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2009年05月29日

編集者にとって湿布薬は必需品?!

この1週間は、原田真裕美さんの「魂サプリ」の発売、
CDブック「清春40X 4SEASONS〜Summer〜」トークパートの公開収録イベント、
忌野清志郎さんの絵本「ブーアの森」、
「地球音楽ライブラリー・忌野清志郎」の重版調整などなど、
いろいろな書籍の作業が重なって、ハヤシのスカスカ脳みそはチョイと混乱気味。

忌野さんの2冊については、やはり音楽史に残る偉大なアーティストの貴重な足跡
ということで注文が殺到し、現在品切れ状態でご迷惑をおかけしておりますが、
6月中旬には再び書店に並ぶと思いますので、もうしばしお待ちくださいませ。

さて、3月は森博嗣さんの「DOG&DOLL」、4月は「井上陽水FILE FROM 1969」、
5月は原田真裕美さんの「魂サプリ」と、担当書籍が3冊続けざまに発売となったのですが、
6〜8月はちょっと一息。その間は、他の編集者・コーコ嬢とショーちゃんに頑張って
もらいつつ、ハヤシは夏の終わりに発売予定の、某分野のアイドルさんの本と、
某シリーズ本の佳境に入ってきた作業を粛々と進行中。

その他、今年の下期の新しい書籍企画を固めたり、
TOKYO FM編成部員としての出版以外の仕事もなんやかんやあったりと、
ビンボー暇無し状態でございます。

そんな中、憧れの某作家さんたちとの仕事もいくつか決まり、
プライベートの時間では、その方々の作品を読む日々。
元々趣味でも大好きで読んでいたジャンルだし、
資料として会社のお金で買ったり他の出版社からいただいたものもあって、
基本的にはラッキー&ハッピーな気持ちなのですが、
あと何日でコレとコレを読破せねばならないなんて時だけは、ちょっと大変。
歳のせいで、ちっちゃな文字を追っかけていると肩がこってつらいので、
毎晩湿布薬のお世話になりながら、大好きな活字ワールドにどっぷり浸っている
ハヤシなのでした〜。

投稿者 ハヤシ : 11:51

2009年05月22日

「魂サプリ」の装丁

原田真裕美さんの「魂サプリ」、いよいよ明日(23日・土曜日)発売!
朝のワイド番組「Tapestry」(08年9月放送終了)のリスナーだった皆さんや、
原田さんのコミュニティに登録いただいていた皆さんには、
ホントーにお待たせしてしまいました。
内容については前回のコラムでご紹介しましたので、今回は装丁デザインのお話を。

新刊書籍を出版する際、事前に必ず取次社(本の卸屋さん的役割の会社)6社に、
「この本を出版しますので、書店に置いていただくよう手配をお願いします」と、
見本を持っていきます。
もちろん今回も「魂サプリ」の出来上がったばかりの見本を持っていったわけなのですが、
複数の取次社から、
「この装丁デザインはいいね〜」「内容もわかり易くて売れると思うよ」と、
褒めコトバをいくつもいただいたのです。
営業担当のニタンディー曰く、こんなに褒めていただくことはかなり珍しいとのこと。
嬉しいな〜♪

その褒めていただいたデザインがどんなんだかとご説明しますと、
サイズは新書サイズと、ちょっと小さめ。
厚さは432ページと、ちょっと厚め。
表紙は、白地にパステルカラーのほんわりした丸がいくつか浮かんでいるというデザイン。
表紙に書かれたタイトル、原田さんの名前、TOKYO FM出版の文字は銀色の箔押し。
表紙の裏はうっすらピンク色。
で、1番特長的なのが、本の上下の角が直角じゃなくて、丸く削ってあること。
それによって、とってもシンプルながらも可愛らしい感じに仕上がっているのです。
実はその分、かなりコストはかかっているのですが。(汗)
黄色い帯もバシっと目につくし、とってもとってもステキ。(自画自賛)

これらは、デザイナーのYさんや、編集を担当してもらったAさんとハヤシの3人で、
「原田さんの今までの本とはちょっと違う感じにしよう」
「常に側に置いておきたくなるようシンプルなデザインがいいね」
「角を丸くしたら可愛いんじゃない?」等々、あーでもない、こーでもないと
アイデアを出し合って、原田さんにもお伺いをたてながら決めたもの。
YさんもAさんもアイデア豊富な面白い人で、
その作業はとってもとっても楽しかったので、出来上がったものを褒めていただて、
本当に嬉しかったのです。
とは言え、本当の評価は書店に本が並んで、それをご覧になった皆さんが決めること。
お買い求めいただけるか、ドキドキでございます。

ひとつ残念なのは、ネットにアップされた表紙画像は、
色が薄くて亡霊のようにボヤ〜ンとしか見えず、ハヤシが熱弁した可愛さが
全く伝わらないこと。是非是非、書店で現物をご覧いただければ幸いです。
好評につき注文殺到中で、発売日前にして既に品薄状態になっているため、
もしお近くの書店に無かったら、書店員さんに
“原田真裕美さんの「魂サプリ」を注文したいです”とおっしゃってくださいまし。
おっしゃってちょうだい。
おっしゃってぇ〜〜〜〜!!
お友だちへのプレゼントにも最適ですよん。

投稿者 ハヤシ : 16:11

2009年05月15日

5月病に効く(?)「魂サプリ」

出版ハヤシ、誰も信じてくれないけれど、結構ナイーブ。
小さなことに悩んで、すぐに胃が痛くなるし、5月病にもなり易いタイプ。
今回は、そんなソーメン並みに細い神経と、ゾウリムシ並みの小さな心臓しか
持っていないハヤシの心に、パワーを注入してくれている本のご紹介デス。
それは、このコラムでチラっと予告し続けていた
原田真裕美さんの本「魂サプリ」(5月23日発売)。

原田真裕美さんは、オノ・ヨーコ氏ほか著名人の顧客も多いという
サイキック・カウンセラーの第一人者。著書も多数出しておられ、
そのどれもが売れているという、超人気者さんなのであります。
で、なぜにそんな人気者の本を出版できることになったかと言いますと、
TOKYO FMで昨年秋まで放送していた番組「Tapestry」のSNS「Tapestry Net」の中で、
原田さんが「魂サプリ24/7」というコミュニティを主宰されていたからなのです。
このコミュニティでは、ポジティブ・パワーを注入してくれる
原田さんのメッセージや、会員の方々からの悩み相談、それに対する答えなどが
毎日活発にカキコミされていました。
残念ながら昨年末に「Tapestry Net」は終了してしまったのですが、
会員の皆さんから惜しむ声も多かったため、
書籍版「魂サプリ」を刊行することになったのです。

「まぁでも、サイキックとかスピリチュアル系とか、そーゆー世界には興味無いからなぁ」
などと思われている方、ちょいと待たれよ! お待ちなされ!
実はハヤシも、もともとは非科学的な世界のことには疎い
超現実派タイプの人間なのですが、そんなハヤシが、営業トーク抜きにしてでも、
心の底からオススメできる1冊なのであります。
仕事に悩んでいる……
母親の呪縛から逃れられない……
職場の人間関係がこじれてしまった……
今の彼と結婚してもいいのかしら……
等々、誰でも悩んだり、困ったりする問題を抱えているもの。
そんな時にふとページをめくって原田さんのメッセージを読むと、
不思議と心が落ち着いて、ポジティブ・パワーがフツフツと沸いてくるといった、
まさに心のための「読むサプリ」がいっぱい詰まった本なのです。
いわゆる「自己啓発」ってヤツが、無理なく自然にできるっていう感じ。

ハヤシも、「魂サプリ」の編集作業に携わっている間に、とある仕事のことで行き詰まったり、
悩んで夜も眠れなくなることがあったのですが、そんな時にこのサプリを読むと、
心がスーっと楽になって、「がんばろう」って気になったのです。
これ、ホントに本当。

ゴールデンウィークが終わって5月病になりがちなこの季節、
心に「魂サプリ」を注入して、憂鬱な季節を乗り切るぞぉ、
乗り切るとも、乗り切ってやるぅ〜〜!
(↑やっぱりハヤシ、五月病なのか?)



投稿者 ハヤシ : 15:55 | コメント (0) | トラックバック

2009年05月08日

忌野清志郎さんの思いが詰まった絵本

まだまだゴールデンウィークが続いているという方もおられるかも知れませんが、
五月病にならぬよう、社会復帰の準備はお済みでしょうか?
……などと人の心配をしている前に、
自分はどーなのよ、大丈夫なの?と、突っ込んでみたり。

万が一、五月病になりかけたら、5月23日(土)発売予定の
原田真裕美さん著「魂サプリ」を読まれることを強く強くオススメ!!
この本の詳細についてはおってまたご紹介しますが(どれだけ引っ張るねん)、
今のうちにタイトルだけでもメモっておいてくださいねん。


さて、ゴールデンウィークの間に、ひとつだけ悲しいニュースがありました。
それは忌野清志郎さんの訃報。
TOKYO FMは清志郎さんには長年に渡って本当にお世話になっていて、関連書籍も
絵本「ブーアの森」、「地球音楽ライブラリー・忌野清志郎」の2冊を出版しています。

特に「ブーアの森」については、
TOKYO FMの環境活動・アースコンシャスに賛同してくださった清志郎さんが
せがわきりさん作の物語に絵を描きおろしてくださったという貴重な一冊。
美大を志したことがあるというだけあって、個性的な絵の数々は本当に素晴しく、
また、地球を大切にしたいというピュアな思いがそこかしこにたくさん詰まっていて、
見る人の心を打つものとなっています。

歌に数々のメッセージを込めていらっしゃったことはよく知られていますが、
絵本を通してもこんなにまっすぐなメッセージを伝えてくれていたんだと、
改めてその才能の大きさに驚かされること間違いありません。

絵本の第二弾、第三弾もいつか出版できたらなんて勝手に思っていたので、
ハヤシも本当に残念。
改めて心よりご冥福をお祈り申し上げます。



投稿者 ハヤシ : 12:27 | コメント (0) | トラックバック

2009年05月01日

帯コピー・虎の穴塾

出版ハヤシ、「井上陽水FILE FROM 1969」を
無事に世に送り出すことが出来、ホッとしたのもつかの間、
すぐ次に原田真裕美さん著「魂サプリ」の
発刊予定日が迫っていて、ドタバタドタバタ。

原田真裕美さんと言えば、ニューヨーク在住のサイキック・カウンセラーの
第一人者で、予約待ちがナント、5,000人だとか。
ひょえ〜〜。
オノ・ヨーコ氏をはじめとする有名人顧客も多いという、
普通だったらなかなかアポイントすら取ることが難しいようなお方なのに、
なぜ本を出版できることになったかと言いますと……

……というお話については、発売日が迫ってきたらお伝えするとして、
今回は新刊書籍にはかならず付いている「帯」のお話し。

デザイン的には表紙カバーが主役とすると、この「帯」は脇役的存在なので、
購入後は外してしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、本屋さんで目的無しに何か読みたい本を探す場合、
この「帯」に書かれているキャッチコピーが決め手になる場合も
多いのではないかと思います。

かく言う私も、「号泣必須の癒しの物語」とか「予測不可能、驚愕のどんでん返し」
なんて言葉につられて、本を買ってしまうこと多し。
そんな訳で編集者は、「どんなデザインにすれば目につくだろうか。
どんな文言を入れれば手にとってもらえるだろうか」ということに
相当頭を悩ませるのであります。

我がTOKYO FM出版でも、
うーーーん
うーーーん
と、産みの苦しみを味わいながら、なんとかいくつかのコピーを捻り出したら、
ひとまずナイトー部長に提出をします。

このナイトー部長とは、我がTOKYO FM出版が所属する編成部の部長。
ラジオ局の編成部長としては変り種で、もともと書籍編集やライター業が本業だった人。
だから、この帯コピーにはめちゃめちゃうるさいのです。
ハヤシは密かに、ナイトー部長のことを
「帯コピー・虎の穴塾」の塾長として恐れているほど。

だいたいいつも、捻り出したコピーを塾長に見せると、
「う〜んイマヒトツだね〜、もう少し考えてごらん」
などという優しい言葉ながらも厳しい回答が……(泣)
「大きな書店に行って、どんなコトバが書かれていたら
自分の目に留まるか見てきてごらん」
なんてアドバイスももらったり。
う、う、う……

その時はメゲるのですが、ナイトー塾長から
一発OKが出るようなキャッチコピーを考えられるようになるぞ!
と、日々闘志を燃やしているハヤシなのでした。


投稿者 ハヤシ : 12:26 | コメント (0) | トラックバック