫ることもあるので、周囲には常に注意しておきましょう。
続いて、高速道路の場合。
一般的に高速では揺れの後は【ラジオなどで情報収集】と、
自分で状況を見極めるようにされています。
状況別の対応をお伝えします。
★もし、パーキングエリアやサービスエリアがすぐそばだったら、
移動してそこで様子をみる
★トンネルや橋の上を走っている場合、もう少しで抜けられそうだったら
そのまま走り切ってしまう
★トンネルの途中にいる時は、火災に巻き込まれることもあるので
素早く避難!非常口があるので、案内表示板を見ながら避難する
★山を貫通するようなトンネルの出入り口や崖のそばは、上から崩れて
来る可能性も・・・避けて停車
これは災害時の鉄則ですが、迷うくらいなら避難する。
空振りに終わっても結果的に命が助かればそれでOKです!
車を置いて避難するとき、心がけておきたいことは・・・
★車のエンジンは切って鍵は付けたまま、ドアはロックせずに避難
★ダッシュボードの上にメモを残しておくと、
あとで車の受け渡し作業が楽になるほか、安否情報にもつながります。
メモには、車を離れるときの日時と住所・氏名・連絡先を書いてください。
(ちなみに2014年から法律で、
災害時に緊急車両の通行の邪魔になる放置車両や
立ち往生した車両は、鍵がかかっていても、
車を下からすくい上げるような
特別な重機で移動させることができるようになりました。)
そして車には普段から食料や飲み水、薬や毛布といった非常用品を積んでおくと安心です!
さて、LEVEL 68=レインボーブリッジをはじめ
首都高を管轄する、首都高速道路株式会社の地震対策もお伝えします。
首都高といえばレインボーブリッジやベイブリッジなど「橋:橋脚」が多いですが
全線300キロ強ある中の約8割が橋脚で出来ています。
橋脚の安全性が、首都高全体の安全にもつながるといえますが、
首都直下地震など大規模地震に備えて、どのような対策がとられているか。
首都高速道路株式会社 保全・交通部 防災対策課 課長
吉種忠彦さんにお話を伺いました。
阪神淡路大震災の経験を踏まえ、同レベルの地震に耐えられるよう
「コンクリートで出来た橋脚」に対しては、鉄の板を外側から巻き付けて補強。
「鉄で出来ている橋脚」に対しては、橋脚内部に鉄製の補強部材を増設し補強。
こうした橋脚の耐震性の向上対策に関して、全ての橋脚で完了している。
全ての橋脚で、阪神淡路大震災レベルの地震に耐えられるように
補強が終わっているというのは、心強いですよね。
ただ、道路に小さな段差が発生し、
自動車や緊急車両が前に進めなくなることは考えられます。
そのため、段差が発生した際に速やかに埋められるよう、
土嚢などの備蓄や段差を修正する訓練に特に力を入れているということです。
いざ大地震が発生した時の対応は
震度に応じて、細かく対応が分かれていると吉種さんはおっしゃっていました。
震度4の地震が発生すると、通行止めはなし。
一般のお客様が走っている状態で、パトロールカーで全線の点検をする。
震度5弱になると、パトロールカーの点検と合わせて、
高架道路の下をずっと歩き、下から道路を見上げて損傷がないか点検。
5強は5弱のときの点検の体制が一緒だが、すぐに通行止めになり
入口が閉鎖される。
重要な点は、二次災害の防止のため、お客様各自の判断で動きだすのは
極力しないで頂きたい。パトロールカーで状況説明をしながら
パトロールカーが巡回するので、パトロールカーの指示に従って欲しい。
安全が確認された場所から、パトロールカーの避難誘導をする。
車両で避難が出来ないような状態になった場合は、徒歩で避難に。
その場合も、当社のパトロール員が指示をするので、従って欲しい。
首都直下地震などが起きた際、
首都高の出口の先が必ずしも安全とは限りません。
地震が起きたら、道路の左側にゆっくり停める。
そして、首都高上ではパトロールカーの指示に従うことを
忘れないでくださいね。
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
湾岸のビル群に少し目を奪われながらも、あなたは空を駆けるような気分で
車を走らせています。そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。ESCAPE FROM LEVEL 68
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これから、何する?」では、高さ68m=レインボーブリッジの高さ、
つまり運転中の地震について考えました。
一般的に、運転中は震度4で揺れに気が付いて、
震度5強以上で運転が困難になると言われています。
ハンドルが取られるような感覚になるので、
揺れを感じたら、まずはハザードランプを点けて、
車をゆっくりと道路の左側に停めましょう。
急ブレーキは絶対に踏まないで下さいね。
揺れが収まるまでは待機です。
その後は、走っている場所が一般道か高速かで対応が違います。
まずは、一般道の場合。
周りの状況を確認して、
もし車を動かせる場合は、空いている駐車場や
空き地に移動することがポイントです!
東日本大震災の時、都内の幹線道路が酷い渋滞で麻痺しましたが、
ああなると救急や消防も駆けつけることが出来ません。
幹線道路や大通りを空けておくことが、本当に大切です。
車を安全な所に停めたら、ラジオなどで情報収集を行なってください。
車は雨や風、寒さをしのげるので、落ち着いて次の行動を考えます。
ただし火災が迫ることもあるので、周囲には常に注意しておきましょう。
続いて、高速道路の場合。
一般的に高速では揺れの後は【ラジオなどで情報収集】と、
自分で状況を見極めるようにされています。
状況別の対応をお伝えします。
★もし、パーキングエリアやサービスエリアがすぐそばだったら、
移動してそこで様子をみる
★トンネルや橋の上を走っている場合、もう少しで抜けられそうだったら
そのまま走り切ってしまう
★トンネルの途中にいる時は、火災に巻き込まれることもあるので
素早く避難!非常口があるので、案内表示板を見ながら避難する
★山を貫通するようなトンネルの出入り口や崖のそばは、上から崩れて
来る可能性も・・・避けて停車
これは災害時の鉄則ですが、迷うくらいなら避難する。
空振りに終わっても結果的に命が助かればそれでOKです!
車を置いて避難するとき、心がけておきたいことは・・・
★車のエンジンは切って鍵は付けたまま、ドアはロックせずに避難
★ダッシュボードの上にメモを残しておくと、
あとで車の受け渡し作業が楽になるほか、安否情報にもつながります。
メモには、車を離れるときの日時と住所・氏名・連絡先を書いてください。
(ちなみに2014年から法律で、
災害時に緊急車両の通行の邪魔になる放置車両や
立ち往生した車両は、鍵がかかっていても、
車を下からすくい上げるような
特別な重機で移動させることができるようになりました。)
そして車には普段から食料や飲み水、薬や毛布といった非常用品を積んでおくと安心です!
さて、LEVEL 68=レインボーブリッジをはじめ
首都高を管轄する、首都高速道路株式会社の地震対策もお伝えします。
首都高といえばレインボーブリッジやベイブリッジなど「橋:橋脚」が多いですが
全線300キロ強ある中の約8割が橋脚で出来ています。
橋脚の安全性が、首都高全体の安全にもつながるといえますが、
首都直下地震など大規模地震に備えて、どのような対策がとられているか。
首都高速道路株式会社 保全・交通部 防災対策課 課長
吉種忠彦さんにお話を伺いました。
阪神淡路大震災の経験を踏まえ、同レベルの地震に耐えられるよう
「コンクリートで出来た橋脚」に対しては、鉄の板を外側から巻き付けて補強。
「鉄で出来ている橋脚」に対しては、橋脚内部に鉄製の補強部材を増設し補強。
こうした橋脚の耐震性の向上対策に関して、全ての橋脚で完了している。
全ての橋脚で、阪神淡路大震災レベルの地震に耐えられるように
補強が終わっているというのは、心強いですよね。
ただ、道路に小さな段差が発生し、
自動車や緊急車両が前に進めなくなることは考えられます。
そのため、段差が発生した際に速やかに埋められるよう、
土嚢などの備蓄や段差を修正する訓練に特に力を入れているということです。
いざ大地震が発生した時の対応は
震度に応じて、細かく対応が分かれていると吉種さんはおっしゃっていました。
震度4の地震が発生すると、通行止めはなし。
一般のお客様が走っている状態で、パトロールカーで全線の点検をする。
震度5弱になると、パトロールカーの点検と合わせて、
高架道路の下をずっと歩き、下から道路を見上げて損傷がないか点検。
5強は5弱のときの点検の体制が一緒だが、すぐに通行止めになり
入口が閉鎖される。
重要な点は、二次災害の防止のため、お客様各自の判断で動きだすのは
極力しないで頂きたい。パトロールカーで状況説明をしながら
パトロールカーが巡回するので、パトロールカーの指示に従って欲しい。
安全が確認された場所から、パトロールカーの避難誘導をする。
車両で避難が出来ないような状態になった場合は、徒歩で避難に。
その場合も、当社のパトロール員が指示をするので、従って欲しい。
首都直下地震などが起きた際、
首都高の出口の先が必ずしも安全とは限りません。
地震が起きたら、道路の左側にゆっくり停める。
そして、首都高上ではパトロールカーの指示に従うことを
忘れないでくださいね。
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
2017.01.17
11:30 LOVE CONNECTION 都市部での災害を考える
関東と関西、いずれも地域でも聞いて頂けるようになった
LOVE CONNECTIONでは、
大都市での災害について、都市防災が専門の
東京大学大学院 廣井悠 准教授をゲストにお招きし、
知っておきたいこと、備えておくべきことを伺いました。
22年前の阪神淡路大震災と、
今後30年に70%の確率で発生と想定される首都直下地震。
共通するのは【木造家屋密集地域】の問題です。
阪神大震災では、それほど強風ではなかったため
実は火災はそれほど広がらなかった、と廣井先生。
古い木造家屋などが倒壊した結果、圧死する人が
圧倒的に多かったのがこの震災の特徴でした。
一方で、首都直下地震が起きた時に強風だったら・・・
火災が拡大すると考えられる、のことです。
そのキーワードはやはり【木造家屋密集地域】。
ひとたび発生すると、火の回るスピードが非常に早く、
しかも道路が狭いので、消防の水が届きにくい。
消防能力を超えてしまうことが考えられるからなんです。
とにかく、一人ひとりが火災を起こさない。
これが、都市部の木密地域では何より大切ですね。
では、火災を起こさないために心がけておくべきこととは?
ひとつは、「通電火災」を防ぐこと。
発災直後は停電していたものの、
電力が復旧した際、絨毯の上に倒れていたヒーターなどが
再び熱や火を持つなどして火災になるのが、通電火災です。
阪神大震災でも、電気が復旧したあと
断続的に火災が発生しました。
この通電火災には感震ブレーカー
(簡単なものだと、ブレーカーに重りをつけて、
地震で揺れると重りが落下する力で
ブレーカーが落ちると言うもの)
の設置がお勧めです。
ホームセンターなどで
2000〜3000円で購入できます。
熊本地震では企業で18件の通電火災が発生しましたが
このうち、非常用電源設備で2件発生しているので
企業の方は、必ず確認してほしいです。
初期消火するのが何より重要ですが、
その上で重要なのはどういう事でしょうか?
「逃げ時を見極める」ということです。
自分の身長または天井にまで火が達してしまうと、
自分で消火するのは難しいとされています。
「火を消す」→「命を守る」のモードに切り替えるのがポイント。
では、きょうできることとは?
3つあります。
?住宅倒壊で命を落とさないために、
耐震チェック/家具の固定/寝室の家具をずらす
?火災被害を減らすために、消火器をチェックするなど
環境が整っているか確認する
?避難場所の確認をする
津波は高い場所、火災は広い場所
HPなどで、どこに行けば命を守れるを確認する
早速、あなたもきょうからはじめませんか?
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
LOVE CONNECTIONでは、
大都市での災害について、都市防災が専門の
東京大学大学院 廣井悠 准教授をゲストにお招きし、
知っておきたいこと、備えておくべきことを伺いました。
22年前の阪神淡路大震災と、
今後30年に70%の確率で発生と想定される首都直下地震。
共通するのは【木造家屋密集地域】の問題です。
阪神大震災では、それほど強風ではなかったため
実は火災はそれほど広がらなかった、と廣井先生。
古い木造家屋などが倒壊した結果、圧死する人が
圧倒的に多かったのがこの震災の特徴でした。
一方で、首都直下地震が起きた時に強風だったら・・・
火災が拡大すると考えられる、のことです。
そのキーワードはやはり【木造家屋密集地域】。
ひとたび発生すると、火の回るスピードが非常に早く、
しかも道路が狭いので、消防の水が届きにくい。
消防能力を超えてしまうことが考えられるからなんです。
とにかく、一人ひとりが火災を起こさない。
これが、都市部の木密地域では何より大切ですね。
では、火災を起こさないために心がけておくべきこととは?
ひとつは、「通電火災」を防ぐこと。
発災直後は停電していたものの、
電力が復旧した際、絨毯の上に倒れていたヒーターなどが
再び熱や火を持つなどして火災になるのが、通電火災です。
阪神大震災でも、電気が復旧したあと
断続的に火災が発生しました。
この通電火災には感震ブレーカー
(簡単なものだと、ブレーカーに重りをつけて、
地震で揺れると重りが落下する力で
ブレーカーが落ちると言うもの)
の設置がお勧めです。
ホームセンターなどで
2000〜3000円で購入できます。
熊本地震では企業で18件の通電火災が発生しましたが
このうち、非常用電源設備で2件発生しているので
企業の方は、必ず確認してほしいです。
初期消火するのが何より重要ですが、
その上で重要なのはどういう事でしょうか?
「逃げ時を見極める」ということです。
自分の身長または天井にまで火が達してしまうと、
自分で消火するのは難しいとされています。
「火を消す」→「命を守る」のモードに切り替えるのがポイント。
では、きょうできることとは?
3つあります。
?住宅倒壊で命を落とさないために、
耐震チェック/家具の固定/寝室の家具をずらす
?火災被害を減らすために、消火器をチェックするなど
環境が整っているか確認する
?避難場所の確認をする
津波は高い場所、火災は広い場所
HPなどで、どこに行けば命を守れるを確認する
早速、あなたもきょうからはじめませんか?
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
2017.01.17
09:30 BLUE OCEAN放送 LEVEL 450
ここは地上450メートルの東京スカイツリー展望台。
どこまでも続く建物の海、ミニチュアのような東京の景色。
あなたは一面のガラス越しに見入っています。
そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。
ESCAPE FROM LEVEL 450
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
BLUE OCEANでは、超高層タワーやビルにいるときに
大地震に遭遇したらどんな状態になって、
そのときにどうすれば命を守ることができるのかを考えました。
地上450メートル。
実は東京スカイツリーの展望回廊の高さ。
私達が普通に訪れることができる場所として、
日本で一番高い!
このほか東京の超高層ビルとしては、
買い物や観光などで訪れそうな上位の場所・・・
こんな感じです。
東京ミッドタウン:248m、虎の門ヒルズ:247m
都庁第一庁舎:243m、池袋サンシャイン60:240m、
六本木ヒルズ:238m
なお、タワーマンションとして東京No1となるのが、
今夏に完成予定の「ザ・パークハウス西新宿タワー60」。
その名の通り60階建て(209m)です。
何メートルからが高層や超高層かと言う
明確な定義は実はありませんが、一般的には
高さ31m以上(マンションだと10階建てくらい)が高層、
60m以上(20階建てくらい)が超高層とされています。
東京では珍しくない高さです。
高層・超高層ビルは法律に則って、
大地震が起きても倒壊しないように建設されていますが、
『長周期地震動』という高層ビルならではの揺れも。
東日本大震災でも発生しました。
ゆっくり揺れるけれど、その分揺れ幅が大きくて、
しかも長いときには数十分間も揺れ続けるというもの。
建物が高いほど、揺れ幅も大きくなります。
そして、この長周期地震動。
政府が昨年10月、ある予測を発表しました。
相模湾から千葉県沖にかけての相模トラフ沿いで
M8クラスの大地震が発生した場合・・・
一例として東京都庁で、30階にあたる高さ100mでは
「2秒周期の揺れ」を感じると予測されています。
これはどう言うことか?
例えば船の揺れのように、
体がまず左に揺れ、右に揺れ、元に戻る。
これに2秒もかかる、ということです。
この時、固定していない家具は
1秒間に89センチの速さで動きます!
オフィスのコピー機は一般的に100キロを超えるので、
一瞬で押し潰される可能性もあります。
(※ちなみに、これは揺れ幅のことではありません。
新聞報道などで一部「揺れ幅89センチ」とされていますが
揺れ幅は地盤や地震の波の周期によって異なり、
一概に算定できません)
では、そんな高層・超高層ビルで命を守る方法です。
超高層ビルは長周期地震動以外にも、
地震のショックを敢えて揺れることで吸収する構造にも
なっているので、横揺れが大きい。
そんな中、置いているだけのものは
あちこちに動いて、引き出しの中の物も飛び出します。
地震の時はテーブル・机の下などに潜りましょうと
言われていますが、
高層階ではテーブルも一緒に滑って動いてしまうので、
ほとんど意味がありません。
それよりは、固定されている
丈夫なものに掴まることが大切です。
でも、固定されていて、掴まることが出来るもの・・・
意外と少ないのでは。
高層階のオフィスやタワーマンションでは、
壁に手すりを付けておくことが重要です。
船が激しく揺れている時のことを想像し、備えて下さい。
もし、超高層ビルやタワーの展望台などにいた場合は
一面窓ガラスということも考えられます。
超高層ビルなどは、より強いガラスの使用が義務化されている上、
割れづらい設計にもなっているんですが、
揺れたら万が一を考えて、窓際には近付かない。
ガラスが割れてけがをするだけでなく、
地上何百メートルから外に放り出される可能性もあります。
ちなみに、このビルは倒壊するかもしれない!という
目に見える印があります。
ビルの柱を見てください。
専門家によると、バツ印の大きな亀裂が入っていたら、
その柱はもう建物を支える力を失っている証拠だそうです。
必ず、すぐに別の建物に避難をしてください。
普段から、オフィスが高層階の方は普段から
コピー機などのキャスターはきちんとロックをかけておく。
タワーマンションの方は、突っ張り棒などは殆ど役に立たないので、
家具を壁にワイヤーや金具で固定する。
これが、命を守る重要なポイントです。
さて、LEVEL450=高さ450メートルに展望回廊がある
東京スカイツリーでの防災対策はどうなっているかも
ご紹介します。
展望回廊に行くためには、
350メートルの展望デッキでエレベーター乗換。
2個のエレベーターを乗り継ぎ。
展望回廊に到着すると一面ガラス張りの回廊になっていて、
東京の街を360度臨むことが出来ます。
それでは、この展望回廊にいるときに首都直下地震に襲われたら、
私たちはどのような行動をとればよいのか。
スカイツリーの耐震構造と、
いざ揺れた時に取るべき行動について
東武タワー スカイツリー株式会社 営業本部 運営部長の
山田耕太朗さんに伺いました。
スカイツリーは鉄で出来ている建物だが、
建物の中心には「心柱」と呼ぶコンクリートの部材がある。
地震が起きた時には、鉄とコンクリート、
それぞれ揺れる周期が違うので、
互いに揺れを抑え合うような働きが発生。
最大50%程度、揺れを低減するような効果を
生むように設計されている。
建物自体が非常に安全で頑強な作りになっている。
地震が起きたら、まずはその場でお客様に待機をして頂く。
エレベーターは安全を確保するために止まる。
運行再開後に、エレベーターで
地上階にご案内するということを想定。
ただ首都圏を大地震が襲った場合、
復旧手配がつかないことも想定される。
そういった場合は非常階段を使って地上階へ案内する手段も。
この心柱の内側、地震の時はもちろん、
風の影響などでも心柱が揺れることが。
そして、この心柱の内側に非常階段があります。
■非常階段は2つあって、地上まで降りるには大人で約1時間
■高齢の方や、障害のある方は原則
エレベーターが復旧するのを待って、エレベーターで避難。
万が一、復旧の目途が立たない時は、
非常階段内を降りられるような
特殊な車いすを用意している。
■スカイツリーは海外からの観光客も多く、
全体の約20%位を占める。
いざという時も海外観光客への避難誘導が必要になるが、
スカイツリーのスタッフの約3分の1の方が
英語・中国語・韓国語のいずれか、もしくは複数を
話すことが出来る。
彼らが海外のお客様に向けて避難誘導。
■地上から高さ340メートルの展望デッキにいくまでには50秒ほど。
展望デッキから展望回廊へは30秒ほどエレベーターでかかる。
■スカイツリーのエレベーターは、
大きな地震がくることを感知したり、実際に揺れを感じた際、
『非常着床階』という、一番近くで安全に待機出来る階で
止まるシステムを持っている。
■地上から450メートルの展望回廊まで、
非常着床階が何カ所か設けられている。
まずは非常着床階で待機して、係員が到着次第、
指示に従って、非常階段などで避難することになる。
と言うことで、スカイツリーで大規模地震に見舞われたら・・・
? 係員の指示のもと、原則はエレベーターで避難。
? 万が一、エレベーターが動かない際には、非常階段で地上まで避難。
? エレベーターで被災した際には、非常着床階で待機したあと、
係員の指示に従って、地上に避難。
・・・この三点、是非覚えておいてくださいね!
放送後一週間以内は、番組はこちらからもご確認いただけます。
どこまでも続く建物の海、ミニチュアのような東京の景色。
あなたは一面のガラス越しに見入っています。
そこに・・・震度7の大地震が発生!
生き延びるために。
ESCAPE FROM LEVEL 450
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
BLUE OCEANでは、超高層タワーやビルにいるときに
大地震に遭遇したらどんな状態になって、
そのときにどうすれば命を守ることができるのかを考えました。
地上450メートル。
実は東京スカイツリーの展望回廊の高さ。
私達が普通に訪れることができる場所として、
日本で一番高い!
このほか東京の超高層ビルとしては、
買い物や観光などで訪れそうな上位の場所・・・
こんな感じです。
東京ミッドタウン:248m、虎の門ヒルズ:247m
都庁第一庁舎:243m、池袋サンシャイン60:240m、
六本木ヒルズ:238m
なお、タワーマンションとして東京No1となるのが、
今夏に完成予定の「ザ・パークハウス西新宿タワー60」。
その名の通り60階建て(209m)です。
何メートルからが高層や超高層かと言う
明確な定義は実はありませんが、一般的には
高さ31m以上(マンションだと10階建てくらい)が高層、
60m以上(20階建てくらい)が超高層とされています。
東京では珍しくない高さです。
高層・超高層ビルは法律に則って、
大地震が起きても倒壊しないように建設されていますが、
『長周期地震動』という高層ビルならではの揺れも。
東日本大震災でも発生しました。
ゆっくり揺れるけれど、その分揺れ幅が大きくて、
しかも長いときには数十分間も揺れ続けるというもの。
建物が高いほど、揺れ幅も大きくなります。
そして、この長周期地震動。
政府が昨年10月、ある予測を発表しました。
相模湾から千葉県沖にかけての相模トラフ沿いで
M8クラスの大地震が発生した場合・・・
一例として東京都庁で、30階にあたる高さ100mでは
「2秒周期の揺れ」を感じると予測されています。
これはどう言うことか?
例えば船の揺れのように、
体がまず左に揺れ、右に揺れ、元に戻る。
これに2秒もかかる、ということです。
この時、固定していない家具は
1秒間に89センチの速さで動きます!
オフィスのコピー機は一般的に100キロを超えるので、
一瞬で押し潰される可能性もあります。
(※ちなみに、これは揺れ幅のことではありません。
新聞報道などで一部「揺れ幅89センチ」とされていますが
揺れ幅は地盤や地震の波の周期によって異なり、
一概に算定できません)
では、そんな高層・超高層ビルで命を守る方法です。
超高層ビルは長周期地震動以外にも、
地震のショックを敢えて揺れることで吸収する構造にも
なっているので、横揺れが大きい。
そんな中、置いているだけのものは
あちこちに動いて、引き出しの中の物も飛び出します。
地震の時はテーブル・机の下などに潜りましょうと
言われていますが、
高層階ではテーブルも一緒に滑って動いてしまうので、
ほとんど意味がありません。
それよりは、固定されている
丈夫なものに掴まることが大切です。
でも、固定されていて、掴まることが出来るもの・・・
意外と少ないのでは。
高層階のオフィスやタワーマンションでは、
壁に手すりを付けておくことが重要です。
船が激しく揺れている時のことを想像し、備えて下さい。
もし、超高層ビルやタワーの展望台などにいた場合は
一面窓ガラスということも考えられます。
超高層ビルなどは、より強いガラスの使用が義務化されている上、
割れづらい設計にもなっているんですが、
揺れたら万が一を考えて、窓際には近付かない。
ガラスが割れてけがをするだけでなく、
地上何百メートルから外に放り出される可能性もあります。
ちなみに、このビルは倒壊するかもしれない!という
目に見える印があります。
ビルの柱を見てください。
専門家によると、バツ印の大きな亀裂が入っていたら、
その柱はもう建物を支える力を失っている証拠だそうです。
必ず、すぐに別の建物に避難をしてください。
普段から、オフィスが高層階の方は普段から
コピー機などのキャスターはきちんとロックをかけておく。
タワーマンションの方は、突っ張り棒などは殆ど役に立たないので、
家具を壁にワイヤーや金具で固定する。
これが、命を守る重要なポイントです。
さて、LEVEL450=高さ450メートルに展望回廊がある
東京スカイツリーでの防災対策はどうなっているかも
ご紹介します。
展望回廊に行くためには、
350メートルの展望デッキでエレベーター乗換。
2個のエレベーターを乗り継ぎ。
展望回廊に到着すると一面ガラス張りの回廊になっていて、
東京の街を360度臨むことが出来ます。
それでは、この展望回廊にいるときに首都直下地震に襲われたら、
私たちはどのような行動をとればよいのか。
スカイツリーの耐震構造と、
いざ揺れた時に取るべき行動について
東武タワー スカイツリー株式会社 営業本部 運営部長の
山田耕太朗さんに伺いました。
スカイツリーは鉄で出来ている建物だが、
建物の中心には「心柱」と呼ぶコンクリートの部材がある。
地震が起きた時には、鉄とコンクリート、
それぞれ揺れる周期が違うので、
互いに揺れを抑え合うような働きが発生。
最大50%程度、揺れを低減するような効果を
生むように設計されている。
建物自体が非常に安全で頑強な作りになっている。
地震が起きたら、まずはその場でお客様に待機をして頂く。
エレベーターは安全を確保するために止まる。
運行再開後に、エレベーターで
地上階にご案内するということを想定。
ただ首都圏を大地震が襲った場合、
復旧手配がつかないことも想定される。
そういった場合は非常階段を使って地上階へ案内する手段も。
この心柱の内側、地震の時はもちろん、
風の影響などでも心柱が揺れることが。
そして、この心柱の内側に非常階段があります。
■非常階段は2つあって、地上まで降りるには大人で約1時間
■高齢の方や、障害のある方は原則
エレベーターが復旧するのを待って、エレベーターで避難。
万が一、復旧の目途が立たない時は、
非常階段内を降りられるような
特殊な車いすを用意している。
■スカイツリーは海外からの観光客も多く、
全体の約20%位を占める。
いざという時も海外観光客への避難誘導が必要になるが、
スカイツリーのスタッフの約3分の1の方が
英語・中国語・韓国語のいずれか、もしくは複数を
話すことが出来る。
彼らが海外のお客様に向けて避難誘導。
■地上から高さ340メートルの展望デッキにいくまでには50秒ほど。
展望デッキから展望回廊へは30秒ほどエレベーターでかかる。
■スカイツリーのエレベーターは、
大きな地震がくることを感知したり、実際に揺れを感じた際、
『非常着床階』という、一番近くで安全に待機出来る階で
止まるシステムを持っている。
■地上から450メートルの展望回廊まで、
非常着床階が何カ所か設けられている。
まずは非常着床階で待機して、係員が到着次第、
指示に従って、非常階段などで避難することになる。
と言うことで、スカイツリーで大規模地震に見舞われたら・・・
? 係員の指示のもと、原則はエレベーターで避難。
? 万が一、エレベーターが動かない際には、非常階段で地上まで避難。
? エレベーターで被災した際には、非常着床階で待機したあと、
係員の指示に従って、地上に避難。
・・・この三点、是非覚えておいてくださいね!
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